2016 10月

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ヒルトン沖縄北谷リゾートで、一夜限りのハロウィンイベント「Yelloween (イエローウィン)」が開催される。ハロウィンらしいフィンガーフードと、シャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」を存分に楽しむことができる。特別な一夜を演出するためテラスエリアにはDJブースを設置。スペシャルゲストとしてエイケル・ジャクソンと DJ SaMMie を迎え、グル―ヴィーな夜を演出します。ご来場の際は、ぜひお好きな仮装で!

 

場所:ヒルトン沖縄北谷リゾート 1 階 「イタリアンレストラン CORRENTE(コレンテ)」
開催日:10 月 29 日(土)
時間:7:00pm~10:00pm (受付 6:30pm~)
料金:お1人様 5,000 円 ※ヴーヴ・クリコ イエローラベル グラス 1 杯 フィンガーフード込み
   お1人様 10,000 円
※ヴーヴ・クリコ イエローラベル フリーフロー フィンガーフード込み
※仮装で来店された方は景品が当たる抽選会に参加できます
※上記ともに消費税・サービス料込

 

ドレスコード:仮装を推奨
※未成年の方のご入場はできません
(保護者同伴の児童・幼児の方もご入場いただけませんのでご注意ください)
※イベント当日は「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」以外のお飲物もご用意しております

 

ご予約:レストラン直通電話番号: 098-901-1130 又は OKAOC_CORRENTE@hilton.com

 

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エイケル・ジャクソン
沖縄で唯一の女性マイケル・ジャクソンとして各種イベント、ライブなどで精力的に活動し、ダンス、衣装、メイクなど総合的なエンターテイメントとして「MJ」の世界観を表現する。

 

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DJ SaMMie
沖縄を中心に活動中。 ハウスを軸にトライバルやエレクトロ・EDM など幅広くプレイする。 ボーカル系を得意とし、デーバのリミックスを織り交ぜながらフロアを盛り上げます。

 

2016 10月

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うるま市勝連に工房を構える花藍舎(からんしゃ)琉球藍やフクギなど、自然の色を使って糸を染め、暮らしを彩る手織りの布を制作されています。
なめらかな肌触り、心安らぐ藍の発色。丁寧に織られた絶品布がストール、クッションカバー、ランチョンマット、布小物となって勢揃いします。

 

作家在廊予定日:10/7(金)、10/9(日)、10/16(日)、10/23(日)

 

期間:10/7(金)~10/23(日)
10:00~20:00
場所:桜坂劇場2階ふくら舎

 

http://panafukura.ti-da.net/e9031631.html

 

2016 10月

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親子を中心に論語が人気を集めています。
論語の中の名文・名言を、元気に大きな声で素読し、漢文独特の美しいリズムを楽しみましょう!

 

開催日:2016年10月30日 10:30~12:00
場所:ポート・ヒロック4Fホール(浦添市牧港5-7-7)
※入場料:1,000円(1家族5名様まで1,000円)
※字が読めない未就学のお子様も参加可能。

 

port-hillock.com

 

2016 10月

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紙ならではの長所を取り入れた繊細で優美な新感覚アクセサリー『Paper Jewelry/ペーパージュエリー』。
美しい切り絵のようなデザインが身に纏う人の胸元を華やかに演出します。
これまで県外にて数多くのPOP UP SHOPを行って来ましたが意外にも県内では初開催!!!
これからのパーティーシーズンにピッタリな新作も発売開始いたしますので、是非この機会に足をお運びください。

 

期間:10月14日(金)〜17日(月)10:00~20:30
場所:パレットくもじ
4階婦人服売場(登りエスカレーター前)

 

ホームページ http://www.paperjewelry.jp/
facebookページ https://www.facebook.com/paperjewelry.jp/

 

2016 10月

beで定評のあるロングセラーブランド「Ense(アンサ)」。
フランス語で「一緒に…」を意味する「ensemble」を元に名付けられ、こだわり求めた素材を最大限に活かし、長くご愛用頂けるように丁寧に作り上げられているバッグや小物たち。今回お財布を中心にNewアイテムが多数入荷致しました。

 

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deer wallet ¥27,000
上質な鹿革でとても柔らかく、一度触れるとずっと触っていたくなるような素材感が魅力的です。beでは少し赤みがかったグレーをセレクト。二つ並んだ小さなゴールドの飾りが上品で、同じデザインで長財布のタイプもあります。小銭入れがファスナーで取り外せる仕掛けになっているのもおもしろい!

