» 改装バンザイ!はりきって腕まくり

写真/D’spec上原麻生・文/D’spec沢岻久子

 

                             
ディ・スペック

 

男前な女性はキラキラしていて美しい

 

「おとこまえ」と言われて苦笑いする女性は多いようですが、それはとんでもない思い違いです。

 

「女々しい」という言葉が男性に使われ、「男前」という言葉が女性に使われるらしいのですが、なるほど。と納得する場面をよく見かけますし、実際私の友人や親しい女性は「おとこまえ」だらけです。

 

潔く、行動的で、朗らかで、そしてやさしい。

 

今回追いかけたのは、まさに「おとこまえ」なひと

 

その決断力、素敵です。
その行動力、尊敬します。

 

女性が惚れる女性です。

 

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「脚立忘れちゃってね。ちょうどもってたスツールに乗ったらいい高さでさぁ(笑)」
ペイントする手を止めずにそう話すのは、ここの住人になったばかりの角川(仮名)さん

 

携帯メールで「これから作業しまーす」という知らせを受けて、急いで駆けつけた時には既に作業中という行動の速さです。

 

感心するのは、彼女の準備と気配り。
ペイント壁近くのフロアは、塗料がつかないようビニールシートで養生され、いつもの彼女とは違ってしっかりペインタースタイル。
レンガ調のデコボコ面のペイントは細めの筆で刷毛塗り。表面をササっと塗ってから、隙間を埋めながら2度塗りすると話す姿に、初心者ではない強者感が漂っています。

 

 

ペンキを一旦、塗料用の容器(小さいばけつのような柔らかいやつ)へ入れて、筆に取る量を調整しながら塗っていきます。
迷いがなく、それでいてきちんと上から下へ、左から右へ。と几帳面さも伺えます。

 

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ポタポタとフロアに垂れ落ちるペンキも気にすることはありません。
だって、ほら。ビニールで保護していますから。

 

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作業の様子を廊下側から見て、再び驚きます。
な・・・なんと。レンガタイル以外の壁に塗料が付かないように、タイルの際もビニール養生しています。

 

椅子の上で手を伸ばしたり、椅子に腰掛けたり、しゃがんだり。
夢中になって作業をする様子があまりにも可愛らしくて、盗撮ぎみにシャッターを切りまくります。

 

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塗った面を引いて見ては、首をかしげ、また塗って。時々手を止めて、頷いては微笑む。を延々と繰り返す様子を手伝いもせずにひたすら見守ります。

 

言い訳させてもらうと「見守る」というのは愛情です。愛情をもって見守り、信頼しているから手伝わず、見るという行為で応援します。
私自身もそうですが、彼女のようなDIY好きの人種は自分でやりたいのです。既成品では満足できず、自分の物を自分で創る喜びを知っている人に、手出し、口出しは無用なのです。

 

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●作業2日目の事
そして、翌日も作業の様子を覗きに行きました。作業開始のメール受信から到着まで、わずか20分。
今日は準備段階から見られるだろうと意気込んで尋ねるも、既に寝室の壁面ペイントは終了しちゃったと言い、木フレームのペイントに取り掛かっていたのです。相変わらず、行動が素早いのです。

 

寝室の壁ペイントって必要だったろうか?なんの事だろうか・・・

 

「ここも白く塗っていいですよね?」「もちろんですよ、塗っちゃってください」
そんなやり取りをしたのをすっかり忘れていましたが、以前は白壁の上に薄いベージュが中途半端に刷毛塗りされているへんてこなツートンでした。何事もなかったようにキレイな白壁になっているので、以前から真っ白だったような錯覚を起こす始末です。

 

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気づいているでしょうか?昨日のレンガは刷毛塗りで、今日の壁面はローラー仕上げ。
場所や特徴によって道具を使い分けている彼女はやはり強者。「おとこまえ」です。

 

「あのベージュの刷毛塗りがすごい気になってて(笑)ローラーだと、ほらキレイになった」

 

そして彼女の使う道具や材料に必要以上の無駄はなく、かと言って安物の類似品でもなくて。値段シールから察するに、購入店は工具やDIY好きが足げく通うあの老舗店

 

