2014 2月

 

イベント説明文 沖縄市コザにあるアットホームなBar”JUNGLE STYLE”で月に一回開催されるSTAND UP!!ゲストに那覇を拠点に活動するDJ GOO,Rie,microhaを招集し、各々がダンスミュージック縛りでホットでスウィートなサタデーナイトを演出する。入場無料!!

 

開催日:2014年2月15日(土)
時間:22:00-5:00

 

HP http://junglestyle.ti-da.net/

 

2014 2月

 

こぐま舎のお教室では、実際にサイン育児をした経験を元に赤ちゃんとお母さんが「見つめ あう(アイコンタクト)」ことで心と心のつながりを感じることを大切にし遊びを取り入れながら、普段の生活の中で取り入れるポイントや笑顔が増えるサイン 育児の楽しさをお伝えしていきます。

 

開催日:3月4日(火)・3月11日(火)・3月18日(火)
時間:10:30~11:20
会場:ガールズスクエア セミナールーム
レッスン料:3回/7000円 初回時にお支払下さい。
(修了書付の教材費:1572円含む・指定駐車場90分無料チケット込み)
定員:親子4組(6か月から1歳半ぐらいまでのお子様対象)
持ち物:いつものお出かけグッズ
※お子様の体調などによりレッスンを欠席された場合は ご相談の上、無料で補講を行いますのでご安心ください。
ロイヤルセラピスト協会 セラピスト・認定講師:こぐま舎 鈴木亜希子

 

問合せ:こぐま舎 鈴木亜希子 koguma-ya@mocha.ocn.ne.jp
お申込 : info@girls-okinawa.jp まで
タイトル「ファーストサイン教室参加」として、
1)お名前:ママとお子様
2)お子様の月齢
3)メールアドレス・電話番号

 

http://www.girls-okinawa.jp/

 

 

2014 2月

 

2月の沖縄は暖かな日が続いたと思ったら、急に寒くなったり、強風が吹いたりを繰り返している。
それでも、天気が回復する度に確実に気温は上昇して、満開に咲いた桜の花が散って葉桜の季節になった。

 

季節の変化と同時に部屋のカーテンやクロス類を変えたいところだけれど、それは結構エネルギーのいることだ。
かつ大きな面積を取る布ものは慎重に選ばないと悲しい結果が待っている。
そんな時、気軽に雰囲気を変えることが出来るのが普段使いの器を替えてみることと思う。

 

個人的には今、無地の陶器や渋い色の器が気に入りです。

 

 

 

miyagiya

 

 

ピッチャーは使い始めると、とても楽しい。
毎日の食卓が絵になる。
飲物がいつも以上に美味しく感じるから不思議だ。
たとえ、水一杯でもまろやかなのだ。
寒い時は珈琲を、夏は氷を入れて、春は花器として使うことも多い。

 

田村窯のピッチャーは沖縄のやちむん(焼物)らしく、安定感があってどっしりとしている。
持ち手も太くしっかりとした作りです。
重量感のある割に持つのが苦にならないのは、この持ち手のおかげと思う。
白化粧土の上から飴釉(あめゆう)を流しかけていて、美しいカラメル色を引き出している。
絵付けのタイプを使い続けていたからか、この素朴で美しいピッチャーをとても新鮮に感じている。

 

 

miyagiya

 

 

 

無地の器といえば、芝原雪子さんの飴色のシリーズも好きで、少しずつ増やしている。
陽の光によって青銅のような鈍い色に見えることを最近発見した。
陶器は経年変化も含めて、表情が少しづつ変わるから面白い。
既に知っているはずの陶器も久しぶりに対面すると、その印象は結構違って見えたりするものです。

 

 

miyagiya

 

 

 

谷口室生さんの作るしのぎの皿は、ダークチョコレートのような深く艶のある色がかっこいい。
当初、その茶色は淡く柔らかな印象だったけれど、無理をいって濃く焼いてもらっています。
器を焼成する際に溶けて流れやすい飴色の釉薬は、器の中央に(釉薬の)貯まりができてしまう。
それを良しとしない人もいると思うけれど、僕はかえって面白いと思っている。

 

 

miyagiya

 

 

谷口さんの作る器は、伝統的な製法でありながら、現代的な雰囲気がある。
お皿もそうだし、花器もそうだ。
軽々しく聞こえるかもしれないけれど、とてもオシャレなのだ。

 

 

miyagiya

 

