赤木明登 漆展

 

今年で漆の仕事が四半世紀経った赤木明登氏。
これから10年~20年をかけて取り組んで行こうと向き合っている取り組みに、心動かされました。
生き生きと力強い表現は今までとはまた違う気魄を感じます。人の仕事はその人の生き様。手に取れるのを楽しみにしています。

 

◆27日(土)夕方より赤木 明登さんのお話会を開催します。
参加ご希望の方は、メールにてご予約をお願いいたします。
ご予約はこちら→ liferesource@me.com
参加希望と、お名前とご連絡先をお知らせください。

 

今から三十年ほど前、 初めて角偉三郎の器を見た時の衝撃が記憶から消えない。
物であるはずの器が、 生命を吹き込まれながらも、沈思黙考。
胡座をかいてドカンと座っていたのだ。
その力に引き寄せられてぼくは能登に渡り、漆の人となった。
ひととおりの職人修行を終えて、さて自分の作を行う段になって、敬愛して止まない角さんから離れざるを得なくなった。
離れなければ、ぼくはぼくになれなかった。
ぼくはぼくのもの作りが出来なかったのだ。
二十一年前、東京での初個展から、ずっとぼくは角さん的なものを自分の中に封印してきたが、
今回改めてその封を解き、角さんと向き合う事にした。
もちろんそれは現時点では全く不可能なのだが、これから十年、二十年をかけて、
角さんを超えていかなければならないだろうという野望のためである。
輪島で仕事を始めて四半世紀を超える時が経ち、ようやくぼくは準備体操を終えて、本格的修行の、つまり我自身との闘争のスタートラインに立つ事ができた気がする。

 

期間:平成26年 9月 26日(金) ~ 10月 5日(日) 
時間:12:30 ~19:00
場所: Shoka:  くらしを楽しむものとこと
住 所:沖縄市比屋根6-13-6
TEL : 098-932-0791

 

URL:http://shoka-wind.com/about/schedule/