2016 9月

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まつり、戦争、人、宇宙、音楽……。
文字や呪文のようにも見えるその絵は、なにを伝えようとしているのか?
宮古島出身で、東京で約40年間活躍するグラフィックデザイナー、宮川隆。
1993年のある日、彼は突然1枚の絵を描いてしまった。
今まで学んだどの技法とも違う、自分が描いた実感のない絵。
「自分はどうしてしまったのか?」それから20余年、彼は宮古島の神々から受け取る宇宙規模の情報を、紙に「うつしとる」ことを続けてきた。

 

そんな人智を超えた奇想の絵画群が、今春、初画集『みやこ』として刊行。
これを記念して、画集掲載作品のパネルや未発表作品を含む原画を展示(一部販売)する個展を8月に沖縄本島の<カフェユニゾン>で開催したが、その巡回展がついに宮古島で決定!
画家の故郷であり、また絵の故郷ともいえる宮古島では初めての里帰り展です。
この貴重な機会、宮古島ならではの「祈り」のアートにぜひ触れてみてください。

 

宮川 隆(みやがわたかし)
1955 年沖縄県宮古島生まれ。グラフィックデザイナー。沖縄が日本に返還された18 歳の年に上京。日本画を学ぶため、大学進学をめざすが失敗。
紆余曲折ののち「工作舎」へ入社し、グラフィックデザイナーに。93 年にフリーとなり、エディトリアルデザインの領域で仕事を行う。同じ頃、「絵」も描き始める。現在もデザイナーとして東京で活動中である。奈良美智氏、よしもとばなな氏ら、数多くの有名作家、アーティストの著書の装丁を担当している。

 

<会期>2016年9月26日(月)〜10月2日(火) ※会期中無休
<時間>11:30〜24:00(休憩時間17:00〜19:00)  
<入場料>1ドリンク付き500円 ※高校生以下無料
<会場>カフェブレス
宮古島市平良字西里809-3
0980-79-5079

 

【お問い合わせ】「みやこ」宮古島展実行委員会  
代表:与那覇淳 090-9471-7470
事務局:根間郁乃 equinox70@icloud.com 090-7384-5671

 

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2016 9月

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「沖縄不動産文庫」ディ・スペックでリノベーション賃貸の完成見学会を行います。

 

事の始まりは、テナントがつかない雑居ビルのオーナーからの困ったというお声。
国際通り沿いのビルのすぐ裏手。つまり、すぐそこに賑わう繁華街でありショッピングゾーンでもある国際通りがあるわけです。

 

かつて「グランドオリオン」という立派な映画館があったことで、親しまれている通称「グランド通り」
その「グランド通り」沿いに立地していながらも、ここ数年テナントさんが入居されていないという事態でありました。
実際には美容室の後に、金融系の事務所などが入居されている事もあったそうですが、長く利用してくれず、入れ替わり立ち替わりの繰り返し。

 

どうせなら長く入居して欲しいし、気に入ってもらいたい。何かしらの原因や策があるのではないか?とディ・スペックと試行錯誤した結果出てきた言葉は「そもそも、店舗や事務所と用途限定する必要はないんじゃないの?」

 

なぜならば、そういうニーズが多くあるから。
住宅街では、不特定多数の出入りは好ましくない。かといって事務所に寝泊まりするのも侘しい。
まちなかでその両方を解決し、テナントさんの間口を広げようと提案しました。

 

1階は居酒屋さんで、2階も飲食店。4階、5階はそれぞれ住居フロアが入るビルの3階。
ちょうど境目のフロアで、用途を限定しない自由な空間をしつらえました。

 

今回の見学会は、賃貸オーナーの入居者がつかない困った物件に捧げるリノベーションの提案です。
「場所は悪くないのに、どうしてか入居者がつかない」
「賃料が高い訳でもないけれど、退去者が相次いでいる」
「いろいろな設備寿命が限界を迎える。入れ替えの時期がやってきたが費用だけがかかる」
「古くてただただ、困っている」

 

そうです、そうなんです。いろいろなお困り事があると思います。
あれもこれもひとりでは抱えきれない事でしょう。他にも考える事があるのでしょう。

 

それならば、その賃貸入居者募集の事、ディ・スペックに相談してみるのもいいんじゃない??