 

谷口さんの花器の横に置いているトートバッグは、ソファなどの家具を製造する際に出る端材を活用して作られるKRAVITZのものです。
渋い色合いだけれど、とてもかわいい。
男性も持てるかっこかわいいバッグだ。
多少寒さが残る頃はバックひとつ変えるだけで気持ちも弾むものだ。

 

 

 

miyagiya

 

 

VEGEしょくどうのyoyo.さんに盛り付けをお願いしたら、長浜太志さんの器を生かして男前なスイーツを作ってくれました。
3種のチョコレートケーキはカラメルソースやドライフルーツとの相性がよい。
時に軽く、時にヘビーなチョコレートは、一口ごとに味が変化する。
スイーツ好きな男子におすすめのひと皿かもしれない。
(もちろん女性にもおすすです。)

 

 

好きで買い集めた、たくさんのお皿やカップも普段使うものは偏りがちだ。
悩んで吟味して奮発して手に入れたものに限って、食器棚の飾りになったり、奥の奥に眠っていたりする。
ついつい同じものを使ってしまいがちな器を、時々入れ替えてみる。
季節の変わり目はまさにそのいい機会なのだ。

 

 

 

*
miyagiya

 

 

ビネガー&ベーキングソーダのVEGANチョコバナナケーキ
A 薄力粉1カップ、ココアパウダー大さ3 (※黒みの強いパウダーとふつうのパウダーを混合)
ベーキングソーダ小さじ1、ベーキングパウダー小さじ1/2
B 完熟バナナ2本
太白ごま油30ml、豆乳1/2 C、ダークラム大さじ1、 白ワインビネガー大さじ1
・オーブンは200度にあたためておく
1)Aの材料を あわせてザルでふるっておく
2)バナナはボウルにいれてよくつぶしてペースト状にし、Bのほかの材料を加え泡立て器でまぜておく
3)2のボウルに1を2、3回に分けて加えながら、さっくりと混ぜる 
4)3にビネガーを加え 油を塗った型に手早く流し 200度で20分、175度で25分~30分焼く
竹串をさして何もついてこなければ焼き上がり

 

 

*
お知らせ

 

yoyo.さんのワークショップがひやみち学校で開催されます。
miyagiya-bluespotもお手伝いします。

 

 

うつわとたのしむVEGEごはん

 

近郊でとれる野菜、身近にある素材でつくる、おいしくて華やかな完全植物性のごはんと、沖縄の若手作家さんたちのモダンな器のコラボレーション!
日々の食卓からちょっと楽しくなる器選びや盛り付けのヒントなど、一緒につくり、食べながら学んでいきましょう。

 

2014/2/14(fri) 11:00-13:00 バレンタインの食卓

 

詳細098-867-7847(ひやみかち計画)

 

 

 

text&photo 宮城博史

 

food VEGEしょくどうyoyo.

 

 

miyagiya-bluespot
facebook: https://www.facebook.com/miyagiya
web site: http://magasin-miyagiya.com/

 

address 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2-12-22
tel/fax 098-869-1426
opening hours 11:00-20:00
closed on Wednesday

 

2014 2月

sweets cafe O’CREPE~オークレープ~より、
’’スイーツ’’と、’’かわいいもの’’が大好きなおしゃれ女子の皆さんへスイーツと音楽を楽しんでいただくイベント開催のお知らせです。

 

美味しいスイーツが食べたい!
ゆっくり生演奏を聴いて癒されたい
かわいいものが好き、またはその撮影をしたい

 

そんな方にお勧めの、女の子がワクワクするようなイベントです。
アンティークな空間と、生演奏&美味しいスイーツで癒されませんか?

 

 

~ 音楽とスイーツで癒しの時間を ~
バレンタインデーとホワイトデーの丁度真ん中の日に、この2つの日を楽しむイベントをご用意しました。

 

かわいらしく独特な雰囲気が魅力的で、素敵な演奏をして下さる『グレーテル』のお二人をお招きし、1部はバレンタインを、2部はホワイトデーをテーマにスイーツをいただきながら、クラシックからポップスまでのお馴染みの音楽をお楽しみいただけます。

 

オークレープも、その日はイベント仕様に♪
スイーツのちょっとしたデモンストレーションも予定しています。

 

2部共に、異なる構成の音楽&スイーツとなりますので両方のご参加がお勧めです。(どちらか1部のみのご参加も大歓迎!!)

