2012 12月

「大山盛保生誕100年記念展 コラボ企画 
マンガ家大城さとしの博物館と発掘のウラ 見ちゃいました」

 

 
本年は港川人の発見者、大山盛保(おおやませいほ)氏の生誕100年にあたります。
 
本展示会では、大山氏の生い立ちからカナダへの移民、戦後沖縄での活躍、そして港川人の発見に至る経緯を、ゆかりの品々を通して紹介し、港川人の発見にかけた大山氏の情熱を顕彰するとともに、現在も続けられている発掘調査の様子についても紹介します。
 
 
コラボ企画:
展覧会開催にあたり、沖縄タイムスで人気連載中の「おばぁタイムス」「エイトマン 糸満市ヒーロー課」の作者である大城さとし氏に当館の活動を取材の上、マンガを描きおろしていただきました。(沖縄県立博物館・美術館と八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館で無料配布中です。ぜひ、ご覧ください。全3回)
 
12月20日(木)からは、直筆の原稿も展示しています。
 
 

  
八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館 
【会期】2012年10月23日 (火)~2013年1月20日(日)
 
沖縄県立博物館・美術館 博物館3階 企画展示室
【会期】2012年12月7日 (金)~2013年1月20日(日)
※巡回展ではありません。
 
【入館料】一般300円(240円)、高大200円(160円)、小中100円(80円)
※()内は20名以上の団体料金です。
※片方の展示会の半券提示で、もう一方の展示会場の入場料が2割引きになります。
※展示期間中のみ有効、他の割引との併用はできません。
 
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=858
 

 

 

2012 12月

アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
シンプルでありながら力強い線で描かれたギター。
伝統柄とは異なるモチーフが印象的だが、沖縄のやちむんの雰囲気もしっかりと備えている。
 
陶芸家の仲間功(いさお)さんが制作したうつわに、アルベルト城間さんが絵付けをした焼き物が並んだ二人展。
ミュージシャンと陶芸家のコラボレーションという画期的な企画に、初日から大勢の人が会場に訪れた。
 
二人展開催に至ったいきさつや制作活動について、お二人に話を伺った。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
– – – 「しっかりとクラシック」「線の力強さが面白い」。それぞれの作品に抱いていた感想。 
 
アルベルト:仲間さんの先生である糸数ホルヘさんは僕と同じ日系ペルー三世で、彼は結構モダンな作品を作る方なんですよ。でも仲間さんはお若いのにクラシックな、古典的なやちむんをしっかり作っている人だな〜という印象がありましたね。
 
仲間:僕がアルベルトさんの作品を初めてみたのは、沖展で入賞したグラフィック作品「謝恩」です。アルベルトさんが絵を描かれているという話は伺ってはいたのですが、どんな絵を描いているかは知らなくて。でも、結構ストイックに描いているという噂は…。
 
アルベルト:んんっ?!(笑)
 
仲間:そう、噂は聞いていました(笑)。でも、ストイックなアルベルトさんというのが普段の感じからは想像ができなくて。
 
アルベルト:そうそう。僕はね、静か〜に描くんですよ。音楽かけたり、鼻歌を歌いながら「ふふふ〜ん」という感じでは描かないんです。すべての音を消して、息を殺すような感じで描くんです。確かに、僕の普段の姿からは想像できないと思いますね。
 
仲間:最初に「謝恩」を見たとき、僕の中ではしっくりきましたね。原色が多く使われていて、すごく鮮やかな絵。「こんな色彩を使うのか、なるほど南米の方でもあるし」と納得したのを覚えています。
また、線の力強さも非常に面白いと思いましたね。
 
アルベルト:僕も、仲間さんが描く力強い線にひかれていました。特に、彼の唐草はいつもいいなーと思っていたんです。沖縄のやちむんの伝統柄ですから一般的にもよく見かけますが、彼の描く線は勢いがあって独特なんですよ。
 
