2015 7月

 

写真・文 田原あゆみ

田原あゆみエッセイ

 

旅がスタートするまでの間は、もしかすると旅そのものよりもわくわくすることがある。
いつもは行き先の本を買ったり、ネットで調べてみたり、旅に行く前の情報収集を楽しむことが多い。けれど今回はいそがしい時期と重なったことと、ヨーロッパで暮らした経験の長い友人と一緒の旅ということもあって、地図で何度かパリの街を眺めただけで、全くと言っていいほど調べることもなくばたばたと出発の時間を迎えた。

 

ちょうど企画展の最終日、夜の21時出発。
夕方に仕事場を出て、まだ終わっていなかった荷物のパッキングを大急ぎで済ませると、私は高速バスに飛び乗った。
夜の便だったせいか、そのあとは自動で身体が動き、頭は省エネモードで羽田のホテルに一泊。いつかこの日のために取ったホテルの部屋へ。
深夜の到着のためホテルの無料巡回バスは終了。私はホテルまでの経路のことと、交通手段のことを考えてみた。
タクシーが一番楽だが東京の深夜のタクシーは料金が怖い。けれど身体が重く頭も省エネモードのこの時間帯にホテルまでの経路を調べたり、比較したり、重い荷物を抱えて右往左往するエネルギーは残っていない。
しかも私の人工知能であるiPhoneの電池は3%しか残っていなかった。

 

よし、私は覚悟してタクシーに乗った。
6分ほどで目的地へ到着。タクシーの代金は思っていたよりは安かった。私はほっとして、ホテルへ。
羽田の近くに取ったホテルは深夜なのに賑わっていて、雰囲気も設備も悪くない。前払いだというので、料金を聞いてカードで精算。その金額が驚くほど安い。2.480円だというのだ。
よくよく聞いてみると、私はポイントを使って決済することを選択したそうだ。

 

夜のドライブで少しだけ冴えてきた頭の中で、タクシー代は果たして安かったのだろうかと考える。たった6~7分の搭乗時間で1680円。過去と目の前のことを比較することくらいケチなことはないと分かっているのに、思考は勝手に様々な引き出しを開けて比較する。
そんなケチな思考のつぶやきは相手にしないのが一番と、私のハートの声に従いながら部屋へ。
部屋は清潔で、値段の割に申し分なかった。

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

翌朝羽田の国際ターミナルへ。
友人と私は、お互いに記憶が抜け落ちるという症状が頻発するタイプなのだが、無事に会えた。
そこまでの全ての出来事が平和に、スムーズに流れていた。私はそのことが気がかりだった。ハプニングが起こらない出発。満ち足りた時間。

 

おしゃべりしすぎて乗り遅れそうになることもなく、私たちは分別を持ってお互いの飛行機の搭乗口へ向かった。
お互いマイレージを貯めているので、私はJAL、彼女はANAの搭乗口へ。
私たちはそんなところが自立していて、自由なので気があうのだろう。なんでも一緒にしなくちゃいけないという縛りがないことは、私には心地いい。

 

使用機の変更のため出発が少し遅れたものの、私の旅はスタートした。

 

飛行機の中で私は映画を観るのが好きだ。メニューを見ていたら、最近見たいと思っていた映画が何本かあって、最初にシンデレラを鑑賞。シンデレラ役の女優の魅力溢れる存在感がとてもよく、私は彼女と一緒に微笑んだり、悲しんだり驚いたりと、シンデレラになりきって堪能した。王国をあげての祝福の結婚式の場面では、飛行機の座席の周りでも白い鳩たちが飛び立つ羽音と群衆の歓声が沸き起こったように感じた。祝福に包まれながらThe End.

