2015 11月

 

南国の地、ここオキナワも少しずつゆっくりと季節の変化を感じ取れるようになってきました。
クリスマス目前の12月12日・13日。
アウトレットモールあしびなーの広い空の下、記念すべき第1回の <オキナワマルクト/南の島の蚤の市> が開催されます。

 

県内外から厳選されたハイクウォリティなアンティークショップや雑貨屋さん、各ジャンルの工芸作家さん達が一堂に揃い、素敵なライブやパフォーマンス、そして美味しい料理を食べながら、一日あっても時間が足りない様な素敵なクリスマスマーケット。
ナカハジメ氏によるワクワクするようなイメージイラストも出来ました。
色々な自分だけのお気に入りをじっくりと探してくださいね。

 

「途方もなく長い年月を経て、重なった偶然によって世界各地からこの南国オキナワヘ辿り着いたモノたち。

 

そして新にここオキナワの地から世界へ向けて生まれつつある様々な逸品逸材。偶然この場所で出逢う事の出来るステキなモノたち・・・」

 

開催日:12月12日<sat>・13日<sun> Open 10:00 ~ Close 19:00
場所:豊見城市豊崎 アウトレットモールあしびなー

 

*** 主催運営 デンキクラゲ ***
須藤ケンタ (古美術商 20世紀ハイツ) 
http://www.20century-heights.com/
info@20century-heights.com

 

戌亥ちかえ (cafeプラヌラ) 
ナカハジメ(イラストレーター)
ゆんたともよせ (美容師,マジシャン)
栄徳あつし(café cello)
jujumo (ミュージシャン)

 

ボランティアでご協力いただける方、募集しております。。

 

公式ブログ http://okinawamarkt.ti-da.net/ 
FB https://www.facebook.com/events/405461129653440/

 

2015 11月

 

カフェ スバコ.はじめての こころみ。
‐ 絵本の展覧会 ‐ の ごあんない です。

 

” いながわあい おじゃまします展覧会 ”
at カフェ スバコ.
沖縄県中頭郡北中城村字中順264-4 No.69
2015.11.21 sat 〜 11.22 sun
18:00〜22:00まで

 

スバコ.にとって、お店で こういった展示や イベントをするのは はじめてのことでドキドキですが、、ご縁あった 絵本作家の いながわあいさん当日は 在廊され似顔絵や 動物なども その場で 描いてもらえます。

 

もちろん 普段どおり お食事も していただけます。

 

ゆっくり ご覧になっていただきたいのでディナータイムのみの 開催と させていただきます。
(ランチは 通常通り 営業します。)

 

ふふふっと 楽しい 夜を お過ごしください。

 

 

‐ いながわあい ‐

 

岐阜県生まれ
高校の時絵本に興味を持ち、幼児教育を学んだ後に専門学校でデザイン、アートに触れるワーキングホリデーでカナダへ行き更なる刺激を受け、現在は保育士として子どもから多くを教わりながら絵本作家として活動している

 

カフェなどでゆったりとした個展を開催
おおしま国際手づくり絵本コンクール2014 入選

 

Facebook→「Ai Inagawa」
https://m.facebook.com/ai.inagawa.3
HP→http://aiinagawa.jimdo.com/

 

ふふふっと わらいがこぼれるような絵本をめざしてかつどうしています。

 

カフェ スバコ.
沖縄県中頭郡北中城村字仲順264-4 No.69
Tel.098-989-6282
Lunch 11:30 ~ 15:30 (Lo 14:30)
Dinner 18:00 ~ 22:00 (Lo 21:00)
定休日 : 月・火曜日
blog http://subaco.ti-da.net/
facebook https://www.facebook.com/cafesubaco

 

2015 11月

 

【出演者】
影絵 奥平 麻衣子
音楽 歌手:奈月。
ピアノ:瑠美、牧志晃子
舞踊 ダンサー:知花 幸美、糸数 育美、YUKIMIバレエコンテンポラ・スクエア

 

プロフィール詳細
http://www.oc-village.com/info/kuganinukanasaprofile2.pdf

 

「クガニヌカナサ(黄金の愛)」影絵と音楽と舞踊 響宴 facebook公式ページ
https://www.facebook.com/kuganinukanasa/

 

開 催:2015年12月12日(土)入場無料
時 間:開場 18:00 開演 18:30
会 場:沖縄県営平和祈念公園
糸満市字摩文仁577番地
主 催:響宴「クガニヌカナサ」実行委員会

 

2015 11月

 

☆12/9(水)10時~12時
☆ふたば12/12(土)13時~15時
※いずれかを選択
前回開催した様子は、こちらをクリック

http://sanomarimo.ti-da.net/e7757289.html

 

座り姿勢の写し方、ポージングはもちろん!
立ち姿勢や団体で撮る際の姿勢、アップで撮られても美しく写るライティングや表情の作り方、角度など!