 

ご用意いただくのは、ただひとつです。
入居者のつかない賃貸物件を本気でどうにかしたい!という心

 

どうぞ、当日はそのひとつをお持ちいただきお気軽にお越しくださいませ。

 

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リノベーション完成見学会@makishi Bldg
日時:9月24日(土)、25日(日)13:00-17:00
場所:那覇市牧志3-11-19「牧志ビル」3F
参加費:無料
駐車場:なし(お近くのコインパーキングへお願いします)
準備するもの:入居者のつかない賃貸物件を本気でどうにかしたい!というお気持ち
※物件の現状や図面やお写真など何でも・・・・
問い合わせ:ディ・スペック株式会社 
tel:098-893-5015
e-mail:info@dspec.jp
「牧志ビルリノベーション完成見学会」と記入の上、お名前、連絡先電話番号を記入ください。
担当:小禄(おろく)

 

★賃貸の入居者募集開始★
賃料:85,000円
共益費:1,000円
敷金:賃料の1.5か月分
礼金:賃料の1.5か月分
広さ:48.25平米
間取り:ワンルーム
沖縄不動産文庫
「雑居ビルに潜む」
http://dspec.jp/article/rent/2479

 

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2016 9月

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那覇市牧志・水上店舗2Fファンのみなさま、大変長らくお待たせしました!(*≧∇≦)ノ★*☆♪

 

8月に急遽開催した、初の試みのイベント「水上店舗2F マルシェ」は、開催日間近でほとんど告知する余裕がなかったにもかかわらず、大勢のみなさまにご来場いただきました。誠にありがとうございました。m(_ _)m

 

ちょっとやってみない?…という軽いノリで始めたイベントも、ぜひまたやって~!という多くの熱い声にお応えする形でついに二回目。今度は装いも新たに、さらにパワーアップしての開催となります。

 

新しいイベント名は、「水上店舗2F OPEN DAY and マルシェ」!

 

普段は別々に活動している現在入居中の5つの店舗(アトリエ)が、なんとこの日は一斉にオープンするよという、まさに奇跡の日(笑)。スペシャルゲストを招くところあり、写真展あり、のんびりまったりオープンのところありで、個性溢れる創作スペースの姿をご覧いただけます。

 

それに合わせて、あの長ーい廊下の出窓スペースを使って、一般のクリエイターさんがハンドメイド作品を出品するマルシェも行います。

 

そこで、「私もマルシェに参加してみたいな!」という、やる気溢れるクリエイターさんを大募集します。ご自分の作品を大勢の人に見てもらいたい方、作品を売りたい方、手作り仲間を増やしたい方など、募集要項をよくご覧になって、ふるってご応募くださいね。

 

ねっ?
俄然興味が湧いてきたでしょ?
これはもう、とりあえず行くしかないでしょ!

 

10月2日(日)、午後2時~。
昭和が薫る、那覇市牧志・水上店舗2Fで、入居者一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

 

詳しくは、Facebook「水上店舗2F」ページへ!
http://fb.me/suijoutenpo

 

開催日時:10月2日(日) 14:00~20:00
開催場所:那覇市牧志3-1-1 むつみ橋商店街
水上店舗2F 通路にて

 

URL:Facebook「水上店舗2F」ページ
http://fb.me/suijoutenpo
担当者:「Atelier AZITO」むらやま

 

2016 9月

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今夏も麦酒祭は旅をしながら、各地で美味しいビールを収穫してきました。
その中から、2つのブルワリーのビールを特集します。

 

一番の目玉ビールは伊勢角屋麦酒の「サザンクロス セッションIPA」8/20 麦酒祭3人で三重県の伊勢市の伊勢角屋麦酒さんを訪問し、一緒に仕込ませて頂いた「サザンクロス セッションIPA」をお披露目します。

 

そして、ベアードビールの直営店のみ提供の「ホワイトIPA」を先行して開栓します!!

