ザ・タウン家業は強盗、ボストンの悲しい恋 ベン・アフレック監督による良作!




Well-done BEN!!!(ベン、良くやった!)といいたい。


すごいね、彼。実生活では女性問題が絶えず、「デアデビル」ではダメダメな彼ですが、監督、脚本、主演をこの映画ではこなし、大変スリリングな作品を送り出してきました。





キャスティングも良かった。レベッカ・ホールが銀行の支店長。





私途中まで、支店長だと気がつかなかった(笑)


なんで金庫のナンバー知ってるのかな?とか思っちゃった。


ボストンの街並みって独特だよね。あのレンガ色を観ただけで、あのあたりだとわかる。
コネチカットあたりもあんな感じで近いけどNYとは全く色が違う。


ベン・アフレックがよく知っているボストンらしさをうまく引き出した作品。


カーチェイスもすごいんだけど、道が狭くってヨーロッパみたい。
西海岸ではこの感じは出ないね。


強盗が家業ってなんかとっても悲しいよね。
ほかにどうしようもない。


この強盗のグループは幼なじみの4人組。





ジェレミー・レナー、相変わらずスゴイ。上手だよね、この人。
昨年に引き続いて、オスカーレースの常連になってます。昨年の「ハートロッカー」も若干狂気の人だったけど、これも実にうまい。





この映画は見せ方がとてもうまいと思った。


ダグが、クレアに本気で恋をしちゃって、ジェムのタトゥーがクレアにみられちゃうんじゃないかとハラハラするシーンがあるんだけど、撮り方がうまいのでこっちもハラハラ。


FBI捜査官を演じるジョン・ハムも良かった。こういうひとが追い詰めていくんだよね。





ほんと、悲しいけど、抜け出せないしがらみってあったりして。
人生変えようと思っても、でもどうやって??という感じの人たち。
親もずっとその仕事してたりしたらなかなか難しいよ。
普通の仕事じゃないから、後継がなかったら殺されるかもしれないしね。


選べるのに選ばないっていうのが私も含めて一般的なんだろうけど、こういうのみると、なんとかできることはしなきゃいけないな、と考えさせられる。


エンディングも大変納得。








いい映画です。

KEE



<ストーリー>
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……?


<キャスト>
監督 ベン・アフレック
出演 ベン・アフレック
ジョン・ハム
レベッカ・ホール
ブレイク・ライブリー
ジェレミー・レナー


<沖縄での上映劇場>
シネマスQにて近日公開予定