 

自分で写真を撮った連載を6年♪
ブログ用の自撮り日々♪
それから、、、モデル事務所にてオーディション用の宣材も撮ったり、撮られたりした経験を生かし!
スマホ、ガラケー、コンパクトカメラでも美しく写るコツ、教えちゃいます(^-^)v

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

~年始は、美肌でスタート!に、向けて~
【秋冬スキンケア講座】

 

もう高い化粧品に散財しない!
敏感肌の私がお勧めするお財布にも肌にも優しいスキンケア術(*^_^*)
美肌の為の食事方法、肌の手入れ方法等♪
目からウロコの講座です(^-^ゞ

 

★12/19(土)13時~15時★
受講生の感想は、こちらをクリック⬇
http://sanomarimo.ti-da.net/e5233895.htm
受講料:各2500円
場所:沖縄県男女共同参画センター
「てぃるる」にて

 

http://sanomarimo.ti-da.net/

 

2015 11月

 

映画「100年ごはん」上映会。五感で楽しむ上映会。見て、感じて、食べて、語り合う映画です。
大分県臼杵市が市をあげて取り組む有機農業への挑戦を描いたドキュメンタリーです。
今回のごはん担当にマドンナのプライベートシェフを10年されていた西邨マユミシェフが担当します。
そして、ザ・ブセナテラスの全面協力により会場をご提供いただきました。海が目の前のレストランでマドンナ宅でのお食事を体験できます。

 

開催日:11月29日11時30分開場12時開演(16時終了予定)
場所:ザ・ブセナテラス バンケットルーム

 

http://100nengohan.com

 

 

2015 11月

 

ベルツリー

 

「ほら、胡麻すごいでしょ?この『紫式部』というパンは1kgにつき、黒胡麻をたっぷり10%いれてるんです。だからね、焼きすぎるとバリバリの胡麻せんべいになっちゃうくらい。でも身体にいいから、これでもかってくらい入れるんです。うちは、美味しいだけじゃなくて、健康になれるパンづくりを目指してるから」

 

ちぎっても、香っても、頬張っても随所に胡麻を感じる。そして胡麻と同じくらい存在感があるのは、生地に練りこまれた黒米だ。粘りけのある黒米のモチモチ感。パンなのにご飯の甘みがして、食べすすめるごとに親しみが湧く。胡麻、黒米などの、いわずもがな現代人が摂りたい食品をパンに込めるのはベルツリーのパン職人鈴木健次さんだ。

 

「紫式部の材料は極めてシンプルで、胡麻、黒米、九州産小麦、天然酵母、三温糖そして天然塩しかいれてません。添加物の出番はなし。お子さんにもおすすめです。外の皮を剥がして、中のやわらかい部分をポッポポッポと離乳食のようにして食べる赤ちゃんだっているくらいですからね。あるお客さんからは『紫式部とお菓子を並べてでかけると、うちの子は紫式部だけをたべて、お菓子はのこしてるんです』って聞いたときはうれしかったなー」

 

その言葉からは、健康なパンづくりへのひた向きな思いを受け入れられた喜びを感じずにはいられない。

 

ベルツリー

 

ベルツリー

石窯時代からの一品、フルーティーハーモニー。通常はサワー種を用いるため、酸味が強くて万人には好まれない。しかし酒種酵母の力で、ライ麦28%配合ながら親しみやすいパンになった。クルミやオレンジピールなどとの混成が華をそえる。

 

「人の身体って食べたものから作られるんですよ。いいものを食べたらそれに応えてくれるし、悪いものを食べたら体調は悪くなる。身体はおどろくほど正直。だからうちのパンを食べてくれる人には元気になってほしい!という一心です。体にいいものだけ使って、添加物はゼロってぐらい最小限にして。食べ続けたら健康になれるようなパンを作りたい。その想いで日々店を開けてるんです。僕も家族も、うちのパンを食べ続けてるんだけど、年中調子がいいんです。朝早いし不規則な生活なのにね。僕なんか、肌ツヤもいいんですよ」

