「自在の粒」 小泊 良 陶展

 

ここ数年、その作風が より自由に屈託のない表現へと変化しつつある小泊 良のモノツクリの源にある精神は、一体何に向かっているのでしょう。

 

思えば、よかりよ初の展として2003年に開催した 小泊 良「 Compo な器 」から10年余、様々に変化に富んだ実験表現を模索して来た作家では ありますが振り返ってみると、ソコには いつも彼(小泊 良)の匂いが漂っていた様に思います。

 

本展タイトルの「自在の粒」については、僕の方から作家へ向けて「自由自在」の意味の「自在」を持ちかけました。その意味合いは、字の如く「意のままである事、(自分の)想い通りに出来るコト。」といった、制作姿勢を目指してとの積もりでありましたが、作家本人から「自在の粒」へ変更願いがありました。
僕の呈示した意味合いと自らの制作状況には開きがあると感じたのか、まだ路半ばであるという謙虚さからか「粒」という文字に込められた気分は「やっと、そのカケラを見付けたかな?」といったトコロなのでしょうか。

 

期間:2014年7月11日(金)~21日(月・海の日)
時間:10:00~19:00 会期中無休/入場無料
会 場 : 陶・よかりよ 那覇市壺屋1-4-4 1 F
098-867-6576