僕は昔から絵を書くのが好きだったんですが、ゆっくりゆっくりと描くタイプなので、一回勝負の線というのがなかなか描けないんですね。焼き物って一旦描いてしまったら消せないから、書道みたいに一気に描いてしまわないといけない。だから、「こういう線はどうやったら描けるんだろう?」といつも思っていましたね。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
– – – 新たなチャレンジ。沖縄の土で制作可能な最大サイズの焼き物も。
 
仲間:アルベルトさんはね、制作中全然休まないんですよ、ずっとやり続ける。
 
アルベルト:それはね、楽しかったからなんですよ、実は。
 
仲間:アルベルトさんが休まないもんだから、僕はもうどうしようかと思って…。僕らが先に参ってしまいそうで。
 
アルベルト:早く帰って欲しいと思っていたでしょ?!(笑)「この人、まだいる!」って。
 
仲間:(笑)。でも集中して仕事をする方だから、時間はそんなに長くはなかったですね。長くても一日5〜6時間。アルベルトさんは潔いんですよ、描く線が。決めたらもう迷いがなくて。傍で見ていてもとても気持ちのいい仕事でした
 
アルベルト:本当ですか? やっぱり大事なのは思い込みですね。「何でもできるんだ!」と(笑)。
 
仲間:僕はアルベルトさんに感謝しています。自分以外の人に絵付けをしてもらうという新しい試みだけでなく、しばらく取り組んでいなかった大きい作品を作る機会をいただいたので。
今回、沖縄の土で作れる限界サイズまでチャレンジしました。ここまでのサイズのものはなかなか作らないですね。焼きも難しいですから。

サイズに関わらず、焼き物はどうしても作り損じというのが出てしまい、全部あがることはないんです。だから、すごく期待していたものが割れちゃうこともあるんですね。
 
アルベルト:焼き物は生き物ですからね、天候にも左右されるし、いろんなことに影響を受けるから。すべての条件がそろっていないと無事に焼き上がらない。
 
仲間:窯から出るまではどんな形で出てくるかも完全には把握できません。もちろん予測はできるのですが、想像以上に良く上がることも。
今回は、焼く前の感じからけっこうワイルドな作風で仕上がるかと思っていたのが、窯から出してみると優しく仕上がっているものが多かった気がします。柔らかさがあるというか。
やっぱり人間性が出るんですよね、作ったひとの気持ちがそのまま焼き物に表れる。アルベルトさんはすごく優しいですから。
…というわけで、今回は僕の人間性は押さえて作りました(笑)。
 
アルベルト:(笑)。いやいや、仲間さんはいつもこんな感じですよ、すごく優しい人。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
– – – 「苦しい時期を絵が救ってくれた」。高校時代の陶芸部、幼少時のクレヨン画。アート活動の原点と今。
 
仲間:僕も最初は絵を描いていたんです。美術が好きで、昔からデッサンしたりしてましたね。
高校時代、先生が陶芸の設備を整えてくれたことをきっかけに、絵から焼き物に転向したんです。僕の為にというのではなく、多分先生がやりたかったんじゃないかな?(笑) 今考えても非常に贅沢な設備をを作ってくださって。
 
もともと焼き物にも興味がありましたね。原因はやっぱり土地柄でしょうか。僕は焼き物が盛んな読谷で生まれ育ち、同郷には金城次郎さんという陶芸の人間国宝もいらっしゃって、同級生には金城さんのお孫さんも何名もいましたから。生まれ育った環境の影響は少なからずあったと思います。
 
でも、陶芸自体が身近というわけではなかったんですね。その先生が教えてくださるやちむんがとても楽しくてのめりこんだんです。それがそのまま仕事になっちゃった、という。
高校時代に陶芸に出逢い、そのままずっと現在まで走ってきたという感じですね。
 