 

次に好きな女優の一人、ジュリアンムーアが出演している「アリスのままで」を観ることにした。
この映画は言語学者で、知的な女性が遺伝性のアルツハイマーが発症してからの人生を描いたもので、本人の意に反してどんどん記憶が抜け落ちてゆく様子がとてもリアルだ。
途中でアナウンスが入って中断された時だった、私は視線を落としてJALの機内誌などが入っているポケットをぼーっと眺めていた。そこにはJAL機内のwifiの案内がおかれていた。空の上でwifiが使えるようになったんだったな、いくらくらいなんだろう、と思考は勝手に動きだす。
そのとき急に私は無いものに気づいて雷に打たれた。

 

wifiルーターを受け取るのを忘れてることを思い出したのだ。

 

フランス国内で使えるwifiルーターをレンタル契約し、支払いも済ませ今朝羽田国際線ターミナルで受け取ってから登場する手筈になっていたのだ。
契約内容を確認してみたら、キャンセル後の料金は一切返ってこない。

 

2週間の契約をしていたので、合計2万円が何にもしないまま消えてしまった。
その衝撃に打たれ、しびれるような感触をただただ味わっていた。
窓の外をみながら、若年性アルツハイマーのことを自分に重ねてみる。ありえ無いことでは無いのでは無いか。
しばらく忘れ物と探し物の多い自分の過去を振り返り、これは病気かどうかを検証した。
しかし私には診断することはでき無いし、それに、このくらいでは死ぬわけでもない。

 

きっと何かの厄落とし。そう考えて溜飲を下げるしかない。
いつものようにそう納得して私は映画の世界へと戻っていった。

 

 

そんなスタートではあったものの、私は初めてのParisに無事到着。
偶然Parisに居合わせた友人3組と待ち合わせて、楽しい夕食の時間を過ごし、翌朝小さなホテルの庭で頂いた朝ごはんはゆったりとしていて、時差ぼけの頭と身体は癒された。

 

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

そして私は今、Parisから電車で2時間半ほど西にあるMelle という小さな村に来ている。

 

石造りの古い建物がそのまま残っていて、どこを歩いていても町並みは美しく、ラベンダーや様々な花でいっぱいだ。
漆喰と赤煉瓦と、乳白色の石を積み上げた塀や家、教会。
どの路を曲がってもそこには、時間とそこに住む人々の愛情を受けてきた温もりのある風景が待っている。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

この3日間毎朝毎晩通っている路。
石積みの壁に漆喰を塗りこんでいて、その印象は柔らかく、一見似たような乳白色なのだが立ち止まって見ていると様々な色を基調としていてそのグラデーションや経年変化の表情があってとても美しい。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

今までの数百年間の間に、一体どれだけの人々がこの木戸をくぐって出入りしたのだろう。その人々の服装や、出て行く要件はなんだったのだろう。中世の人々の暮らしを覗いてみたくなるような景色が村のあちこちに散りばめられている。

 

ただ、この旅は小さな村を鑑賞するためだけに来たのではない。
私のこの旅の目的は、敬愛する友人の晴れ舞台を記録し、ともに時間を過ごすこと。
私が14,5年前に彼女のある作品を観た時、私は感動で動けなくなった。この人は間違いなく本物の写真家で天才だ、そう感じた。その彼女の二つのシリーズの作品たちがこの西フランスにある小さな村、Melleで開催されるBIENNALE “JARDINIERS TERRESTRES JARDENERS CELESTES(ビエンナーレ 地上の庭師 天空の庭師 :2年に一度Melleで開催される芸術祭の第7回目)に招待され展示されるのだ。それををともに見て祝い記録する。

 

BIENNALE “JARDINIERS TERRESTRES JARDENERS CELESTES
http://www.2015.biennale-melle.fr

 

 

Parisー NiorーNiceーMonacoーCorsicaーParis
2週間をかけてまわる旅。

 

まだ旅は始まったばかりだが、彼女が招待されているビエンナーレに同行することは普通の旅とは大分違うものになるだろう。
彼女は旅の達人で、撮影のために世界中の様々な国に行ったことのある彼女と旅のことについて様々なことを毎晩のように話している。

 

「何かやりたいことや、叶えたいことがあった場合、そこへ石を投げるのよ。そうするとその石を投げた目的地へ向かって道ができるの」
と、ある時彼女は語った。

 

それは目的を持った旅は、それを叶えることに意思を定めた途端から、必然的なことが起こり始める。ときに奇跡的としか思えないようなことが起こって、ついにはその目的へ到達するという。このことは私も実感している内容で、意思を持つ旅は、たださまよい歩き観光地や異国を回る旅とは大きく異なる。
旅は人生の縮図。だから、意思を持って石を放った小さな旅を続けることは、その集合体である人生の景色も変わるだろう。

