しなやかで楽しい服

文/写真 関根麻子

 
 
 

mon Sakata
 
 
 
 
20日から始まった、mon Sakata 展。
みなさんの笑顔があふれてます。
 
 
 
mon Sakata
 
 
 
三角に飛び出した着心地のよいパンツを試着したお母さんの脇には
ポテト、ポテトと言って、ポケットを触るかわいこちゃん。
お母さんと一緒に作った猫型クッキーを最後にプレゼントしてもらいました。
かわいくて食べるのがもったいない位!
ありがとうね。
 
 
 
大きくなったらこのパンツを履いたりするのかな。
ポケットをポテトって言ってたんだよ、なんて昔話をするのかな。
 
 
 
 
 
mon Sakata
 
 
ポケットの可愛いパンツはニットのサルエルパンツ。
黒のベストは、一年通して使えるカシミア混の綿素材で、肌ざわりも抜群。
着方も何通りにもいけます。
笑顔が素敵な彼女の雰囲気に、これはぴったりの組み合わせ。
 
「何だかこのパンツ、どんぐり?いや違う、アーモンドみたい!」と嬉しそう。
何ともいえないネーミングに、Shoka:に笑顔が広がった。 
 
 
 
 
 
 
mon Sakata
 
この方も、ぴょーんとポーズ。
いつもの自分では多分選ばないパンツかも、と言いながらも、実際着てみたら。。
「うん、このパンツとってもいいです。すっきりしてるし、バランスが可愛い」
そこで、楽しくなってこのポーズ。
 
その喜びがこちらにも伝わってきて、私もにっこりパシャッとシャッターを押す。
 
 
トップスも後ろ前逆に着れたり、ボレロにも変化するすぐれもの。
「3 ways」という名前がついているのは、基本の着方が3つもあるから。
麻のニット地と布帛のツートンの気持ちがいい素材。
 
表情豊かなトップスとパンツ、お気に入りの一着になったらしく、うきうきして帰っていかれました。
 
日除けと、クーラー予防に大活躍しそうな羽織で、これからの季節を楽しく過ごされますように。
 
 
 
 
 
 
mon Sakata
 
 
mon Sakataの服は、その人その日の気分で、いろいろな着回しができるものがたくさんある。
写真のカーディガンも何通りにも着こなせるし、後ろでも前でも着れるパンツもあったりと、
今日はこの着方、明日はこの着方ね!などと印象ががらりと変化して、着る人の想像を楽しく刺激してくれる。
 
 
また、坂田敏子さんから学んだ着回し以外でも、私自身が何回も接客する中で新たな着方を発見したり、
実際着られたお客様が「見て、ほらこの着方もできた!」と発見ならぬ発明をしてくれることが結構ある。
そして、その場にいた人たち全員で「おー!すごい」と、拍手がおこる。
 
 
 
着こなし方を自分で発明しながら、着た人がどんどん楽しく解放されていくのがわかる。
こうした、楽しみを共感し合える瞬間が私は大好きだ。
 
 
 
 
 
 
 
さて、着回しもさることながらmon Sakataの服ですごいなと感じるのが、
楽しい知恵がちりばめられた生地の面白さと、毎日着たくなる素材の心地よさ。
 
 
 
mon Sakata
左/薄手の白地木綿に刺繍や異素材の生地が小さくパッチワーク
中/Tシャツ地+しわを活かした麻地にミシンステッチがランダムな線を描く
右/色の違う数種の糸でチェックの模様に縫われたシャツ
 
 
どれも軽くて、つかず離れずの心地よさのある素材。
 
 
 
 
mon Sakata
 
さし色が楽しくなるカラフルなカットソーも、まるで着ていないように軽く、柔らかい。
私が数年前に買ったシトロングリーンのカットソーは、気がつくと身につけている欠かせない1枚になっている。
今ではまるで自分の一部のようだ。
 
 
 
 
mon Skata
 
mon Sakataの手編み機でつくられたニットは、敏子さんが信頼しているただ一人の手から編み出される。
敏子さんが糸の特徴を見て触り、考えられたデザインから、その方の熟練された手仕事で生まれたニット。
どれもしなやかで、うっとりするほど素敵なものだ。
彼女はもう70才に近いらしく、このすばらしい着心地のニットの今後が気になるところ。
 
世界にひとつしかないたからもの。
 
Shoka:の田原のお気に入りは、DMに使われているニットと同じ形のもの。
ワードローブの中でも一番活躍している8年選手!

