2012 11月

写真/文   田原あゆみ

 
 
shoka
 
 
 
昔々
まだまだ素材の特徴も、お洗濯法も理解が足りなかった頃。
かなり思い切って買った、とても上品で着心地の良いヨーガンレールのウールの白いロングガウンコートを、町のセルフランドリーの大きなタンブラーで洗った。
ぎゅうぎゅうに詰め込んだ乾燥機で乾かしたあと、私は衝撃を受けた。
 
ロングコートは、半分に縮んでいたのだ。
 
何とも悲しい思い出だ。
しかしこのコートは、元があまりに良かったためハーフコートとしてその後かなり長いこと着ることが出来た。
もちろん最初の柔らかな風合いは無くなってしまったし、優雅さも消えてしまっていたけれど。
現在は寒い日の部屋着として健在だ。
 
 
同日一緒に洗ったふわふわのアンゴラのカシクールは、毛が潰れてからまり、輝くようなオーラが消えていた。
思い切りだけはあったが、知恵とお金が足りなかったあの日の衝撃は今でも私の中で生きている。
 
 
翌日職場にそのアンゴラのカシクールを着て行った。
職場の先輩は「おはよう~」といいながら視線は私の服に釘付け。
 
「あら、その服何だか長旅でくたびれ果てた犬みたくなっちゃったね」と。
 
 
表現力に長けた上司だった・・・・色んな意味で衝撃的な思い出だ。
 
 
 
 
洗濯にまつわる失敗は誰しも一つや二つはあるだろう。
 
妹が大事に着ていたセーターを、母が洗濯&乾燥機。
子ども服のように小さくなり、妹が母に文句を言ったら激しく逆切れされていた。
私は文句は言うまい、そう心に誓うほどの逆切れだった。
 
どうしようもないほどの縮み様に、「どうして洗濯かごに入れたのよ!」と、母も怒るしか無かったのだ。
 
みなさんも、家族の思い出の中に似たような経験は無いだろうか?
 
写真のヨーガン レールの赤いカットソーブラウスは、ウールの地にシルクの糸で手編みされた刺繍が丁寧に施されている。
もちろんドライクリーニング表示がついている。
直に肌につけずに、洗えるものを重ね着して極力クリーニングの回数を減らす工夫をするのは生活の知恵。
そして工夫がおしゃれにつながることも。
 
 
shoka
 
 
同じ刺繍でもこちらは、ミナ ペルホネンのランドリーのシリーズ。
お家でお洗濯出来る日常着として作られている。
 
手洗いモードにした洗濯機に、おしゃれ着洗い用の洗剤を入れて洗ったり、人によっては手洗いする人もいるだろう。
洗うと、刺繍の部分が少し収縮して布地からふっと立ち上がる。
そうすると刺繍に立体感が出て来て、洗うほどに表情が変わってくるのだ。
 
 
 
 
shoka
 
色違いの刺繍。
テキスタイルの名前は twins 。
一対の花達が揺れているような、降って来るような。
眺めているとそれぞれの花の表情がいきいきと語りかけてくる。
 
その静かなささやきに耳を澄ましたくなる。
 
 
 
shoka
 
前と後ろを紐で結んで切るエプロンドレスは、妊婦さんもかわいく着れそう。
 
 
「自分の着る物はお家で洗いたい」
やはりそう思っている人は多いと思う。
その希望を汲んで、minä perhonen Laundry のシリーズは生まれた。
 
現在Shoka:で開催している「日常着展」には、他にもランドリーの服が揃っている。
 
 
shoka
shoka
minä perhonen Laundry dress ” turk”
 
大きめのポケットと、丁寧に作られたボタンが気持ちをそそる。
着心地の良い綿素材。
 
冬は重ね着をして、春夏には一枚で。
 
ずっと、くたくたになるまで着たい。
そう思ってしまうような愛着の湧く布。
 
フィンランドの古都”Turk トゥルク”の、さわやかなでおおらかな風が表現されたストライプなのだそう。
 
 
その他のラインアップはこちらでどうぞ。
http://shoka-wind.com
 
 
 
 
 
こちらはお家で洗うのはまず止めた方が良さそうなカシミアのストール。
 
 
shoka
 
 
カシミアの毛はとても細くて繊細。
だからこそあの柔らかさと肌触りの良さ、暖かさがある。
 
ウールやカシミア等の動物性の繊維は、人の毛髪と同じようなキューティクルがあるのだそう。
摩擦が起こった時にはその鱗状の部分が絡み合い、互いにかみ合ってはなれにくくなることで毛玉が作られるのだとか。
 
 
なので、カシミアのストールアやニットを持っている方はその気持ちのよさを維持するの為に、摩擦には充分に気をつけてください。
ヘビ革やメッシュ素材のバッグを避け、すべすべしたものを持つことをお勧めします。
 
 
それでもやっぱり家で洗ってみたい。
クリーニング表示だって洗えるものはチャレンジしたいという強者は、こちらのサイトに洗濯方法が載っています。
自己責任を以て、どうぞ。
 
花王家事ナビ
 
 
ちなみに私もカシミアの大判のストールやニットも持っています。
ストールは使った後、室内に干してついた匂いや水分を飛ばします。
地肌に直につくことが少ないストールは、滅多にクリーニングに出すこともないです。
からっとしたお天気のよい日に、たまに短時間虫干しをします。
*あまり日に長時間あてると退色の原因となるのでご注意下さい*
 