 

その他にも伊勢角屋麦酒さんとベアードビールさんの素晴らしいビールをOn Tapです。

 

開催日:2016/10/1 17:00-24:00
場所:Beer&Wine Dining COLOSSEO 262
沖縄県那覇市久茂地2丁目6−2
チャージ料金:500円(ドリンク、フード別途)

 

先着30名様にCOLOSSEOさんのご厚意でCOLOSSEOノベルティグラスをプレゼント致します。

 

https://goo.gl/ZlLLFX

 

2016 9月

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北谷で撮影したお気に入りのサンセット画像を、Instagramに「#サンフォト北谷2016」とハッシュタグを付けて投稿してください。
最優秀賞に選ばれた投稿者さまにはホテル宿泊券をプレゼントいたします。
また優秀賞や特別賞などの入賞者にもステキな賞品をプレゼント。
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「サンセットでつなぐ北谷 ENJOY THE SUN SET」2016 Instagramフォトコンテスト
募集期間:2016.8.23(火)〜9.22(木)
写真展開催:2016.10.1(土)〜10.10(月)
入賞作品発表:2016.10.10(月)
賞品:最優秀賞(1名様) ベッセルホテルカンパーナ沖縄 ペア宿泊券
   優秀賞(1名様) りんけんバンドショー ペア入場券
   特別賞(1名様) TIMELESS CHOCOLATE ケーキセット(ドリンク付き)ペア利用券
※その他入賞あり
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■当選発表■
応募締め切り後、フォトコンテスト審査員が当選者の選考を行います。
結果は当選者にInstagramのダイレクトメッセージでご連絡いたしますので、公式アカウント「@depotisland_seasidearea」を必ずフォローしていただけますようお願いいたします。
http://instagram.com/depotisland_seasidearea
ご連絡後、確認が取れない場合は当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。

 

■写真展の作品出展者へのご連絡■
写真展の展示作品の選定を行い、出展者へInstagramのダイレクトメッセージでご連絡いたしますので、
公式アカウント「@depotisland_seasidearea」を必ずフォローしていただけますようお願いいたします。

 

@depotisland_seasideareaがInstagramを活用して実施する「サンセットでつなぐ北谷 ENJOY THE SUN SET」
2016 Instagramフォトコンテストの応募規約は次のとおりになります。
応募される方は以下をよくお読みいただき、同意の上応募してください。

 

【応募規約】
■応募方法■
・Instagramにて「@depotisland_seasidearea」をフォローしてください。
・撮影した写真は、ハッシュタグ「#サンフォト北谷2016」を付けて投稿してください。※ハッシュタグのない投稿は無効
となりますのでご注意ください。
・キャンペーン期間中に限り、10点までご応募いただけます。
・写真は北谷町内であればいろいろな場所で撮影したサンセット(夕日)シーンのもので、風景.人物.動物.ユニークなもの、自由な発想で応募可能です。
・2015年以降に撮影されたもの(2015年以降の投稿であれば、過去の投稿にハッシュタグを付けて応募することも可能です。)
・他のキャンペーンに応募していない写真。
・未成年の方は保護者の同意を得た上でご応募ください。
・応募は日本国内のお住いの方に限り、どなたでも参加いただけます。

 

