STARTEX(スターテックス)人とかぶらないかりゆしウェア。アフターファイブも県外出張もOKプレゼントあります☆



白地のシンプルなシャツ。
ボタン穴をかがる赤糸や、襟の裏地のピンクストライプが可愛い。
ポイントは、ポケットの上についたマーク。

 
「これ、一応シーサーなんです(笑)」

 
これがかりゆしウェア?と、思わず目を丸くする。
だってこんなにおしゃれなのに・・・と思ってしまうということは、
かりゆしウェアにおしゃれなイメージが無いということなのかも。 

 
スターテックスは、夏の間だけオープンしているかりゆしウェアの専門店。
しかし、そこで販売されているのは私たちが普段から見慣れたかりゆしウェアとは全くことなるデザインのものばかり。

 

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– – – 「かっこいいかりゆし作って」と友達から依頼されて

かりゆしを作り始めたきっかけは、友人からの依頼でした。
洋服はずっと作ってたんですが、かりゆしじゃなくて普通のカジュアルな洋服を作ってました。
同級生たちが徐々に働き出すようになって、
「かっこいいかりゆしウェア作れないか?」
って言うから、
「じゃあ、作ったら着るか?」
って言って(笑)

それで友達から注文を取って作ったのが最初ですね。
当時は「スターテックス」という名前も何もなくて、自分が元々やっていたオリジナルブランド「エクソシステム」から出しました。
そしたら結構評判が良くて。
自分もこれからどんどん歳とっていくし、周りもそう。
じゃあ、かりゆしって需要があるのかもな、と思ってスターテックスを立ち上げました。


 

 

 
– – – 去年のデザインだからと飽きられないように 

一番最初に作ったのはシーサーのデザイン。
開襟で、より既存のかりゆしっぽい感じでした。
定番もののデザインも、生地や形、色を新しくしながらずっと作り続けていこうと思っています。
例えばナイキのエアフォースやコンバースのオールスターみたいに。

というのも、「このデザイン、去年のだよね~」みたいに飽きられてしまうのはイヤだなと思って。
友人から聞いた話なんですけど、会社の上司が4月にかりゆしウェアの新作が出ると大量に買って、去年のは全部部下にあげるらしくて。
そんなふうにデザインを使い捨てたくないから、定番ものはベースは同じで少しずつアレンジするようにしてます。

– – – デザインは完全に独学 

スターテックスを始める前から、ビニールマジックという店をやっていて、セレクト商品と「トワイライト」、「エクソシステム」というオリジナルブランドの商品を販売してます。
エクソシステムは9年目ですね。
30歳の時に立ち上げました。
その前はまた違う名前で那覇で服屋をやっていて、その頃からオリジナルも作っていました。
その前はクラブで働いてたんです。

デザインの勉強は全くしたことなくて、高卒で。だから全て独学なんです。
デザインはイラストレーターを自分で買って、やりながら覚えて・・・
だから、多分ちゃんと使えてないかもしれない(笑)
正直よくわかってない部分もあるんですけど、いつも勢いでやっちゃってます。

周りに良い人が多くて、工場の人やパタンナーの友人なんかが良くしてくれるので、助けられてる部分も多いですね。

服は昔から好きだったんで、自分でTシャツ染めたりとかしてましたね。
興味があって。家庭染料とか使って鍋で絞り染めしてみたり。
単純に服買うのも好きだったし、その延長線で自分で作りたいって思って始めたような感じです。




「ハジチ」の柄を模したデザイン。 
 


 
– – – 銀行、官公庁・・・50代のお客様も 

5年くらい前からクールビズの動きが盛んになって、かりゆしウェアが一気に広まりましたよね。
でも、アロハ系やミンサーなど織物系の柄が多い気がして。
職場に行けばみんな着てるからあんまり気にならないかもしれないけれど、もうちょっと違う雰囲気のがあれば良いなと思って。
どういうものが求められているのかはよくわからないんですが、友達は僕が作る服を買ってくれてたので、それと同じ感じで作ってます。

お客様の年齢層は本当に幅広いです。
実際に販売する前は若い人が着てくれるかなと思ってたんですけど、ふたを開けてみると
50代くらいの方もよく買ってくださいます。
職種も様々。銀行、官公庁・・・色々な方が買いに来てくれます。