アルベルト:僕は、母がデザイナーをしていたということもあって、小さい頃からクレヨンを持って絵を描いていましたね。本当にいつも描いてましたよ、好きだったんですね。
 
でも、大人になってからはずっと描いてなくて。二年くらい前からですね、また描き始めたのは。
きっかけは、東京の六本木にあるギャラリーで行われていた展示を見に行ったこと。音楽と絵のコラボだったんですが、見ていたら作家さんに声をかけられて。
「アルベルトさんは絵を描かれますか?」
「まあ、好きなんですけど…」
「じゃあこっちでちょっとやってみませんか?」
という感じで。
そう言われたときになんとなく、「できるかもしれない…」と。やっぱ、思い込み大事ですよねー(笑)。
その時、本当に久しぶりに絵を描きましたね。
 
なんで絵を描く気持ちになったのかというと…苦しかったのかもしれません。
当時はあまりにも大変な時期でしたから…。
 
描いてみると、すごく助けられた部分がありましたね、絵に。
描くことに集中できたことが救いだったのかもしれません。

音をすべて消して描くというスタイルも、そういうことに関係しているのかもしれませんね。
そう考えると、音楽からは得られない力というのが絵にはあるのかもしれません。 

僕にとって絵を描くことと音楽とでは、根本的には違わないように感じます。自分の中で楽しいと感じることであればどんなに大変なことでもやり遂げられると思うし、音符を並べるのと色を重ねていくのはそんなに違わない気がするんです。
 
でも、その時期絵を描くことで救われたということは、音楽と絵は表現としてどこかで似ていて、また違うところもあるのかもしれませんね。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
– – – お母さんの手料理を食べながら。アットホームな制作現場。
 
アルベルト:今回はでも、普段と比べるととても楽しく制作できましたね。それはやっぱり仲間さんの工房の雰囲気のおかげかな。一人黙々と描くというんじゃなくて、みんなでやってるという感じや、お母さんがたまにのぞきに来てくれたりとかね、とてもアットホームで、お母さんが作ってくれるご飯もすごくおいしくてね。
あまりに楽しいもんだから、たまに「…ん?ちょっと無責任かな?」と思いながら(笑)。
仲間さんが作った大切な陶器を眺めながら「ん〜、本当に僕が描いていいのかな〜。…でも、描いちゃおうかな!」みたいな(笑)。
 
でも考えてみたら、これは僕を信頼して描かせてくれた仲間さんの存在のおかげだね。
…といっても本当のところは「この人にまかせて大丈夫かな〜?」と思っていたかもしれないけどね!(笑)
 
仲間:いやいや(笑)。
アルベルトさんはとても集中して制作にあたるんですよ。また、体力もある! 逆に僕が伸びそうになってましたから(笑)。
制作自体が急ピッチだったんですね。実際に筆を持ったのが10月末。そこから強行軍で作業を進めて。
 
アルベルト:そうだね、短期間でやりましたよね。
最初はね、ペインティングも仲間さんにお願いするつもりだったんです。だってまさか、本当に描かせていただけるとは思っていなかったんですよ。仲間さんがひとつひとつ大切に作った焼き物ですから、それに僕が筆を入れるなんて、と。だけど…いつの間にか自分で描いていたという(笑)。
だから、思い込みって大事ですよね〜!
「もしかしたら描けるかもしれない…。じゃ、ちょっと貸して〜」って(笑)。
 
グラフィックを描いたとき、何を描こうかな?と考えて、僕はギターしか描けないんじゃないかと思ったんです。ギターなら描ける自信があったし、モチーフとしても面白いと思った。シンプルだけれど曲線が美しいし、素敵なデザインができるんじゃないかなーと。
だから、同じように焼き物にギターを描いても面白いんじゃないかと思ったんですね。やちむんに描かれる魚の代わりに。普通の向きと反対の向きのギターをそれぞれ描いたら、ギターが泳いでいる感じで面白いかなーと。
 
陶器に描くというか…削るんだよね。自分にとっては初めてのことなので、最初は簡単に触れないという感じがしたんです。だから仲間さんにお願いしようと。
でもまあ、いつのまにか僕が描くことになっていたというか(笑)。
 