■注意事項■
・応募はご本人が撮影された写真に限らせていただきます。
・著作権に違反する写真、公序良俗に反する写真、第三者のプライバシーを侵害する写真が投稿された場合は無効とさせ
ていただきます。
・応募写真に関して、肖像権等の第三者の権利侵害があった場合、応募者自身の責任であるものとし、イベント実行委員会は
一切関与しません。
・当選作品に選出されたか否かにかかわらず、応募写真が「サンセットでつなぐ北谷 ENJOY THE SUN SET」2016 Instagramフォトコンテスト関連サイトに掲載される場合があります。
・個人情報はプレゼントの発送の際に利用させていただきますのでご了承お願いいたします。
・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。
・本キャンペーンはInstagramが関与するものではありません。
Instagramの利用規約を遵守した上でご応募ください。
・応募に関わるインターネット通信料や接続料はお客さまのご負担となります。

 

■禁止事項■
・応募規約に違反する行為。
・第三者の商標権、著作権等の知的財産権、肖像権、パブリシティ権を侵害する行為。
・第三者への誹謗中傷、脅迫、嫌がらせ、名誉や信用を傷つけたりする行為。
・公序良俗に反するもの、法令に反する行為。
・本キャンペーンの運営を妨害する行為。
・イベント実行委員会が不適切と判断する行為。
——————————————————————————————
「サンセットでつなぐ北谷 ENJOY THE SUN SET」
2016 Instagramフォトコンテストイベント実行委員会
#サンフォト北谷2016 #okinawa #chatan #沖縄 #北谷 #サンセット #夕日 #写真 #フォトコンテスト

 

FB:https://www.facebook.com/sunphotochatan/
Instagram:http://instagram.com/depotisland_seasidearea

 

2016 9月

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「食物アレルギーとは?」という基本的なお話から「代替食のポイントについて」など、管理栄養士の視点からから、食事をどのようにしていったらいいのか、食材のこと、栄養面の事など。
お勉強会後には質疑応答の時間もありますので、日頃なかなか聞けなかった事から素朴な疑問まで先生に
伺えます。
ご予約制となりますので、お電話又は、フェイスブックにてご予約くだいませ。

 

開催日:10月7日(金) 14:00~15:00 
場所:かめさん商店
糸満市字糸満1496-6

 

ブログのイベントページ:http://kamesan.ti-da.net/e8976586.html
かめさん商店フェイスブック:https://www.facebook.com/Kamesan49/

 

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2016 9月

星のたね

 

「バランスよく食べることって、自分が食べたいとか美味しいって思える物をほどよくいただくということだと思うんです。お肉だろうがお魚だろうが、それぞれでいいんですよね。美味しいご飯をお友達と一緒に食べて、美味しかったね、楽しかったねっていうんで、いいんじゃないって」

 

ビーガンカフェ“星のたね”の店主、やまむらさなえさんは、そう言って微笑む。動物性の食材は食べないからといって堅苦しいことは何もなく、ビーガンの人もそうじゃない人も、ここでの食事を楽しんで欲しいというのが、さなえさんの願いだ。

 

だからさなえさんのお料理には、食べることを楽しむための工夫が散りばめられている。

 

星のたね

手前から時計回りに、豆腐と雑穀のハンバーグ、五分づきご飯、黒米と野菜の生春巻き、揚げ島豆腐甘酒ダレ漬け。毎週、異なる内容で、趣向を凝らしたおかずが並ぶ。

 

星のたね

揚げた島豆腐には、甘酒ダレに漬け込んだシカクマメとエリンギのソテー、つるむらさきの花を添えて

 

まず目を引くのは色味の楽しさ。プレートからは、生き生きとしたグリーンや、滋味深い紫が溢れ、スープカップからは、鮮やかなピンクやまろやかな黄色が覗く。鮮烈な色味の配置と豊かさに、思わず笑みがこぼれる。

 

そしてその工夫は、食感にも。島豆腐のハンバーグは、跳ね返す弾力が肉のようだし、ハンバーガーのひよこ豆パテは、外側はカリッと中はホクホクだ。

 