 

この数行を書いているのは旅が始まって4日目が過ぎたところ。
西フランスに位置する、小さな町Melleで4日から始まっているビエンナーレの内容と環境はとても素晴らしい。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

フォトグラファー高木由利子
http://yurikotakagi.com
*パソコンから入ることをお勧めします。スマートフォンやipadからの接続だと写真が見えないことがあります。

 

 

 

この旅の話の続きは次回へ。
この旅の記録が誰かの石を投げるきっかけになることを願いつつ。

 

 

 

 

田原あゆみ
エッセイスト
2011年4月1日から始めた「暮らしを楽しむものとこと」をテーマとした空間、ギャラリーサロンShoka:オーナー。
沖縄在住、カメラを片手に旅をして出会った人や物事を自身の視点と感覚で捉えた後、ことばで再構築することが本職だと確信。2015年7月中にessayist.jpを立ち上げ、発信をスタートする。

 

エッセイ http://essayist.jp
Shoka: http://shoka-wind.com

 

2015 7月

 

☆「株式会社たからのやまが見つめる未来」☆
徳島県が推進する地域活性化の取り組みを支援し、自ら過疎地でビジネスを立ち上げた、奥田浩美さん。
2013年7月に、徳島県海部郡美波町で「たからのやま」という会社を創業しました。地域の課題は宝の山!
社名は「日本中の地域を宝の山に!」という思いからつけられています。
世界を変えるには身近なことへの気づきからと話す奥田さんから、起業へのヒントをたっぷりいただきます!

 

(株)ウィズグループ (株)たからのやま 代表取締役 奥田浩美さん
2001年に株式会社ウィズグループを設立。IT系大規模コンファレンスの事務局統括・コンテスト企画などを行う。 2012年、伝えながら行動を促すメディア、fin.der.jp を立ち上げ。fin.der.jp では地域のIT活用事例を紹介するとともに、IT活用促進プログラム提供・創業支援などを行っている。また2013年に徳島県の限界集落に「株式会社たか らのやま」を設立し、高齢者共同製品開発事業を開始。情報処理推進機構(IPA)の「IT人材白書」検討委員および、未踏IT人材発掘・育成事業の審査委 員もつとめる。

 

☆「写真であらたな一歩を踏み出そう!」☆
写真であらたな一歩を踏み出した素敵なひとたちを紹介します!
撮る側であらたな一歩を踏み出したひと、撮られる側であらたな一歩を踏み出したひと。
さらに、撮り方講座もお聞きいただけます!
どんなカメラでも、どんな技術レベルでも出来るちょっとした工夫「構図とピント」「光を見る」「背景を見る」。
スマホかデジカメをご持参ください!

 

finder主宰・本田正浩さん
通称:おかっぱん。finder主宰。TechWave創業メンバー。写真家・編集者・webディレクター・プロジェク トマネージャー。取材に加え、サイト管理や業務などメディア運営全般をこなす。その傍ら、飯山満(いいやままん)という名前でファインアートの写真家とし ても活動。

 

日時:2015年7月14日(火) 13:30-16:30
ゲスト:(株)ウィズグループ (株)たからのやま 代表取締役 奥田浩美さん
finder主宰・本田正浩さん
会場:『結の街スタートアップスクエア』(浦添市産業振興センター1F)
アクセスはこちら↓
http://urasoe-startup.com/about/

 

詳しい詳細・お申し込みはこちらから→ http://urasoe-startup.com/

 

2015 7月

 

製材された琉球石灰岩をのみを使ってコンコンガリガリ
あなただけのオリジナルシーサーを作ってみませんか?