実際に描いてみると、描くのと削るのとではそんなに違わないんだなと思いました。でも一旦削ったら消せないですから、思った通りに迷わずにやらないといけない。だから勇気がいるんですね。
あとは多少の思い込み(笑)。自分も描けるんだ!っていうね。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
初日は仲間さんの誕生日でもあり、アルベルトさんからのサプライズで歌とプレゼントが贈られ、会場は大きな拍手で包まれた。
 

– – – きっかけは「なんとなく」。二人展開催のいきさつ。 
 
アルベルト:きっかけは…何だったかな?仲間さんのところに遊びに行ったんだよね。「ちょっとトイレ貸して〜」という話じゃなかった?(笑)
 
仲間:アルベルトさんが何度か事務所の方に来てくださって、話しているうちに「一緒に何か作れたらいいね」と。
アルベルトさんはもともと読谷に住んでいらっしゃいましたから、その時から知り合いだったんです。僕の焼き物の恩師がアルベルトさんと同じ日系ペルー人の糸数ホルヘさんだったということもあって、僕が糸数先生の工房で学んでいた頃から知っています。17〜8年ほど前からですね。
 
アルベルト:えっ!18年? そんなになる?…うわ〜っ。
二人展の話しは…本当になんとなく(笑)。どちらから、というのはなかったですね。
 
仲間:急激に話が進んだのは今年の1月でしたよね。それで、具体的に作り始めたのが10月末から。
 
アルベルト:温めて温めて、一挙に!という感じでしたね。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
 
– – – 「沖縄はこのままでは終わらない」。作品から感じてほしい想い。
 
アルベルト:今回は制作していてすごく楽しかったので、見てくださる方にもその楽しさや、わくわくする気持ちが伝わったらいいな。
 
音楽の仕事でもそうだけど、僕は、沖縄にはもっと可能性があると思うんですね。沖縄はこのままじゃ終わらない!というのがよくわかるんです。そういう想いが音とは違うかたちで伝わるといいなと思いますね。前進していくこの島において、文化が進化していく姿の一つであればいいなと。
 
また、「私も何かやってみたいな」と感じていただけたら嬉しいな。焼き物に限らずね。色んなことにチャレンジすることはとても大事、自分を成長させてくれるからね。それは、今回の制作を通じて自分たちが感じたことでもあります。
 
僕はもともと焼き物を買うのも触るのも好きなんだけど、まさか自分でつくるとは思っていなかったから。なんかすごく不思議なんだよね。
 
今回は仲間さんに、そして仲間ファミリーみんなに感謝して、また本業の音楽のほうもこの気持ちをぶつけてやっていきたいですね。
 
仲間:アルベルトさんと一緒に制作することで「こんなこともできるんだ」と色々な発見もありました。ミュージシャンの方が陶芸家の道具を使って作品を作るという企画自体珍しい気がするし、やっていてもすごく楽しかったんです。
また、今回の企画がきっかけで僕ら以外にもこういうことをやる方が出てきてくれるかもしれない。もしそうなったら面白いし、僕らにとっても励みになりますね。
 
 
– – – また、二人展をやりたいですか?
 
アルベルト:それはどうでしょう。…もう、いいよね? いやいや、そうじゃなくて(笑)。機会があったらぜひまたやりたいですね。もう、すごく楽しかった!お互い時間さえあればね。
 
仲間:そうですね。あと一ヶ月もあれば色んな表現がもっとできたんじゃないかなーと思ったりもしますが、日々の仕事がまた別にありますから(笑)。時間があればぜひやりたいですね。
 
アルベルト:そして皆さんからのリクエストがあればね。今回は一点ものが多いんですよね。そして、柄はギターが多い。…次は、ギターばっかりじゃだめだね!(笑)。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
「一番好きな作品の前で写真を撮らせてください」とお願いすると、仲間さんは迷いなくアルベルトさんのグラフィック作品「謝恩」の前に立った。
 