「ハンバーグの島豆腐は、2種類入れているんです。水切りしたものと、冷凍して凍り豆腐にしたもの。凍り豆腐にすると歯ごたえが出て美味しいかなって。でもそれだけだと味が単調になるので、水切りしただけの島豆腐も入れているんです。食感の変化を出すのに、押し麦も入れています。ハンバーガーのパテは、ファラフェルというひよこ豆のコロッケをアレンジしました。ひよこ豆は、荒いのとすごく細かくしたのとを入れています。荒いと、ひよこ豆のカリッとした食感が出て美味しいんですよね。でもそれだけだとつなぎにならなくて。あんまり粉を入れたくないので、細かいひよこ豆でつなぎにしています」

 

星のたね

ひよこ豆のパテには、練りゴマとスパイスの入ったタヒニソース、自家製ハバネロオイルの入ったトマトソースがかかる。

 

さらに洗練された味の組み合わせも、工夫のひとつ。生春巻きに爽やかな風を感じるのは、意外なアクセントを忍ばせているから。

 

「バジルの生のリーフを入れています。黒米を入れて海苔を巻いて海苔巻き風の生春巻きだけど、そこにバジルの香りがふわっとしたら美味しいだろうなと思って。ペーストで入れることも考えたんですけど、生のリーフが爽やかかなと」

 

冷たいスープは、なんと果物をメインに。

 

「ピンクのスープは、ドラゴンフルーツのガスパチョです。普通のガスパチョにはきゅうりが入ったり、ナツメグやバルサミコが入って、ちょっと強い感じなんですけど、ドラゴンの色を活かした優しい味にしたくて。でもドラゴンだけだと旨みが足りないので、トマトと玉ねぎで補っています。最近はちょっとミスマッチな感じが面白くなってきて。農家さんから直接、様々なハーブや野菜が手に入るし、これとこれを合わせたらどうだろうとか、冬瓜を焼いてみたらどうだろうとか、色々試作します。食べてみて、これも悪くないって(笑)」

 

星のたね

 

星のたね

 

直感で食材や調理法を選ぶというが、その味は計算されたように刺激や旨みのバランスがいい。島かぼちゃのスープに、島唐辛子でピリリとアクセントを加えたり、揚げた豆腐を、甘酒とニンニクの入った旨みたっぷりの醤油ダレで漬けたり。ありがちな味で終わらせないのが、さなえさんのお料理だ。

 

さなえさんのそのセンスの良さが、見た目の美しさや、食感の良さ、味の驚きを生む。そして美味しい、楽しいへと繋がっていく。さなえさんがこれほどまでに“食事を楽しんで欲しい”との思いを抱くのは、さなえさん自身、食べることを楽しめなかった経験があるからだ。

 

星のたね

シークワーサーカードと、豆乳クリームのタルト

 

星のたね

岸本ファームのハーブをふんだんに使ったハーブティー。レモングラス、クールミント、レモンバーム、ホーリーバジルなど

 

「病気をして、友人から『食事を見直してみたら』とアドバスをもらって、食事療法を始めたんです。痛みや苦しみから逃れたい、早くなんとかしたい、この現状から脱したいって、私、すごくストイックだったんです。野菜の切り方やらなんやら、ストイックに守って、『こうしないといけない、ああしないといけない』っていう気持ちになっちゃって。げっそり痩せて、ほんとにね、引きこもり状態。外にも出れなくなっちゃって、人との約束もできなかったんです。『こうすれば病気が治ったって書いてあるから、私もそうしなきゃ』って思っちゃってるから、周りの人の言うことも聞けなかったですね。偏った気持ちでやり過ぎてしまったら、食べることが楽しくなくなっちゃったんですよね」

 

本来食べることがすごく好きだったという。ストイックな自分に嫌気がさして、偏った気持ちに終止符を打った。

 

