2012 12月


 
県立芸大デザイン出身のアラカキアイと喜屋武慶子による、
写真と絵による表現作品展。
昨年好評だった「創~SAW~」の続編となる今回は、
前回の作品を昇華した力作が並ぶ。
生み出された種が、新たな広がりを見せる。

期間:2012/12/15-25
(19日水曜日は定休日です)
時間:9:00am-6:00pm
場所:南風原文化センター内 ギャラリーさゆん
ブログ:http://arakakiai.info/Entry/626/
 

2012 12月

 

「うちのソーセージの材料は肉、塩、砂糖、香辛料の4つだけ。
健康な豚を飼育している養豚場を厳選し、県産豚100%で作っています。

 

また、形もサイズも均一じゃないというのも特徴の一つ。
天然の羊腸を使っているので、その状態によっても太さが微妙に変わりますし、ひとつひとつ手づくりしていますから」

 

一般的なソーセージは、商品の品質や保存可能な期間、重さなどを均一にするため、羊腸ではなく人口皮に詰め、添加物を入れることが多い。

 

「当店では、添加物は一切使用していません。
お客様には安全なものを、安心して食べていただきたいので」

 

プカプカプーカ

 

オープン当初はソーセージを中心に商品販売のみをおこなっていたが、足繁く通うファンからの要望に応え、ホットドッグなどのメニュー提供も始めた。

 

「周辺にお勤めの方がランチを買いにいらっしゃることも多いですね。
最近ベーコンの販売を始めたので、厚切りベーコンのサンドイッチなどもメニューとして考案中です」

 

自家製の加工食品が人気のプカプカプーカだが、代表的メニューであるソーセージを始め、作り方はすべて独学だとオーナーの麻衣子さんは言う。

 

プカプカプーカ

 

プカプカプーカ
2005年に宜野湾市嘉数にオープン、2012年1月に浦添に移転した。

 

プカプカプーカ

 

「子どもに安全なものを食べさせたい」
7年前、麻衣子さんがプカプカプーカをオープンさせるきっかけとなったのは友人たちのこの言葉だった。

 

「当時、子どもが生まれたばかりとか、まだ小さいという友人が多くて。
みんな、『ソーセージやハムは好きだけど、原材料の欄を見るとなかなか買う気になれない』と言うんです。
原料の肉は1kgなのに、販売するまでには様々な添加物が入って結局1.5kgになっている、という話も。

 

それまでは飲食店の厨房で働いた後、独立してケータリングサービスをしたりオードブルを作ったりしていたのですが、ケータリングは大量の器材を持ち運ぶので体力がもたず、オードブルは予約制なので毎日注文が入るとは限らない。
そこで、毎日お出しできる商品はないかな?と考えていたんです。

 

オードブルの中でも自家製ソーセージが人気だったこともあり、それじゃあソーセージのお店をやってみようか、と」

 

それまでの作り方は自己流だったが、よりクオリティを高めるべく、三重県や北海道の食肉加工工場まで出向き、見学したり製造を体験したりして研究を重ねた。
しかし、最初のうちは失敗の連続だったと言う。

 

プカプカプーカ

 

プカプカプーカ
空気が入らないよう、肉を詰めていく。「1日20kg、600本ほどのソーセージを作ります」

 

プカプカプーカ
想像を超える羊腸の長さにびっくり。草食動物の腸は肉食動物よりも長いという。

 

プカプカプーカ
プカプカプーカ
一本ずつ、丁寧に腸に詰めていく。

 

プカプカプーカ

 

「オードブルの時のように少量ではなく一度にたくさん作るとなると、思った通りのソーセージがなかなか作れなくて。
何度作っても食感がパサつき、どうしてできないんだろう?と悩みました。
たまに、何かの拍子でおいしいソーセージができあがると、
『今日、何したっけ?!』『えーと、まず冷蔵庫を開けて〜』
と、一つ一つ手順を追ってみたりして(笑)。

 

失敗してもうまくいっても、どちらの原因もよくわからない時期が続きましたが、結局、温度が大事だということに気づいたんです」

 

ソーセージは、肉、脂肪、水を乳化させた食品だが、肉の温度が上がるとタンパク質が変成し、しっかり乳化させることができない。そこで、温度上昇を防ぐために原料の肉を氷で冷やす過程が必要になる。

 

「その乳化のコツをつかんでからですね。商品としてお出しできるソーセージを作れるようになったのは」

 

