2014 11月

 

暮らしにまつわるモノやコトをお届けします。
晩秋のあめいろ商店 ~本+古道具+パン~
出店 
ちはや書房・・・若狭のセレクト古本屋さん
chouchou・・・浦添のお洒落な古道具屋さん
hoppepan・・・宜野湾の美味しいパン屋さん
あめいろ食堂・・・樋川のひっそり佇むごはん屋さん

 

開催日:2014年11月29日(土)
時間:12時~19時頃
場所:あめいろ食堂2階

 

http://ameiro.ti-da.net

 

 

2014 11月

 

いよいよ!南国沖縄にも少しずつ冷たい風が吹き、街も鮮やかなイルミネーションに包まれて♪X’masモードになりましたね~♪
今年もお疲れ様!そして、楽しい年末年始を健やかに仲良し親子で迎えて欲しい~♪という想いを込めて、JSA アイシングクッキー認定講師(平田尚子) ×RTAベビーマッサージ認定講師(屋宜寿枝)による『ママの為のX’masアイシングクッキー教室×パパからキッズへのキッズマッサージ教室(3歳~幼稚園)』コラボ企画が開催されます。
♪アイシングクッキーを手軽におうちで作れたらなぁ…
♪家族でのコミュニケーションに変化が欲しい…
是非!この企画にご参加ください。
今年の12月の思い出の一頁に~♪
楽しくお手伝い出来ること楽しみにしてます!教室もクリスマスモードでお待ちしています★
★全3回で、家庭で出来るアイシングクッキースキルとキッズマッサージスキルが取得できます。家庭が明るく楽しくなること間違いなし♪初心者の方も大歓迎です♪
★アイシングクッキー教室は奥深く丁寧なレッスンになっております。詳細は、お申し込み頂いた後、案内させて頂きます。

 

日にち:12月6日(土)・12月13日(土)・12月20日(土)(全3回)
時間:10:00-11:30
場所:ガールズスクエアコミュニティスペース
受講料:9000円(全3回)
※キッズマッサージフリーパスお持ちの方は、割引あり
対象:3歳~幼稚園のお子様をお持ちのご家族
定員:ご家族5組
持ち物:飲み物・ハンドタオル・エプロン・筆記用具・メモ帳・お子様のお着替え・いつものお出かけセット

 

~レッスン内容~
12月6日(土)10:00-11:30
アイシングの基礎レッスン①
キッズマッサージ(下半身)
12月13日(土)10:00-11:30
アイシングクッキーの基礎レッスン②
キッズマッサージ(上半身)
12月20日(土)10:00-11:30
アイシングクッキー実践教室
キッズマッサージ全身レッスン
※アイシングクッキー×キッズマッサージ企画オリジナル記念品プレゼント♪

 

詳しい詳細・お申込みはこちらから→ http://www.girls-okinawa.jp/2014/12/06/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AEx-mas%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%95%99%E5%AE%A4-%E3%83%91%E3%83%91%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BA%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%95%99%E5%AE%A4/

 

 

2014 11月

 

泡盛をもっと楽しむための泡盛入門イベントです。
泡盛居酒屋「カラカラとちぶぐゎ~」店主・長嶺哲成さんが泡盛の魅力を語ります。
長嶺さんおすすめの泡盛本とあわせて、泡盛のおいしい飲み方や珍しい泡盛などもご紹介します。

 

【開催日】2014年12月6日(土)
【時間】13:30~14:30
【会場】ジュンク堂書店那覇店 地下1階(那覇市牧志1-19-29)
【出演】長嶺哲成(「カラカラとちぶぐゎ~」店主)、宮城一春(フリー編集者・ラ
イター)
【料金】無料
【申込み】不要
【URL】http://okinawabon.com/event.html
【主催】合資会社 沖縄時事出版
【支援】沖縄県、公益財団法人 沖縄県文化振興会
【お問合せ】
合資会社 沖縄時事出版(呉屋・洲鎌)
TEL:098-854-1622 FAX:098-855-7163
E-mail:okinawabon02@piano.ocn.ne.jp
HP:http://okinawabon.com/
Facebook:https://www.facebook.com/TheOkinawabon
Twitter:https://twitter.com/TheOkinawabon(@TheOkinawabon)

