Plenty of joy(プレンティオブジョイ)食からも生活の見直しを。整体師の視点でつくるサンドイッチとスムージー

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「パンが大好きで、なかでもサンドイッチがめちゃくちゃ好きなんです。お店では私自身で食べてみて、感動的に美味しいと感じたパンを使っています。サンドイッチの醍醐味って、両手で持ってかぶりつけるところだと思うんですよね。そして外にも気軽に持ち出せるところも好き。緑の中で食べたら美味しさ倍増でしょ。それで目の前が公園っていう、この場所に店を構えたっていうのはあるかも」

 

サンドイッチへのこの熱い愛の持ち主は、Plenty of joyのオーナーのプライス琴子(ことね)さんだ。

 

パン好きが作るサンドイッチなのだから、さぞ美味しいパンを使っているのだろうと予想する。だが、琴子のパンへのこだわりはそれをはるかに超えていた。なんと、サンドイッチごとに使っているパンの仕入先がそれぞれ異なるのだ。

 

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カレーフムスサンドとベジサンドには、噛みごたえのある「宗像堂」のもの。デザートサンドには、軽くふわふわなのに実は天然酵母を使っているという「しぶパン」のもの。バジルチキンサンドには、プラウマンズランチベーカリーに特注で焼いてもらっているという。これはいわばPlenty of jpyオリジナルのパンだ。

 

ふつうならお店の業務効率を考えて、仕入先は1店に絞るもの。そうしないのは、琴子さんの“美味しい”を追求する想いがあるから。

 

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その想いはもちろんパンだけに限らない。

 

「自分が食べていておいしいものって、お友達が来たら『これ、おいしいから食べてみて』って勧めるじゃないですか。あの感覚で食材を選んでいます。私が日常的に好んで食べているものが多いですね。例えば、マヨネーズもそうです。島豆腐と生のカシューナッツで手作りしていますよ。沖縄は美味しいお豆腐が多いから使わない手はないですよね」

 

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“美味しい”を追求する琴子さんの想いは、調理にも。サンドイッチは最後の一口まで美味しく食べられるようにと、ペースト類はパンの端までたっぷりと塗る。もう一つのメインメニューであるスムージーは、熱い沖縄でも最後までダレさせないように、凍らせるという一手間を加えてアイスクリーム仕立てにしている。

 

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琴子さんは、宜野湾市で整体院も営んでいる。身体の不調を抱える多くの人たちと向き合う中で、心身の健康について多くのことに気づいたという。

 

「本当は私達の身体はとっても優秀で、内側のチカラが働けば自身の身体は完璧なんです。でも、様々な環境要因、食息動想環のバランスが崩れてしまったために治しきれないでいる。そんな時、食からも生活の見直しが重要だったりするんですよね。私自身イネイト整体を通して一つ一つ体感させてもらっています」

 

 

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スタッフのみゆきさん

 

豆腐マヨネーズにスムージーと聞くとベジタリアンカフェを思わせる。だけど、確か「チキンサンド」があったよね?

 

「スタッフは4人いますが、2人はベジタリアンです。あと2人はなんでも食べる雑食ですよ。共同オーナーでもある私のダンナも、ベジだけじゃやだって言うんです。今のところ、うちの家族はみんなお肉頂きますし(笑)。がっつりビーガンの人にも、お肉大好き!な人にも何のためらいもなく来てもらえる店にしたいんです」

 

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この度量の広さは、様々な人に会ってきた人生経験から来ているようだ。

 

「山の中にこもって『リアルな生活を!』って言って、半農半Xみたい暮らしをかなり前からしてる人たちとか。あとその音楽の世界でいわゆるメジャーっていう業界で生きてる人たち。あとはまあ、サラリーマン、会社のために働く企業戦士的な人たち。あとはもう本当にドロップアウトしてボーダーレスな感じでバックパック一個で世界中を旅してる人たち。あと、山の中で祭りを開くような人たち。あと、まあ街中のクラブシーンで夜な夜なサウンドシステムを立ち上げてるような人たち。ジャンル的にはヒップホップだったり、まあソウルだったり、レゲエだったり、ポップスだったり、ジャズだったり、ロックだったり、ファンクだったり。

 

いろんなね知り合いがいるんですよ。でそのホントに悪さばっかりしているようなオトナがね、どういう結末になったとかも見せてもらったり、変な話。なんかホントにね、とにかくいろいろ見せてもらったんですね」

 

面くらうくらいの幅広さを持つ出会いだ。琴子さんは、この沢山の出会いに感謝していると続けた。

 

「どんなに自分と違う考え方の人も、その人生の歴史の中にもやっぱ一理あるんですよ。絶対っていうのはこの世の中、無いんだろうな思ってるところはあって、だからこそ色んな人がいていいし、だからこそ素敵っていう。きれいごとじゃなくてそう思えるんです。

 

食べ物に関しても同じなんです。お肉が好きな人も野菜が好きな人も、どちらも好きな人も、みんなが楽しめる食事がやっぱりいいと思います。オーガニックだからとか、身体にいいからとか、こういう栄養素が満載だからとか、そういうことは全く抜きにして、ホントにおいしいっていう、そこを一番大事にしたいんです。みんなでおいしいねって食べる思いをね、一番大事にしたい」

 

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「人との御縁」に不思議と恵まれると琴子さんは言う。

 

「人との繋がりからたくさん学びを頂いています。生き方とか、どんなスタイルで暮らしているかとか、性別とか年齢とかを飛び超えて、どんな人とも私達みんな元は繋がっているので、出会ったご縁を大切にしたいなと思っています」

 

そんな琴子さんのお店には、意外なお客さんも訪れる。

 

「いつもスタッフの子が、にこにこしながら教えてくれるんです。ヤンキー風の、『ボク、自然派志向なものは一切知りませんでした』みたいな男の子がすごく気に入ってくれて、一週間くらい入り浸っていたこともあったりとか。ホテルに勤めていらっしゃるという料理人の60代くらいの男性は、ベジ料理に興味津々のご様子で、あれこれ質問してきたりとか。そんなことがあったそうです(笑)」

 

普段は関わり合わないようなお客さん同士が不思議と多く交わる。Plenty of Joyはそんな場所。それはきっと琴子さんのご縁を大切にする心が、いろんな垣根を取り払うから。どんな人にも「ここは自分の居ていい場所」だと思わせるから。お腹が空いたときだけでなく、気が滅入った時にも訪れたいそんな店だ。

 

写真・文 中井 雅代

 

plenty of joy
Plenty of Joy(プレンティオブジョイ)
那覇市牧志1-2-15
070-5819-6252
open 11:00~18:00
closed 月・火
※定休日は変わるので、最新の情報はフェイスブックで御覧ください。
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