無添加というこだわりを崩すことなく、おいしいソーセージを作ることに成功したのだ。

 

プカプカプーカ
スモーカーにつり下げた時にベストの長さになるよう、微妙に調節しながらソーセージをひねり、互いをくぐらせ、形を固定していく。

 

プカプカプーカ
プカプカプーカ

 

プカプカプーカ

 

プカプカプーカ
オープン当初使っていたスモーカー。「こんな小さな箱のなかで燻していたんです」

 

プカプカプーカ
今では3倍近くの量が同時に燻せる、オーダーメイドのスモーカーを使用。「この中に毎日ぎっしりソーセージが並びます」

 

その味と品質は口コミで評判となり、飲食店から注文が入ったり、通販や小売りでも注文が続々と入るようになった。
忙しさが増し、麻衣子さんは商品の製造を工場に依頼しようと考えた。

 

「でも、当店のレシピと作り方を先方にお伝えしたところ、『こんなレシピでは作れない』と言われたんです。乳化剤をはじめとして添加物を一切加えないレシピなのですが、『こんな作りかたではパサパサしたソーセージしか作れないよ』と。

 

でも、実際私たちが作っているソーセージにはそういう現象は一切見られません。工場だと大量に作るということで、温度面などの勝手が少々異なるのかもしれません。

 

工場に断られたからといってレシピを変えるつもりはなかったので、結局今もこうして、ひとつひとつ毎日手づくりしています」

 

プカプカプーカ

 

プカプカプーカ
お中元やお歳暮の時期は大忙し。こだわりのソーセージやベーコンは、贈り物としても最適。

 

プカプカプーカ
プカプカプーカ
ヴィルー社のオイル漬など、安全でおいしい瓶詰め商品も多数揃っている。

 

プカプカプーカ

 

我が子を想う友人らの言葉がきっかけでオープンした店には、やはり子連れで訪れる人が少なくない。

 

「『こういうのが食べたかったんです』『安心して食べられます』と言っていただけることが多く、とても嬉しいですね。

 

また、新商品のヒントはお客様からいただくことも。
新発売のベーコンもそう。
『良いベーコンを探してるんだよ』というお客様の声がきっかけで開発しました。

 

今後も新商品をどんどん作っていきたいと思っています。ハムも作りたいし、ポーク缶も!
安心して使えるポーク缶があれば、うちなー料理が変わるんじゃないかという期待もあります」

 

プカプカプーカ

 

原材料だけでなく、スモーカーで使用するチップにもこだわっている。

 

「沖縄の桜の木で作ったチップを使えないかと模索中です。チップひとつで味がガラリと変わるんですよ。

 

また、桜の木のチップスでスモークしたソーセージを、桜のワインのつまみとして出したらどうか?などという風に、他業種の方々とのコラボも企画中なんです。

 

色んな方面の方と手を取り合い、ともにさまざまな可能性を追求していきたいと思っています」

 

プカプカプーカ

 

朗らかな麻衣子さんだが、昔の話をするときには声のトーンが少しだけ落ちる。

 

「本当に大変だったんです。もうやめちゃおうか?っていう話が何度も出たくらい」

 

専門店で修業を積んだわけではなく、スタッフと試行錯誤を繰り返し、ようやく今の味に辿り着いた。

 

カフェやイタリアンレストランの厨房で働き、オードブルのメニューすべてを作ることができる麻衣子さんなら、一般的な飲食店をオープンさせることも可能だったはずだが、その選択肢は頭になかったと言う。

 

「レストランだとどうしても厨房とお客様との距離が出てしまうのが寂しくて。
初めてイベントに出店したとき、すごく楽しかったんです。お客様に直接お渡しできるし、食べた感想も聞こえてきて。その点は、今のお店も同じですね」

 

心から求めていることがはっきりしていて、その実現のためには苦労をいとわない。
つまずいても、すぐに成果が出なくても、決してあきらめない。

 

その姿は時に不器用にも映るが、「麻衣子さんが作るものなら」という安心感にも繋がる。
プカプカプーカが作るポークやハムは、一体どんな味?
ハムエッグ、ポーク玉子、チャンプルー…今まで作ってきた家庭料理の味わいを、どれだけ変えてくれるのだろう?