 

(講師 スタジオ de-jin)
所要 120分
料金 ¥4000

 

開催日:2015年7月25日(土)
09:00~
13:30~
7月26日(日)
10:00~ (各回 定員5名)
場所:りゅう
読谷村古堅191(読谷イオンタウン近くです)
098-989-4643

 

http://s.ameblo.jpryuyomitan2014/entry-12048361107.html

 

 

 

2015 7月

 

食品添加物や動物性の食材を使わず、有機野菜や無添加の調味料を使って美味しい料理を一緒に食べませんか?
楽ロビとは・・・マクロビオテックを楽してクッキングしよう♪
マクロビオテックとは・・・穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方です☆
通常の料理教室とは違い、料理に関する豆知識を講師の先生が楽しくお話しします(^^)
お話がメインとなる事もありますが、参加者様の手の菌もちゃんとお借りしますよ♪
詳しくは、教室に参加された時に(笑)
お野菜だけでフレンチのフルコースを作ります☆

 

会費
大人 3000縁
小学生以上 1000縁
食事のみ 1500縁
定員数: 定員8~10人
※エプロン、筆記用具をご持参下さい。

 

もちろん、食についてのお話だけでなく・・・
身体のデトックス(断捨離)であるファスティング(断食)のお話も聞けるので、もし興味があれば参加して下さい☆

 

※材料の準備がありますので、ご都合が悪く参加出来ない際は、2日前までにご連絡下さい。
また、万が一キャンセルされる場合は、前日キャンセルの際は恐れ入りますがキャンセル料1000円が発生致しますので、ご了承下さいm(__)m

 

また、毎月第四日曜日に、楽ロビ料理教室を開催しております。
場所は、那覇市と中部を各月で開催☆
詳しくは、ブログをご確認下さい。

 

開催日:平成27年7月15日(水)
時間:18:30~21:00
※今回は、お仕事帰りでもご参加可能なお時間で開催します♪
場所:おもろまちメディカルセンター近く
※個人宅の為、参加者の方へ直接ご住所をお伝え致しますm(__)

 

Blog http://harikyukouyouan36.ti-da.net/
Facebook https://www.facebook.com/harikyukouyouan36

 

2015 7月

 

夏休みのはじまりの日、親子で遊びに来ませんか?

 

多肉植物、手作り小物、アクセサリー、木工雑貨がお迎えします。
大人服&子ども服、おもちゃや本、生活雑貨などのフリーマーケットも開催。

 

草木遊びのワークショップもあります。

 

天然酵母のパン屋さん、酵素ジュースやパーラーかめちゃんのお弁当、手作りおやつのお店もあるので、ランチやおやつも兼ねて遊びにきてくださいね♪
(数に限りがあります)

 

お問合せ先
安謝児童館
098-862-4341
※駐車場はありません。

 

開催日:7/18(土)10:00~15:30
場所:安謝児童館前広場

 

2015 7月

 

ステンの厨房を格好良く仕上げる『昭和厨房設備』をゲストにお迎えし、オーダーキッチンやセミオーダーキッチン、既成キッチンの違い、生活スタイルに合ったキッチンのスタイルや間取りの事例などについて、幅広くご紹介していきます。

 

日程: 平成27年7月19日(日)
時間: 10:00 ~ 11:30

 

参加費:無料

 

<内容>
■ キッチンの種類
■ 家族が顔を合わせ集う、キッチン周りのレイアウト・間取りの事例紹介
■ 既成キッチンやオリジナルキッチン、セミオーダーキッチンの違い
■ その他

 

<定員>
■ 5組 (お申し込み先着順となります)

 

<お申し込み>
メールまたは、お電話にてお申し込みをお願いいたします。
■ mail: croton@croton.jp
■ TEL: 098-877-9610

 

<お申し込み期限>
■ 平成27年7月17日(木) 18:00まで

 

<開催地>
■ クロトンカフェ (株式会社クロトン内)
住所:浦添市安波茶1-53-13

 

担当:島袋(企画室)

 

http://croton.jp/1165

 

2015 7月

写真/ASAKA・文/D’spec沢岻久子

 

ディ・スペック           

 

毎日のことだからリラックスしたいと思うのです。

 

とっておきの服を着て、念入りにメイクをして、指紋が付くくらい磨いたピカピカの車に乗り込み、高級店でコース料理を戴く事の喜びは、時々のご褒美だからいいのです。

 

そんなことが毎日だったらどうでしょう?