 

鈴木さんが先ずこだわったのは小麦選びだ。厳選に厳選を重ね、お客さんに届けたい小麦を求めて奔走した。

 

「うちのパンは全て、熊本産の小麦『南のめぐみ』を使ってます。理由は安全で美味しいから。外国産小麦だと、何カ月もかけて船で運ばれてくるわけで、その間、船の中は蒸し風呂状態。もう防虫剤や防カビ剤だらけですよね。一応、検査はしますけど、すみずみのデータを取るわけではないから数値には出ない部分もあって。ポストハーベスト農薬は、収穫前に散布する農薬の数十倍とも言われています。知らず知らずに摂ってしまって内臓に蓄積されるから残留農薬って怖いんですよ。だから、初め小麦は、運ぶ距離が短い国産という前提で、北海道産がいいんじゃないかと思ったんです。寒冷地で虫の心配がないと、防虫剤が少なめで済むから。でも、やっぱり震災以降は北のものってだけで気になるという声が多くて…。なので、九州産の小麦で、使ってる酵母との相性を片っ端から試しましたよ。そしてやっと膨らんだ時の香りとか食感、奥行きのある味のバランスが一番良い小麦を見つけ出したんです」

 

ベルツリー

 

妥協のない材料選びは、鈴木さん自身の経験が元になっている。

 

「昔、おなかが減って考えなしに菓子パンを5、6個食べたんですよ。すごく量を食べたのにお腹はいっぱいにはならなかった。それどころか、胸やけに襲われてたんです。パンしか食べてないのにおかしいなと思って調べてみると、それは添加物のせいなんじゃないかという考えに行き着いたんです。」

 

鈴木さんが言葉を選ぶようにして続ける。

 

「大手だけでなく、個人のパン屋でも添加物は使うんですよ。保存性とか作業性、見た目をよくするために。それにパンだけじゃない、何にでも入ってますよ。スーパーのお総菜に使う醤油だって、裏の表示を見れば醤油としか書かれていませんが、あれは表示義務がないだけで決して無添加ではないんですよね。だけどね、添加物ゼロだったら流通も物流もめちゃくちゃになります。保存がきかなくなったり、量産できなくなったりして物々交換の時代に逆戻りですよ。かと言って、添加物を正当化するのは違う。添加物たっぷりなもの食べて体調崩しても、お客さんの自己責任です、というスタンスには同調できない。だから自分たちのできる範囲で、手が届くことだけでもやれることをやろうと決めたんです。」

 

ベルツリー

 

そして安全にこだわり、味にも妥協を許さない鈴木さんに欠かせないもの、それは酒種酵母の力だ。小麦の粒ひとつぶひとつぶが弾けるような香ばしい香りだけではない、鼻をくすぐるほのかな甘いかおりはベルツリーのパンの特徴であり、それこそ酒種の証でもある。

 

「酒種は、お米と日本酒を作る時の麹、水だけでできているんですよ。日本人だったらだれでも好きなような香りかな。どこか懐かしいような感じになると思いますよ。一般的な天然酵母はレーズンや林檎由来が多いんですけど、それでパンをつくると酸っぱく仕上がってしまいます。一方穀物類の中ではじゃがいも、人参などから起こしたものなんかは、どうしても癖がでてしまうから難しいですね。その点うちは、酒種なので口に入れた時の香りがまず違うんですよ。人工的に培養されたイースト菌とはちがい、米の甘みを感じるんですね。だからうちのパンは和食にもあいますしね」

 

ベルツリー

ベルツリーでは、具材も手作りに徹する。カレーパンも小一時間かけけて玉ねぎをきつね色になるまで炒める。

 

ベルツリー

奥様の勢子さんオリジナルブレンドのハーブソルト。

 

食べる人の身体への心配りが隅々まで感じられる。これだけ、熱い思いでパンをつくっている鈴木さんだが、意外にもそのスタートはパン職人ではなかったという。

 