臭いかな、とか、何だか重たい気がする洗いたいな、と思った時がクリーニング時、そう思っています。
 
 
shoka
 
同じ素材でも色が違うとこんなに表情が違います。
フリンジはどんな素材で作られていても、何だかかわいくて好きな人も多いはず。
このストールはARTS&SCIENCEの非常に使い勝手の良い、正方形のカシミアのストールです。
 
 
ARTS&SCIENCEは実は洗えるものを多く作っています。
ドライマークは非常に少なくて、一部の革製品やウール素材を除いて殆どが家庭でお洗濯出来る素材になっています。
 
「道具としての衣服」というコンセプトの元に作られた服たち。
スーツでさえも手洗い表示がほとんどです。
 
私もパンツを愛用していて、もう何度も洗いましたがかなりいい感じです。
今一番履いていいるパンツがARTS&SCIENCEのジョッパーズ。
このブランドの仕立てと素材の良さは、太鼓判を押せます。
 
 
こちらはその仲間のパンツとジャケット。
 
 
shoka
 
綿麻のヘリンボーンの織り地にカットソー素材の裾がついたニッカーズパンツ。
裾の部分を折り曲げて履くとまた全く感じが変わる。
 
洗うと風合いが増して肌になじんでゆく感触がいい。
 
重ねると暖かく、単体で着ると風通しのよい素材だ。
 
 
 
 
shoka
 
綿麻素材のネル。
ネル素材は私が子どもの頃にはパジャマでよく使われていた、思わず肌をすりよせたくなるような心地よさ。
 
そのネルをこんなにスタイリッシュにジャッケットにするところは、さすがARTS&SCIENCE。
シンプルで無駄の無い形は飽きがこない、日常着の定番になりそうだ。
 
 
 
軽い素材のいいところは脱いだ時に分かる。
 
shoka
 
軽いものは持っていて負担が少ない。
 
シワの目立たない柔らかさが既に備わっているのもいい。
 
 
shoka
 
 
ARTS&SCIENCEの縫製の良さを物語るのにもってこいの話しがある。
 
先日ARTS&SCIENCEの生デニムを購入して帰ったある友人の話しだ。
パートナーには内緒で買ったデニムを、何度か着た後に外で陰干しをしていたのだそう。
 
そこへ娘がやって来て、「パパが、おかあさんデニムを買ったのかな?って言っていたよ」。
 
ドキッ。
 
その後顔を合わせて聞かれた時につい、「もらったのよ~」、と言ったのだそう。
友人が太って一度も着ていないというデニムをもらったの。
と。
 
そうしたら、服に関して全くの音痴だと思われていたその旦那様は、
 
「これはとてもいいジーンズだよ。ほらみてご覧、この縫い目の所」
と、デニムの後ろポケットから股上のあたりを指差して説明しだしたそう。
 
「とても縫製がいいじゃないか。僕の持っている安物のデニムとは比べ物にもならないよ。大切に着た方がいいね」
 
 
そう言われて、嬉しくなった友人はShoka:へ報告に来てくれたのでした。
 
 
まだあったことの無い友人の旦那様の顔が見たくなるようないいお話。
ありがとうね、Kちゃん。
 
shoka
 
私自身は実はあまりデニムが着こなせなくて、自分らしく着こなしている人にとても憧れを感じてしまいます。
そんな私でももちろんデニムを3本持っています。
 
デニムほど世界中で愛されている日常着は無いでしょう。
履き込むほどに、自分の一部となるようなそんな衣服の代表といえるデニム。
 
この形はすっきりすらっとしていて、スタイルが良くみえるのが特徴だそうです。
もちろん、試着されたみなさんのスタイルも良かったのでしょう。
 
私も後でこっそり試着してみたいと思っています。
 
 
minä perhonenが出している always という名前のついたデニムたちも、日常を楽しく過ごせる形と素材。
ずっと履き込んでいるデニムを着てShoka:を訪ねてくれた、ある方はこんな風に履いていらっしゃいました。
 
 
 
 
shoka
 
大好きな形だからと3本同じものを持っているそう。
こちらは一番履き込んでいる3年もの。
嬉しそうにその心地の良さと、肌へのなじみ具合を説明してくれました。
 
 
私は何よりも、嬉しそうに楽しそうに話す彼女が一番素敵に見えたのでした。
 
 
自分の「好き」をより多く知っている人はしあわせだな、と思います。
しあわせな人が夢中になって自分の好きを話していると、その楽しさが伝染して来て、聞いている側までしあわせの魔法にかかってしまいます。
 
 
しあわせならなんどでも伝染りたいものです、ね。
 
 
 
 
 
shoka
 
さあ、今日も一杯のお茶をいただいて、お仕事開始。
誰かが自分のお気に入りと出会う姿を目撃したいと思います。
好きな服を着て、自分の心地よさを確保したら誰に会っても、どこへ行っても嬉しいもの。
 
お茶は、無農薬のレモンの果汁を搾ってハチミツを入れていただきました。
 
 
たまにゆったりとした時間に、お茶の時間を過ごせることもあるのです。
そんな時には比屋根(ひやごん)のオアシスShoka:でゆったりと休んで行ってくださいね。
 
 
 
 
 
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shoka
 
「日常着展」
12月2日(日)まで
 
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791
 
12:30~19:00

2012 11月

山之口 獏 カレンダー
 
2013年は、われらが誇るべき郷土の偉大な詩人山之口獏の没50年の年です。
没50年を記念して主題とした2013年カレンダーが発売されることになりました。
カレンダーには山之口獏の12編の詩と
獏の肖像画、詩の内容に合致した絵、
獏の詩碑の写真等が散りばめられております。
 