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ひと通りのペイントが終わり、そろそろ作業が終わるかと思いきや、ここからが彼女の本領発揮。

 

「なんかね、白は白なんだけど白すぎるでしょう?つや消しのつもりが半艶だし、なんか違うなーと思って」
薄いグレーの塗料を付けたスポンジでレンガをペタペタと叩き、もっと素敵に、もっとこなれた感じを目指します。

 

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●作業3日目の事
現場へ到着いちばんの彼女の姿は、さらに「おとこまえ」でした。

 

駐車場で遭遇した彼女は、車から引きずり出した長い木材を、か細い肩に乗っけてサッサと4階までの階段を事もなげに登りはじめました。これには、さすがに黙っていられず
「これをひとりで?手伝いましょうか」
「ううん、大丈夫。ありがとう」

 

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DIY好きを自負している私もこりゃ、負けた。と思えるほど素早く素材を並べると、繋ぎ木を置いたそばからドルル・・ドルル・・
大きな素材を足で抑えたり、体重を乗せたり、小柄で華奢な彼女は自分の身体をうまく使いながら大げさに見える作業も物ともせずにこなしていきます。

 

「これぐらい小さいと使いやすいの。コードレスって大きいし、重いでしょう?」と言いつつも作業の手は休まることなくボルトが1本、また1本と木に押し込まれていき、カメラのピント合わせが追いつきません。

 

あっという間につくり上がったこの木材は、冷蔵庫の横に立て掛けて冷蔵庫を見えないようにする為。のっぽの収納棚だと味気ないし、表面がツヤツヤの素材だと面白くない。一枚の板をそのまま使えば、それはそれで簡単手間いらずだけれど、そうは行かないのがDIY好きな上にインテリア好き魂というもの。

 

全荷物を搬入してお引越し完了の様子までは確認できていませんが、きっと今日も彼女は笑っています。断言しちゃいますけど、自分に心地のよい空間を、自分で創りあげた人は最強です。

 

ものごとを面白く見る角度を知っています。ないものは創ればいいと考える人です。せっかくだから楽しみたいと思う人です。

 

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改装好きな大家さんが、改装OKで貸し出した結果、改装好きの人が借りてくれて、改装を楽しんでいる。実はこの流れをずっとそばで見ている私がいちばん楽しんでいるっていうのがほんとうのところなんですけどね。

 

 

物件探しは宝探しのようなもの。
あれかな、これかな。で自分にぴったりな物が見つかれば幸いだけれども「改装すれば」それが叶うのです。

 

 

そこで!世の大家さん、オーナーさまへちょっと聞いて欲しいのです。

 

改装を許可すると言っても大げさに考える必要はないのです。壁を壊すとか、壁を建て付けるとか、窓を入れ替えるとかそういうことではなくてほんのささやかなこと。素材や色を変えるとか、書き足すとかそういった事でいいと思うのです。

 

本当は「入居者に改装をOKと言ってあげると喜びますよ」
だって「自分で創ることが喜びの人がいますから」
大家さんの思い込みでお金をかけてありきたりのお部屋を作らなくていいんです。
なぜなら「自分の好きな空間を創るためならば、改装費用を出せる」と考えている人がいるんです。

 

沖縄不動産文庫(ディ・スペック)が、改装OK物件が大好物なのは、ズバリそういう要望があるからです。

 

持っているアパートや建物が古くて借り手がいなくて困っている。貸せる為に改装するとお金がかかるから困っている。そのまま放置している。そんなお困り事があれば、先ずは見せてください。ご相談下さい。

 

貸主も借主も両思いなんて嬉しいじゃないですか。
改装して欲しい人の建物を、改装したがりの人に貸せれるならば、それがいちばんの解決方法だと言えるのです。この伝書鳩へお任せいただければ、その情報を欲する方へお届けいたします。

 

どうでしょう
貸せたくなるでしょう?
そういうの、借りたいよね?

 

 

 

 

 

ディ・スペック株式会社
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