「もともとは福島の雪深いところで、ハーブに纏わる仕事をしていました。ハーブを120種類ぐらいかな、栽培しながら喫茶店をやったりしてたんですね。『このハーブをお茶にするとよく寝付けますよ』『元気を出したいときには、ローズマリーがぴったりです』といった具合にハーブの知識をお客さんに伝えていました。ウェディングでは、ハーブで香りのブーケをつくったり、庭の仕事、ガーデンセッティングなんかもやりました。ハーブに関わること沢山やったんですね。その頃たまたまなんですが、カモミールとカボチャのパンを作ってみたところ、『美味しい!!もっと焼いてくれ』と頼まれたんです。当時はまだ家庭用のパン焼き機ですから一斤つくるのに4時間も5時間もかかりました。それを5斤とか注文いただいて、寝ずに焼いた記憶があります。だけど、わざわざお客様がよろこんでくれるのなら生半可なものではなく、得意なハーブをつかうのはもちろん、お客さんの身体をさらに健康にする安全なパンをつくりたいと思って。それで国産小麦、天然酵母、焼き方にも凝ったパンをやろうと思ったんですね」

 

ベルツリー

 

やるとなったらとことん追求するのが鈴木さん。天然酵母とハーブ、そしてパンを焼くのも石窯ときめ、突き進んでいった。

 

「窯から手作りしましたよ。当時はまだインターネットなんて普及してませんでしたから、軽井沢の有名なパン屋さんに窯を見に行って、頼み込んで一部を見せてもって。もう見よう見まねで耐火煉瓦を積み上げてつくって。7回も失敗して、一酸化中毒でぶっ倒れて運ばれたこともあってね。8回目でようやくうまくいって、旨いパンが焼けるようになったんです、やっとね。石窯で焼くと皆さん喜んでくれて、県内だけじゃなくて関東からもはるばる買いに来てくれる人が増えて、忙しい毎日でしたね」

 

山の中のパン屋さんは、福島で人気のパン屋さんになっていった。しかし東日本大震災が起こってしまい、沖縄へ移り住むことを決めた。

 

「いったんはパンから離れたけど、僕にはやっぱりパンづくりしかないんですね。そう思ってパン職人に戻ってはみたものの、気候の感覚をつかむまでは、何回も何回も失敗したんです。雪国福島と南国沖縄。その差は歴然で、発酵のスピードがまったく違う。真逆の環境ですよね。初めての夏なんか、正念場だったんです。以前は温度を上げるのに時間をかけていたのに、ここはあっという間。なかなかうまくいかなくて何度もパン生地を処分することになって。うちは、酵母をしっかり活動させるために、焦らず12時間以上発酵させて、酒種に小麦のうまみをぐっと引き出してもらうんですけど。でも晩に仕込んで朝きてみると無残なまでにカビが発生なんてこともありました。」

 

ベルツリー

 

 

また、福島と沖縄で土地が違えば、お客の好みも違うと鈴木さんは言う。

 

「開店当初は、『アンパンある?甘いものが食べたいのよ』とか、ハーブの解説を見て『もっと普通のちょうだいよ』とか言われることもあったんです。だから、沖縄のお客さんにはどんなものが喜んでもらえるだろうと、模索しました。結果、ベルツリーらしさを沖縄流にアレンジしてできたのが、アンパンであればラベンダー餡にしたり、ミントを効かせたミントメロンパンなどです。ハーブパンでいえば、ハーブの束をどさっと入れたパンドプロバンスってパンも、ハーブの種類を減らしてスッキリしたシンプルな味に変えたりね。他のパンもお客さんのアイデアでサツマイモから紅イモに変えたりとかもしました。沖縄の方の意見を取り入れて、どんどん新しいパンが生まれつつあるんですよ」

 

ベルツリー

 

どこであっても、お客さんのために美味しい健康なパンを生み出していく鈴木さんが描いているのは進化する次のベルツリーだ。

 

「色んな提案ができたらいいなと思います。パンを温めなおすとき、案外魚焼きグリルをつかって焼いても美味しいんですよとか、ハード系は食事、例えばビーフシチューなんかにも合うんだけど、言葉の説明だけじゃ伝わらないと思うんです。だから店でビーフシチューまで作っちゃってパンの隣にドーンとおいてパンと合わせて試食して、相性がいいのをお客様に実感してもらえたら最高だなぁと思ってるんですよ。」

 

ベルツリー

 

これからのイメージがパンのごとく膨らむ様子は、新たなパンの魅力を確実に伝えてくれる予感と自負に溢れている。そして鈴木さんの言葉は続く。

 