アルベルト城間 仲間功 二人展 guitara y cebada
「ちょっと意外かもしれないけれど、僕はこのシンプルな作品も気に入っています」
 
二人並んだ写真を撮影する際、カメラのファインダー越しに見えた二人の笑顔があまりに似ていたので、おもわず兄弟のようですねという言葉が口をついて出た。
 
「イサオのお母さんが作ったミートスパゲティを、一緒に食べたからね!」
 
普段は仲間さんのことを「イサオ」と呼ぶアルベルトさんは、顔をさらにほころばせながらそう言い、仲間さんもその隣りで微笑んでいた。
 
同じものを食べ、同じものを見たり聞いたりしていると、顔や雰囲気が似てくると聞く。「似た者夫婦」というのはそれが所以だと。
ともに工房で制作にあたり、同じ釜の飯を食べ、ひとつのことに向かって心と力を合わせていれば、似てくるのは当然なのかもしれない。
 
二人が似ているのは、見た目の雰囲気ばかりではない。

奇をてらうことなく、心に素直に従った、実直な制作活動とその作品。
自分のことを実際よりも大きく見せようとか、人よりも優位に立とうとすることなど絶対にしない、誠実で朴訥とした性格。
自分のことを語るよりも、相手の素晴らしさを説明するときのほうがずっと饒舌になる、謙虚な姿勢。温和で柔らかな物腰。
 
約束や言葉を交わさずとも、なんとなく、でもまっすぐに個展の開催へ向けて足を踏み出しはじめたということが、お二人の話を伺ったあとではよく理解できた。
きっと、ごく自然な成り行きだったのだろう。
 
 
初日の会場には仲間さんのお母さんの姿もあった。
オープニングパーティーではアルベルトさんの歌も披露されたが、舞台に立つアルベルトさんを見るお母さんのまなざしは、我が子の姿を見つめていたときと寸分変わらぬ優しさに満ちていた。
 
その姿から、私は工房での制作風景を想像せずにはいられなかった。
楽しげに制作している仲間さんとアルベルトさん、二人を暖かく見守りながら台所に向かうお母さんの様子を。
 
どんなものであっても、生み出した人の人柄がその作品に反映されるように、生み出されたときの環境も作品の雰囲気を左右するのかもしれない。
 
会場に並んだ作品を前にして、私は目を細めずにはいられなかった。
どのうつわも、愛の溢れる環境で二人が心から楽しんで制作したことが、あなたも一目でわかるはずだ。
 

写真・文 中井 雅代

 
guitarra
 
2012年12月5日(水)~ 2013年1月7日(月)
11:30~22:00
@カフェ ユニゾン
宜野湾市新城2-39-8
MIX life-style 2F
(※2012年12月31日(月)~2013年1月3日(木)はお休みをいただきます。ご了承ください。)
入場無料
 

本展覧会開催に向けた、お二人のコメントです。
 

2012 12月

ポスチュアウォーキング 遠藤美絵
 
忘年会・クリスマス・模合・・・・カロリー摂取が続くこの時期。
年が明けたら、美しい姿勢と歩き方で脂肪燃焼&代謝を上げて
シェイプアップしましょう。
 
美しく歩いて、美しいカラダに・・・。
歩くだけで全身整形!是非実感してみませんか?
 