 

見て、食べて、聴いて、五感全てが満たされるようなワクワク感たっぷりのそんな癒しのイベントになることと思います。
(もちろん、お写真撮影もOKです)

 

生演奏を聴きながら、アンティークな空間でゆったりスイーツタイムを…。
どなた様も、お気軽にご参加下さい。

 

開催日:2014年2月28日(金)
1部 19:00~
2部 20:30~
場所:sweets cafe O’CREPE ~オークレープ~
住所 那覇市松尾2-6-12 2階 (にぎわい広場前)
参加費:
どちらか1部のみ    :2000yen
1部・2部(両方)ご参加:3000yen
◎各部毎に、3種類の限定スイーツ&1ドリンク付き
(2部両方ご参加の場合、6種類のスイーツをご賞味いただけます)
出演:グレーテル(ヴァイオリン&ピアノ生演奏)
スタイリング:hair&make256
ご予約について:
当日のご参加も可能ですが、お席はご予約優先とさせていただきます。
ご予約・お問い合わせは、お電話または店頭にてお気軽にどうぞ。

 

sweets cafe O’CREPE ~オークレープ~
TEL 098-868-3113(比嘉)
営業時間 11:00~20:00(ランチ14:00L.O.)
定休日 水曜日
ブログ http://ocrepe.ti-da.net/

 

2014 2月

 

5万人以上の卒業生がクリエイティブ業界で活躍しているデジタルハリウッドと業務提携を組み、「デジタルハリウッドSTUDIO沖縄」がいよいよOPEN!
2月16日プレオープンイベントとして見学&体験説明会を開催いたします。
webデザインに興味のある方、ものづくりが好きな方、新しいことに挑戦してみたい方、ぜひご参加ください!

 

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 デジタルハリウッドSTUDIO沖縄 4つのこだわり
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1.刺激と情報あふれるクリエイティブな空間で学習できる
2.東京の講師による分かりやすい動画教材とweb制作会社の講師によるマンツーマン指導
3.平日夜は21時、土日は19時まで、いつでも好きな時に通学できる
4.自分らしい働き方を実現できる就職サポート

 

お気に入りのカフェにいるような快適な空間で、リラックスして学べます。

趣味で自分の好きなサイトをつくりたい。
お仕事に必要なスキルを強化したい。
企業として、新人教育やフォローアップ教育に導入したい。
自社ホームページを、社内で運用したい。
様々な動機を持った方の学びをもっとワクワクさせる場として盛り上げていきます!!

 

是非、お気軽にデジタルハリウッド沖縄STUDIOにお越しください。
詳細&お申し込み⇒
http://www.pdc-ok.jp/dhw/

 

開催日:2月16日(日)
時間:13時~15時 【開場 12時30分~】
場所:デジタルハリウッド STUDIO 沖縄
定員:25名
フリーダイヤル:0800-500-0481
受付時間(10:00~20:00 月・祝休み)
メール:okinawa@dhw.co.jp
URL:http://www.pdc-ok.jp/dhw/
★お電話かメールで事前にご予約申込みお願いします。

 

2014 2月


野崎歓・著 河出書房新社 ¥1,890/OMAR BOOKS

 

本を日常的に読む人なら、翻訳者たちへの憧れを抱いたことが一度ぐらいあるはず。作家の黒子として表からは見えにくい存在でありながら、彼・彼女らがいなければ何気なく手にした遠い国の物語も知らないままだったかもしれない。そう考えると私たちの人生をも左右する役割を担っている人たちだといえる。

 

では、翻訳家自身の日常はどうなんだろう?
またどんな風に仕事をしているのだろう?
という素朴な疑問が湧いてくる。

 

それに答えてくれるのが今回ご紹介する新刊『翻訳教育』。
フランス文学の現役の名翻訳家による、私的エッセー。

 

まえがきの最初の一文は、―ぼくは「プロの翻訳家」になるために、特別な訓練をを受けた人間ではない。―で始まっている。そのあとに続くのは、少年の頃にカミュや堀口大學などの文章に触れて感動を覚えたこと。ただ好きで読み続け、勉強していくうちにその流れのまま翻訳する機会を得、翻訳し続けて今に至ること。影響を受けてきた本の紹介なども交えて、著者自身の履歴と翻訳の本質について思索する臨場感にあふれた本書。他にもボリス・ヴィアンの傑作『うたかたの日々』の翻訳の裏側にについても語られ、まだその本を読んだことのない人への案内書ともなっている。静かな語り口ながら、著者の熱烈さが文章の端々に滲んで、読んでいるとこの人は、本当に翻訳というものが好きなんだなあと伝わってくる。