 

確かに世間一般の言う「かっこいい」や「すてき」に当てはまるのかもしれません。
でも、気疲れしちゃうし、それこそお金も気分も続かないのではないでしょうか。

 

どこかの誰かが発信した流行だったり、他人に自慢する為の見てくれや、金銭的にしか置き換えられない評価というのは、実は自分の価値観とはかけ離れていることってありませんか。

 

それは暮らしや生活空間に置き換えても同じだと思うのです。

 

ディ・スペック

 

毎日の食事は、気心の知れた友人や家族でひとつの鍋を囲んだり、取りあったり分け合ったり、もちろん素顔(すっぴん)のままで気軽に食べたいと思いませんか。
白いごはんや玄米を、納豆やお味噌汁を、ハンバーグやらスパゲティを、自分好みのスパイスを加えたりして、お箸で自分のペースで食べたくはないですか。

 

ディ・スペック

 

それこそ、生活の主軸を担う生活空間(家)というのは、全身にまとう空気の様なもの。肌触りや居心地の良さがいちばんですが、居心地の基準は人によって様々です。

 

整然として生活感がなく高級感のある空間が好みの人、木の温もりと自然色豊かな木造住宅が心地よい人、ゴツゴツしたコンクリーのひんやり感が落ち着くという人もいるでしょう。
それぞれの好みですから、もちろんどれも正解です。好き好きに選びたいという欲求は当然に起こります。

 

それなのに、分譲されているマンションを見てみるとどうでしょうか。
同じようなものを大量生産・一斉建築しながら、皆に平均的に好かれようなんて「無理がありますよ」と思うのです。

 

環境や立地、外観形状は違えども、似たような間取りや仕様で変わり映えのない空間ばかり。むしろそれを推奨するような文言やセールスが多く見られますし、聞こえてきます。

 

駅から何分の立地
現地から学校まで何メートル、徒歩何分
公園、役所、病院の公共設備充実の環境
設備は一流製品、最新式の何年型、なになにバージョンの導入、簡単なんとか
共用設備がどれだけ充実、駐車場の供給率、来客用の広間がどうのこうの

 

それらを優先的に欲する方への供給は、もう充分間に合ってるのではないでしょうか。

 

 

情報があふれるこの時代に、選べる時代に、平均的な価値観を押し付けるようなセールストークがあふれています。それこそ、マス規模のメディアで聞こえてくる音や、見える画に、価値観が惑わされてしまう事があります。

 

正直なところ、そういう売り手側の妄想やイメージの押し付けは、もう無理なのです。
受け手としても、押し付けがましいとさえ思っているのです。

 

ディ・スペック

 

私たちディ・スペックが運営するサイト「沖縄不動産文庫」では、こんな問合せが多くあります。

 

特徴のある物件
自分にフィットする物件
面白い空間
楽しい生活をイメージ出来る空間、というもの。

 

不動産を探している方に、そういったニーズがあることは他ならぬ自分自身が実感しているのに、分譲マンションとなると、全くといっていいほど情報や空間を提供出来ていない歯がゆさがありました。

 

分譲マンションだって、自分基準で選びたい。
新築だからといって高級感を求めているわけではない。
どれも同じ間取りや設備ならば、なんら魅力を感じない。しいてまで購入するに至らないと、そう言っているのです。

 

ディ・スペック

 

ディ・スペック

 

そこで誕生したのがASAKAの分譲する a.suo kanegusuku(アスオカネグスク)という分譲マンション
そのコンセプトの潔さに、言い切っちゃう歯切れの良さに、共感・共鳴したのです。

 

マンション=「高級な感じ」
そんな価値観はもうおしまい

 

フォーマルよりカジュアル
デコラティブよりシンプル

 

やすらぎたい場所だから
堅苦しいスーツを脱いで
気軽にジーンズを履く感じがいい

 

そうです、そうです。そうなのです!と心の中で、いえ声に出して共感出来るのです。
しっくり来ない空間を自分の家として「大事にしよう」なんてそんなの無茶です。ありきたりな空間だけれども、どうにか「毎日を楽しもう」なんて無理があるのです。

 

私たちがa.suokanegusuku(アスオ カネグスク)に携わる理由はひとつです。
この空間が面白いからです。グッときたのです。

 