 

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long wallet ¥25,920
左右非対称のベルトがおしゃれゴコロをくすぐられる、ボリューム感のある長財布。ジャバラタイプで収納も多く、カード類を多く持つ方におすすめです。シンプルな造りの中に遊び心が効いた、Enseらしいデザイン。

 

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wallet ¥23,760
ふっくらとした二つ折り財布は、カード収納が特徴的。パッと開いた段階では中身が見えない造りで、スッキリとした大人な印象です。三角形にカットされたデザインもかわいい!

 

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Ramie Shoulder ¥16,200
縦長のワンショルダーバッグです。薄手の素材でとても軽く、デイリーに使えるカジュアルなバッグ。独特な光沢とシャリシャリとした手触りの麻(ラミー)キャンバスを使用しています。

 

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box shoulder S ¥32,400
かっちりとした見た目と、どこか懐かしいデザインが目を引くショルダーバッグです。こちらはステアレザー。タイコと呼ばれる大きい樽の中で回転させてつけられた揉みシボが味わい深く、男性が持っても◎

 

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Boston M ¥58,320
お仕事用の普段使いから小旅行まで幅広くお使いいただけるボストンバッグ。コロンとした形がかわいらしく、一目惚れしてしまう!荷物が多い時はサイドのベルトでマチを広げることができます。

 

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tote M  ¥39,960
オイルをたっぷり含んだ、丈夫でしっかりとした成牛革を使用したトートバッグ。ハンドルが自立し、なんとも美しい佇まい。裏地に
は薄くて丈夫な国産リネンが使用されています。

 

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2Way tote L ¥43,200
ビジネスシーンで重宝しそうな2Wayのトートバッグ。手提げ、斜めがけそれぞれ持った時の印象が変わります。ちょっと凝ったショルダーベルトもEnseの魅力。

 

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宜野湾市新城2-39-8
098-896-1994
http://www.be-okinawa.com

 

2016 10月

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薬草ワールドハッピーモア畑のど真ん中ウッドデッキで葉の器でハッピーランチでハッツピーモアなひとときを

 

日にち 10月24日(月)
9月より毎月1回全3回予定してます。
テーマ 
ハロウィン
秋の収穫祭、穀物や野菜を盛り付けるようなかごを制作します。
ジャック・オー・ランタンは、《ジャックの灯り》とも言われます。悪霊を寄せ付けない魔除けのような存在で、ハロウィンの象徴でおもてなしいたします。
メニュー
詳細決まり次第ご案内致します。
時間  10:00から13:00
参加費  3,000円
定員  10名
持物  お持ちであれば園芸用のはさみ
申込み先 
souka いそざきゆか
mail yuka@souka-fd.com
tel 090-8303-4218 https://www.facebook.com/souka.yuka
https://yukaisozaki.wix.com/souka

 

三年ほど前から開催しています、野草卓上コーディネートで沖縄の恵みをいただく教室の新たな試みとして、はんぶん野外版を開催する運びとなりました。薬草ワールドハッピーモアないの植物を参加者の方々とテーマに沿った植物を採取し器を制作していこうと予定しています。
五感を刺激し日々の暮らしのエッセンスとなりますよ。
この機会にご一緒にたのしみしましょう。
どうぞよろしくお願い致します。

 

2016 10月

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ダイナミックでカラフルな色彩が魅力の京都出身の画家・衣笠泰介の絵画展。
国内だけにとどまらず海外で開催した個展も大好評で、様々なコンクールで受賞を重ねている、衣笠さんの沖縄初の個展です。

 

沖縄を題材に描き下ろした新作も多数発表。
キラキラと輝くような世界観をご堪能ください。

 

期間:2016年10月8日(土)~10月23日(日)
11:00~19:00/入場無料
☆10/8(土)~10/13(木)は、作家在廊予定あり!
場所:RYCOM ANTHROPOLOGY(ライカムアンソロポロジー)
プラザハウスショッピングセンター3階
TEL:098-933-1142
E-mail:rycom-a@plazahouse.co.jp

 

Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/664328363734696/

 