山之口 獏 カレンダー
 
山之口獏カレンダー
販売価格:1,050円(消費税込)
発売開始日:11月22日(木)
販売場所:
ジュンク堂書店那覇店(〒900-0013 沖縄県那覇市牧志1丁目19−29)
リウボウ・ブックセンター・リブロ(〒900-0015沖縄県那覇市久茂地1-1-1 パレットくもじ7F)
 
発行:山之口獏カレンダー制作事務局
 

2012 11月


 
日常使いの器をはじめ、シーサー、アクセサリーなど、南部を中心とした
陶芸家の作品販売。
焼き物を使ったカフェコーナーや、植木市も同時開催。
 
期間:2012年12月7(金)~12月9日(日)
時間:10:00~18:00
場所:道の駅いとまん 中央イベント広場
HP:www.yukura.jp
ブログ:http://yurariitoman.ti-da.net
 

2012 11月

IDEAにんべん
 
 
沖縄でいま、小さな店や農家、地域に関連した広告やデザインが元気だ。
 
読谷村のファーマーズマーケット「ゆんた市場」に行くと、紅豚もずバーガー、のぶおばぁの空豆チップス、楚辺ポーポーといった、素朴でありながら思わず手を伸ばしてしまうようなパッケージが並ぶ。
 
IDEAにんべん
 
読谷村特産の冬瓜を使ったレトルトカレー「カレーになりたいトウガンくん」は、とろりとした冬瓜の食感を楽しめるご当地カレーとして人気を集めている。使用しているのは県産冬瓜。意外な組み合わせのようだが、沖縄ではカレーに冬瓜を入れる家庭が少なくなく、給食にも登場するほど。手軽に沖縄の味を楽しめることから、土産品としての人気も高まっている。
 
 
地域の観光案内パンフレットにも秀逸なものが多い。
 
IDEAにんべん
 
「伊平屋島の旅地図」は、色彩豊かなイラストで島の魅力を紹介。
有名なムーンライトマラソン以外にも、「独特な地形が育む豊かな味。モズク、貝、米、玉ねぎ・・・がおいしい島」「三輪車で集落じゅうを行き交う。お年寄りが元気な島」といった、沖縄でも島民以外にはあまり知られていないような、伊平屋島へ足を運んでみたくなる情報が盛りだくさん。
 
「名護の観光案内」も楽しい。20ページに渡る内容豊富な一冊には、美しい自然、小さな商店、おいしい食べ物…住民の日常を切り取ったような写真が数多く掲載されており、「名護大探検ツアー」と銘打たれたページを見ながら、名護の隅々まで探索したくなる。このパンフレットは英語と中国語にも翻訳され、外国人の沖縄観光にも一役買っている。
 
 
これらすべてを手がけたのが、黒川真也さん、祐子さんのユニット、「IDEA にんべん」だ。
 
見るひとを惹き付ける広告やデザインは、どうやって生み出されているのか?
その裏側を伺った。
 
IDEAにんべん
 
– – – 入念な案出し、完成度の高い図案…。二人のきめ細やかな仕事。
 
IDEAにんべんの仕事は、その範疇が広いだけでなく、驚くほどに丁寧だ。
 
「トータルで関わるという感じでしょうか。
デザイナーさんにお願いする場合でも自分たちでディレクションし、企画もこちらで考えます。お客さんとのやりとりもすべてこちらが行います」
 
崎山酒造廠から味噌の商品開発を依頼された際も、入念に話し合いながら丁寧に進めていった。
 
まずはじめに用意したのは、方向性を探るシート。
 
「この時点では既存のものを参考にしながら、どんな形状を望まれているのかを、一緒に考えるようにしました。
例えば、コストを抑えるなら紙だけ巻きましょう、専用の保存容器を作りましょう、ビニールにいれて箱に入れましょう、手ぬぐいを作って巻きますか? というように。」
 
IDEA にんべん
 
IDEA にんべん
 
「そうすると、『売るときのことを考えると、箱に入れたいな』というような要望が話の中で徐々に出てくるわけです。そこで『では、箱をベースに考えていきます』と。
 
ここでいきなりデザイナーさんに入っていただけると僕らもラクではあるのですが、それでは手間がかかってしまう。デザイナーさんはデザインの一点に力を注がないといけないし、その方がより良いものができると思っているので、大概、どの仕事でもデザインの方向性は僕らの方で探ります。
 
すでに箱に入れることは決まったわけですから、次は箱のデザインの方向性を決めるわけです。
 
お客さんの話をしっかりと聞いたあと、僕らふたりでまず案出しをします。そしてその中から厳選した案をいくつかお客さんに提案するのです。」
 
真也さんが手描きしたサムネイル(完成形をイメージさせる画像や下描き)を見ると、そのクオリティの高さに驚く。
 
IDEAにんべん
 
IDEAにんべん
 
IDEAにんべん

 
「たとえば、薬膳味噌ということなので薬膳を前面に出したイメージでやりますか? おかみさんが作っているというイメージを出しますか? レトロなマッチ箱みたいなのはどうでしょう? 贈り物風にひもでしばったデザインは? という風に、サムネイルを見ていただいてイメージを膨らませていただきます。」 
 
次から次に出てくるデザイン案がどれも「このまま商品になるのでは?」と思うほど完成度が高く、またデザインも魅力的で目を見張る。私だったらこれがいいかなーなどと、思わず選びたくなってしまう楽しさがある。
 