ディ・スペックであるかぎり、沖縄不動産文庫で掲載するかぎり、厳選した空間を提供する事を続けていきたいのです。

 

前にも書きましたが、ディ・スペックの物件のセレクト基準はこうです。

 

土地であれ、建物であれ、この空間に可能性があるのだろうか
その空間に触れることでお客様が笑顔になるだろうか、そして面白い空間だろうか
そして、この情報を欲している人が思い浮かび、伝書鳩としてお届けしましょう。と思えるかどうかです。

 

ディ・スペック

 

楽しい空間と言うのは、ほんのちょっとした事でささやかな施しが嬉しかったりするのです。

 

キッチンのぐるりをタイルにするだけで、ウキウキするとか。お掃除や家事の合理性よりもアイランドキッチンがこんなに嬉しくて主人公気分になれるとか。マンションなのに上下階を行き来出来るメゾネット空間って特別感が嬉しい。これまでのマンションと間取りが違う。ただ、それだけ。本当にちょっとした事がグッと来るのです。

 

言ってしまうと「a.suo kanegusuku」はオール電化でもなければ、ゴージャスなエントランスもなく、玄関専用ポーチもありません。外観に派手なアクセントカラーを施したり、これ見よがしな高級感を演出する材を貼り付けたりもしていません。
何事も、あれこれ詰め込むとろくな事はありません。パソコンだって、フルスペック仕様のほとんどの機能を使いこなせていないでしょうし、そもそもスペック詳細すら知らない事もあります。だって、知らなくたってほとんどは事足りるのです。

 

 

これまで、ディ・スペックが新築分譲マンションの販売代理をお手伝いする事はあまりありませんでした。でも、それはこれまでのはなし。これからは、こういったニーズと遊び心のある面白い空間ならば、喜んで飛んで行き、お手伝いしたいと思っています。私たち自身が「好き」と言える空間だから、ご紹介したいのです。

 

 

那覇も、浦添も、豊見城も、あっちもこっちも。たくさんのマンションを見て廻ったけれども「どこもかしこも同じような間取りでなんだか疲れました。」「どれがどれだか記憶が曖昧で、マンション名が思い出せません。」
なんてセリフもう言わないで良いのです。もう言わせたくないのです。

 

 

マンション見学=怖いなんて、もうおしまい
不動産探しも、物件探しも楽しみたい

 

セールスマンの様子を伺ったり、身構えたりせずに
気軽に普段の言葉で質問したいし、こたえてほしい

 

流行りのスタイルより、自分の好きな空間を
世間一般の平均より、心がときめくものを

 

ステイタスより、オリジナル
派手なデザインより、居心地

 

 

新築マンションでもそんな空間に出会ってください。いよいよマンションも選べる時代になってきたのです。

 

a.suo kanegusuku
分譲マンションモデルルーム公開中
南風原町字兼城586-8 1F
10:00-19:00毎週水曜定休
販売代理/ディスペック株式会社
お問い合せは、お気軽にディ・スペックまで
http://www.dspec.jp/date/pg728.html
ディ・スペック

 

 

 

ディ・スペック株式会社
沖縄不動産文庫 Okinawa Real Estate Library
http://www.dspec.jp
〒901-2201沖縄県宜野湾市新城2-39-8 MIX life-style2F
tel:098 893 5015 Fax:098 894 2285

 

2015 7月

 

糸満張子の絵付け体験ワークショップです。
昔から、ユッカヌヒーの玩具市でならんでいたという、張子。玩具には機能として、元来つくる楽しみも備わっています。それをわかりやすく親子で体感できる機会を糸満ハリコを通して実施することを目的としています。
ふだんは作り手として活動しているニャン山の赤嶺康浩氏をお招きし、張子作りの魅力を体感しながら、ものづくりに触れていただきます。
当日は飛び入り参加も可能ですので、ご家族、ご友人とぜひご一緒にご参加ください。

 

■会費
MIOP会員 1体あたり1,500円
MIOP非会員 1体あたり1,700円

 

■お申し込み
*ご予約優先ですが、飛び入り参加も可能です。
MAIL npomiop@gmail.com
FAX  098-870-1361
TEL  098-870-1363(ゆいまーる沖縄株式会社内)
メイドイン沖縄プロジェクト事務局(担当:嘉陽)