 

一見、ひとつの言語をまた別の言語へと写していくだけの作業とも受け取られる翻訳。でもこの書を読むと「翻訳」とはもっと、エキサイティングなものなのかもしれないと思わせされた。それはまた、作家と翻訳者と読者の関係においても刺激的だというのを意味する。

 

読み物としても単純に面白いのは著者の情熱の賜物。外国の作家の本は読まない、という人も読まず嫌いの前に、まずはこの本から入っていくのはどうでしょう。奥深い「翻訳」の世界に惹きこまれる一冊。

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp

 

 

2014 2月

 

ionca(イオンカ)とは発酵という意味。
食も人も発酵するカフェをめざす café ionca (カフェ イオンカ)では「学びの時間」も大切にしています。

 

2月の「学びの時間」は、和歌山県の自然治療院たまゆら堂のひろのさんをお迎えして
予防接種お話会
まくのうちセラピー講座
を開催します。
2月からcafé ionca徒歩333歩の寺子屋イオンカも始動、会場は寺子屋イオンカになります。
ピピッと来た方、是非ご一緒に〜♪

 

★たまゆら堂 ひろのさん の 予防接種お話会★
いろいろなお話を聞くけど・・・予防接種って義務として受けるものなの?受けなくてもいいの?
そもそも、予防接種って何?安全なの?本当に効くの???
そんな予防接種の疑問や不思議を、ひろのさんと一緒に探っていきたいと思います。

 

日時:2月20日(木) 10:00〜13:00
場所:寺子屋 イオンカ 西原町幸地69−3
参加費:3500縁(資料・お茶込み)
持物:筆記用具
定員:20名
お申し込み:love@cafe-ionca.com
(件名を『 予防接種お話会』として、お名前、当日連絡のつく電話番号をお知らせ下さい)
※13:00〜カフェイオンカで、お食事をしながらひろのさんとの座談会の場を設けます。
イオンカプレートにプチロースイーツをおつけしたスペシャルプレートを1500縁でご用意します。
要ご予約、お申し込みの際に「スペシャルプレート希望」と明記して下さい。

 

 

★たまゆら堂 ひろのさん の まくのうちセラピー講座★
まくのうちセラピーとは・・・
「皮膚」という膜の中でおこることすべてに対応することのできる道具も力も必要ない「お手当」です。
本来のバランスと調和を自発的に取り戻すためのチャンネル合わせをするのが「まくのうちセラピー」。
その人の「今の状態」を尊重し、良し悪しの判断をしないというニュートラルな姿勢。
身軽になって、自由に羽ばたき、本当の健康を手に入れるための「まくのうちセラピー」をご一緒に〜♪

 

日時:2月21日(木) 10:00〜13:00
場所:寺子屋 イオンカ 西原町幸地69−3
参加費:5000縁(資料・お茶込み)
持物:動きやすい服装、バスタオル、筆記用具、あればヨガマット
定員:12名
お申し込み:love@cafe-ionca.com
(件名を『 まくのうちセラピー講座』として、お名前、当日連絡のつく電話番号をお知らせ下さい)
※13:00〜カフェイオンカで、お食事をしながらひろのさんとの座談会の場を設けます。
イオンカプレートにプチロースイーツをおつけしたスペシャルプレートを1500縁でご用意します。
要ご予約、お申し込みの際に「スペシャルプレート希望」と明記して下さい。

 

たまゆら堂
http://www.eonet.ne.jp/~tamayurado/
ひろのさんのブログ「自己治癒力向上大作戦」
http://ameblo.jp/tamayuradou/
café ionca
http://www.cafe-ionca.com/

 

 

2014 2月

 

惜しまれつつ解散した沖縄ジャズギルドオーケストラのまさかの復活!
県内で活躍する怱々たるミュージシャンも応援に駆けつけて開催する”春の祭典”。
屋台もでます!祭りに行こう、春だもの。

 

開催日:2014年3月30日(日)
時間:12:00開場/12:45開会式(終了予定時刻18:00)
場所:沖縄県立博物館・美術館 屋外展示場
入場料:1,000円(小学生以下無料)
出演:Okinawa Jazz Guild Orchestra/Beni Mshenze/もめん。/すじ☆ひっかけ/幽玄パピロンズ
屋台:サロン鼠/スモーク/たそかれ珈琲/チェロ/ひらはら/北極/Lamp
※小雨決行