しかし、IDEAにんべんの丁寧な仕事はここで終わりではない。
 
「最終的に、崎山酒造廠さんからは「薬膳味噌は特別な素材と造りが特別な味噌なので、昔ながらのクスリ袋をイメージしたものにして欲しい」と要望があり、方向性が決まりました。
デザインの方向性が決まったところで「じゃ、誰と一緒にこの先を進めていくか」ということになります。
 
いずれにしても、この人とやれば自分たちとかけ算になるような仕事ができるんじゃないかな~と思う方にお声がけしている気がします。どういう化学変化が起こるかワクワクするような方ですね。
それはデザイナーだけでなくカメラマンや絵を描いてくれる方など、どんな分野の方についても同じです。
 
そして上がってきたデザインを見て、書体や色を変えたりして何種類かのパターンを用意し、それを見ながらまたお客さんと話をしていきます」
 
IDEAにんべん
 
 
– – – 代理店より厳しい、家の中でのチェック。
 
一つ一つを丹念に、何事をも疎かにすることなく、沢山の可能性の中から最良を探るその姿勢に頭が下がるが、同様の仕事をしている人たちもみな同じような段取りで仕事にあたるのだろうか?
 
「他の方がどんな風にやっているかはわかりません。
でも、大阪の広告会社で働いていたときはチームで仕事にあたり、社内にデザイナーもコピーライターもたくさんいたので、個人がやる仕事の範疇はもっと限られていました。
 
だけど案出しはみんなでするんです。ここまで描き込みはしないけれど、案をどんどん出していくために、社内用のサムネイルはみんな何枚も手描きします。
それが楽しかったんですね。そうやって人の考えを聞けること自体がすごく面白かった。そういう切り口があるんだな〜とか、どうしてこんなことを思いつくんだろう?という風に、それぞれの切り口が千差万別なので本当に面白いんですよ。
案だしの段階では『バカじゃないの?!』と思われるような案が最終的に形になることもありますし。
 
実は僕、もともとは広告の仕事に進みたかったわけではないんです。新聞記者になりたかったんですよ。
でも、初めてブレスト会議(=ブレインストーミング:ダメだしをせず、自由奔放にアイデアを出す会議手法)を担当したときに、こりゃおもしろいやと。
 
今は家で同じことをしています。自由に案出しをした後しぼっていく」。
 
IDEAにんべん
 
– – – 読谷村役場の職員の熱意に感動して。
 
個人営業の店や宿、工房などとの仕事を多く手がけるが、大きい組織の仕事に携わることもある。
 
「組織が大きくなっても担当の人次第で物事は大きく変わると思います。大事なのは、どれだけ熱い気持ちを持っているか。
組織が大きいと悪い、小さいから良いとは全然思いません。発信する人の思いの深さがすごく大事なんです。
 
たとえば、いい味噌なんだということをみんなに伝えたいと思う気持ちと同じように、村のみんなが楽しく農産物を作るにはどうすればいいかを真剣に考えている人が読谷村役場にいて、そういう方から話を聞くと『じゃぁ一緒にやっていきましょう!』という気持ちになります。
 
でも、もしその方が『予算はこれだけだから、作れる物を作って』と言ったら、全然違うものができるような気がしますね。
 
だけど沖縄で出逢う人は、強い想いを持っていることがすごく多いなーと感じますね。
 
それは民間企業に限ったことではありません。 
公務員って悪い例え話として出されてしまうことが多い気がしますが、熱意を持って仕事に当たっている公務員の方から話を伺うこともすごく多いんです。
 
読谷村役場とのお仕事でカレーを作ったのですが、打ち合わせでカレーとは全然関係のない話題が出た際、『実はこういう話がでたときにと、企画考えてたんだ』と言いながらバッグの中から企画書を出した方がいて。『こういう機会があったら見てもらおうと思ってて〜』と。ほんとに!?って感じでびっくり。すごい熱意ですよね。
 
こんなに地域のことを考えた展開ができるひとが役場にいるということも嬉しかったですし、そういうひとたちと一緒に何かしていけるのは素晴らしいことだなーと強く思いました。
 
こういう方ってきっと、各組織、各市町村にいるんですよね、すごく熱い想いを持っているひとが。
ご本人たちは『僕らは日陰から応援するのが仕事だからー』とおっしゃったりするのですが、そういう方がもっと表に出てきて、もっと日が当たったらいいなーと思います。
 
公務員の仕事って実はすごく面白いと思うんですよ、動かせる規模も全然違いますし。公務員だからできることっていっぱいあるし、民間より公務員がやってくれたほうがいいこともいっぱいあるんじゃないかなーって」
 
 IDEAにんべん
 
– – – 地域を伝えるとき、何かに例える必要はない。
 
「地域の仕事というのは、やはりすごく面白いです。
今、とある島の仕事をしているんですが、依頼があった当初は僕らだけでなく周りの人もほとんどがその島に行ったことがなくて。
 
まずは見てきてと言われ、島に対する知識をほとんど持たないまま行きました。指示された場所を回りはしたのですが、一日目は一体何が面白いのかさっぱりわからず、『どうしよう、これじゃ企画が立てられないんじゃないか?でも、受けた以上は何かひねり出さないといけないし…』と途方に暮れました。
 
でも、そこから順番に人に会っていったことで、印象がガラリと変わったんです。
 
自分たちの島をなんとかしたいと思っているひとが実はいっぱいいて、『なんで俺たち発信できないんだよ!』と不満に感じている。そういう人に一人会うと、そこからどんどん繋がっていって、島の形がだんだん見えてきて…。
最終的には、『この島ってこんな面白いのに、どうしてみんな来ないんだろう?』と思うようになっていました。
 