「『もういいや、自分の好きなようにやろう』って開き直ったんです。好きなように食事をし出したら、やっぱり楽しいんですね。無理のない範囲でやって、楽しく食事をしていたら、心とか色々なバランスが取れたんでしょうね、初めて体調がよくなったんです。医学的に言うと、免疫力があがったというか。心と体は繋がってるんだって、実感できました」

 

自分が食べたいものを、食べたい分だけ食べる。食事を楽しめるようになったさなえさんだが、食事を作ってお客に食べてもらう楽しさに出会うまでには、更に長い時間が必要だった。

 

星のたね

販売を予定している、さなえさんお手製ココナッツオイルのビーガンバター

 

「20年前にも飲食業をやっていたんですよ。忙しくて体を壊して、もう二度とやるまいって思っていたんです(笑)。両親が、地元の大阪で喫茶店を経営していて。ある日、母親が入院してしまって、私しか手伝える人がいなくて。その時、大好きなインテリア関係の仕事をしていたんですけど、会社を休職して、母が亡くなった後は、結局退職して手伝いました。その時は、飲食業を楽しめなかったですね、無理やり働かされているみたいな感覚で。東京へ転勤になった主人と別居になって、そういうこともあってか、だんだん私の体が弱ってきて。まず婦人科系が悪くなって、ギックリ腰はもう何回も。最後は立てなくなって、ほふく前進していました(笑)」

 

そんな状態を見かねて、お父様はようやくさなえさんを店から解放した。リハビリをして電車に乗れるようになった頃、ご主人の待つ東京へ。息子さんを出産し、震災をきっかけに沖縄へ移住。沖縄へ来てさなえさんの心を捉えたのは、沖縄の豊富で新鮮な島野菜だった。

 

星のたね

 

星のたね

 

「市場が一番衝撃でしたね。おもしろーいって思って。新鮮なバジルがこんなに入って100円!とか。興奮して、あれもこれもって、どんだけ買うんだってくらいの量を買って、なんだかんだといっぱい料理して。3人家族なのに、どんだけの家族なんだ、みたいなね。苦いものは、ものすごく苦いし、形は面白いし、向こうでは高価な果物がこっちだと普通に手に入ったり。楽しかったですね」

 

市場に通い野菜料理を作っているうちに、島野菜がどのように育てられているのか知りたくなった。援農に参加し、田んぼで泥まみれになって田植えしたことで、「やっぱり土はいい、自分に合っている」と確信したそう。自然と興味は農業へ。農薬に使わずに果物を栽培する海音(かのん)の森や、同じく農薬を使わないハーブ農家の岸本ファームなどで、週に何度も畑仕事を手伝った。同時に、いただいた野菜でお菓子を作っては、昼食時に食べてもらったりしていたという。そのお菓子を喜んでもらったことがきっかけで、さなえさんはもう一度飲食業に就こうと決意する。

 

「岸本さんに『うちのバジルで何か作って』と言われて、スイートバジルとカカオのマフィンを作ったんですよ。『美味しい』って喜んでもらって、『これ、イベントで出すから』って、選んでもらって、すごく嬉しかったですね。自分の作ったものが、人の手に渡っていくってなかなかないじゃないですか。オレガノやローズマリーを使ったビスコッティや、島かぼちゃのマフィン、サクナとかフーチバーのケーキを焼いたりしましたね。そんな時に、研修生として採用するからどうかというお話があって、その時に農家になろうか、料理をする方にまわろうか、悩みました。農業を垣間見て、この仕事の厳しさがよくわかったし、自分にどれだけの力があるかっていうのも歴然としていました。農業は好きだけど、中途半端はいけないと思って、私は『料理を作るほうで頑張ります』ということにしたんです。本土にいた時は、自分で何かをするって思わなかったと思うんですよ。沖縄の土地のエネルギーってすごいですよね。沖縄に来てから『生きてる』って感じがしています(笑)」

 

星のたね

 