「『これじゃなきゃ、うちの孫は食わねぇんだよ』といって毎日同じパンを買い求めてくれるおじいさんや、『ここのパンだったら安心して食べさせられるわ』とお母さんが買いに来てくれるんです。責任も感じるけど、そんな風にうちのパンを信頼してくれているお客様のためにこれからもがんばっていきたいと思います」

 

パンを口にする人にとって何が大切かを常に考えているからこそ、そのパン作りから伝わってくるものは優しさと強さだ。潔いまでの誠実さで選んだ材料で、遠回りをしても、不要なものは入れない。100%の無添加を目指してお客さんを健康にできるパンを目指すベルツリー。鈴木さんが手塩にかけたパンには、人々に健康と笑顔をチャージする力があふれている。

 

文/松本 京

写真/金城 夕奈

 

ベルツリー
天然酵母専門ベーカリー Bell Tree
〒900-0012 沖縄県那覇市泊 1-20-14
Tel 098-868-6271
Open 9:00~20:00
Close 毎週水曜・第一木曜
HP http://www.belltree.okinawa/

 

2015 11月

 

満月の夜のヨガ
フルムーンの光を全身で浴びて、身体と心を浄化して月のエネルギーを全身で吸収。
月の光には浄化の作用があります。身体のなかに溜まったものをデトックスして、感情面もリセットしていきます。
呼吸法やメディテーションも取り入れて、バランスを取り戻していきます。
宇宙、地球、そして今ここにいる自分を、YOGAをして感じてみませんか?
お子様連れでも一緒に参加して頂けます。親子での参加の場合、お子様は無料です。

 

開催日:2015年11月26日(木)19:00〜20:30
場所:瀬長島 芝生広場(ウミカジテラス斜め前の広場)
参加費:¥1500
講師:高野真美
予約、お問い合わせ:YOGA Prana
電話050-3634-8123
mail: yoga.prana3@yahoo.com

 

http://yogapranajp.weebly.com/blog

 

2015 11月

写真・文 田原あゆみ

 

田原あゆみエッセイ

 

 

2014年は私にとって、山あり谷ありの内面的にハードな一年だった。
内面に向かうエネルギーが強く、よく内にこもっていた。
その反作用なのか、2015年は何かが弾けて外に飛び出すことが多かった。

 

うじうじと内側に向かっていた力が、臨界点を超えて外に私を押し出したのだ。

 

年末年始はインドネシアへ。
2月は、友人の追悼のためにエキシビジョンを見にストックホルムへ。

 

初めて訪れたストックホルムは成熟した大人の街で、歩く人は皆長身でスリムで太った人が少なかったのが印象的だった。地に足がついたクラシカルな都市。

 

夏に行ったフランスの旅は、私をヨーロッパをもっと知りたいというきっかけになった。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

その時に知り合った友人に誘われるままに、8月にロンドンへ。
ロンドンは地域によって全く景色が違っていた。上品で整然とした地域もあれば、スパイシーでカオスなダウンタウンには人々がひしめき合っていてとてもパワフル。全く印象が違うのだ。

 

ロンドンからの帰り道、パリの蚤の市に3時間ほど立ち寄ったのがいけなかった。時間が足りなくて、また来行きたい。しかもすぐにでも、そう感じてしまい、私はパリ病に罹ってしまった。

 

10月に、ちゃんとヨーロッパのアンティークが見てみたくて、6日ほど時間をとって再度パリを訪ねた。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

なぜ私はこんなに何度も旅に出たのだろう。
なぜ旅に出なければいけなかったのだろうか。

 

家族や友人、知人がたくさんいる地元を離れて飛行機に乗って全く知らない人ばかりの場所に行く。
景色も、色も、文化も、道行く人の姿も肌の色も様々なヨーロッパの街を歩く。

 

日常にいるとごくごく当たり前で、見過ごしてしまうこと。オートマティックに反応して、役割で対応してしまうこと。
そんなことばかりしていると、本来の私が見えなくなってしまうことがある。
同じ役者ばかりで演劇をしているような感じといったらいいのだろうか。
なんだか慣れてしまって、私のセリフも問題に対する対応も既視感がある感じ。
今までの繰り返しではいけない、心の中からそんな声が響いていた。

 

そう私は変わらないといけなかったのだと思う。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

以前の旅はバカンスだったけれど、今年の旅にはどれも目的があって、現地に知り合いがいることが多く、期間は短くても内容が濃かった。
旅に出る度に、私の中にあった小さな囲いや、枠や壁が壊れてゆくような経験をした。