 

開催日:7月19日(日)
①10:15~前半開始
②13:00~後半開始
*10:00-12:00、13:00-16:00の間は基本的に随時受付をしております。ご予約優先ですが、飛び入り参加も可能です。

 

場所:イオンモール沖縄ライカム 1F ヴィレッジ棟 未来屋書店SANGOコーナー内
〒901-2300北中城村アワセ土地区画整理事業区域内4街区

 

詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/1603548206570972/

 

2015 7月

 

陶・山田義力と染・金城宏次による2人展です。食卓に新しい彩りを添える日常使いの器、そして彩り豊かで心地よい古典紋様やアート的な要素を兼ね備えた紅型の作品を展示販売いたします。

 

期間:2015年7月21日(火)〜27日(月)
時間:10:00〜20:30(最終日は17:00迄)
場所:リウボウ7階 美術サロン 
098-867-1291
http://ryubo.jp
那覇市久茂地1-1-1

 

http://tsuchibito.ti-da.net/  (山田義力ブログ)

 

2015 7月

 

子育て講演で大人気の米盛智恵子先生による特別講演。
現在三男一女の母の米盛先生から紡ぎだされる笑いと癒しの講演で、もっと笑顔になれるはず♪
子育てでお悩みの方、人間関係でお悩みの方…ぜひご参加ください。

 

参加費 : 1,200円 (当日1,500円)

 

★米盛智恵子先生とは? : 「家内笑場(やなわらばー)」や「風遊人(ふゆーなー)」など、沖縄の方言をオリジナリティーあふれる解釈で捉え、癒やし文字として表現している、笑いと楽しさを与える「癒し文字」で表現活動をしている。

 

開催日時 : 2015年 7月25日(土)
場所 : 沖縄産業支援センター 会議室大(沖縄県那覇市小禄1831番地1)

 

URL : お申し込みは イベント主催 AMAKUMA( http://www.ama-kuma.com/ )

 

2015 7月

 

午後のひと時、フェアリーコートさんのセラピーを受けたあと、美味しいケーキとハーブTeaでまったり過ごしてみませんか?

 

◎オーラソーマ
◎プチスウィートさんのケーキ
◎ハーブティー
◎ミニプレゼント付き

 

¥4.500-

 

今回のオーラソーマ内容は、「カバラの72天使コンサルテーション」
*誕生した瞬間、その人につく3体の守護天使からのメッセージを受け取る事が出来ます。(守護天使のボトルカード付)
*人生の目的や学び、自分らしさに気付いていくためのコンサルテーションです。
定員5名様です。

 

開催日:2015年7月25日(土)13:00~
場所:Lino ショップにて 住所 中城村南上原955-2

 

http://linoshop.ti-da.net/
http://faerie.ti-da.net/

 

 

 

2015 7月

 

今年のアントワープ展でも好評を博した山原屏風。新作を混じえ展示販売いたします。

 

期間:2015年7月28日(火)~8月3日(月)
10:00~20:30(最終日は17:00まで)
場所:リウボウ7階美術サロン
098-869-1291(直通)

 

kikutaichiro.com

 

 

 

2015 7月

 

イタリアでのローフードレストラン、ローフード、オーガニック材料の話
世界ローフード会議の報告
世界の食万博から視察報告など

 

ローフードに関心のあるかたはもちろん食&健康に関心のあるかたぜひ交流しませんか?

 

食で健康に!美味しく食べて健康に!
ローフードはどなたにも簡単に料理できる健康食を促進しています。

 

◆日時 7月17日(金)19:00~20:30 
◆会場 「book cafe ブッキッシュ」西原町字棚原83-1  
駐車場あり
098-944-2706
地図http://bookishnohon.jimdo.com/
*予約制* 
入場料無料 
(カフェ利用のため飲食はお好きなメニューを注文頂けます。各自でおそれいりますがカフェのお支払いはお願します)

 

お申し込み
(予約制)

 

JLBA認定・沖縄南部校 
吉澤090-1426-7529
okinawarawfood@yahoo.co.jp
http://ameblo.jp/smoothie-rawfood-okinawa