その後、東京へ通い、バターや卵を使わないスイーツ作りを本格的に学んだ。また名護にあるSanctuary void cafeで週に1度、ワンデイシェフとしてランチを出した。ああでもないこうでもないと毎週試作に励み、レパートリーを増やした7ヶ月を経て、“星のたね”をオープンさせたのが、2015年9月。

 

「内装はね、つぎはぎなんですよ。照明も最初なくて、お金が少しできたら1個増え、1個増えで。ほんとは窓際に席を作ろうと思ったんですけど、とにかく家具が買えなくて(笑)。とりあえず今は10席。おいおい席も増やしていこうと思っています」

 

決して無理をせず、できる範囲でやっていく。“からだにやさしくて、食べてしあわせを感じるごはん”を、何より自身が楽しい気持ちで作る。いつも「美味しくなりますように」と野菜たちに声をかけながら、キッチンに立つさなえさん。さなえさんは今、そんな自分を目一杯楽しんでいる。

 

写真・文/和氣えり(編集部)

 

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星のたね
中頭郡北中城村島袋1335 Casa del Sol
098-930-3293
open 木・金・土(料理教室の場合もあり)
11:30〜15:00(Lo)15:30(Close)
http://hoshitane.exblog.jp
https://www.facebook.com/星のたね-959226960770552/

 

2016 9月

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日本では毎年9月は「防災月間」になっています。9月1日を中心に「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事」の実施が全国的に行われ心がまえを持つ為に取り組みがされています。
今回、ニライ大学では「琉球ニライ大学防災研究所」の授業として皆さんと一緒に防災訓練として「避難所ゲームHUG」を企画する運びとなりました。

 

みなさんは「避難所ゲームHUG]ってご存知でしょうか?
HUGとは、Hinanzyo(避難所)Unei(運営)Game(ゲーム)の略です。

 

もし災害が発生した場合、家屋の倒壊や津波、火災、山・がけ崩れなどが発生しますと避難所で生活を強いられることになりかねません。

 

このゲームは、もしあなたが避難所の運営をしなければならない立場になった場合、殺到する人々や様々な出来事にどう対応するのかを学べるよう、静岡県が開発したゲームです。

 

例えば避難者の年齢、性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切できるのか、避難所でできる様々な出来事、困難にどう対応していくかを模擬体験します。

 

部屋割り、炊き出し場、仮設トイレの配置など生活空間の確保も必要です。視察や取材対応という出来事に対して自由に意見を交換したり、話し合いながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
今回、ニライ大学と一緒に「避難所ゲームHUG」を体験してみませんか?

 

<当日スケジュール>
13:30〜受付開始
14:00〜自己紹介
避難所運営ゲーム「HUG」の説明
14:30〜ゲーム体験
15:30〜振り返り
16:00 終了

 

お申し込みは下記リンク先から宜しくお願いします。

 

避難所運営ゲーム『HUG』~災害発生直後から、避難所で次々と発生する問題に、あなたやあなたの組織はどう対応しますか?~

 

開催日:2016年9月25日(日)14:00〜16:00(13:30受付)
場所:沖縄市泡瀬自治会事務所(沖縄市泡瀬2-3-26)

 

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2016 9月

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沖縄県北部、本部で活動されてる島しまかいしゃさん

 

うちなーむんをテーマにオリジナルブローチを数十点製作いただきました

 

お土産にプレゼントにお手元にあなたのお気に入りを見つけてくださいね

 

期間:9月22日(木) – 26(月)
入場無料
場所:りゅう
(読谷イオンタウン近くです)
読谷村古堅191
098-989-4643

 

http://ameblo.jp/ryuyomitan2014/

 

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2016 9月

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久しぶりに、木工カメラのワークショップを開催します♪
約一年前のワークショップよりさらにバージョンアップして、今回はかわいい小さな動物達やカラーフリンジなど、いろいろなアイテムでコラージュを楽しめる内容になっています。

 