 

そんな私たちの期待に、プカプカプーカはしっかりと応えてくれるはずだ。

 

写真・文 中井 雅代

 

プカプカプーカ
プカプカプーカ
住所 浦添市仲間1-2-2(105)
電話 098-911-6043
営業時間 11:30〜19:00
定休日 日曜日
HP http://www.pukapukapu-ka.com
ブログ http://puka.ti-da.net

 

2012 12月


 

期間:2012年11月1日~2013年4月7日
開催曜日:火・木・土・日曜日
時間:1st 18:10~19:00
   2nd 19:50~20:40
 
※上記時間にてご予約いただけます。
 
昔から歌い継がれてきた琉球民謡と美しい音色を奏でる三線、
唄と踊りを賑やかに楽しむ我如古より子の島唄ライブを
ゴールデンブッフェとともにお楽しみください。
 
http://www.renaissance-okinawa.com
 

2012 12月

スカイフォール
 
なるほど~。
 
というのが正直な感想。
 
007ファンとしては、「なるほど」としかいいようがない。
 
歴代最高の興行成績と高評価に、ちょっと過大な期待をしていたこともあって、観終わったときはなんだか、物足りない感があり。
 
ただ、まあ、やはり原点回帰というのが今回のテーマであり、英国への忠誠心、いろんな意味で、これでダニエル・クレイグ ボンドが確立したという達成感も同時にあります。
 
ショーン・コネリー時代から見続けている私としては、後半、懐かしいキャラクターが勢ぞろいしたところにも今後の007に期待したいところ。
 
正直何から書いていいのかわからないほど盛りだくさんです。
 
もともとダニエル・クレイグ ボンドのファンなので、オープニングから、たたみかけるような素晴らしいアクション。
 
スカイフォール
 
とにかく景色はきれいだし、カメラワークも非常によい。サム・メンデス監督、さすがです。
 
走ってる列車のうえをボンドと敵がチェイスするのですが、ここが一番の見せ場のような小気味よさ。
しかも、アクション中にも、ボンドは、スーツからはみ出たシャツの袖をさりげなく直すのです。
ここが、「キャー素敵」と萌えポイント。
 
歴代ボンドもよくするしぐさですが、やっぱりショーン・コネリーと、ダニエル・クレイグが様になります。
 
 
 
そこから予告で何度も流れている、ボンドの転落。これが、スカイフォールなのか?と思わせる見事な落ち方。
 
で、このあと、Adeleの「Skyfall」に突入。
 
このオープニング、いつも楽しみですが、また近年まれにみる見事さ。
たまりませんなあ。
 
出だしから興奮してしまいましたが、このあとの展開が微妙に中だるみするところもあります。

今回敵役は ハビエル・バルデム。
この人自体「ノーカントリー」ですごい怪演してるので、あれ以上の悪役は無理な気がするんだけど。
なんとなく、007史上最強の悪役といわれているが「そう?」と思ってしまいました。
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
うまいんだけど、なんか、そんな残忍でもないのよ。ハビエル・バルデムの責任ではなく、キャラが弱いのかな。
メランコリックな感じもこの作品のポイントのひとつになるんだろうな。
 
そして今作のボンド・ガールは、 ナオミ・ハリスとベレニス・マーロウっつーことになるのかな。
それでも、実際、ボンド・ガールはMだよね(笑) ジュディ・デンチ。
 
スカイフォール
 
Mとのいろいろ(書けないけど)があるために、どうも、ボンド・ガールが軽い扱いでベレニス・マーロウにおいては、なんだかとっても気の毒な扱い。
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
ナオミ・ハリスは、実は、シリーズのあの人だったんだ、と、去年あたりからうわさされてたけど、すっかり忘れていたので、最後に「ほ~」とびっくりしました。
 
スカイフォール
 
レイフ・ファインズも、納得のキャスティング。また、これは今後に続くんだろうな。
 
スカイフォール
 
久々にQも出てきて、新旧交代をまとめてしてしまった感じはありますが、どうなるのか今後期待。
 
スカイフォール
 
ダニエル・クレイグ、老けたな、と思ったけど、やっぱり立ち姿がかっこいいわ~。最高にSEXYです。本人は、ボンド役引退をほのめかしていますが、もっともっと続けてほしい。
 
 
とにかく、昔の007シリーズファンには、楽しめるアクセサリーがちらほら。
 
アストンマーチンDB5をボンド自身が運転。しびれますなあ。あと、ワルサーPPK。ここもなるほど、なるほど。
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
セリフがところどころ、今までの作品へのオマージュのようなものも飛び出します。
笑えるセリフが結構あるのが、イギリスっぽいです。
セリフのセンスがよい。上品なユーモアがある。エンディングに向けて舞台はスコットランドの「スカイフォール」へ。
原点に戻ります。このあたりが、舞台出身のサム・メンデスの手腕をいかんなく発揮するような映像です。
 