■■■1月12日(土)・那覇・ベーシックレッスン(1回完結)■■■
 
① ベーシッククラス  17:00~18:30 初めての方対象
http://www.posture.co.jp/lesson/detail.php?id_lesson=7735
 
② リピータークラス   19:00~20:30 2回目からの方対象
http://www.posture.co.jp/lesson/detail.php?id_lesson=7736
 
会場: 男女共同参画センター てぃるる フィットネスルーム 駐車場有
レッスン料:3500円。
レッスン内容:美しい立ち姿勢~重心のとりかた~足運び・ヒップアップウォーキング~腕の振り方
 
レッスン詳細&申込 → http://www.posture.co.jp/mie/
 
ポスチュアウォーキング 遠藤美絵
 
ポスチュアスタイリスト ディレクター
遠藤 美絵
mie@posture.co.jp
公式HP  http://www.posture.co.jp/mie/
ブログ 「沖縄を美しく歩く!ポスチュアスタイリストMIeのマダム日記」http://ameblo.jp/mie-pos/
 
子連れOKの産後ママクラスや集中美姿勢コースも開催しています。
詳しくはHPやブログをご覧ください。
 
 

2012 12月


 
精油のみでつくる自然香水はやさしい香りであなたをつつんでくれます。20種類の精油の中からお好きな香りをブレンドして、あなただけのオリジナル香水をつくってみませんか?
 
5mlのアトマイザー遮光ビン(約60回分) 料金3000円 
もう一つ違う香りの香水をつくりたい方は2本目から1500円追加で可能です。
ご予約は花いちりんへお電話ください。
098-937-9941
 
期間:12月25日から31日まで
場所:花いちりんカフェ&フラワーショップ
花いちりんホームページ http://hanaichirin.net
 

2012 12月

あたしの一生
ディー・レディー 著  江國香織・訳  飛鳥新社  ¥1,470
 
― 一人と一匹のまっすぐな愛情  ―
 
 猫を飼わなくなって6年ぐらい経つ。
嫌いになったわけではなく、むしろ好き過ぎて飼うのを躊躇してしまう。
たまに出先で出会う猫たちにちょっと撫でさせてもらうだけで満足することにしていたのが、この本を読んでまずいことになってしまった。
猫と暮らすことのあれやこれやの素晴らしさを思い起こしてくれたからだ。
 
今回紹介するのは、ある一人の女性と誇り高い猫の人生を描いた『 あたしの一生 猫のダルシーの贈り物 』。翻訳は絵本の翻訳も多く手がけている江國香織さんによるもの。
 
私でもなく、吾輩でもなく「あたし」の一生。どんな一生だったのか。
知性の宿った瞳でこちらを見つめる一匹の猫の表紙に吸い寄せられるように本を開いた。
 
数多ある「猫」を主人公にしたお話の中でも、これほどまっすぐな、一人と一匹の間の「愛」について語ったものはないと言えるかもしれない。
主人公ダルシーの語る言葉を読んでいくうちに、心の中の柔らかな部分が温かな優しさで揉みほぐされていく。
 
猫と(あるいは犬と)暮らしたことのある人なら、そうそうと頷く場面も多い。
凛としたダルシーの強さ、それでいて孤独に弱い寂しがりの彼女に誰もがとりこになってしまうはず。
相手が何を求めているか。どう応えればいいのか。ダルシーと飼い主の女性が関係を築いていく様子は私たちが日々誰かと接する上でのお手本とも成り得る。
 
そしてこの本の中に流れているダルシーたちの過ごす何気ない、でも絶対的にかけがえのない時間。
読む人はきっとその人自身の、愛猫との思い出を再度辿り直すことになるだろう。
それも悲しみだけではなく、楽しかった輝くような日々を。
まるで今でもそばに寄り添っている気配まで感じる。
久しぶりに「物語」の力を再認識させてくれた一冊。
 
猫の一生は短い。
だからなのかは分からないけれど主人へのひたむきな愛情は時間ではなくその濃度においてとてもとても深い。読み終えてひとしきり余韻を味わった。
 
物語の後半は涙もろい人や人前で読むのには注意が必要。
ダルシーの贈り物をあなたもぜひ受取って下さい。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

 

2012 12月


 
DJがパーティーミュージックを流しつつ、オープンマイクのフリースタイルセッションもやっているパーティーです。
 
ダンスが好きな人や、フリースタイルでMCしたい人、飲みたい人、騒ぎたい人、ぜひ遊びに来て下さい!
 