2016 10月

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独立研究者・森田真生さんによる「数学の演奏会in 沖縄2016」をこの秋は3日間開催いたします!!
数学をもっと身近に感じてほしい、また学ぶ喜びを共有する場として全国各地で開催している「数学の演奏会」。
まるで音楽のように奏でられる数学の調べを楽しむ秋。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

 

1日目
『数学の演奏会in沖縄2016 秋』
日時:11/3 (木) 祝日 文化の日
   13:00開場 13:30開演 
場所:OMAR BOOKS店内
参加費:3,500円 学割1,600円
定員35名(残席10名)  

 

 
—————————————————–
2日目
『森田真生 数学トークライブ in 今帰仁』 
日時:11/4(金)
 18:30開場 19:00開演 
 場所:今帰仁村歴史文化センター
 参加費:2,800円 学割1,500円
定員40名程度(残席28名)
◇書籍販売あり

 

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3日目
『 暮らしと数学 』
日時:11/5 (土) 
 13:00開場 13:30開演 
場所:あやかりの杜/あやかりスコーレ和室 
定員35名(残席16名)
※増席予定なし/定員に達した場合、キャンセル待ちになります
参加費:3,600円(和菓子付)学割1,700円
◇書籍販売あり

 

◯お申込・お問合せ
OMAR BOOKS
tel:098-933-2585
mail:suikimama@ybb.ne.jp

 

2016 10月

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沖縄で初のご紹介チェンマイのスルビさん

 

タイをはじめアジアの国々の伝統技術や手仕事をお届けしたいという想いのこもった商品の展示販売

 

刺し子や草木染めの生地を使った衣類やバッグ、ストールなどを中心に雑貨や小物を届けてくれました

 

期間:10/8(土) – 10(祝月)
09:00 – 18:00
入場無料
場所:りゅう
(読谷イオンタウン近くです)
読谷村古堅191
098-989-4643

 

http://ameblo.jp/ryuyomitan2014/

 

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2016 10月

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20万人の腰痛を治した背骨コンディショニングがいよいよ沖縄で初の講座を開催いたします!
腰痛をとても簡単な体操で、また自分で解決する術をこの機会に是非体感してください!
また、今後指導者をご検討の方もふるってご参加くださいませ!

 

開催日:2016年11月23日水曜日 13時から16時
場所:沖縄男女共同参画センター 『てぃるる』フィットネスルーム
〒900-0036沖縄県那覇市西3-11-1

 

http://ws.formzu.net/fgen/S85737640/

 

2016 10月

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skate and createはスケートボードをキャンバスにさまざまな技法で自由に表現するexhibitionです。
絵を描くのが好きな皆で何かをしたいという思いから2007年にスタート。たくさんの方々のサポートや
アドバイスのもと続けてくることができました。第5回目となる今回はstock room gallery NAHAさん、
stock room gallery KOZAさんと共に開催させていただきます。
40枚をこえる自由で個性あふれる作品が展示された会場へ是非遊びにいらしてください。
皆様のお越しを主催者一同心よりお待ちしております。
※過去作品の一部がrengaブログ http://renga.ti-da.net/のカテゴリーskate and createより
ご覧いただけます。是非ご覧ください。

 

日程:
ROUND1 @StockRoomGallery NAHA(10/15-10/30 13:00-20:00)
ROUND2 @StockRoomGallery KOZA(11/5-10/20 11:00-20:00 ※火/水定休)

 

http://renga.ti-da.net/

 

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2016 10月

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毎月行っておりますインプロワンコインライブですが、10月からスキルアップの為、少人数でのライブに挑戦することになりました!
さぁー!どんなライブになるんだ!お楽しみに!
※場所は那覇市崎山町の「アルテ崎山 Aホール」となりました。お間違えの無いようご注意ください※

 

【出演】
真栄城秀人 嘉陽初美 山本夏希 and more……
※出演者は都合により変更になる場合があります。

 

開催日:10月9日
場所:アルテ崎山Aホール
※駐車場やお席に限りがある為、ご来場前にご連絡下さい。
料金:¥500/小学生¥100/乳幼児無料
ご予約・お問合わせ:info@improkinawa.com(090-5285-0768)
*インプロ(即興演劇)は台本のないお芝居です。プレイヤーたちがその日その時かぎりのお芝居や音楽を、ときにお客さまのアイディアをいただきながら即興で生み出していきます。

 