 
ここまで書いておきながら、感想としては、ちょっと期待しすぎた、という気持ちもぬぐえませんが、もう一度観たい気もします。
長いからなあ。「カジノ・ロワイヤル」のようは華々しさはないです。
 
映像がとにかく美しいです。世界の名所がいろいろでてくるし、上海のアクションシーンは素敵でした。
軍艦島をモチーフにしたセットもあるし、これはエンドクレジットにも記載されてます。
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
スカイフォール
 
シリーズファンはもちろん必見。で、ちょい長すぎる(笑)
 

KEE

 

 
<ストーリー>
MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報(ちょうほう)部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが……。
 
<キャスト>
ダニエル・クレイグ
ハビエル・バルデム
ジュディ・デンチ
ベレニス・マーロウ
ナオミ・ハリス
レイフ・ファインズ
アルバート・フィニー

 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
サザンプレックス
098-835-6600
島尻郡南風原町字宮城371-1
HP:http://www.startheaters.jp/southernplex 
 

2012 12月


 
毎年恒例、ウッディーズのカウントダウンパーティーッッ!!
 
お1人様3,000円で飲み放題&食べ放題です!大切な方、大勢で仲良く騒いで、ハッピーニューイヤーッッ\(^o^)/
 
開催日:2012年12月31日(月)
時間:21:00 〜
場所:ウッディーズ
住所:豊見城市豊見城566-8 ドミールとよみ 1F
ブログ:http://welcome2woodys.ti-da.net
 

2012 12月


 
<オマール海老3,500円コース>
 
 
・前菜三種(茄子のマリネ・ローストビーフ・ポテトグラタン)
・ジャガイモの豆乳ポタージュ~ほうれん草のソース
 
・メイン
~オマール海老のテルミドールと白身魚のソテー~
 
 
・サラダ、ライスorパン
・デザート(レアチーズケーキと苺のアイス)
・1ドリンク(グラスワインorソフトドリンク)
 
 
※コチラの料理は限定2名×3組のみです。
 
 
 
 
 
<白身魚のソテー・グリルシュリンプ添え2,500円コース>
 
 
・前菜三種(茄子のマリネ・ローストビーフ・ポテトグラタン)
・ジャガイモの豆乳ポタージュ~ほうれん草のソース

 
・メイン
~白身魚のソテー・バジルクリームソースとグリルシュリンプ~
 
 
・サラダ、ライスorパン
 
・デザート(レアチーズケーキと苺のアイス)
 
・1ドリンク(グラスワインorソフトドリンク)
 
 
 
12月24,25日のみ
(予約時間18時~より)
 
料理は、完全予約制で席が埋まり次第終了ですっ。
テーブル席が5つなので
 
1日5組までの受付ですが、お一人様でも
もちろん大丈夫ですよ。
 
 
 
お問い合わせ、お待ちしております☆
 
 
 
バーレイヘッズ カフェBlog: http://burleighheadscafe.ti-da.net/
 
〒901-0305 沖縄県糸満市西崎2-37-1
電話:070-5519-9650
 

2012 12月


 
福島県相馬市の一部は福島第一原発から45キロに位置しています。福島県立相馬高校はそこに位置しています。その高校生が互いの被災体験を話し合い、自分たちで脚本を書いて作り上げた演劇作品が今回のDVDに収録され、上映されます。
 
タイトルに「(仮)」とついているのは、伝えたいことが刻々と変わっていくからだといいます。今を生きる福島の高校生たちのリアルな思いを、より多くの人に伝えたく、沖縄でのDVDの上映会を企画しました。
当日、顧問の渡部義弘教諭を相馬市から招いて、DVDの中には入れ込めなかった高校生たちの想いを伝えてもらいます。
 
 
2012年12月21日(金)
19:00~21:30
会場 沖縄大学 同窓会館
費用 500円(資料代として)
 
2012年12月22日(土)
14:00~16:30
会場 南城市民ギャラリー(大里庁舎3階)
費用 500円(資料代として)
 
5.イベントの説明文
 
 
お問合せ先
なんじょう地域デザインセンター
石田/玉城まで
098-949-7530
090-3582-5504
 
主催:なんじょう地域デザインセンター
   沖縄大学大学院生有志
協力:南城市、沖縄大学
http://nancen.jp

 