開催日:12/26/2012 (水)
時間:22:00~
場所:沖縄熱血社交場 (沖縄県那覇市牧志1-3-53 B1F)
ブログ:http://thechoiceisyours.ti-da.net/
 

2012 12月

沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
おうちにある材料で、誰でも簡単においしくできる沖縄のおやつよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
まずはちんびんから。
小麦粉100g、黒砂糖80g、ベーキングパウダー小さじ1/2、水1カップ。
あと、焼くときに敷く油。
材料はたったこれだけ!
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
まずは粉類をすべて混ぜ合わせます。 
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
そして、水を入れる前にかき混ぜるの。
そうすると水を入れたときにダマにならないんです。
この一手間を加えることで、その後の工程がスムーズに進みますよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
粉がしっかり混ざったら、お水を加えてまた混ぜます。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
できたら一度濾したほうが良いけれど、しばらく置いておけば濾さなくても大丈夫よ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
ホットプレートを180度に熱します。
フライパンでもいいけれど、ホットプレートのほうがくっつかずに綺麗に焼けますよ。

充分温まったら油を薄く敷いて、液を流し入れます。
「じゅっ」という音がいいでしょ。良い温度になったという印ね。
 
一度に焼く分量として、私はお玉の8分目くらいを目安にしています。
そうすると大体7~8本焼けるの。ということは一本当たりに使われるお砂糖は約10gということになりますね。
分量と作れる数を把握しておけば、「集まる人数によって何本焼きたいからこれくらいの材料が必要」ということも、あらかじめわかって便利なのよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
こうして泡がぐつぐつ出てきて…。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
回りが透き通ってきたらひっくり返します。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
ちんびんやぽーぽーは、つぶつぶとした穴が見えた方がいいと言います。
このつぶができるかどうかは、油の敷き方や温度によって決まるみたい。
 
また、私は一枚ずつ焼くことにしています。
そうすると焦げ付きもなく、すべて綺麗に焼けますよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
裏を見て、ちゃんと焼けていたらホットプレートから取り上げます。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
ここからはあっという間よ。
片手で端っこを丸めて…。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
くるくるっと押していくの。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
はい、できあがり!
 
両手でやると熱いし大変。やっぱり片手がいいわね。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
片手でやると巻き具合もこういう風にちょうど良くなるしね。
あまりきつく巻いちゃうといけないし、ゆるすぎてもだめなのよ。  
 
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
次はぽーぽーね。
黒砂糖を使わず、小麦粉、ベーキングパウダー、水を混ぜて液を作ります。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
焼き方もちんびんと同じよ。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
両面が焼けたら、具を置きます。
普通は肉味噌なんだけど、今日は練り梅にしてみました。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
塗るときは端っこじゃなくて3分の1くらいのところにね。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
巻くときの手順もちんびんと一緒。
片手でね。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
くるくるっと。はい、できあがり。
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
沖縄料理教室 ちんびん ぽーぽー
 
私は、どちらもよくおうちで作ります。
他のお菓子と違って油やバターが入ってなくてヘルシーだし、食べるときにぽろぽろこぼれたりもしないでしょ。
また、材料がシンプルなのもいいわよね。
家にある材料でさっと作れるので、急な来客時にもおすすめです。
 
友の会 琉球料理
 
今日のレシピは「沖縄友の会」が出版したこちらの本に紹介されています。ぜひご覧ください。
 
連絡先:098-885-5601(奥間)
 

写真 中井雅代

 

2012 12月


 
さまざまな器でお正月限定アレンジメントを
販売しています。(ご注文も承っております)
 
新年のご挨拶、ご訪問用としてもオススメです。
 
一年を祈願して新年の幕開けを、
お花とともに彩り華やかに迎えましょう!
 
※このページをご注文の際に提示して頂くと、
お正月花を10%増量致します!
 