シンプルにするも良し◎
個性的にするも良し◎
目をひくので、アクセサリー感覚でキッズコーデのアクセントにも◎

 

プレゼントにもオススメですよ〜♡
(ラッピングも可能です♪)

 

首からさげるだけで、Happyな気分になれる世界にひとつだけの素敵な木工カメラを一緒に作りませんか?♡

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

《詳細》
●日時:9月25日(日)
13時〜15時半
●場所:沖縄ガールズビレッジ
(八重瀬町字仲座834ー2)
●対象年齢:3才〜
(※5歳未満のお子様は、保護者同伴となります。)
●参加費:1つ2,500円(材料費込み)
(※2つ目からは、2,000円)
●定員:8名(※定員に達し次第締め切らせていただきます。)
●申込、お問い合わせ先:
【参加者の氏名,年齢,制作数,メールアドレス】を記入のうえ、
《kodomoatelier@ahk.jp 立津》までお願いします。

 

https://m.facebook.com/kodoate.sunnyspot/

 

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2016 9月

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「これからご出産予定の妊婦さんへ」
「MYベビー服 紅型染め体験」参加者募集!
これから生まれるカワイイ我が子のために世界で一つだけのオリジナル紅型ベビー服を一緒に染めませんか?!
9月25日(日)開催!【9月23日お申し込み締切!】

 

【ベビー服紅型染め体験の詳細】
■体験期日/9月25日(日)午前10時~12時
■参加対象/現在、妊娠中でこれからご出産予定の妊婦さん
■募集人数/5組(ご家族ご一緒での参加もOKです)
※お申し込みは先着順となります。
■お申込み方法/お電話か下記ブログからもお申込み頂けます。
http://gusukubingata.ti-da.net/e8980805.html
※ご不明な点やご質問などお気軽にご連絡下さい。
■体験料金/ベビースタイ 3,000円、
ベビーロンパース(80サイズ)・キッズTシャツ(80サイズ) 3,500円
※上記体験料金には商品完成後の郵送料510円も含みます。
■体験できる柄/ジンベイザメ、シーサー、
※ベビースタイ、ロンパース、キッズTシャツの中から染めたいアイテムと図柄をお選び頂き、お申込みください。

 

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【体験内容】
あらかじめ糊置きされた布にぬり絵のように顔料を染めます。
染めた布は、通常は当日お持ち帰り頂き1週間~10日程度乾燥させて糊を落とす作業がございますが、今回は妊婦さん限定企画という事で当日染めて頂いたベビー服はこちらで仕上げて後日、ご郵送にてお届け致します。
その後、お子さまがお生まれになりましたら 体験で仕上げたベビー服をお持ち頂ければ無料でお子さまのお名前をお入れ致します。
(通常 名入れは有料+1,500円となります)
初心者の方や美的センスがないの〜って方も大歓迎!
スタッフが丁寧に染め方の説明とサポートしますので安心して下さいね!

 

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城紅型染工房のデザイン担当の「SHOKO&EYELAND」です。当工房では「暮らしの中に紅型を」をコンセプトに 沖縄の500年の伝統的な染物 紅型(びんがた)の伝統を守りながら新しさをプラスして身近に感じて頂けるアイテムを制作・発信しております。
私たちも子育て中なので、日々の子育ての中で感じた事をママ目線で一つ一つのデザイン制作・商品作りに活かしております。
姉のSHOKOは現在 妊娠9カ月。10月にはいよいよ第二子の出産を控えています。
ぜひ、出産前に世界で一つだけの「紅型ベビー服」を一緒に染めてみませんか?!
皆さんのお申込みをお待ちしております。

 

【創業45年】
城紅型染工房(ぐすくびんがた)
沖縄県浦添市前田4‐9‐1
■OPEN 10:00~18:00(日曜定休)
■T E L 098-887-3414
■ホームページ http://www.gusukubingata.com/
■Facebook https://www.facebook.com/gusukubingata
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