2012 12月


 
冬至の日に開催。この日は夜が一番長い日です。明るい光の時間が増えてくる直前に新スタジオの新しいスタートを祝う時間を、ご一緒にいかがでしょうか。J-styleは「あなたの理想を叶えるスタジオ」です。
 
開催日:12月21日(金)
時間:11:30~21:00
場所:那覇市安謝1-22-38 かふうBL.305
HP:http://jstyle-okinawa.com
 

2012 12月

沖縄のおうち
 
中に入った瞬間、むき出しの瓦に目を奪われる島袋さんのおうちは、築40年の古民家。
住みながら夫婦で改良を重ね、未だ家作りの途中とのこと。
 
「引っ越したばかりの時は床もしっかり張られていなくて、ブルーシートを敷いて寝ていました(笑)。
壁は、休日を利用して少しずつしっくいを塗り、床も自分たちで張り替えたんです」
 
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
味のあるアンティーク風なインテリアが印象的だが、値段を尋ねるといずれも格安!
 
「骨董店やアンティークショップで買うことはほとんどなくて…。
バザーやリサイクルショップなどで掘り起こし品を探すのが好きです。
絵本や小説を入れているラックは病院の売店で使われていたものを400円で購入。
もとは真っ赤だったのですが、ペンキで塗って。
結局、ペンキ代の方が高くついたっていう(笑)」
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
昭和レトロな水屋箪笥はなんと拾い物。
 
「東京に住んでいた頃、夫と酔っぱらいながら道をあるいていたら発見。
これも沖縄に持ってくるときの輸送料が高くつきましたね(笑)」
 
沖縄のおうち
 
棟木には「紫微鑾駕(しびらんか)」の墨書きが見える。
 
「沖縄に古くから伝わる建築儀礼です。家のお守りのようなものですね。築30年以上の古民家に見られるそうです」
 
紫微とは紫微宮とよばれる天の宮殿に住む神。鑾駕とは神が乗る輿のこと。
つまり、輿に乗った神がこの家に舞い降り、家を守ってくれるようにという祈りの言葉だ。
 
沖縄のおうち
 
ふすまや仕切りを殆どとっぱらい、広々とした間取り。
寝室は、布で仕切りをつけた。
 
沖縄のおうち
「子どもの成長を感じたくて購入した体重計。『銭湯みたい』と言われます(笑)」
 
沖縄のおうち
 
料理上手であることがうかがい知れる、整理整頓が行き届いた台所。
 
沖縄のおうち
 
東京の卵焼き専門店で修業し、沖縄で販売していたこともある島袋さん。
よく手入れされた銅製の卵焼き器の姿も。
 
沖縄のおうち
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
古民家ゆえに頭を悩ませる問題もいくつかあるが、「この家の一番好きなところは、人がよく集うところ!」と、島袋さんは言う。
 
「本当にいろんな人がよく来てくれます。
友達の友達とか、兄妹とか、その彼氏とか…。
モノ珍しさからか、卵焼き目当てか(笑)。
一度来た人は、誰かを連れてまた遊びに来てくれるんです。
 
人が集うって幸せな家庭の象徴のような気がして、嬉しくていつもいっぱいもてなしちゃいます」
 
沖縄のおうち
「器は大好きなんだけど、ありがたいことに頂き物が多くて。自分では、記念日のときなどに選びに選んで購入します」
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
沖縄のおうち
 
仏壇があった場所には読書好きな夫婦らしく沢山の本が積み上げられ、その前にはお酒の瓶。ガラスケースには、大事そうに焼き物が飾られ、キッチンにはさまざまな香辛料の瓶に竹製のざるがいくつも。
  
今からやって来る本格的な冬の寒さを想像すると不安に思う気持ちもあるというが、ここでの暮らしを楽しんでいるのが伝わってくる。
 
「笑顔の集まる場所ならば、普段は多少ハードな生活でもいいかなと。
そう思って、今年の冬もまたがんばって乗り切ります!」
 

写真・文 中井 雅代

 

2012 12月


 
魔法の質問 in Okinawa vol.2 ☆~☆~☆~
 
 
お待たせしました!
 

2012年の締めくくり.. そして、2013年の始まりに向けて
 
今年最後の沖縄でのスペシャル企画
マツダミヒロさんによる質問講座が開催されます。
 
 
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
 
今回のテーマは 『ライフワーク』
 
 
ライフワークと聞いて
 
何を思い浮かべますか?
 
