『ファミリー・ツリー』待ってました! ジョージ・クルーニーがハワイを舞台に父親役を熱演。

ファミリー・ツリー
 
Finally!!! (ついに!)
 
ついにやってきました、ファミリー・ツリー 。
 
待った甲斐ありの素晴らしい映画です。
 
ハワイを舞台にした映画で、なんかやっぱり同じアメリカでも本土とは全く違うのね~と感じます。(ハワイいったことないけど)
フロリダもいつも「アメリカじゃない」と差別的な扱いをうけているが(笑)。
その比じゃないね、まったく。
 
それにしてもプロットといい、シナリオといい、もちろんキャスティングも実にお見事。
 
シリアスな話も、笑いもちりばめられた見事なドラマになっている。
 
そこにハワイの環境問題などもうまく入ってきて、素晴らしいマッチングだ。
アレクサンダー・ペイン監督作品ですが、私、このひとの作品すきなんだよね。
淡々としてるけど、ものすごくユーモアのセンスがある。なおかつ、景色が美しい。
 
 
シリアスとコメディの微妙な演技が ジョージ・クルーニー とにかくうまい。
 
ファミリー・ツリー
 

 
仕事一筋だったパパが、家族のために奮闘する。
 
そこに驚くべき事実があり、そのことがまた家族の再生のきっかけになる。
 
この昏睡状態に陥った妻エリザベスをパトリシア・ヘイスティが演じているが、ほとんど昏睡のシーンで口をあけたままの状態。
この役大変だろうなあ、と見ながら思った。
 
長女のアレックスを演じてるのはTVドラマのスター、シャイリーン・ウッドリー。
かわいいなあ。
 

 

 
このバランスのいいスタイル、ぜい肉なんか皆無。うらやましい。
彼女は、最初父にも反抗するんだけど、頑張る父をみて一致団結。
 
 
心優しいおねえちゃんを好演。
次女、スコティー役のアマラ・ミラーもかわいいよ。
 
あと、もう一人なぜかこの家族と行動を共にする、アレックスの友人のシド。
ニック・クラウスですが、かなりいいです。
 
最初は、「なんだ、こいつ??」って感じなんだけど、彼はなくてはならない存在です。めっちゃおもろい。
 

 

 
映画の内容に少し触れると、予告でもしっかり流れているように妻は浮気をしていた。
 
昏睡状態になって娘から知らされる。
 
浮気相手の調査を家族で始める、、、もちろん、幼いスコティーには何も知らせずに。
 
ここから、父と長女が抜群のチームワークを見せる。そしてシド。
 
相手は、マットの一族の広大な土地の売買にもかかわっている人物。この妻も登場。
 
 
このあたりの皆の心理が、本当に細やかに、押しつけがましくなく描かれている。そこにユーモアも交えて。う~ん、すごい。
 
音楽も全編ハワイアン。
 
そして、みんなアロハを着ているのね~やっぱり。
 
邦題の「ファミリー・ツリー」はなかなかわかりやすい、久々にヒットの邦題だと感心した。
 
ジョージ・クルーニーがパパなんて羨ましい。
 
人間が守れるべき自然は、なんとしても、できる限りのことをして守らなくてはいけない。
自然への敬意はもとより、先祖、子孫、自分たちのためにも。
 
そんなメッセージもしっかりうけとめました。
 

 
是非、劇場で。

 

KEE


 
<ストーリー>
祖先の土地を受け継ぎ、ハワイで妻と2人の娘とともに暮らすマット・キングだが、ある日、妻のエリザベスがボートの事故でこん睡状態に陥ってしまう。さらに、エリザベスには不倫の相手がおり、離婚まで考えていたことが発覚。友人や長女もその事実を知っていたことにがく然としたマットは、自らの人生を見つめ直すことになる。
 
<キャスト>
ジョージ・クルーニー
シャイリーン・ウッドリー
アマラ・ミラー
ニック・クラウス
ボー・ブリッジス
ジュディ・グリア
 
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
 
MIHAMA 7 PLEX+ONE
098-936-7600
中頭郡北谷町美浜8-7
HP:http://www.startheaters.jp/mihama7plex