沖縄芝居公演 琉球歌劇「泊阿嘉」

 

第一部の“歌劇の変遷”では、明治時代の華々しい芸能の発展を再現します。商業演劇において、雑踊や物語風の掛け合い形式の舞踊が生まれ、ついには、踊り手が歌の一部分を歌う長編歌劇の前身とも言える短編歌劇が誕生しました。
第二部の“長編歌劇の誕生”では、明治43年に沖縄座で初演され、112日間連続上演という驚異的な大ヒットを記録した我如古弥栄作の悲恋を描いた歌劇「泊阿嘉」をご紹介します。

 

-演目-

 

【第一部】・・・歌劇の変遷
「浜千鳥」 ~ 仲毛芝居の踊り ~(指導:島袋君子)
伊志嶺忍・永田加奈子・謝名堂奈津・儀間佳和子
「越来よー」 ~ 掛け合いの踊り ~
宮城昭博・藤村未央
「谷茶前」 ~ 物を言う踊り ~
石川直也・伊志嶺忍
「茶売やー」 ~ 短編歌劇 ~(演技指導:瀬名波孝子)
亀謝/平敷勇也
三良/玉城匠
妻/謝名堂奈津
妻/永田加奈子
チルー/儀間佳和子

 

【第二部】・・・長編歌劇の誕生
歌劇「泊阿嘉(とぅまいあーかー)」
作=我如古弥栄  監修=幸喜良秀  演出=伊良波さゆき  演技指導=瀬名波孝子

 

[あらすじ]
久茂地村の阿嘉の嫡子・樽金(たるがに)は、泊村の伊佐殿内の一人娘・思鶴(うみちる)に一目惚れします。樽金は思鶴の家近くの泊高橋に九十九夜通いつめ、ついにその思いを遂げます。しかし、樽金の父親は息子の将来を心配し樽金を伊平屋島勤めへと旅立たせます。一方、樽金に会えない思鶴は恋の病で息をひきとります。また、思鶴の死を知ることとなった樽金も絶望から思鶴の墓前で息絶えます。

 

[配役]
阿嘉の樽金/金城真次
伊佐の思鶴/知念亜希
乳母/赤嶺啓子
船頭/平敷勇也
阿嘉の父/宇座仁一
伊佐の父/石川直也
下男/玉城匠
三月遊びの女/伊志嶺忍・永田加奈子・謝名堂奈津・儀間佳和子

 

[地謡]
歌・三線/新垣俊道・仲村逸夫  箏/仲大千咲
笛/澤井毎里子  胡弓/大濱麻未  太鼓/久志大樹

 

※演目、出演者等は都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

公演日:
2013/06/29(土)18:30~
2013/06/30(日)14:00~
場所:国立劇場おきなわ 大劇場 
入場料:一般3,500円 (全席指定)
お問い合わせ:国立劇場おきなわチケットカウンター 098-871-3350