「お金をもらわなくても、やりたいことはなんですか?」
 
この質問が
 
ぼくの人生を変えました。
 
ライフワークへシフトする
 
質問でもありました。
 
 
ぼくには、
 
ビジネスと
 
プライベートの境目がありません。
 
好きなことに熱中していると
 
お金が入ってくるからです。
 
それが
 
仕事へと変化していきます。
 
 
ライフワークを仕事にしていくことで
 
大切なポイントがあります。
 
それは
 
「お金をもらわなくてもやりたいこと」
 
をすることで
 
「やりたいことをやると、お金がはいってくる状態に変える」
 
ことです。
 
一見、矛盾したようにおもえるこの2つの要素。
 
これを実現させるためには
 
ちょっとした秘訣があります。
 
その秘訣を
 
今度の講座で お伝えしたいと思います。
 
 
好きなことをして、
 
世の中に貢献していく。
 
あなたも、このスタイルを創りあげてみませんか?
 
 
マツダミヒロ
 
 
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
 
自分らしく生きていきたい
大好きで 得意なことを仕事にしたい
 
自分らしく生きることで
自分だけでなく、周りも幸せにすることができるようになります。
 
そうありたいという方に、ぜひ参加してほしいと思っています。
 
あとから振り返ったときに
” あの日があったから、今の自分がある・・ ”
そう思う人が続出する講座になるでしょう。
 
どなたでも参加できます。
 
参加されるみなさんが
笑顔で帰っていかれる姿を想像できました^^
 
ご本人が沖縄で講師をされるのは数少ない機会です。
 
よろしければ、お友達もお誘いの上、ぜひお越しください。
 
当日は、会場を暖めてお待ちしています^^
 
————————————————
 
▼日時:2012年12月19日(水) 19:00-21:00
 
▼場所:浦添市産業振興センター 『結の街』 大研修室 
▼住所:沖縄県浦添市勢理客4-13-1
http://yuinomachi.jp/access.html
 
▼人数: 150名
 
▼参加費: 3000円(1名)  2500円(2名以上でご参加/1名)
 
  ※お支払い方法は、申込された方へメールにてご案内を差し上げます。
 
 
▼お申し込みはこちら
http://form.os7.biz/f/9fb39969/
 

2012 12月


 
2012 . 12/ 14(Fri) – 24(Mon) PM 1-7 
 
 
参加作家
アンクリット・アシャチャリヤーソーポン(’76)
ウィスット・ポンニミット(’76)
儀間朝龍(’76)
ディム・ディーム(’88)
 
企画
澤文也(’64)
 
 
☆オープニングパーティ☆
12月14日 18〜20時
 
ゲストキュレーターの澤文也とギャラリーオーナーで参加アーティストの儀間朝龍がそれぞれの作品と4人のアーティストたちとの興味深いつながりについて語るかも。
 
タムくんによる0~108歳の50人のドラゴンたちの似顔絵もこの日がお披露目となります。
タイのシンハービールや甘い豆乳ヴィタミルクが立ち飲みできるミニバーもオープン。
 
ミニ屋台参加者も募集中!
お時間合う方是非いらっしゃって下さい!
 
GALLERY point-1
那覇市松尾2−7−8
050−1122−4516
 

 

2012 12月


 
ころんと真ん丸、手のひらサイズ。ころげ落ちんばかりに高く盛られたフルーツの山。その小さな山々がところ狭しと、さながら山脈のように並んでいる。それがタルト専門店オハコルテのショケースの中の光景だ。
 
便宜上、小さな方を「タルト」、大きな方を「ホールタルト」と呼んではいるけれど、正確に言えばオハコルテのタルトは全て、欠けたところのないホールタルト。
 
扇形にカットされたタイプは見当たらない。この一風変わった「小さなホール」は、オハコルテのおいしさに対する並々ならぬこだわりの証なのだ。
 
oHacorté メレンゲ
 
効率よりおいしさを求めて。直径7センチメートルのこだわり
 
水分たっぷりのフルーツをふんだんに使うので、一般的な焼き方ではタルト地がしんなりしてしまう。そこでオハコルテでは生地を三〜四回、繰り返しオーブンで焼いている。
 
その際、サイズが大きいと中まで火を通すのが難しいし、タルト地の割合が減るとみずみずしいフルーツと最良のコントラストをなすサクサク感を存分には味わえない。
 
その両方をクリアするのが7センチという小ささなのだが、小さければ良いのかと言うと、また違う。7センチより小さいとフルーツをたっぷり乗せられない。すべてのバランスが整う絶妙な大きさをオハコルテは探り当てたのだ。
 
oHacorté 桃のタルト途中
 
oHacorté いちじく
 
タルト地を一つ一つ手作業で成形し、何度もオーブンで焼き、フルーツを慎重に盛りつける手間を考えれば、通例通り大きく作って切り分けた方がずっとラクだし合理的だ。それでもサイズを変えないのは、オハコルテが何よりもおいしさを優先するから。
 