 

西フランスに一緒に行った友人は私より年上で、海外での生活も長いので彼女独自の過ごし方というのがはっきりとしていた。移動にはタクシーをよく使い、地下鉄やバスはほとんど使わなかった。
普段は交通費を必死で抑える私にとってはなんとも驚きの習慣だ。タクシーに乗るのは緊急時とか、荷物が重くてかなわないしかも近距離の時に使うくらいケチっていた。
そんな小さな葛藤を捨ててよっしゃ、と一緒にタクシーに乗っているといつもの自分の旅とちょっと違う視点からものが見えて来る。

 

まず、物事がスムーズに流れる。時間のロスが少ないので葛藤が減る。なぜなら私はかなりの方向音痴だから。普段の旅だと、地図で迷い道で迷い、路線図で迷う。その葛藤がない分、他のことにたくさん時間が取れるのだ。しかもあんなにケチっていたのに破産しなかった。

 

ああ、こうやって誰かの苦手なことを誰かが仕事で補ってくれるから世界は回っているのだな、と実感した。

 

田原あゆみエッセイ

 

 

 

パリの地下鉄の中で向かい合って座った親子。
はにかんでいる女の子が撮りたくて、お母さんにお願いしてみたらお母さんの綺麗なこと。

 

「あなたはとても綺麗ですね。写真をとってもいいですか?」

 

そう言ったら、素敵な笑顔をくれた。

 

全く違う文化圏で暮らす私たちが一瞬交錯した時間。
今まで暮らしてきた土地の景色も、言語も違う私と彼女たち。きっと食べる物も、服の好みも、価値観も違うのだろう。
けれど、子供を思う気持ち、家族や友人への気持ちは共感しあえるかもしれない。

 

先に電車を降りた彼女たちは一体どのようなところへ行って、どんな家に帰るのだろう。

 

 

パリの街では私は東洋人の女性で、フランス語が話せなくて、通りの名前も、レストランのメニューもわからない。役割や、いつもの常識はここでは全く必要なくて、とても自由な感覚になる。いつもの名札が外れた私は、無力で非力で、たくさんの人に助けてもらってたくましく問題を切り抜けてゆくなかなか面白い人だ。知らない土地で、初めてのことに直面した時にどう切り抜けるのかで、客観的に自分が見えてきてとても新鮮に感じる。

 

そう、私は自分に会うために旅に出る。

 

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

初めて訪れた場所で、初対面の人と笑顔で挨拶してちょっとおしゃべり。
すれ違うたくさんの人々の中で、何かしら縁があって顔を合わせる異国の人々。お互いの時間がまるで当たり前のように交錯するのが振り返るととても不思議だ。
現代の今に生きていることがとても幸運に感じるのはこんな時。

 

昔の人には考えられないような距離を移動して、異国を旅する。
街角でワインを飲みながら、いい気持ちになって外気を胸一杯に吸い込んで周りを見渡すと、いつもの私がいつもとまったく違う景色の中にいる。

 

その不思議を味わえるのは私はとてもしあわせだと感じる。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

自分の仕事に誇りを持っているかっこいい大人の多い街パリ。

 

いらっしゃい、ということもにこにこした笑顔もむけないけれど、敬意を持って声がけするといくらでも応えてくれる。
嬉しそうにコレクションを見せてくれたムッシュー。

 

「いつまでに戻らないといけない、そんな旅にはもう出たくないんだよ」
彼はそう言ってタバコをプカプカ吸っている。店中煙がもくもくしていて、息がしずらかったけれど、彼のお店は私の中では宝物。
1時間半かけて、18世紀の手版画の挿絵を4枚くらい選んだ。
それを渡していくらか聴くと、
「ふ~ん、いいものを選んだね。これはナポレオンがエジプトに遠征に行ったあとに400人の版画紙に依頼して作った『エジプト記』の中の挿絵の一つだよ。ふふ、けれど知っているよ、あなたはこれやめたけれど好きだったんだろう?」
そう言って、私がずっと迷いに迷って、やめた魚の絵を一枚探すと、「これはプレゼントにあげるよ」、と。

 

 

田原あゆみエッセイ

 

 

今私は自分の部屋でこの記事を書いている。
11月の半ばなのに半袖で、汗までかきながら南国沖縄の夜に生きている私は、平和の中にいて身も心も安心しきっていられる。

 