 

2015 7月

 

あっという間に梅雨も明け、夏本番!!
なが~いなが~い沖縄の夏がやってきましたね。
子供たちにとってはワクワク楽しい季節の到来です。
「優しくからだを包み込む着心地が魅力なプチバトーの夏服。」
今年の春夏コレクションは、フレンチエレガンス×アメリカンヒッピーがテーマ。
50、60年代のフランス映画のようなノスタルジックなカラーや、爽やかなシャーベットカラーのバリエーションです。
プチバトーで夏のキッズコーディネートのご紹介です。

 

 

まずは、定番アイテムでデイリーなコーディネート。

 

 

通園服やお外遊びに、もってこいの万能アイテムです。
活発な子供たちには、なんていっても動きやすくて着心地の良いモノが1番。
そして、洗濯にも強くて丈夫なのです。

 

 

男の子は、やわらかな履き心地の定番のコットンバミューダパンツと鮮やかなカラーボーダーのプリントTシャツ。
シンプルなデザインのボトムスなのでどんなアイテムとも相性がよく重宝します。

 

 

女の子のワンピースは、「第二の肌」と呼ばれるやわらかな肌触りの1×1リブ編み素材を使用し、快適な着心地です。
白のパイピングが爽やかなボートネックのラインは両肩のスナップと裾のロゴプリントがさりげないポイント。

 

 

お次は、ちょこっとお出かけスタイル。

 

 

家族でお出かけ。
遠出の機会も多い夏。
そして、ご近所のショッピングモールなどでのお買い物へも。

 

 

女の子は、今シーズンのメインプリント「レッドレモン」シリーズでコーディネート。
プチバトーを代表するやわらかな肌触りが特徴の1×1リブ編み素材を使用したマリニエールのボーダーカットソーに、上質なコットンピケ素材のスカートでおしゃれなスタイルに。

 

 

男の子は、さらりとした肌触りが特徴の平編み素材を使用した鮮やかな色合いのカラーブロックTシャツ。
履き心地バツグンの発色のきれいな赤のコットンバミューダパンツで元気スタイル。

 

 

こちらはカラフルなカラーのバードプリント。
色違いのマリニエールのボーダーカットソーは、デニムのパンツと。
柔らかな着心地と可愛らしい鳥たちのプリントに女の子は大満足です。

 

 

同系色のクロシェでコーディネート。
暑い沖縄の日差しをシャットアウトです。
バイカラーのクロシェは、シンプルなデザインなのでどんなお洋服にも合わせやすいですよ。

 

 

きちんとお出かけスタイル。

 

 

夏のバカンスやちょっとしたお呼ばれの時などに、おススメ。
カジュアル過ぎず、でもカチッとし過ぎないスタイルです。
ちょっときちんとお出かけ着。
子供だって1枚は持っていたいものです。

 

 

男の子のきちんとスタイル。
クラシカルな鹿の子編みポロシャツは、衿と袖の極細ボーダーでおしゃれ感アップ。
ボトムスは、ヒッコリーストライプのバミューダパンツで爽やかに。

 

 

女の子は、身につけるだけでもテンションが上がりそうな小花柄の可愛らしいワンピース。
クラシカルな雰囲気のワンピースは、すっきりとしたネックライン、キュートな短めの袖などディテールも詰まったアイテムです。
ウエストから始まるギャザーはふんわりと。
大きなウエストリボンは女の子らしさを添えてくれます。

 

 

着ているだけで楽しくなりそうなプチバトーのお洋服たち。
とっておきの夏服で、楽しい夏の思い出を。
フランスの子供服、PETIT BATEAUで夏のコーディネートを楽しみませんか。

 

 

モデル  
BOY 3歳4か月  身長97cm  着用サイズ  4A(102cm)
GIRL 3歳7カ月  身長93cm  着用サイズ  3A(94cm)

 

 

 

写真・文  岩瀬 ナオミ

 

rocq:69

 

宜野湾市喜友名1-21-10
TEL  098-892-8763
★6月より変更となりました。
営業時間 11:00〜16:30
定休日 水曜日(臨時休業あり)

 

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PETIT BATEAUで夏のコーディネート