初日には「どうしよう…」と感じた島が、光らせ方を変えるだけですごく面白い場所になっていく。僕らが実際に感じたことを、みなさんと共有できたら良いなと思っています。」
 
 
地域には、言葉を転換せずとも心に響く、ストレートな魅力があふれている。
祐子さんは次のように語る。
 
「世の中ではよく『付加価値を付ける』というようなことが言われますが、わたしはその言葉にはぴんときません。等身大にそのもののよさを伝える、という気もちでこの仕事をしています」
 
 IDEAにんべん
 
– – – 大手企業との仕事。次第に「なんか違うなぁ…」と。
 
2001年に沖縄に移住する前、黒川さん夫妻は大阪で広告会社に勤めていた。
 
「誰もが知っているような大手企業の仕事を主にやっていました。最初は本当に面白かったんですが、少しずつ自分が本当にやりたいことではないように感じることが出てきて。
 
きっかけは、とある会社とのお仕事でした。
当時、僕はまだ若くてアシスタントをやっていたので、いろんな人たちとチームになって仕事をしていたのですが、たまたま自分が直接担当となってクライアントさんとやりとりをしていいと言われたんです。
 
会社案内をリニューアルするという仕事だったのですが、それほど大きな会社ではないため広報部や宣伝部がなく、総務しかない。総務の担当者も印刷のことは何もわからないし、何から手をつけたらいいかもさっぱりという状態。そこで、『一緒に作っていきましょうね』と膝をつきあわせて考えていく作業をすることになったのですが、それがすごく楽しかったし面白かったんです。同じ一つのものを作るにしても、今までやってきたことと仕事の流れが全然違っていて。
 
お客さんと向き合い、じっくり話をしながら作っていく。自分はそういう仕事がやりたいんだなと感じ、そういう仕事ができる環境はどこかにないかな? 例えば地方に行けばあるんじゃないか、と思ったんです。組織が小さくなればなるほど、自分が求める仕事に出逢う可能性があるんじゃないかな?と。
 
また当時、会社がかなり忙しい状態が続いていて。過労がたたり、人がパタパタ倒れていっていて。
 
それで以前、那覇の広告代理店が出していた求人募集を見つけてコピーしていたことを思い出し、電話してみることにしたんです。」
 
一方、真也さんの会社の同期だった妻の祐子さんは、社内の別のチームで働いていた。
 

IDEAにんべん
 
「夫の部署とは異なり女性中心のチームだったので、雰囲気も全然違っていました。私が主に携わっていたのは、ホテルのPR誌や生命保険会社の冊子など編集の仕事。いずれも大手企業がクライアントの仕事が多かったのですが、5年くらい勤めていると、違和感を感じるときがあって。でも、その時はまだ原因が明確じゃなかったんです。
 
1990年代後半、食の安全について盛んに言われるようになってきたころ、ホテルから依頼された仕事で農家に取材に行ったことがあったんです。すると、その場所がすごく心地よくて。ホテルで豪華なディナーの取材をするよりも気持ちいいなと感じました。
 
私は奈良出身で、田畑の広がる風景がとてもきれいな明日香村や高取町に伯母や祖父母が住んでいたり、親戚のおばちゃんは農家だったりという環境で育ってきたので、今思えば自分のルーツから沸き起こった感情だったのかもしれません」
 
真也さんは電話をかけた那覇の広告代理店に採用が決定し、祐子さんと二人一緒に沖縄へ転居した。
 
IDEAにんべん
 
– – – 大阪以上によく働く…。沖縄の忙しさに驚き。 
 
二人は移住後すぐに独立はせず、別々の会社に就職した。
 
「何の関係性も築いていない土地で、いきなり独立するのは難しいと思ったんです」
 
忙しすぎる職場を辞めての転職だったが、沖縄の広告代理店は真也さんが想像していた以上に働きものがそろった会社だったと言う。
 
「一体いつ会社の電気を消すんだろう?というくらい、本当にみんな朝から晩まで働きづめ。沖縄に対するイメージががらっと変わりました。
 
また、同じ広告の仕事でも、携わる範囲が一気に広がりました。大阪にいたころは案を考えて描くことが仕事。沖縄でもコピーライターという肩書きで入社しましたが、デザイナーや営業がやる範疇の仕事だと思われることも任されました。任されたからにはやるしかないし、やらないとお客さんに迷惑をかけちゃう。
 
でも、それがすごく良い経験になったんです。任されていくうちに自然に色々な仕事を覚えることができて。あの時期がなかったら、今の自分はないと思います」
 
仕事は楽しく順調だったが、沖縄での生活も多忙を極めた真也さんは、次第に別の働き方を選択肢として考えるようになった。
 
IDEAにんべん
 
– – – いちばん大事なのは、夫婦一緒にご飯を食べること。 
 
「ふたりで暮らしてはいるけれど、顔を合わせることがほとんどなかったんです。僕が帰宅するころには寝てるし、彼女が起きる前には家を出ないといけないし、の繰り返しで。
それで『自分は一体何がしたいのかな?』と考えるようになりました。
生活するためにはもちろん仕事はしていかないといけないけれど、自分たちが大事にしたいことは何なのかな?と。
 
それで、ちゃんと『生活』と呼べるようなを暮らし方をしたいなーって思ったんです。
じゃあ、そのためには何をすればいい? 違う仕事に就いたほうがいい? 自分には何ができる?と考えた末、独立することを考え始めました。
 
