» 『 ゆきのあさ 』ゆきのあさ、隠れているのは。手作りのような 温もりを感じさせくれる冬の絵本。

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ステフィ・ブロコリ著 アノニマスタジオ  ¥1,800(税別)              

 

朝、目が覚めると世界が変わっていた—
雪が降った夜の翌日の朝は特別。きっとそれぐらい目の前の景色が新鮮に映るのだろう。積もるほどの雪が多く降る土地に住んだことのない身としては想像するしかない。

 

今回ご紹介するのはアノニマスタジオから出ている美しいしかけ絵本の『ゆきのあさ』。真っ白な紙面に型押しの足あとがページ上を横切る。一枚一枚紙をめくるたびに隠れているのは動物たち。純白の世界に現れるカラフルな鳥に、ハリネズミにリスたち。指でその足あとを辿りながらその手触りを楽しむ。ざっくざっくと雪を踏みしめる小さな音が聞えてきそうだ。ゆきのあさはきっと子どもの頃のあのわくわくした感じを思い出させる。

 

一見、何もないように見える白い雪の世界。ベールに覆われたその下には冬眠する動物たちに、木々や草花の芽や蕾がじっと春を待っている。それまではめいいっぱい冬を楽しまなくては、そんな気になるこの絵本。

 

シンプルでありながら、厚めの紙が手作りのような温もりを感じさせくれる。大人も子どもも楽しめるこの季節にぴったりの冬の絵本。プレゼントにもおすすめです。

 

OMAR BOOKS 川端明美

 


OMAR BOOKS(オマーブックス)
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