ワンコインライブは、初めてインプロを観る、というお客さまにも気軽にステージをご覧いただけるよう、またプレイヤーたちのスキルアップも兼ねて、月に一度開催するミニライブです。

 

2016 10月

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布作家、織物作家、編物作家などgiftとご縁のある県内外約20名近くの作家さんが 手がけた作品を集め、展示販売会を開催します。

 

作家さんの個性を最大限に表現し楽しんで参加してもらいたいのでgiftから作家さんへのリクエストはひとつ

 

「自分が作ってて楽しいモノ」。

 

どんな作品が届くのか、大好きな人たちの作品がお店に並ぶことを 想像すると心が躍ります。
大量生産では味わえない手仕事の魅力、暮らしに寄り添う作品をぜひ手に取り、 お楽しみください。

 

参加作家さん
・coquelicot
・feuille..
・Gauche
・khr.sea
・maosui
・micchiyoo
・Nimmari
・ollie
・otama
・shouette
・simplefleak
・sou(couturiere・クチュリエール)
・sweet polka dots
・tiptop*sato
・チマチマ

 

…and more!

 

期間:10/1~10/31
場所:浦添市城間2-5-6 gift -life and design-

 

hp http://specialgift.co
ブログ http://specialgeft.ti-da.net
インスタ https://www.instagram.com/gift.life.design/

 

2016 10月

ちるり

 

プルプルでトロトロ。それは、沖縄では初めての盛岡冷麺専門店、”ちるり”の冷麺のスープのことだ。牛とわかるコクの香りがふんわりと漂い、その味は、さっぱりとヘルシー。冷たさと相まって、トゥルトゥルと気持ちよく喉を通り過ぎていく。粗挽きの黒胡椒がピリリと、アクセントをつける。

 

しばらくすると、プルプルしていたスープがサラサラに。その頃に、パパイヤキムチを投入。透明感のある赤に染まったスープは、キムチの旨みと辛み、甘みが重なって、これまでとは全く別物に。好みでお酢を入れて、さらにさっぱりさせるのもいい。1つの丼で色々な食感と味がやってくるのが、なんとも楽しい。

 

「スープが最初トロトロなのは、コラーゲンが溶け出ているからですね。牛骨、牛すじ、アキレス腱からスープをとっているんですけど、アキレス腱がすごい溶けているんで。食べている間に常温になってくると、サラサラのスープになるんです」

 

スープの変化の理由を教えてくれるのは、店主の佐藤健司さん。雑味のない味は、長い時間をかけて丁寧にスープをとっているから。

 

「弱火で9時間ですね。強火でガンガン炊いて4時間くらいで取れるんじゃないのかと思うんだけど、そうすると骨とかが砕けて、雑味がすごい出てくるんです。だから沸騰したらずっと弱火。牛と一緒に、セロリやネギ、ニンニクの香味野菜も一緒に入れるんですよ。スープがとれたら、まず冷やすんです。冷えたら油が固まるんで、油を取り除いて、それから目の細かいキッチンペーパーで濾して。だから油が浮いてなくて、骨のざらつきとかが一切ないスープになるんです」

 

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コチュジャンベースの旨辛ダレのかかる、汁なしの冷麺、ビビン麺

 

そもそも冷麺は、朝鮮半島発祥の食べ物。麺にそば粉やどんぐり粉が入り、黒くて細い麺なのが特徴。盛岡冷麺は、岩手に住んでいた半島出身者が、自身の営む焼肉屋で平壌冷麺を出したのが始まり。けれど黒くて細い麺が受け入れられず、じゃがいものでんぷんで作る白くて太い麺に徐々に変わっていった。この麺の冷麺が盛岡冷麺だ。ちるりの麺も、盛岡から取り寄せているそれ。何と言ってもコシが強く、弾力と噛みごたえがある。そしてスープの味をしっかりと纏う。

 

麺は盛岡のものだけれども、スープの材料や作り方は、一般的な盛岡冷麺とは少し異なると佐藤さんは言う。

 

「普通冷麺は、カルビのちょっと固い部分とかでスープをとるんです。一般に焼肉屋さんが出すものなんで、焼肉屋で余った材料を使うんです。それに香味野菜とかも入れないですね。あと僕は、昆布とか鰹節の醤油ベースの元ダレを作っているんですね。その元ダレを牛のスープで割っているんですよ。だからラーメンに近い作り方というか。多分これを盛岡で出したら賛否両論だと思います。盛岡冷麺とはこういうものっていうのが、ほぼ固まってますからね(笑)」