自分たちが今までやってきたことをするにしても、家で仕事をすればご飯を一緒に食べられますよね。それが一番大事なことだと思ったんです。晩ご飯をできるだけ一緒に食べること。そういう環境にするには、独立が一番かな、と。妻も『もし仕事がなければ、アルバイトをしたらいいよ』と言ってくれて」
 
また、ある人の一言が真也さんの決断を後押しした。
 
– – – 安定なんて、どこにもない。
 
「仕事を通じて色々な方と会う機会がある彼女が、芭蕉布作家の福島泰宏さんを取材に行くというので、僕もついて行ったんです。すごく面白そうだなと思って」
 
祐子さんは沖縄にやってきてすぐ、沖縄の情報を発信するポータルサイトを運営する会社に入社。1年勤めた後は独立し、フリーランスで働いていた。
 
「福島さんは仕事の枠を越えて様々な話をしてくださったのですが、その中でふとおっしゃったんです。『安定なんてどこにもないよ』って。
 
僕は、実は独立とか自営業とか一番肌に合わないタイプ。大きなものに寄りすがって生きていくのがラクだと考えていて(笑)。でも、福島さんのその一言が背中を押してくれたんです。『自分にできることをやってみよう』と重い、独立を決意しました」
 
真也さんは、「人との巡り会い運だけはあるんです」と笑う。 
 
「沖縄にはクリエイティブなことをしているすごい人たちがいっぱいいるけれど、僕らはその事実を知らず、どちらかというと生活を楽しくするには何をすればいいかを考えることから沖縄での生活を始めたのですが、色んな人に巡り会いながらここまでやってきました。
 
すべてがタイミングだと思うんです。
 
僕、他の運はあまりないけど、素晴らしい人と巡り会う運だけは強いんです。本当は金運とかも欲しいけどね(笑)。ありがたいくらい良い人とばかり出逢う。福島さんもそのうちの一人です」
 
真也さんは勤めていた会社を辞めて、ふたりで「IDEAにんべん」を立ち上げた。

「すごく良い会社だったんですよ、みなさんすごく親切で。いまだによくしてくださいます。夫婦は円満なのかとか、ちゃんと食べていけてるのかとか気にかけてくれて(笑)。本当にありがたい。
…ね? 巡り会い運だけは良いでしょう? 」
 
 IDEAにんべん
 
– – – 提案すること、話をしっかり聞くこと。
 
二人の想いは、「IDEAにんべん」という名にも表れている。

「漢字が『へん』と『つくり』からできているように、お客さんの想いだけがあってもだめだし、僕らだけが提案するのも違うと思うんです。2つが両方いい形でバランスよく噛み合わさって、初めて一つの意味を成すんですよね。
だから『お客さんのおっしゃることだからなんでも聞きます』というやりかたではいけないと思うし、僕らも仕事としてやっているわけですから、はっきりと意見を言うことも大事。
 
怒られそうなことでも言ってみよう、というときもあります。
例えば、宿を経営している方がショップカード作成のお仕事を依頼してくださったのですが、話をうかがっていくうちに、今はショップカードを作る時期じゃなく、もっと別の伝え方をやっていくほうが先決なんじゃないかなと感じて。それで、HPの立ち上げを提案しました。
 
本当にお店のことを考えたら、ちゃんと提案することが大事だと思うんです。それが最終的に、お客さんがさらに発信していくときに本当に意味のあるものになるんじゃないかなーと。
 
思い込んだり決めつけたりして仕事にあたるんじゃなくて、臨機応変にやっていきたいと思っています。話をしていく段階でわかってくることが沢山あるし、お客さんからも新たな提案や想いが出てくる場合もありますから」
 
IDEA にんべん
 
「また、この仕事は聞くことからしか始まらないとも思っています。
考えることが仕事ではあるのですが、相手と話をしないと作りたいものは出てこないし、その人が持っていることの中からしか出てこないくて、答えは必ずお客さんの中にある。だからこそ、地域の仕事は面白いんです。
 
例えば、紅芋チップスなんて山ほど出てるけど、作る人によっても発信する人によっても、見え方が全然違うんです。
 
伝えるモノやコトは僕らのものではなく、お手伝いをしているだけなので、何もないひとからはやっぱり何も作れないと思うんです。
 
でも、沖縄の場合特に自分で作っている人って沢山いますよね。村の中にも昔からお味噌を作ってたり、食べ物を加工して販売してるひともいっぱいいて。
 
それを伝える方法というのはちゃんとあるので、作るのは得意だけど伝えるのは苦手だっていう人の想いをどれだけ汲み取れるか、そして買ってくれる人にどれだけ伝えられるか。自分たちができることをこれからもやっていこうと思っています」
 
IDEAにんべん
 
– – – 普通の人ほど、おもしろい。
 
「島に限らずですが、地域はやっぱり面白いなーと感じます。
例えば読谷も、普通に観光で訪れたら観光スポットに行って、ホテル泊まって、観光雑誌に載ってる有名な店でご飯食べて…という感じでしか楽しめないと思うんですが、本当はもっと他の楽しみ方があるはずだと思うんです。
 
島だろうが村だろうが町だろうが、地域には魅力的な人がたくさんいるので、そういう人たちにもっと沢山出逢って、共に仕事ができたら面白いだろうなーと思います。
 
それはお店してるひとだけでなく、農家の方でも、公務員の方でも。
そういうところにもっと日が当たるお手伝いができたらいいですね。

実は、もともと新聞記者になりたかったというのも、表に出てくる世界だけじゃなく、社会の裏にあるものごとや、背景にあること、つまり新聞記事の裏側を知りたかったからなんです。
甲子園の試合も、裏でサポートしてる人がいて初めて開催できるという話をきいて、球児だけじゃなく裏方の話ってきっと面白いんだろうなと思ったんです。
甲子園に限らず、そういうことは世の中にいっぱいあるんだろうし、そういうことに今、日が当たり始めてるんじゃないかな。