 

2014 11月

 

2014 年 8 月 8 日夜。右腕の骨を折った。
40 代半ばにして人生初めて、しかも商売道具である利き腕の骨折。
激しい痛みと不安に耐えながら、僕は左手で筆を握った。
5 時間にも及ぶ手術と 8 日間の入院、そして地道なリハビリの日々。
サポートいただいた皆様のおかげで、右手は自由を取り戻しつつあります。
あたたかく励ましてくださった方々に感謝の気持ちをこめて、骨折前後に描いたスケッチを、入院生活やパリ旅行の写真とともに展示いたします。

 

期間:2014,11,17(月)~11,29(土)
時間:17:00〜24:00 日曜日、24(振替休日)休
場所:夜カフェ rat & sheep

 

2014 11月

島豚家

 

「沖縄そばの原形に戻りたいんです。沖縄そばって昔に遡ると宮廷料理だったんですよね。沖縄の食材を使った沖縄そばは、首里城の偉い人とか中国から来た人をもてなす、超高級料理だったんですよ」

 

沖縄そばのイメージといえば、早くて安くて美味しい、そんなファストフード的なものを抱いてる人が大半ではないだろうか。でも本部町にある沖縄そばの店 島豚家オーナーの、金子亮さんの話は、そのイメージを覆す。

 

「俺は沖縄そばってごちそうだと思ってるんです。島にある食材を使った最高の料理。言ってみたら、特別の記念日とか、自分へのご褒美に食べに行くもの。お客さんに言われたんですけど、一杯のそばだけど、日本料理のフルコースを食べてる感じだって。実際僕も、島豚料理だと思ってます。汁物があって、前菜の味玉とかかまぼこがあって、メインのお肉、シメの麺がある、みたいなね」

 

特別な日の食べ物、ごちそうだから、妥協することなくとことん味を追求する。

 

「1000円で食べられる最高のものを出したい。お金持ちでも普通の人でも、1000円だったら出せる金額じゃないですか。1000円でここに来たら満足できる、そういうものを作りたいなって。東京でも1000円以上するラーメンって普通ですけど、東京だと家賃とか経費がかさむでしょ。一杯にかけられる値段が違うんですよ。東京だとできない、沖縄だからできた味だと思ってます」

 

島豚家

炙り本ソーキそば

 

金子さんの思いが最も強く現れているのは、看板メニュー、特製炙り島豚そばのどんぶりからはみ出ている三枚肉ではないだろうか。

 

「僕、ずっと和食の料理人をやってきたんです。中華料理とか洋食は足し算なんですよ。香辛料とかを足して臭みを消すんです。けど日本料理は引き算。臭いのあるものは手間暇かけて徹底的に引いて、いいものだけを残すんです」

 

炙り島豚も、日本料理の手法で臭いを徹底的に抜き、仕込みだけに3日をかける。

 

「この三枚肉、130グラムですけど、生肉の状態だと200グラム使ってるんです。70グラム分の脂を抜いてるんですよ。だから脂身なんですけど、脂っぽくないでしょ。カロリーももちろん減ってます」

 

島豚家

 

手間暇かけて丁寧に臭みと脂を抜いたあと、味付けのために煮るが、調理はそこで終わらない。最後は、炭火で炙るのだ。タレを刷毛で塗りながら。

 

「炭火で焼くのはやっぱり香りですよね。遠赤外線なので、ガスとか電気とは違う。バーナーで焼く方法もあるんですけど、それでは焦げ目、焼き目をつけるだけ。炭火だと肉の脂が炭に落ちて、その煙でまた肉を炙る。最後の脂をまた肉に戻す。スモークされてる状態ですよね。そこが炭火の最大の特徴ですね」

 

その三枚肉の柔らかさは、箸でいとも簡単に切れてしまうほど。

 

「ボリュームや見た目のインパクトだけでなく、食べても『えっ』って驚いてほしいんです。『すげえすげえ』って楽しんでもらいたいですね。普通三枚肉って、切ったものが2,3枚入ってるでしょ。あれを切らずに繋げて出して、あえて箸で切らせたい(笑)。歯もいらない、唇で切れるくらいでしょ」

 