 

ちるり

 

佐藤さんはこれまで、焼肉店や、ホルモン焼き屋、ラーメン屋、中華料理店などで、料理人として腕を奮ってきた。冷麺にこれほどのオリジナリティを出せるのは、様々な店で修業を積み、幅広い知識と経験があるから。しかしそれ以上に佐藤さんには、冷麺のイメージを覆したいという思いがある。

 

「盛岡冷麺って昔からほとんど変わってないんですよ。冷麺って基本こうだっていうイメージがあると思うんだけど、俺はあえて色んな食べ方ができるんだよっていう提案をしたいんです。例えば、温麺っていう温かい麺も出しているんですけど、盛岡では、ユッケジャンスープみたいな辛いスープがベーシックなんです。けど、うちは冷麺と同じスープを塩で味付けして、パクチー入れて、フォーみたいにして出しているんです。麺も太麺がポピュラーだけど、フォーに寄せてあえて平麺にしています。寒い時期になってきたら、味噌ベースの温麺だったり、トムヤム温麺だったり、モツ鍋のシメにっていうのを考えています。色んな味のバリエーションがある、だけど、麺はこの特徴ある盛岡冷麺だよっていうのをやりたいんですよ。盛岡から離れている沖縄だからこそ、自由にできるかなって」

 

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牛ハラミ(手前)と、ラム肉の上にたっぷりのパクチーが乗ったラムパクチー

 

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軟骨入りつくねを串から外して、生のピーマンでくるんでいただく、”つくP”

 

チャレンジングなスープ以外に、盛岡冷麺を初めて食べるウチナンチュに合わせたアレンジも。

 

「おじいおばあに食べてもらうと、『コシがあって固いから、柔らかく茹でろ』って言われるんですよ(笑)。だから細麺の方が食べやすいかなと、細麺も置いています。それに沖縄の人、辛いのが苦手な人が多いでしょ。だからそういう人のために、キムチは最初から入れずに、好きな量を入れられるように別皿で出しているんです。キムチ入れない人のために、調味料的に胡椒を入れてるんですよね。そこはもうみんなが好きなように食べてくれればいいかな」

 

子供の頃から食べていて好きだから、美味しいから皆にも勧めたい、冷麺を、ラーメンのように馴染みのあるものにしたいという思いが、佐藤さんにはある。ちるりはランチだけでなく、夜は串焼き等も出す飲み屋さん。しかし冷麺を広めたいとの思いから、夜に冷麺だけを食べに来てくれるのでも構わないと、佐藤さんは言う。

 

「女性で一人で来る方も、多いですよ。ハラミとかラムパクチーの串1,2本食べて、瓶ビール飲んで、冷麺でシメて帰るとか。カウンターがメインの店なんで、来やすいかもしれないですね」

 

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秋田のいぶりがっこを使ったポテトサラダ、新潟の厚い油揚げ料理の栃尾揚げなど、東北、北陸地方の料理も

 

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佐藤さんは、そのカウンターを作ることにこだわった。なぜなら、お客と会話を交わしたいから。

 

「とにかくカウンターは作ろうと。設計図なんて全然決まってないんだけど、カウンター作ろうって大工の人とそれだけ(笑)。煙と熱が出るから調理台の前にガラスを貼れって言われたんだけど、話ができないからイヤだって言って、付けてない(笑)。お客さんからもよく言われるんです。『昼はチョー無愛想なのに、夜はベッラベラ喋ってるね』って。昼は時間に制限がある人が多いじゃないですか。ラーメン屋だって、お店の人ラーメン作りながら喋らないでしょ。昼はそういうもんだと思ってる。でも夜は、お客さんと喋って、自分も飲んだりして。飲み屋って、楽しくなければならないところだと思ってるんで」

 

その言葉を具現するように、率先して楽しい場を作っているのが佐藤さんだ。岩手県出身者が多く来店することもあって、岩手県人会を開催するようになった。

 