大きな物事だけじゃなくて、島のなかで、地域で、それぞれに頑張ってる人。
そういう人やものごとにこれからもどんどん関わっていけたら嬉しいですね。
 
普通の人ほど、おもしろいんですよねぇ」
 

インタビュー 中井雅代

 
 IDEAにんべん
IDEAにんべん
090-7585-7911(クロカワシンヤ)
mail info@idea-ninben.com
HP http://idea-ninben.com
ブログ http://ideaninben.exblog.jp

 

2012 11月


 
国産小麦や全粒粉で作ったクッキーに(こちらで用意します)、天然成分の色素を使ってアイシングします。今回のテーマはクリスマス。
 
アイシングや絞り袋の作り方、アイシングの仕方などを中心とした初心者向けのクラスです。7~8cmサイズのクッキーを4枚デコレーションして、お持ち帰りいただきます。
 
こちらのクラスはいつもすてきな焼き菓子を作っているOkinawa Sweetsが担当します。リピーターの方も大歓迎です!
 
開催日:12月7日(金)
時間:11時~、13半~
場所:道の駅いとまん「遊食楽(ゆくら)」
 
ブログ:http://binfood.ti-da.net/e4154379.html
 
 

2012 11月


 
3台のライアによるクリスマスコンサート
クリスマスキャロル、えんどうの花 などの曲を演奏します。
*ライアをお持ちの方は、最後に一緒に合奏しませんか。ぜひご持参ください。
 
開催日:2012年12月1日(土)夜7時スタート
場所:てるてるホール(ウィメンズメンタルクリニックみなみ内)
参加費:500円
 
<要予約>
申し込み・問い合わせ 098-889-3739(ウィメンズメンタルクリニックみなみ)
 
音のアトリエ くわの木 http://kuwanoki2011.ti-da.net/
 

2012 11月

ジャーニー
長田弘・詩 渡邉良重・絵 薗部悦子・ジュエリー
リトルモア ¥2,100/OMAR BOOKS 
 
― 欠けたものを探しに、何度でも  ―
  
 目の前にいても、いつもどこか旅をしているような人がいる。
心ここにあらず、その人にしか分からない遠い異国を彷徨っている。
 
一緒にそこへ連れて行ってもらいたい、という願いが叶わないならその代わりに私は本を開く。いったんページを捲ったらすぐさま別の世界が扉を開いて、そんなことは忘れてしまう。
 
地上の旅と同じで、その間だけは日々のあれやこれはあっという間にどこかへ吹き飛んでいく。そんな風にいくつになっても、いつでもどこでもすぐに旅立てる人でいたいなあと思う。
物理的にも、空想の中でも。
  
今回ご紹介するのは、先月末に出たばかりの新しい絵本『ジャーニー』。
目に鮮やかなピンクのワンピースを来た彼女たちはどこへ行くのだろう?
詩人・長田弘、デザイナー・渡邉良重、ジュエリー作家・薗部悦子の三人によるめずらしい贅沢なコラボレーション絵本。
  
彼女たちがそれぞれの場所へ探しにいくのは言葉と色と石。
深紅、紫、翡翠色、濃紺、白銀、ゴールド、純白。
深い心の森の中に分け入って見つけた小さくて、美しいものたち。
 
その上に「時」が静かに降り積もる。最後に見つけるのは・・・。
 
詩人の本当に大切なことだけを語ったことば。
一ページ、一ページの溜め息が出るほどの木々や鳥や草花の色の鮮やかさ、可憐さ。そして特別な輝きを放つジュエリー。最後には英訳された詩も。
 
誰もがその人の色を持っている。磨けば磨くほど輝きを放つ、その人だけしか持たない色。一つとして同じ色はない。だから互いに与え合う。そして、それはまた次へと受け継がれていく。
そう、いくつも石が連なった眩いネックレスのように。もしそのひとつが欠けてしまったら、その欠けた石を探しにまた旅に出よう。諦めることなく。何度でも。
 
この絵本はあらゆる女性に贈りたい。
少女から大人まで楽しめる、これから来るクリスマスシーズンにもお薦めしたい一冊です。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

2012 11月


 
出店料をタイの子供たちに届けるちいさな市。
出店者様から頂いた出店料は、市に支払う使用料を除きすべてワットドンチャンスクールに食べ物や、文具にして直接現にに出向き寄付しています。(ブログに詳細を載せています)
 
開催日:2013年1月13日(日)
時間:11:00~18:00
場所:新都心公園(沖縄県立美術館博物館裏の公園)
ブログ:http://wanideco.ti-da.net
 

2012 11月


 
古楽器や空想楽器などにより、ファンタジックな音と遊びの世界をお届けるします。小さなおこさまから大人までたっぷりと楽しめる素敵な音楽会です。
 
 
開催日:2012年12月9日(日) 
時間:14:00開演 13:30開場
場所:うるま市民芸術劇場 燈ホール
ブログ:http://www.ritmonet.jp
 