けれど今この瞬間に世界中で様々なことが起こっているのも知っている。

 

ニュースを見ると、きな臭いことがたくさん。事件も事故も戦争も。
インターネットだけでもこんなにネガティブな情報がたくさん飛び込んでくるのだから、私はテレビで音付きでこれらのニュースを見る気がしなくて見ていないし、テレビ自体を持っていない。

 

 

こんなにネガティブなことばかりがこの地球上で起こっているのだろうか?
私はそればかりではないのだと思う。

 

 

私は私が生きて活動している間に発信したいことがある。
それは、人のたくましさや喜び、明るさやユーモア。かっこいい人に出会った時に感じる感動を、素敵だな、綺麗だな、と素直に感じた時の思いをこうして写真に撮って、言葉にして伝えたい。

 

人種が違っていても、宗教や文化や思想が違っていても、人々の基本的な生活も人とのつながりなど変わらないものもある。
明かりを灯し続けるような、そんなことができたら、と。

 

そんなことをこの数日考えている。

 

 

またきっと旅に出よう。
私の中の灯火に火をくべよう。
生きる情熱を失わないように、私の中の喜びが誰かの笑顔につながるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

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田原あゆみエッセイ

 

 

フランス革命の後の焼け野原で、木を切る4人の民衆。
そう、いつだって生きていたら食べて寝ての暮らしは続く。たくましく、ユーモアの心を忘れないそんな気持ちになるこの絵が好きだ。
この精神を胸に、また旅に出て人生を愉しむ人々に会いたい。いいものを見つけてそれに触れて欲しい。

 

そんな気持ちで、アンティークの小さなお店をShoka:の中に作ることにしました。
12月4日(金)のスタートです。

 

田原あゆみエッセイ

 

気持ちの上ではこんな雰囲気の空間ですが、実際はとても小さくスタートです。

 

 

 

 

田原あゆみ
エッセイスト
2011年4月1日から始めた「暮らしを楽しむものとこと」をテーマとした空間、ギャラリーサロンShoka:オーナー。
沖縄在住、カメラを片手に旅をして出会った人や物事を自身の視点と感覚で捉えた後、ことばで再構築することが本職だと確信。
2015年7月中にessayist.jpを立ち上げ、発信をスタートする。
(Shoka:のブログとCALENDの「暮らしの中の旅日記」で手がいっぱいでほとんど更新していません。反省しきり)

 

エッセイ http://essayist.jp
Shoka: http://shoka-wind.com

 

2015 11月

 

土の温もりが手にじんわり…と伝わりそうな、穏やかな佇まいの器やカップ。
日々の暮らしにやさしく心地いい空気を漂わせてくれる、心あたたまる作風が人気の陶芸家 国吉真由美さん。

 

これからの季節にぴったりな器やカップ、キャンドルホルダーや花器など、新作を含めた作品が並ぶ個展を開催いたします。

 

サンゴの欠片を押してつけた独特な模様や、土の持つ存在感をそのままカタチにしたような、個性的だけど、どこかホッとする雰囲気の作品たちをどうぞご覧ください。

 

ブログ: http://kufuu.jp/gallery/exhibition/data/2586

 

2015年12月11日(金)~12月22日(火)
【10:00~18:00】【定休日/水・木】

 

gallery shop kufuu
沖縄県宜野湾市大山2-22-18
TEL : 098-890-4095
HP : http://kufuu.jp/gallery
facebook : https://www.facebook.com/GalleryShopKufuu

 

 

2015 11月

 

元グランドオリオンに今年オープンした屋台村での古本市開催です。
沖縄本・小説・エッセイ・暮らし・絵本・児童書・サブカルなどなど、アナタとの出会いを待っている古本を、レディース3店長(小雨堂・くじらブックス・ちはや書房)が並べてお待ちしています!
日曜日のお昼は22店舗全店舗営業中です。
美味しいものをいただきながら、古本選びはいかがでしょうか?

 

開催日:11月22日(日)11:00~17:00
場所:国際通り屋台村

 

お問い合わせ ちはや書房 098-868-0839 
http://chihayabooks.ti-da.net/
国際通り屋台村  http://www.okinawa-yatai.jp/

 

2015 11月

 

[設立記念セミナー]
住宅新聞で好評連載中!人気講師[亀島淳一]と全国で活躍中!実力派税理士[相浦圭太]による“わかりやすい&正しい″相続知識トークショー

 

会場で匿名アンケートを行って、その場で皆さんの疑問質問にお答えします!