金子さんのこだわりは、もちろん麺にも。店の入り口近くに製麺室があり、金子さん自ら麺を打つ。

 

「一晩寝かせた方がいいので、麺は前日に打つんです。日本そばは打ちたてがいいんですけどね。沖縄そばは、小麦粉100パーセントで、あとは塩と、昔は木灰ですけど、かんすい。言ってみたらラーメンと同じ材料なんですよ。沖縄そばって、たどっていくと100年くらい前の明治時代に、中国人のコックを沖縄に連れてきて始まったものなんです。おそらく沖縄の食材を使った、ラーメンに近いものだったはず。昔は生麺だし、こういう形が原形じゃないかと思うんです。うちも生麺なんで、ラーメンっぽいって言われるんですけど、それでいいと思ってるんです。原形に近くしたかったんです」

 

金子さんが原形の沖縄そばに近づけたかったのには理由がある。最近の沖縄そばの多くは進化でなく退化していると感じるからだ。

 

「昔は宮廷料理で、沖縄にある材料で手間暇かけて最高のものを作っていたと思うんですよね。でも最近の沖縄そば屋は、だしをちゃんと取らなかったり、外国産の豚肉を使ってるところが多いでしょ。どんどん安いものの寄せ集めになって、手抜きをしていく。悪い方へいってしまった。それに最近、若い人はあんまり沖縄そばを食べなくなったって言うじゃないですか。ラーメンのほうが美味しいって。本当の美味しい沖縄そばを食べてないからだと思うんですよね。だからこそ沖縄の食材を使った、本物の沖縄そばを出したかったんです」

 

島豚家

 

島豚家

炙りあぐーつけ麺。麺にはとろとろ軟骨、つけダレには骨付きソーキが入り、ボリューム満点

 

昔ながらの製法にこだわって、生麺は、オーダーが入ってから茹で始める。茹でたてを提供するのだ。あらかじめ茹でておいて油をコーティングさせるやり方はしない。

 

「油をコーティングするのは、酸化しないように、くっつかないようにって意味でやってるんです。あれは冷蔵庫がない時代の知恵で、常温で流通させるためにそういう風に変わってきちゃったんですよね。戦後生まれの人は、茹でておいて油をコーティングさせるのが昔からの味って思うんでしょうけど、もっと昔は違ったんですよ。うちは油をコーティングさせない分ヘルシーでもありますね」

 

島豚家

大きめにカットされた具がたっぷり入った、こだわりあぐーじゅーしー

 

メニューには、「ご注文いただいてから茹でますので、少々時間がかかります」との注意書きが。

 

「生麺は5分茹でます。前は7分かかってたんですけど、軟水に変えたんで茹で時間が短くなったんです。沖縄の硬水のままよりも、軟水にしたほうがスープも美味しくなるから。だから業務用の軟水器、高いのを入れたんですよ〜(笑)」

 

島豚家

 

心血注いだスープは、美しく澄んでいて、カツオの香り高さが際立つ。

 

「本部はカツオの町なんで、カツオをたっぷり使ってます。でもカツオだけだと単調な味になってしまうんで、オーケストラじゃないですけど、色んな味を重ねますね。あぐーや、やんばる地鶏、島野菜など、15種類くらい使ってます。あぐーとやんばる地鶏の動物系のだしは前日にとるんですよ。一晩寝かすと脂が固まるので、それを丁寧に取り除いて。魚介系は香りが命なので、当日に取りますね。味付けには醤油は一切使わず、本部のあっちゃんの塩を使います。食材はほとんど地元のものですね。地元のものを使って最高の味を作りたかったんで」

 

島豚家

 

金子さんは16歳から料理一筋。これまで東京、北海道、オーストラリアやハワイの一流店で、寿司やフグ、はも、すっぽん、手打ちうどんに十割そば、地鶏地魚の炭火炙り焼など、あらゆる技術を身につけ腕を磨いてきた。もう調理の仕方がわからないものはないと言うほどだ。だからこそ金子さんの話は、プロの料理人としての誇りや自信をそこかしこに感じさせる。

 

「今、この島に王様みたいな人がいたとしたら、その人に出しても恥ずかしくないものを作ってるって自負してます。『今、この島のものを使って、とにかくうまいものを作れる者はいないか』って王様が言ったら、俺は手を挙げられる自信がありますね。『はいっ! 私がやります』って(笑)」