 
 
お正月1・2・3日お休み
ライフ & フラワ-ショップ フルール4日から営業
お花のご注文は5日からになります。
 
期間:12月27日 ( 木 ) ~ 12月31日 ( 月 )
※31日の受取時間は13:00までとなっております。
場所:フラワーショップ & スクール ディ・ファルベ
住所:沖縄県浦添市港川2丁目31-2
営業:10:00~18:00
TEL:098-875-8171
 
 
ナチュラルライフ & フラワーショップ フルール
住所:沖縄県那覇市安謝1-10-26 #101
営業:10:00~19:00
TEL:098-860-8787
HP:http://d-farbe.com/
 

 

2012 12月

地上5センチの恋
 
これは素敵な女性の映画です。
オデット、おそらく50歳くらいの設定でしょうか?もっと??
 
地上5センチの恋
 
カトリーヌ・フロ、きれいです。
体型もキープしてるし、化粧品売り場でBAさんの役なんだけど、肌もすごくキレイ。
 
地上5センチの恋 
 
明るくポジティブです。
歌ったり、踊ったりするんだけど(ジョセフィン・ベイカーの曲に合わせて)、踊りもかなりうまいです。
 
地上5センチの恋
 
シングルマザーで、子供が二人。
ゲイで、こころ優しい美容師の息子と、ダメ男とつきあっている娘との3人暮らしだが、このダメ男も居候しているので家は結構狭い。
 
そこにオデットのファンレターに感激したバルタザールまで転がり込む。
 
なかなか笑えるし、だけど職場での嫉妬などもあって、何もかも順調ではないのに、オデットは幸せオーラ全開です。
こんな女性を好きにならない男性はいないと思うなあ。
 
バルタザール、ハンサムといわれているが、イマイチ、わからない。
そうなのか??
 
地上5センチの恋
 
地上5センチの恋
 
オデットが「歳もずいぶん違うし」といっていたが、あまり年下にもみえない。
オデットが若くてキレイなので、ちょうどいいくらいに見える。
 
女性はこういう歳のとりかたをしなきゃいけないなあ、と思った。
オデットは夫と死別して以来、男性と付き合っていない。
この妥協しないところが、運命の相手を引き寄せるんだろうなあ。
 
地上5センチの恋
 
地上5センチの恋
 
勉強になりました。
 
とっても楽しい映画です。女性は必見。

KEE

 

 
<ストーリー>
10年前に夫を亡くしたオデット(カトリーヌ・フロ)は、女手一つで息子(ファブリス・ミュルジア)と娘(ニナ・ドレック)を育ててきた。昼間は百貨店勤務、夜は羽飾りの内職で忙しい彼女の唯一の楽しみは大ファンの作家バルタザール(アルベール・デュポンテル)の小説を読むこと。ある日、彼女はあこがれの作家のサイン会に出かけるが……。
 
<キャスト>
カトリーヌ・フロ
アルベール・デュポンテル
ジャック・ウェベール
ファブリス・ミュルジア
ニナ・ドレック
ジュリアン・フリゾン
ローランス・ダムリオ
エサトゥ・ディオップ
フィリップ・グデール
ニコラ・ビュ

 
☆DVDでどうぞ
地上5センチの恋心
 

2012 12月


 
始まりの地で、
新しい1年を始める。
琉球開びゃくの地・南城の絶景の中、
太陽礼賛で自然のエネルギーを吸い込み、
新たな心身で新年をスタートしませんか。
Cafe くるくま

開催日:2013.1.1
時間:6:30~7:30
場所:cafe くるくま
定員:15 名 
参加料:無料
参加申込:
tel 080-5605-1461 
mail yogasabira@gmail.com
 
講  師:ヨガさびら主宰 玉城類 
協  力:Cafe くるくま/南城市ウェルネス事業
 
http://www.city.nanjo.okinawa.jp/about-nanjo/news/2012/12/post-163.html
http://www.nanjo-wellness.com/news/2012/12/post-39.html