『十三人の刺客』いぶし銀の殺陣がカッコいい! 血ーごーごー時代劇。




<<注意!!ネタばれあり!!(鑑賞予定の人はスルー推奨☆)>>



かっこよかった!!


尺は長いが、全く長さを感じさせませんでした。


後半の戦闘シーンが50分続くときいていたので、眠たくならないか心配でしたが、全く心配無用。
前のめりになって観てしまいました。
さすがに1〜2分だれてきたところはあったけど。








基本時代劇は大好きなので、こういうのいいよね。
「忠臣蔵」とか「七人の侍」とか大好き。


前半に、ゴローちゃんが演じる斉韶がいかに悪いかってとこが描かれるんだけど、
前評判ですごいすごいと聞いていたせいか、そこそこ悪いです。
でも、出てくるたび胸がムカムカしたので、やっぱり彼はすごいのかな。


この映画、血の色がリアルで怖い。


役所広司 は素晴らしいんだけど、最後は
「もたもたしてないで、さっさと斬っちゃえよ」
と思った。
なんだ、あのもたもた具合は



殺陣がみんなかっこいいんだけど、やっぱり伊原剛志 の立ち姿が抜群にかっこいいのね~。
このひと、美しいわ~。





美しいと言えば、私は 内野聖陽 が結構好きで楽しみにしてたんだけど、
最後までどこに出てるんだかさっぱり分からず、
終わった後に冒頭で切腹した人だとわかった。
全然、老けちゃってわからなかった。。。


それにしても、見事な殺陣をみせてくれるのはやはり松方弘樹 !
かっこいいんですけど!
キレが全然違う。
この人見ると、「時代劇の人だなあ」と感心する。
まあ、ヤクザ役も似合うんだけどね。





伊勢谷友介は山の男。
なぜかすごい絶倫のひとで、挙句の果てには 岸部一徳 と(笑)
でも、正直私はあのシーンはいらないと思いました。





そして、よくわからないのは吹石一恵の二役。
一体どういう意図があって??


やっぱり最後のトラップ満載の落合宿での、戦闘シーン。
いろんな仕掛けが次々と出てきて、飽きさせません。


途中まで弓矢でバシバシ敵を倒していくんだけど、
「小細工はこれまで」と、皆弓矢を放って刀にきりかえます。
あそこは、まだまだ弓もあるし、倒せてるんだから、
弓矢がなくなるまで続ければいいのに、と思ってしまった。


13人対300人だよ!








斉韶は意外に俊敏で笑った。
結構よけていくんだよね、うまい具合に。


斉韶の暴君ぶり、毎日毎日退屈だったんだ、ってことはわかるんだけど、やっぱ方向が間違ってるんだよね。
もっともっととエスカレートしても結局、虚無なんだ。


伊勢谷友介 は喉をさされても、死なない。何故?


結構疑問はいっぱいあるんだけど、良かったです。
ラストはちょっと、いまいちだったかなあ。。。

KEE


 

<ストーリー>
江戸時代末期。明石藩江戸家老・間宮(内野聖陽)が、老中・土井家の 門前で切腹自害した。間宮の死は、生来の残虐な性質で罪なき民衆に 不条理な殺戮を繰り返す、明石藩主・松平成韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを 訴えるものだった。成韶は将軍・家慶の弟で、明年には老中への就任が決まっている。 この事件は時の幕閣を動揺させる。 このままでは幕府、ひいては国の存亡に関わると判断した土井(平 幹二朗)は成韶暗殺を 決断、御目付役・島田新左衛門(役所広司)にその命を下した。 大事決行を控え、新左衛門は刺客集めに奔走。御徒目付組頭・倉永(松方弘樹)、 剣豪浪人・平山(伊原剛志)、酒と女と博打に溺れる新左衛門の甥・新六郎(山田孝之)など 十一人の強者たちが新左衛門の元に集う。暗殺計画は極秘裏に進められていたが、成韶の腹心・ 鬼頭半兵衛(市村正親)はその情報を掴む。かつて新左衛門と剣の同門でありながらも道を違え、 御用人千石の身分を自分で掴んだ傑物である。かくして鬼頭と新左衛門の謀略戦が始まる!


<キャスト>
役所広司
(島田新左衛門(御目付七百五十石))
山田孝之
(島田新六郎(新左衛門の甥))
伊勢谷友介
(木賀小弥太(山の民))
沢村一樹
(三橋軍次郎(御小人目付組頭))
古田新太
(佐原平蔵(浪人))
高岡蒼甫
(日置八十吉(御徒目付))
六角精児
(大竹茂助(御徒目付))
波岡一喜
(石塚利平(足軽))
石垣佑磨
(樋口源内(御小人目付))
近藤公園
(堀井弥八(御小人目付))
窪田正孝
(小倉庄次郎(平山の門弟))
伊原剛志
(平山九十郎(浪人))
松方弘樹
(倉永左平太(御徒目付組頭))
吹石一恵
(お艶(芸妓)/ウパシ(山の女))
谷村美月
(牧野千世(采女の嫁))
稲垣吾郎
(松平左兵衛督斉韶(明石藩主))
市村正親
(鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石))


<沖縄での上映劇場>
SOUTHERN PLEX
MIHAMA 7 PLEX+ONE