 

世が世なら、王様が食べたかもしれない沖縄そば。そんな贅沢なそばの炙り島豚は、肉自体の旨味と炭火の香ばしさがたまらなく、麺は食べたことがないほどにツルツルでシコシコだ。香り高く深みのあるスープには、炙り島豚の旨味や香ばしさがどんどん滲みでて味が変化していく。食べ進めるごとに、折り重なった深みを感じさせるのだ。

 

地元の最高の材料で作る、最高の沖縄そば。

 

このそばを食した王は、スープを一滴残らず飲み干して、満足そうな笑みを浮かべるに違いない。

 

文/和氣えり(編集部)

写真/青木 舞子(編集部)

 


本格炭火炙り沖縄そば 島豚家
本部町字東500-4
0980-47-7222
11:00~16:00(売り切れ次第終了)
close 日・木・祝
http://shimabutaya.com/index.html

 

2014 11月

 

山梨県 八ヶ岳南麓より
『忠兵衛』さんが
美しい麻の作品と共に
やって来ます

 

豊かな森を師と仰ぎ
ゆったり深く
麻の衣を製作
また 日本古来の
大麻布織の伝統を継承

 

美しい作品はもちろん、
温かな人柄の『忠兵衛』さんにも
愛にいらして下さい

 

同時期にカフェイオンカで開催の麻WEEKでは
麻打ちWSも開催して頂きます
※12/19(金)14〜17時 3500縁
申込/問合せ 070-5027-3694(麻んちゅ)

 

以下、『忠兵衛』さんからのメッセージです
ーーーーーーーー
ヘンプを着ると、なんでこんなに気持ちいいんだろう。
この快感を知ってほしくて、麻の衣をつくっています。
ぜひ、はおってみてください。
心と身体がきっと喜んでくれますよ。
ーーーーーーーー

 

開催日:12/18(金)・19(金)・20(土)
11:00〜18:00
場所:café ionca(カフェ イオンカ) 西原町幸地208

 

www.cafe-ionca.com

 

 

2014 11月

IVANO

 

原料に沖縄県産豚肉使用にこだわった
オリジナルウインナーの5種
・島らっきょう
・島唐辛子
・島バジル
・島菜
・アーサ
のミックス(詰め合わせ)!

 

予想以上の売れ行きで製造が追いつかず、ご迷惑をおかけしておりましたが、再入荷いたしました。

 

IVANO

 

食べれば違いがわかります。まずはお試しにミックスを!
その中で気に入ったものがあれば、それぞれの5本セットもご用意しております。

 

是非ご利用下さい!

 

IVANO

 

 

[Shop information]
IVANO SELECT
沖縄県那覇市おもろまち4-19-1
TEL:098-917-4129
FAX:098-917-4130
営業時間:11:00~21:00

 

Blog:http://ivanoselect.ti-da.net
HP:http://ivano.co.jp

 

2014 11月

 

miyagiya

 

数日、曇り空が続いた。
かといって、雨が降る様子はない。少々冷たい風が吹く程度だ。
こんな時はテーブルと椅子を外に出して読書や、メールのチェックをして過ごすことにしている。
日差しの強かった季節には出来なかった外での生活を楽しむのだ。

 

もちろん、好きな器を引っ張りだして半日を屋外で過ごすのも悪くない。
近所に迷惑をかけない程度に音楽も聞きたい。
この時期に決まって聴きたくなる2枚のCDがある。
一枚は『ニーナ・シモン リトル・ガール・ブルー』。もう一枚は『ナラ・レオン 美しきボサノヴァのミューズ』だ。
二人の女性ボーカルの歌声が、秋から冬の乾いたや空気やカサカサと音を立てて舞う落ち葉に何ともぴったりなのだ。
ハスキーで哀愁漂う歌声が曇り空に響くのは決して悪くない。

 

 

miyagiya

 

 

ニーナ・シモンは、クラシック音楽を目指しながらも生計のためにバーで働き始めたことがきっかけで、ジャズの道に進むことになったシンガーらし い。
そのためか、音楽性はクラシックをベースに、ソウルやブルースなど様々なテイストがミックスされていてパンチがあって聴きごたえがある。
どこか土っぽい雰囲気も良い。
綺麗にまとまっているというより、粗々しさが残っていて味わいがあると思う。