 

■主催:一般社団法人幸せ相続計画推進協会
■後援:琉球朝日放送株式会社(QAB) / 株式会社沖縄タイムス新聞社 / 株式会社 琉球新報社 / 株式会社エフエム沖縄 / 株式会社ラジオ沖縄 / 株式会社タイム ス住宅新聞社
■講師名:
亀島淳一
- 一般社団法人幸せ相続計画推進協会 代表理事
- 幸せ相続計画コンサルタント
- 株式会社シナジープラス 代表取締役
相浦圭太
- 一般社団法人幸せ相続計画推進協会 理事
- 税理士
- 税理士法人TAパートナーズ 代表 (北九州市)
■日時:2015/11/21(土) 10:00-12:00
■場所:沖縄県立博物館・美術館 /1F 美術館講座室
〒900-0006 沖縄県那覇市 おもろまち3丁目1-1
☎098-941-8200
■定員:50名
■費用:無料
■お申込み/詳細:http://www.souzokukeikaku.org/☎098-963-9266
※要予約・先着順

 

http://www.souzokukeikaku.org/

 

2015 11月

 

沖縄県名護市出身の「小林美子」による、 花の水彩画・ 新作品展です。
今年、ヤンバルで描いた「桜」「イジュ」「月桃」「舞香花」などを中心に、とても癒される花々であふれています。

 

期間:平成27年12月2日(水)~12月6日(日)
AM10:00~PM6:00(最終日~PM4:00)
場所:名護博物館ギャラリー
905-0021沖縄県名護市東江1-8-11
0980-53-1342

 

http://www.kobakoba.jp

 

2015 11月

 

【スタイルアップ!ウォーキング】

 

☆11/22(日)10時~12時
☆12/6(日)13時~15時
☆12/11(金)10時~12時

 

美姿勢&美ウォークに必要なストレッチ&簡単体操の後裸足で足の裏の感覚をつかむレッスン♪
最終的には、ヒールでサラッと美しく歩いて頂く為のレッスンとなります!

 

スタイルアップウォーキング感想は、
こちらをクリック⬇
http://sanomarimo.ti-da.net/e6766668.htm

 

場所:沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」にて
受講料:各2500円

 

http://sanomarimo.ti-da.net/

 

2015 11月

 

薬膳、漢方、鍼灸などの東洋ケアを身近に体験するイベント

 

開催日:12/3(木)11:00~16:00
場所:沖縄ガス ショールーム

 

http://asiabijin.ti-da.net/

 

2015 11月

 

首里公民館で開催された那覇市青年講座【カメラ散歩】から発足したサークルの写真展です。サークル名に「首里」と入っていますが、「首里」に限らないいろいろな写真を展示しています。

 

期間:2015年12月1日(火)〜12月6日(日) 10:00〜19:00(最終日6日のみ17:00まで)
場所:那覇市民ギャラリー第三展示室 パレットくもじ6階

 

首里カメラ散歩ブログ http://suikamerasanpo.ti-da.net

 

2015 11月

 

通常廃棄されることの多い「木っ端」を集め、整え、人が、野鳥が、植物が集うための木工製品として生まれ変わらせていくプロジェクトです。
「木っ端」をKOPPAとして再生するこのプロジェクトは、同時に消費活動や福祉の問題など、現代社会が抱える諸問題への取り組みを、知ることからはじめ、デザインし、つくることを通して、ともに考え、育てるプロジェクトでもあります。

 

今回は1台のスツールを制作して頂き、ものづくりの楽しさを共に感じてもらう時間です。
また、ものづくりを通して背景にある福祉の存在も少し体感してもらえればと思います。

 

普段、DIY等したことない方、大歓迎です!
是非!世界に一つの自家製スツールをお持ち帰りください。

 

※リピータープログラム
一度、KOPPAスツールを製作した方は
○ハイスツール(4500円)
○ちゃぶ台(5000円)も製作可能です!
(要事前申し込み)

 

開催日:12月5日(土) 13:00~16:00
場所:特定非営利活動法人ワークサポートひかり (沖縄県糸満市字真栄里870)

 

https://www.facebook.com/pages/KOPPA%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/875601502526449