比屋根の丘からの景色

写真・文 佐野綾子

 

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もう少しで4月になろうとしていますが、比屋根の丘はまだ少し肌寒く、ひんやり気持ちの良い風が吹いています。3月は出会いと別れの季節ですね。Shoka:の周りでも進学や転勤など、、嬉しそうな笑顔や少し寂しそうなお顔が見られたり、そんな様子を見ていると当たり前ですが今は今しかないのだなぁ、と毎日を大切に過ごしたくなるような止まることなく動いている時間の流れを感じています。

 

Shoka:では今週の始めで大好評だったtrippen展が終わり、春から夏にかけてのアイテムが次々と届いたり、2016FWの各ブランドの展示会が早くも東京で始まったりとばたばた慌ただしい日々が続いています。オーナーの田原は今頃東京で咲き始めた桜を見ている頃でしょうか?

 

そんな日々の中で、ARTS&SCIENCEから届いたのは上質なcow leatherの2-way bagです。

 

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ARTS&SCIENCE 2-way bag blue gray

 

 

この柔らかなくったり感がたまらないのです。そして、肩にかけた時には、驚くほどの軽さが特徴です。

 

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バッグ自体が軽いので、旅行の時などたくさん荷物を入れても肩が疲れず、動きやすいのなんの。そして、たくさん物が入った時や、ドレスなどを着ていてそのシルエットを崩したくない時は、2-wayの持ち手部分があるので片手でささっと持ち歩けます。

 

 

人気のOriginal toteも、とても綺麗なカラーが届きました。

 

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ARTS&SCIENCE Original tote M smoke pink

 

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ひょいと手にしただけで心のウキウキするような、なんて大人の美しさの詰まったバッグなのでしょうか。この淡くてスモーキーなピンク色が使い込んでいくとどのように変化していくのかじっくり育てていくのが楽しみなバッグです。内側は布張りになっているので、多少重い物を入れてもしっかり丈夫な作りでへこたれません。持ち手付け根のステッチなど、細部にも強度を増した処理を施しており、美しさと機能性を兼ね備えたデザインとなっています。

 

どちらのバッグも、ARTS&SCIENCEが製品染め用に開発したレザーで98%タンニン2%クロームの薬剤を使って丁寧に鞣しており、製品染めの後にも特殊な仕上げを施すことにより、独特の味わいがあり、使い込むほどに深く味わいが増し経年変化が楽しめるのです。

 

 

手の中にすっと馴染むJabara long walletも今季のレザーは革の表情が豊かですね。

 

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ARTS&SCIENCE Jabara long wallet navy

 

革のシボ(革の表面に見られるしわ模様)の入り方が一つ一つ違うので、その表情が愛おしく愛着のわく芸術品のようです。そして毎日持ち歩いて、その人の使い方でさらに味わいが増していき、唯一無二の存在となってくれると思います。長い年月をかけて育てる楽しみが味わえるなんて、とても素敵ですね。

 

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向かって右側のコインを入れる部分は広く開閉しやすく、Jabara long walletという名前の通り、カードを入れる部分はこんなに分厚くなっているのです。

 

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light gray / khaki beige / light beige

 

ついつい目移りをしてしまうような、柔らかさのある優しいお色も揃っていますよ。

 

コロンとした形の可愛らしい、プレゼントにもぴったりな小銭入れも届きました。

 

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ARTS&SCIENCE Round purse S

 

女性の方は、ピアスやネックレスなどアクセサリーを入れて持ち運ぶミニポーチとしても、使い易いサイズで人気があります。

 

 

 

 

そして、ヨーガン レールの山羊革を使ったゴートメッシュの長財布も素敵です。

 

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ヨーガン レール 長財布 赤,白灰チェック

 

中国の職人が様々な技法を用いて手で編んでいる山羊革のメッシュは、使い込んでいくといい艶が出て馴染んでいきます。Shoka:に来てくださるお客様の愛用品を目にすることも多いのですが、10年、20年と使い込んだゴートメッシュのアイテムは、ほんとうにうっとりするような、新しい物にはない味わいがあるのです。
今季の長財布はShoka:では明るいお色から、みなさまのお手元に旅立っているように感じます。
定番のようなシックなカラーも素敵ですが、やはり元気をもらえるような発色の良いお色は手にした方のお顔もぱーっと明るくなりこちらまで嬉しくなってしまいます。

 

ちなみにシックなお色は、紺の上品でシックな色合いです。開閉しやすいこの長財布を愛用しているオーナーの田原は、通帳などもすっぽりと入れて使っているそうです。

 

 

 

まだ少し肌寒いけど、外に出て、風を吸い込んで、お天気とも相談しながら、うふふわいわい、と撮影開始です。

 

ぴりりとひんやりした空気の中で、由桂ちゃんに着てもらったヨーガンレールのコットンのチェックプリントワンピースは、独特のカットと丈感が大人っぽくそれでいてチャーミングな魅力を引き出してくれます。

 

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そしてひらひらと風に舞うような、ヨーガン レールのストールも気持ちのよい素材です。

 

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コットン素材に少しだけシルクの入った、ふんわり柔らかい手織りのストールです。綺麗な透け感と肌触りの良い素材はこれからの季節に気持ち良く汗を吸ってくれそうです。明るいカラーは由桂ちゃんの肌をより白く見せてくれますね。

 

なかなか、じっくりと時間の取れない慌ただしい季節ですが、どうぞゆっくりとShoka:に遊びにいらしてくださいませ。展示会でお撮りした、ARTS&SCIENCEの2016FWのお写真などもご覧いただけます。ミナ ペルホネン2016FWのお写真は今週末からご覧いただける予定ですので、ぜひいらしてくださいね。

 

そろそろ私たちも小休憩。
温かいお茶を飲んで、くつろぎの時間を過ごします。

 

 

 

そして4月は、2年に一度のmon Sakata展が開催されます。心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか?
ファンの多い坂田敏子さんの作るお洋服を見に、ぜひこの機会足を運んでくださいませ。

 

 

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mon Sakata 展 vol 4
足掛け8年目にして知ったこと。誰かの仕事を時間をかけて追うことは、その人に深く出会ってゆくようなことなのだ。
mon Sakata のアトリエを訪ねたら、坂田さんが服作り以外でやっていることを見せてくれた。洗濯機に溜まった素材屑の塊や、ハサミで切った糸の切れ端を集めたコレクション。どれもみんな mon Sakata の色と素材でできている。糸屑までも愛おしく思う、そこに坂田さんの原点を垣間見たような気がした。
好きな素材を、手で触って理解して、一緒に遊ぶ。そんな仕事をしている坂田さんのことがますます好きになったのだった。
そんな坂田敏子さんが作るから、mon Sakata の服は日常着として抜群に人気があるのだろう。

 

 

場所:アンティークと暮らしを楽しむ服・雑貨たち Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
日時:2016年4月15日(金)~4月24日(日) 12:30~19:00 (会期中無休)
TEL:098-932-0791
H P:http://shoka-wind.com/

 

 

 

 

 

 

暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com/
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791(火曜定休)
営業時間 12:30~19:00