– – – 人とかぶらないかりゆしを 

立ち上げて2年目までは広告も出してたんですけど、売り上げが安定してきたので去年からは出してなくて。
今は口コミで広まっているみたいです、ありがたいですよね。

とはいえ、別にすごく儲かってるわけじゃなくて(笑)
自社工場じゃないし、シャツは結構コストがかかるし、小ロット(ロット:商品・製品を取引・製造する際の単位。1回に生産できる量、または1回の注文で売買できる量などを指す。)で作ってるので、正直言うと割に合わない面もあります。
一つのかりゆしウェアを企画、デザインしても、何十枚も作るわけではないので。

だから逆に、他の人とはなかなかかぶらないんですよ。
それがお客様のニーズにも合うみたいで。
そしたらサイズもすぐに無くなっちゃうんで、怒られちゃうんです(笑)
でも、みんな人と同じのはイヤですよね。だから少なめに作ってるんだけど、
それで結局すぐ売り切れちゃうっていう。
本当に申し訳ないなとは思うのですが、かぶらないことを目標の一つとして掲げているので。


「これ良いですよ、カンムリワシ。仕事で寂しいときポケットから癒してくれますよ(笑)。うしろにやもりもいるんで。」
 

 

 
– – – 「県外出張にも良いね」 

かりゆしウェアには組合があって、
県産品であること、沖縄らしさを表現したものであることなどの条件があります。
うちで買ってくださるお客様はこてこてのかりゆしウェアではなく、違う感じのが欲しいという方が多いので、もっと普通のシャツっぽいのが良いんじゃないかなと思って作っています。
職場で着ることが前提だからあまりに奇抜なのはダメだし、
あとは、長く着て頂けるようにつくりはしっかりと。
ノーアイロンのシャツも良いと思うんですが、パリパリした感じよりも着てるうちに味が出てくるのが好きで、そういう生地を選んでます。

出張に行かれる方には、ストライプなどシンプルなデザインが人気です。
柄によっては県外で着るには恥ずかしいかりゆしウェアもあるみたいなので。
「こういうかりゆしだと県外でも着られるから良いね」
と言っていただいてます。
なるべく普段着てもオッケーなデザインを心がけてます。

とはいえ、別にこてこてのかりゆしウェアを否定しているわけではないんです。
みんな好みがありますから、お客様が選べれば良いかなって思ってます。

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かりゆしウェアには
「沖縄で縫製され、沖縄観光をPRする柄のもの」
という定義以外、特に厳格な条件は定められていない。

 
一目でかりゆしウェアとわかる、パッと目をひくデザインや色あいのものだってもちろん悪くない。
でも、「よく見ると実はかりゆしウェア」というデザインだってあってもいい。
なにしろそこには「対話」が生まれる。
 
「このポケットの鳥、何?」
「カンムリワシ。八重山にいる特別天然記念物の鳥だよ〜。」
 
「この柄はハジチの柄。ハジチっていうのは昔沖縄の女性たちが魔よけのために手に彫っていた入墨だよ。」

その上デザイン性が高ければ申し分ない。

色鮮やかで元気でハッピー!という南国の既存イメージに住んでいる私たちがとらわれることはない。
落ち着いた、シンプルでシックな側面から沖縄をPRしたって良い。
なにより、
「それ、かりゆし?可愛い〜!どこで買ったの?」
ときかれればきっと、悪い気はしない。
 
おしゃれを楽しむ気分でかりゆしウェアを選び、職場へ向かう。
そうすればきっと、朝の出勤タイムもハッピーな時間に変わる。
アフターファイブだって、恋人との待ち合わせにも合コンにも飲み会にも、「仕事着」ではない「おしゃれ着」でのぞめる。
 
かりゆしウェアにはきっと、冒険の余地がいっぱい残されている。
沖縄を県外にアピール!する前に、着てる私たちが一番楽しまなきゃ。

 

中井 雅代

 

 

 

STARTEX/スターテックス
〒904-0116 沖縄県中頭郡北谷町北谷2-1-11
電話 : 098-926-2389 (VINYL MAGIC/STARTEX共通)

 

12:00~20:00 無休
*出張・イベント等の際は、お休みさせて頂く場合がございます。(年/2~3回ほど)

 

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メール:info@stxjpn.com
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