2012 11月

いかすみ汁 沖縄料理教室
 
いかすみ汁って、難しいと思ってる人が多いかもしれないけど、実はすごく簡単なのよ。
作り方見たらびっくりするかもね。
教えることあるかしら? って心配になっちゃうくらいだから。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
必ず必要なのはいか、いかすみ、豚肉。
フーチバーと味噌はお好みで。
かつおぶしがなければだしの素でもいいよ。
うちは家族みんなこんにゃく好きだから、これは我が家のオリジナルね。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
豚肉といかを先に煮込むの。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
豚肉は一口サイズに。
うちはこまぎれ肉を使うけど、他の種類でもいいのよ。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
今日のいかは、「泊いゆまち」で買って来たよ。
普段は自分でさばくけど、魚屋さんにお願いして切ってもらったらなおラクチンね。
いかの種類も特に決まってないから、新鮮なものを選んでね。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
そうそう、いかすみをつけてもらうのを忘れないで!
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
もちろん、スーパーで売ってるのでもいいのよ。
「おつゆ用」って書いてあるところが沖縄っぽいよね。
ほら、いかすみがちゃんと添えられているでしょう?
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
こんにゃくはいかと同じような形に切って。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
沸騰したお湯にかつお節を入れたら、すぐに取り出します。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
そこに豚肉といかを入れて…。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
20分ほど煮込みます。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
アクはしっかり取ってね。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
煮込んでいる間に、浅漬けでも作ろうかしらね。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
うちは塩してもむだけ。簡単でしょ。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
あとは食べる直前にシークヮーサーをしぼれば完璧。
 
豚肉といかを煮込んでる間に副菜もできて、あっという間にご飯の準備ができる。
主婦にも嬉しいメニューなのよ。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
20分経ったらこんにゃくを入れます。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
そして、ここでいかすみ投入!
一瞬で黒くなるのが面白いのよ。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
いかすみを入れたら必ず一度沸騰させてね。
いちおう内臓だからね、衛生面には気をつけないと。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
沸騰したら味噌を溶き入れます。
 
私が昔読んだ本に「味噌を入れる」と書いてあったので入れているんだけど、入れないおうちもあるかもしれないね。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
あとはお塩で味を調えて。
薄いようだったら味噌を足してね。
これで終わり!
簡単でしょ?
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
うちの娘の大好物でね。
内地に住んでいたときも送ってあげたものよ。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
孫は1歳のときにいかすみ汁、味したことがあるのよね。
アチコーコーだから、気をつけてよ〜。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
あら、今日は浅漬けが好評ね。
こんなに大根食べよったかね〜。
 
いかすみ汁 沖縄料理教室
 
今日もみんなにおいしく食べてもらえて良かった!
これで簡単に作れるとわかったはずだから、次は娘が作ったのを食べてみたいね〜。

 

2012 11月


 
お子さんの健やかな成長に栄養&酵素たっぷりなスムージー!
野菜嫌いも克服!スムージーなら笑顔でおいしく野菜もたくさん飲めちゃいます(^^)
親子で一緒に作ってみよう!おやつにもおすすめです♪
(スムージーは火を使わないので安全に作れます)
 
日時 11月30日(金)15:30-
会場 はぴぃキッズカフェ(西原町幸地580-3 )
講師 ローフードマイスター 吉澤直美
参加費 親子で2350円(スムージー、ケーキ付き)*事前予約制
お申し込み 「はぴぃキッズカフェ」☎098-945-8939
 

2012 11月


 
クリスマスや年末年始に活躍する華やかな雑器・陶板やオジリナルなシーサーなどを展示販売いたします。
月や宇宙がモチーフの作品です。
昨年秋ごろから月をキーワードに製作してきました。今回は、月の「ルナティック」な側面を意識しています。
妖しげな、理性の及ばない、感情的・内的・私的な・・・すなわちわれわれ人間の「月的」な部分を引っ張り出して、パーティシーズン独特の高揚感に乗せて、ご鑑賞いただければ幸いです。
 
期間:2012年11月20日(火)→26日(月)  
※最終日は午後5時にて閉場
 
会場:沖縄三越 5階 三越ギャラリー(098-869-4337 )
HP:http://www.yamagami-manabu.com
 

2012 11月


 
会員様向けColors商品無料修理キャンペーン !!
開催期間 2012.11.18~2012.12.31
石が取れてしまった・・・。
ネックレスやブレスレットが切れてしまった・・・。
ティーラ・アースの既存ネット会員様 & 新規会員様を対象に、
Colors商品のお修理を無料にて承ります。
加工代金、石代金、石垣島からの配送料も無料 !! です。
●石取れの場合には、ご購入時になるべく近い石材をご用意致します
(全く同じ形や色のものがご用意できない場合がございます ご了承下さいませ)
●修理は石垣本店で致します
(石垣本店までの送料はお客様ご負担でお願い致します)
●店舗到着から約10日でお修理致します
●Colors以外のお修理も随時承っておりますので、お問い合わせ下さいませ
 
 
新規Net会員ご紹介キャンペーン !!
開催期間 2012.11.18~2012.12.31
ティーラ・アースの新規ネット会員をご紹介いただいたご紹介者様に
+1,000ポイントをプレゼント !! 致します。
もちろん新規会員様にも、その日から使えるご登録感謝ポイント
(1,000ポイント)がついてきます。
●新規会員登録時に、備考欄よりご紹介者名を必ずお知らせください
●ポイントに有効期限はございません
 
会員登録はティーラ・アース ホームページよりお手続き頂けます。
 
いずれのキャンペーンも11月18日より12月31日までの期間限定で開催致します。
どうぞこの機会をお見逃しなくご利用下さいませ。
期間:2012年11月18日~2012年12月31日
場所:ジュエリーショップ TILLA EARTH 
HP:http://www.tilla-earth.com/news/detail.php?news_id=66