 

お問い合わせ:カーサ・子地蔵☎070−5489−5576

 

2014 2月

PUZO

 

PUZO

 

「チーズケーキを極めたいんです。チーズの旨みを最大限活かすのはもちろん、チーズひとつから、こんなにいろんな種類のケーキが作れるんだってことも魅せていきたいですね」

 

沖縄県内初のチーズケーキ専門店「PUZO Cheese cake celler」オーナー 野間謙策さんの夢だ。

 

ショーケースをのぞけば、色も形もさまざまなチーズケーキたちがズラリ。約30種類のレシピの中から常時15種類ほどが並ぶ。慣れ親しんだチーズケーキらしいチーズケーキもあれば、名前と外見からでは、味の想像がつかないようなものもある。あれは、これは、一体どんなチーズケーキなのだろう…? 胸が高鳴る。

 

PUZO

「プレミアムチーズケーキ」

 

PUZOの一番人気は「プレミアムチーズケーキ」だ。チーズの豊かな恵みをしっかり感じさせつつも、後味はすっきりと爽やか。チーズという食材は、それだけで存在感があるもの。重たければ胃にもたれるし、軽すぎてもつまらない。だからこの稀有なバランスに、心惹かれる。

 

「オーストラリア産の上質なチーズを使っています。世界各国のチーズを取り寄せて試作したのですが、これが僕たちの求めているチーズだったんですよ。クセが少なく、取っつきやすいながらも、すごくコクがあるんです。これを、ミキサーに頼らず、手作業で混ぜていきます。その方が空気が入ってなめらかになるので」

 

「チ―ズケーキはなんか重たい気がして…」というあの人へ、意識改革にと差し出すのも良いかも。

 

PUZO

「マンハッタンの恋」

 

さらにコアなチーズケーキ好きを虜にしているのが、ニューヨークチーズケーキの「マンハッタンの恋」だ。口に入れた瞬間、どっしりと濃厚なチーズに満たされていく。これほど力強く厚みのある味ならば、紅茶やコーヒーはもちろん、シャンパンやワインに合わせても、きっと負けない。

 

「デンマーク産の、こってりしたチーズを使っています。酸味があって、インパクトのあるチーズですね。以前は、万人ウケを重視してオーストラリア産のチーズだけを使っていたのですが、チーズケーキ党のために、もっと濃厚で、チーズくさいぐらいのチーズも加えたくなって。これも、また各国から取り寄せた中から選びました。『マンハッタンの恋』というのは、マンハッタンで恋人たちが食べさせ合ってるようなイメージです」

 

フォークを入れるも、なかなか上手く切り分けられない。そうそう、今までの経験則から、濃密で旨みが凝縮されたチーズケーキほど、フォークにくっつきがちで綺麗に食べられないことを知っている。これを恋人同士で食べさせ合う・・・官能的ですらある。

 

PUZO

「紅茶のチーズケーキ」紅茶の香ばしさが良いアクセントになっている。

 

PUZO

「SWEET紅ぽてと」沖縄名物 紅芋のほっくりした甘みを堪能

 

「極み!レアチーズ」

 

PUZO

「チーズモンブラン」

 

PUZO

「クッキー&クリーム」

 

 

チーズケーキの専門店である。もちろん、全てのケーキにチーズが使われているのだが、ひとつひとつの際立つ個性に驚く。こうなると、チーズケーキの可能性は、もはや無限のように思えてくる。この、+チーズのアイデアは、どこから湧いてくるのだろう?

 

マネージャーの難波広之さんが打ち明けるように教えてくれた。

 

「ひらめき方はスタッフによって違うと思いますが、僕はカフェめぐりが大好きなんです。そこでスイーツを食べた時に、これにチーズの要素を入れて組み立て直せないかと考えるんですよ。たとえば、美味しいプリンに出会った時にひらめいたのが、チーズプリンの『三つ星プリン』ですね」

 

スタッフが試作を持ち寄り、商品化を検討する会議は、想いと想いのぶつけ合い。PUZOが最も熱くなる時だという。そして、いったんGOサインが出れば、あとは試行錯誤の日々となる。

 

PUZO

 

PUZO

『小禄ロール』毎日12時と16時に店頭に並ぶ

 