そのためには手間ひまかけることを厭わず、コストがかかることも恐れない。使用する素材は品質によって値段が大きく異なるため、妥協すればもっとずっと求めやすい価格のタルトを作ることもできる。
 
しかし、おいしさをあきらめてまで価格を抑えるという選択肢はオハコルテにはない。
 
また、特筆すべきはその賞味期限ならぬ陳列期限。どれだけ丁寧に作っても、ショーケースに並ぶのはその日限り。前日に作ったものを並べるなんてもってのほかなのだ。
 
oHacorté タルト型のお手入れ
 
引け目を感じない誠実なお菓子を
 
オハコルテのタルトを初めて口にした人はまず、 フルーツの質の高さに驚くに違いない。ハリツヤ、味の良さ、芳醇な香り…。あらゆる要素にこだわって吟味し、ベストの素材を用意する。
 
そのこだわりを支えるのが、スタッフたちが自分の足で探し出した全国各地の契約農家だ。 
個人的な旅行中であっても、スタッフはその土地に良い農家はないかと尋ね歩く。こうして見つけてきた契約農家の人々は例外なく、強いこだわりと誇りをもって作物を育てており、口を開けば栽培に対する情熱が溢れだしてくるのだという。
 
oHacorté ピンクグレープフルーツ
 
「輸入ものだとやっぱりどこか恐くて、レモンの皮までは子供に食べさせられない」
 一人のスタッフの言葉から、レモンの使用を国産に絞ることにした。
 
国産で色もきれいなレモンを用意するのは至難の業なのだが、オハコルテでは作り手が後ろめたさを感じることのない、安全な素材しか使わない。
 
タルトを彩るフルーツのクオリティの高さには、大切なお客様に誠実なお菓子だけを提供したいというオハコルテの想いが反映されている。
 
oHacorté ティラミスのクリーム絞り
 
タルトだから、旬の素材をより楽しめる
 
毎月十八日の「オハコの日」には、その時期限定の旬なフルーツを使用した新作タルトが並ぶ。しかし、食べごろが一瞬で終わってしまう素材もあり、中にはわずか2週間ほどでショーケースから姿を消すものも。そこまで素材の旬にこだわるのは、季節の移り変わりを感じる喜びを、タルトに乗せて届けたいから。
 
さらに、フルーツをそのまま食べるよりももっとおいしく食べてもらうため、素材の魅力を引き出す調理にも心を砕く。例えばグレープフルーツなら、土台にコクのあるクリームチーズを使い、柑橘の持つ軽さと対比する。ココナッツの香りの甘さで、酸味の爽やかさを強調する。こうやってタルトにすることで味が一変し、フルーツが主役としてより一層輝くのだ。
 
oHacorté  試食
 
販売スタッフも大活躍の新メニューづくり
 
オハコルテでは、新メニューを考える役割を特定のスタッフに任せているわけではない。毎月新作を発表すべく、普段は製造に関わらない販売スタッフ含め、全員で案を出し合って試作を重ね、渾身のタルトを生み出している。
 
完成した試作品は翌日にも試食をする。お客様が出来立てを食べる機会はそそう多くはないからだ。お家で翌日食べたときにも、同じく美味しいようにという想いの現われである。
 
案出し同様、試食も必ずスタッフ全員でおこなう。「販売スタッフは私たちが気づかぬ点を指摘してくれるので、とても助かるんです」と製造スタッフは声をそろえる。
 
「バナナの黒糖タルト」は、「持ち運ぶときに崩れやすい」というお客様の声を耳にした販売スタッフの提案から、バナナの切り方と盛りつけ方を途中で変更した。
 
「いちじくと赤ワインのタルト」は、食べた後に車を運転できないのではないかとの気遣いから、ワインのアルコール分の大半を飛ばすことにした。試作段階では酒気が強かったのだ。
 