「『僕、岩手出身なんですよ、岩手出身なんですか?』って人が結構多くて。地元の先輩が『だったら県人会やろうよ』って言って、他のお客さんが、『WANTED 岩手県人』っていう張り紙を作ってきてくれたんです(笑)。僕もお客さんに連絡先聞いてるわけじゃないから、張り紙貼って、『第三水曜にやってるから、よかったら来てよ』って話したりして。方言言いながら、『昔、こういうCMあったよね、懐かしい!』とか、他愛もない感じですけどね。盛岡には3大麺料理ていうのがあって、冷麺とわんこそばと、じゃじゃ麺。じゃじゃ麺はうどんの麺で、塩っぱい味噌に、好みでニンニク、生姜、ラー油とかで自分好みの味にして、食べ終わったらそこに生卵を溶き入れて、うどんの茹で汁を注いて、卵スープにして。それにまた自分で好きなように薬味をいれて、最後それを飲むっていう料理なんだけど。麺は、冷麺と同じ製麺所から取れるので、取り寄せて、最後にみんなに振る舞ったんですよ。『大、中、小どれにする?』『私、小!』みたいなね。みんなに集まってもらって、楽しくしてもらったらいいなと」

 

ちるり

 

佐藤さんの、(昼間はちょっと無愛想だけど、素は)おしゃべり好きで、面倒見のいいお兄さんという人柄もあってか、ここでは皆が、リラックスして楽しんでいる。これは、”ちるり”という店名に込められた思いそのもの。

 

「”chill out space”とか”chill out music”とか、チルとかチルアウトって言葉があるんですよね。『チルしに行こうよ』とか『チルリに行く?』って言ったりするんだけど、そういうところからの”ちるり”なんですよ。ゆっくり遊びに行くというか、リラックスしに行くっていうイメージでつけたんです。お客さんと話しながら、冷麺や串を食べてもらって、美味しいねって満足して帰ってもらえれば、このスペースとしてはいいかな」

 

ちるりというこの場所と、佐藤さんは、型にはまらなくて、自由で、楽しい。ちるりの冷麺そのものだ。

 

写真・文/和氣えり(編集部)

 

ちるり

 

chillri(ちるり)
那覇市牧志3-3-14
098-943-2611
12:00〜14:30(LO)
18:00〜23:00(LO)
close 木曜・最終日曜

 

2016 10月

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『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits2010-2012』で2014年度「木村伊兵衛写真賞」を受賞し、音楽活動を再始動した宇多田ヒカルのビジュアルを撮影しことでも話題の気鋭の写真家・石川竜一の写真展が、10月8日から那覇市のtomariで始まります。石川竜一が最小限の装備だけを持ち山に入り、食料は現地で調達する「サバイバル登山」を敢行し撮影した「CAMP」シリーズが展示されます。また写真展初日の19時からは、石川竜一、儀間崇(MONGOL800)のギャラリートークが開らかれます。

 

会 期:2016年10月8日(土)~10月16日(日)
時 間:14:00~18:00 (8日のみ19時〜)会期中無休、入場無料
会 場:tomari(旧沖縄コンテンポラリーアートセンター)
沖縄県那覇市泊3-4-13 (58号線 軽食の店「ルビー」入って50m)
企 画: SLANT http://slant.jp/camp_tour/
問 合 せ:Mail tomari.oki.jp@gmail.com
プレス用問合せ:TEL:080-1741-9057(石川) 

 

イベント:ギャラリートーク
出 演:石川竜一、儀間崇(MONGOL800)
日 時:10月8日(土) 19:00~21:00 (開場/18:30)
入場料:1,000円+ワンドリンク制
定 員:40名(先着順)
問合せ:Mail tomari.oki.jp@gmail.com
プレス用問合せ:TEL:090-4883-2664(丹治)

 

石川竜一/Ryuichi Ishikawa
1984年沖縄生まれ。2005年沖縄国際大学在学中から独学で写真を始める。2008年から舞踊家しば正龍に師事、2010年から写真家勇崎哲史に師事、東松照明デジタル写真ワークショップ沖縄3期生として参加。第35回写真新世紀で清水穣選佳作。2014年森山大道ポートフォリオレビュー展出展。『絶景のポリフォニー』、『okinawan portraits 2010-2012』(赤々舎)刊行、第40回木村伊兵衛写真賞受賞。2015年『adrenamix』(赤々舎)、2016年『CAMP』(SLANT)を刊行。森美術館で開催中の展覧会「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」 に出展。