 

 

miyagiya

 

 

ナラ・レオンのボサノヴァはカフェで流れているような、ほのぼのとした音楽を想像すると痛い目に合う。
キュートなジャケットとは裏腹に結構ダークでしんみりとした音楽だ。
家の中で聞くよりも少し位肌寒い屋外で聴くのがちょうどよかったりする。
カフェオレよりも濃いエスプレッソが合うと言うと伝わるだろうか。

 

どちらも、女性が社会で生きにくかった1960年代、人種差別や独裁政権に反対して社会と戦った女性達でもあるのだ。
力強さと寂しさのある歌声はまさにその生き方を映しているのかもしれない。

 

 

*
いつの時代も女性の活躍には目を見張るものがあるけれど、最近はますます加速しているような気がしてならない。
沖縄の工芸の世界でも若いながら、魅力的な物つくりをしている女性達が多い。
miyagiyaで取り扱う女性作家も、繊細さと大胆さを合わせもつ方たちばかりだ。

 

 

miyagiya

 

 

絵付けが中心の沖縄の陶器で、無地の焼き物を作る芝原雪子さんはちょっと異色の存在だ。
一見、やちむんには見えないけれど、その作りや技法は沖縄のまさに伝統的な製法なのだ。
粒子の荒い赤土を使い、素朴ながら存在感のある作りが特徴的。
今では少なくなった象嵌(ぞうがん)という手の込んだ技法を使う作家でもある。
赤土の素地に白化粧土の白いラインが細かく施されている。
日々、沖縄の焼き物に挑戦している。

 

 

miyagiya

 

miyagiya

 

 

久しぶりに美しく魅力的な唐草を見た思いだった。
大胆でありながら淡く優しい色調は、見慣れたはずの伝統柄を気持ちよく裏切ってくれた。
当山友紀さんは、読谷北窯の後、金城次郎の作った次郎窯で修行を重ねて2013年に独立した若手女性陶芸家だ。
安定感のある力強い器作りが特徴で、その器作りは男性的でさえある。
反面、描かれる絵柄はとても女性らしい。
当山さんの器を見ていると、伝統工芸の世界も少しづつ変わっていくのだなと実感する。

 

 

miyagiya

 

 

珈琲豆やココナッツ、サーカス柄にビル柄、牛柄、、、
絵付けのネーミングを聞くだけで、ウキウキとする。
沖縄のやちむんに新風を吹き込む工房十鶴は、今や全国から注目の工房だ。
その特徴ある絵付けを支えているのが柄溝康助さんの奥様でもある聖子さん。
朗らかでニコニコとしながらも、器の話になると時折厳しい目つきになる。
甘すぎず、大胆さとユーモアのバランスは、まさに聖子さん自身の人柄のようだ。
そしてそれは器も同様で、使う度に楽しく幸せな気分になるのだ。

 

 

miyagiya

 

miyagiya

 

 

ガラス作りの若手で注目されている一人が小野田郁子さんだ。
琉球ガラスは本来リサイクルガラスで作られる。通常のガラス製品とは作り方も異なり、その工程も多く、手間がかかる。
反面、昔ながらの作りはぬくもりがあり、ひとつひとつ作られるゆえに、個性があって一つとして同じものが出来ない。
小野田さんは窯に火を入れると、休むことなく一定期間作り続けるという。
ガラスを溶かして、成形して仕上げるまで全てお一人だ。
そんな製作の話を聞くたびに、こちらの気持ちもシャンとしてくる。

 

 

miyagiya

 

 

伝統工芸でもある陶器やガラスの世界は、力と根気のいる職人仕事です。
燃え立つ窯の火を前に、女性も男性も同じように物作りをしています。
それでも女性達の作る器は、優しさに溢れ、普段使いしやすいものが多い。
毎日の生活の中で、家族の生活を支える女性達だからこそ、男性には気付かないような心遣いが器に表れているような気がするのです。
そんな女性にスポットを当てた企画展が11月27日よりmiyagiya-bluespotで開かれます。
この機会に力強さと優しさに溢れる彼女達の作品に触れてみてください。