「小禄ロール」を提案した野間さんもいう。

 

「『小禄ロール』は僕のアイデアです。どこでも人気のロールケーキを、PUZO流にチーズで解釈してみたかったんです。しっとりやフワフワなど、世間にはいろんなロールケーキがありますよね。僕たちはフワフワのロールケーキを作りたくって」

 

しかし、この小禄ロール。商品開発の過程でこだわり過ぎ、お店のオープンと同時に店頭に並ぶはずが、間に合わなかった。

 

「生クリームの量と生地のフワフワ感が、どうしても譲れなくって。僕たちは生クリームも、チーズに負けない存在感がある動物性脂肪のものを使っているので、量を入れ過ぎるとしつこくなってしまうんですよ。ほど良い配分を見つけ出すのに試作を繰り返しました。フワフワの生地も何度もやり直しましたね。材料をボールに入れて、混ぜて、混ぜて、ここだ!と止めるタイミングを、感覚でつかむために。混ぜる回数って本当に繊細で、1、2回で変わってしまい、焼き上がりに影響するんです。結局、納得いくものができたのはお店のオープンから3ヶ月を過ぎた頃でした。でもお蔭で、1日2回、焼き立てをお出しするのですが、ほぼ毎日完売です」

 

小禄ロールは、食べ方にもコツがある。冷蔵庫から取り出したら、そのまま10分待つ。この間に生地がふわりと良い感じに落ち着き、もっとも美味しい食べ頃となる。辛抱強く、待ちたい。

 

 

チーズケーキの専門店という、磁力が高い場所のせいか、スタッフは、チーズケーキが大好きで、志の高い人ばかりが集まっている。飲食店の求人には人が集まらないと言われるようになって久しい。だが、PUZOにそれは当てはまらない。

 

「募集をすると、電話が鳴りやまないこともあるんです。みんなチーズケーキに並々ならぬ情熱を持っていて、僕が気圧されるぐらい(笑) 面接なのに『どんな作り方してるんですか?』『材料は何使ってますか?』とか、こっちが逆に質問攻めされることもあるんです」

 

 

そんなチーズケーキ大好き集団を束ねる野間さんも、チーズケーキに対しては人一倍、思い入れがある。

 

「カフェで頼むのは、必ずチーズケーキと決めています。母がお菓子づくりの好きな人で、小さい頃にスフレのチーズケーキをよく作ってくれたんです。それが美味しくって……。僕にとってチーズケーキは、昔からずっと身近にあるものですね」

 

野間さんは飲食業界で長年働くうちに、自分が一番好きなもの、チーズケーキを提供する店をやりたいと考えるようになる。そして、満を持して、2012年6月に泊店がオープン。続いて、2013年8月に小禄ラボ店もオープンした。

 

「実は、最初はまだ迷いがあって、一度パスタサンドとチーズケーキの店を出したんです。でもチーズケーキだけが飛ぶように売れちゃって……もう潔くチーズケーキだけを、とことんやろう!と決めました。カフェ併設も少し考えましたが、その分の力もチーズケーキづくりに注ごうと、テイクアウトのみの店にしたんですよ」

 

チーズケーキづくりに全てを賭けると決めたら、ブレなくなった。今は、ひたすらチーズケーキを極める日々を送る。

 

「チーズケーキって、自宅で作る人も多いですよね。それを代わりに僕たちが焼きますよというような親しみやすい定番のものから、ちょっとコレは家ではできないという面白いものまで幅広く提案していきたいですね」

 

そして、チーズケーキに構えず、もっと気軽に日常に取り入れてほしいという。幼い頃の野間さんが、母の作るスフレに対してそうであったように。

 

「チーズケーキはデコレーションケーキみたいな見た目の華やかさはありません。でもだからこそ、特別な日のものでなく、ちょっとしたごほうび感覚で味わってほしいんです。もちろん、根っからのチーズケーキ好きで、『イベントの時だってチーズケーキがいい!』という方向けに、ハロウィンのチーズケーキやクリスマスのチーズケーキなんかも期間限定で出していますよ」

 

 

PUZO

優しい味わいの「チーズスフレ」
小さい頃の野間さんを虜にした味を再現

 

また、野間さんは、あくまで“街の”チーズケーキ屋でありたいという。出店する際は立地にもこだわった。

 