オハコルテ 小禄店
小禄店
 
面接、企画、接客方法…、すべてはスタッフに委ねられ、チームで動く
 
タルト考案に限らず、オハコルテにおけるほとんど全てのことは現場スタッフが主導する。採用では、書類選考に始まる一切を共に働くこととなるスタッフがおこなう。気持ちよく協力できる仲間となりうるかは、スタッフ自身にしか判断できないからだ。
 
丁寧で気持ちのこもった接客のファンになり、常連となるひとも多いが、接客マニュアルというものはない。「フレンドリーすぎず固すぎず、お客様が安心できるちゃんとした接客を」という基本的な理念だけを共有し、あとはそれぞれに任されている。マニュアル化された接客では個人の良さが生かされないから。
 
オハコルテ松尾
松尾店
 
オハコルテ コスメ
松尾店
 
また、季節のイベントの企画もスタッフがおこなう。父の日には新たに作ったリキュール入りタルトの詰め合わせを、期間限定で販売し、好評を博した。
 
そんなスタッフたちを我が子のように見守りながら、チームとして束ねる父親的な人物が存在する。社長の豊田さんだ。
 
「オハコルテが大切にしているのは、お客様の満足とスタッフが楽しく働ける職場であること。そのために皆が一丸となって店を動かしていけるよう心がけています」
 
スタッフ全員で動くということに対する豊田さんの想いは強い。
 
「チームのユニフォームという意味も込めてオリジナルの制服も作りました。ノスタルジックな色とデザインにしたのは、年月を経ても逆に古さを感じず着られるように。これから先もずっと、スタッフにオハコルテを動かしていってほしいから」
 
oHacorté 小禄
小禄店
 

港川店
 
100年続くお店に。
 
「『おばあちゃんが若い頃からずっとお気に入りのタルトなんです』と、100年後にもお客様が買いに来てくれるお店にしたいんです」と豊田さんは目を細める。
 
「もし、僕が一人で作っていたら、僕がいなくなった時点で店は終わってしまう。けれど、チームでなら何十年先もずっとやっていけるから」
 
今は100年先を見つめているオハコルテだが、オープン前には周囲から、「値段がネックになる」、「きっと誰も買わない」と大反対された。しかしオープンしてみると想像以上に反応は良く、一週間と経たないうちに次なるタルトを買い求めにやって来る人も少なくなかった。
 
ケーキを買うという目的を果たすだけの場所ではなく、そこに足を運ぶこと自体が楽しい店。そして、特別な日には、「今日はあそこで買わなきゃ!」と思える、スペシャルなケーキを置いている店。そんなところは他になく、実際は多くの人がオハコルテのような店を求めていたのだ。
 
オハコルテ 箱詰め
 
タルトから生まれる無限の幸せを未来へ
 
店を100年続けたいのは、オハコルテに足を運んでくれる人たちのため。
「幸せをタルトに乗せて届けたくて、店のモチーフを青い鳥にしました。 僕が店に携われるのはせいぜい30~40年。その後は誰かに継いでもらって、変わらずタルトを作り続けてほしい。オハコルテを愛してくれるお客様を、がっかりさせるのだけはいやだから」
 
今から50年後、祖母の好物のタルトを買いに来た少女は、嬉しさと興奮で頬を紅潮させながら、オハコルテの木造りのドアをゆっくりと開ける。それからまた50年後、その少女の孫の小さな手には鮮やかなブルーの箱が下げられている。中には祖母が大好きなタルトがいっぱいに詰められて…。
 
オハコルテは、タルトが生み出すそういう100年先の未来を描いている。ささやかだけど特別な日々で、私たちの人生を何代も共に紡ぐ未来を。
 
oHacorté
http://www.ohacorte.com
 

2012 12月


 
手作り石けん展 良質な植物オイルのみで作られた自然の恵みをいっぱい含んだ石けんたちです。
 
冬の季節には欠かせない保湿効果の高いシアバターやカカオバターを配合した石けんを取りそろえて
おります。
 
ホリデーギフトにご自身へのご褒美に、ナチュラル石けんでバスタイムを楽しみましょう。
 
12月25日から月末まで制作者山中ココ在店 香水つくりのワークショップを開催いたします(要予約)
 
あなただけのオリジナル香水を作ってみませんか?
  
期間:12月18日より月末まで
場所:花いちりんカフェ&フラワーショップ
詳細はブログにて:http://hanaichirin.net