 

 

*
four leaves -4人の女性作り手による作品展-

 

小野田郁子 工房彩砂(ガラス)
柄溝聖子  工房十鶴(陶器)
芝原雪子  工房コキュ(陶器)
当山友紀  工房虫の音(陶器)

 

協力 Delphi(花)

 

2014年11月27日(木) – 12月9日(火)
11:00-20:00 (12月3日のみ12:00-17:00)

 

 

 

text  宮城博史

 

miyagiya-bluespot
facebook: https://www.facebook.com/miyagiya
web site: http://magasin-miyagiya.com/

 

address 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2-12-22
tel/fax 098-869-1426
opening hours 11:00-20:00
closed on Wednesday

 

2014 11月

 

12月4日〜12月14日の期間、沖縄市一番街商店街周辺をメイン会場に「ジュネチック in コザ」を開催します。
「ジュネチック」とは、先祖供養を目的に芸能や祭りで集落の路地を練り歩く「道ジュネー」の「ジュネ(沖縄の古語で「巡る・連なる」の意)」に由来しています。
「ジュネチック in コザ」は、沖縄市一番街商店街とその周辺を会場に行われる文化的交流イベントです。
5名の招聘アーティストによる滞在・リサーチ、制作発表とトークイベントやパフォーマンスを通して「巡る・連なる」を体感できる催しになっています。

 

■招聘アーティスト:上原耕生、窪山洋子、藤原パウラ、豊里友行、Orawan Arunrak
■ オープニングイベント 12月4日(木)
【一番街音頭で道ジュネー】会場:一番街商店街内 16:00〜
商店街の方々と一番街音頭で道ジュネーします☆
【アーティストトーク】会場:KOZY CENTRAL 19:00〜21:00
招聘アーティストを囲んで、コザでの制作のことなどをお話していただきます。
参加者からの一問一答timeもあり☆
■ トークイベント(囲む会:全3回)
囲む会は、ゲストを囲んでクロストーク形式でお話するトークイベントです。
参加者を交えて、様々な視点で意見交換・交流することを目的としています。
第1回 11月29日(土) 19:00~21:00
第2回 12月06日(土) 19:00~21:00
第3回 12月13日(土) 19:00~21:00
■ その他イベント
会期中、パフォーマンス、音楽、フードなど、様々なジャンルによるコラボイベントを開催します。
※詳細については、沖縄クリエイターズビレッジHPよりご覧下さい。

 

 

主催:NPO法人 琉・動・体  http://okiart.jugem.jp/
後援:沖縄タイムス社、ラジオ沖縄、NHK 沖縄放送局、琉球朝日放送、琉球放送、琉球新報社
協力:office BULAT、ARCADE-ART SPACES & STUDIOS、gallery ラファイエット、沖縄市一番街商店街振興組合、サイン沖縄、コザまち社中
支援:沖縄県、(公財)沖縄県文化振興会「平成26年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業」

 

期間:2014年12月4日(木)〜14日(日)
時間:12:00〜19:00
場所:一番街商店街およびその周辺

 

沖縄クリエーターズビレッジHP
http://www.oc-village.com
FaceBook
http://www.facebook.com/OkinawaCreatorsVillage

 

2014 11月

 

昨年も開催されたエレキコミックライブ・全国ツアー!150本以上あるエレキコミックの爆笑映像の中から厳選した映像、さらにトークもコントもあるお笑いライブ!

 

開催日:11月29日(土)開場 17:30 / 開演 18:00
場所:桜坂劇場 ホールA(沖縄県那覇市牧志3-6-10)
お問い合わせ先:トゥインクル・コーポレーション 電話:03-5468-0606

 

http://elecomi.com/special_jptr2014.html

 

2014 11月

 

花の水彩画家・小林美子の新作品展です。
ダリア・コスモスなどの秋の花、沖縄で描いた花、クリスマスに似合うポインセチアなどの他、来年のカレンダー作品がご覧いただけます。

 

期間:平成26年12月3日(水)~12月7日(日)
時間:10:00~18:00(最終日 ~16:00)
場所:名護博物館 ギャラリー
沖縄県名護市東江1-8-11
0980-53-1342

 

http://www.kobakoba.jp