「街の駄菓子屋さんみたいな存在になりたいんです。なので、お店を出す時は子どもたちがいそうなところ、学校の近くを探しました。おしゃれで、開発の真っ最中という地域も一応は見たんですが、やはりピンとこなくて。小禄店は、目の前がソロバン塾のバス停で、夕方は子どもたちでにぎやかになるんですよ。スタッフと子どもたちがワイワイ話しているのを見ると、ここを選んで良かったなって」

 

想像すると心温まる光景だ。それは、野間さんのもう1つの夢のはじまりでもある。

 

「僕は、鹿児島は肝付町というところで生まれ育ちました。最近、ロケットが題材の『宇宙兄弟』という漫画の舞台にもなったんですが、ロケットを飛ばせるぐらい何もない、すっごい田舎なんですよ。信号も10機もなかったかな。でも、みんなが顔見知りというのが心地良いし、温かいんです。誰に会っても絶対に挨拶するし、何をしていても、どこの誰なのか、絶対に知られてるんですよ。今もあまり変わっていませんね。そんな中で育ったので、上京した時は他人との距離感に驚きました。ここ那覇だって、僕からすれば都会です。でも、ここにも僕が育ってきたような、いつもそこにある、ずっとそこにある場所があれば良いなって思うんです。小さい頃からあったお店が、大人になっても残ってると、なんかホッとできるじゃないですか」

 

いつものお店は、安心感につながる。さらに、そこがいつも美味しいチーズケーキを提案し続けてくれるのなら、刺激的でもある。安心と刺激が両立する空間。愛されるに決まっている。

 

チーズケーキ専門店とは、ドレスコードのあるパーティに似ているかもしれない。「青色を効かせた格好で」とか「どこかに花を取り入れて」と言われたら、その中でめいっぱい趣向を凝らし、楽しむ。限られた中だからこそ、光るセンスや解釈がある。そして洗練されたひとならば、コードさえも自由に操って、オリジナルの印象を強く残す。PUZOにとってチーズは“しばり”ではなく、能動的な“手段”。見るも楽しい、味わうも嬉しいケーキをいくつも魅せていくためのものなのだ。

 

次は、チーズと何が出会うのだろう? どこの国のチーズが呼び寄せられるのだろう? もう、目が離せない。

 

 

写真・文 石黒 万祐子

 

PUZO

 

PUZO
PUZO cheese cake celler(プーゾ チーズケーキセラー)
★小禄ラボ店
那覇市宇栄原1-15-1 1F
098-857-4680
10:00~20:30
年中無休
FB https://www.facebook.com/pages/プーゾチーズケーキセラー小禄ラボ店/157628107762927

 

 

★泊店
那覇市泊1-20-14 1F
098-911-1430
11:00~19:00
年中無休
FB https://www.facebook.com/Puzochizukekisera

 

 

2014 2月

 

ピーター・バラカンの人気ラジオ番組<バラカン・モーニング>の2014年 トップ100で、見事2位を仕留めた宮古島のインスト・バンド、BLACK WAX。

 

宮古とも縁の深い、Mr.ワールドミュージックこと久保田麻琴さんに見出され、2011年、彼のプロデュースで1stアルバム『ナークニー』を発表。
2013年にも久保田麻琴プロデュース、そしてイスラエルの音楽シーンでジ・アップルズやブーン・パンのミックスを手掛けるミックスモンスターが担当した2ndアルバム『Bang-a-Muli』を発表し、コアな音楽ファンの間で話題に。

 

そんな日本中、世界中が注目するファンク・ジャム・バンド、BLACK WAXのライブを、3月1日(土)にカフェユニゾンで開催します!

 

カフェユニゾンでのライブは、BLACK WAXのプロデュースをした久保田麻琴氏がLive Mix!
そしてSpecial Guestとして、八重山民謡の第一人者、大工哲弘さんも出演!!

 

Myahk meets Yaima なスペシャルな一夜になること間違いなし!!
お見逃しなく!!!

 

開催日:2014年3月1日(土)
開場:19:00/開演:20:00
料金:前売・ご予約¥2,000/当日¥2,500(ともに1ドリンク付)
場所:カフェユニゾン
〒901-2201
沖縄県宜野湾市新城 2-39-8 MIX life-style 2F
TEL&FAX:098-896-1060/E-mail:info@cafe-unizon.jp
HP:www.cafe-unizon.jp/twitter:@cafeunizon

 

http://www.cafe-unizon.jp/event/index.html