 
 
 
 
 
mon Sakataの服には、坂田さんが素材に触れながらして来た創意工夫が自然な形で生きている。
 
坂田さんはお父様によく「竹」のような人と言われてきたそうだ。
実際お会いしてもなるほどとうなづけるし、服たちを見てもそのたたずまいが醸し出されている。
驚くほど柔軟で、とてもしなやかなのだ。
 
 
 
 
変化を楽しみ、しなやかであること。
そんなmon Sakataの服は、私たちを解放し、笑顔にする。

 
 
 
 
 
2年ぶりですね、mon Sakata展は、29日の日曜日まで。
ぜひ遊びにいらしてください。
 
 
 
 
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mon Sakata展
 
「2年ぶりですね mon Sakata展」
 
4月20日(金)~29日(日)
初日には坂田敏子さん在廊予定
12:30~19:00
※初日はトークイベントを開催のため、18:00までの営業となります。
  
素材を手でしっかりと味わってから作られるmon Sakataの服。
逆さまにしたり、重ねたり、自由な着こなしが自分流に楽しめる。
洗ってくたくたになってからがまた気持ちがいい。
自由な発想、自由な着こなし。
ニットは8年前に買って、一番のお気に入りの麻のニットを
坂田さんがリバイバルで作ってくれました。
本当にいい形です!
ちなみに上の写真のパンツは「gagaパンツ」という名前だそうです。
2年ぶりのmon Sakataが楽しみです。
 

 
 
 
5月の展示のご案内*****************************************************************
mina

             NO BORDER, GOOD SENSE

             三谷龍二 木工デザイナー
                    +
              安藤雅信 陶作家
                    +
           皆川明 ミナペルホネンデザイナー
 
 
 
場所や時間やジャンルを超えて、一緒にもの作りをしたわくわくが形になりました
「すきな時に、すきなところで、すきな人達と一緒に作ったもの」
友人達とピクニックに行きたくなるような、楽しい世界が初夏の沖縄に集まります
 
 
 
 
5月11日(金)~20(日)12:00~19:30
*初日のみShoka:は18:00にてクローズいたします*
 
コラボレーションのうつわたち/三谷龍二の木の器/安藤雅信の陶器/ミナペルホネン 雑貨とランドリーの服
 
 
 
 
 
 
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NO BORDER, GOOD SENSE 初日のトークイベントのご案内
NO BORDER, GOOD SENSE
 
 
 
 
ON BORDER
 
三谷龍二+安藤雅信+皆川明 トークイベント
 
5月11日(金)18:30~
 
企画展「NO BORDER, GOOD SENSE」の開催にあわせて、トークイベントを開催します。自分の感覚を軸に仕事を確立している3氏が、時間や空間の境界線を越えて、コラボレーションをした今回の仕事。その制作を終えて、それぞれが自分のBORDERに立ち返って、今回の仕事を振り返る時間。
ものをつくるという事、それぞれが大事にしている事など、聴きたい事は山ほどあります。今回はミナ ペルホネンの皆川さんがインタビュアーになって、話し会を進めてゆくそうです。私たちもとても楽しみにしています。
 
日時: 5月11日(金)
開場: 17:30
講演: 18:30~20:00
 
<完全予約制>
定員に達し次第閉め切らせていただきます
*当日のみShoka:は18:00にてクローズいたします*
 
会場:  Roguii  沖縄市与儀1663 098-933-8583
参加費:1ドリンク、軽食付き1500円
 
 
予約方法(必ず5/11のトークイベントの予約と明記ください) 
1 全員のお名前
2 人数
3 メールアドレス
4 携帯番号
5 車の台数(駐車場スペースに限りがございますので、乗り合わせのご協力をお願いいたします)
6 住所(Shoka:からイベントの案内が欲しい方のみ記入をどうぞ)
 
shoka.asako@gmail.com  関根までメールでご予約ください。
◯Shoka:の展示期間中はお子様連れも大歓迎ですが、今回はお話に集中していただきたいことから大人のみのご参加とさせていただきます。ご理解のほどお願い申し上げます。
◯当日は立ち見の可能性もございます。予めご了承ください。 
◯先着順で定員に達ししだい、締め切りとさせていただきます。
◯ご予約のメールをいただきましたら、こちらから返信をもちまして予約完了といたします。
◯2日たっても返信が届かない場合は、お手数ですが080-3221-8135 関根までご連絡くださいますようお願いいたします。
 
*4月7日発売のミセス5月号180p~189pに特集が載っています*
*CASA BRUTUS 5月号にも3氏のコラボレーションの記事が掲載されています*
 
※ たくさんのお申し込みをありがとうございました。こちらのトークイベントは定員に達しましたので、ただいまキャンセル待ちにて受付させていただいております。楽しみにされていた方は大変申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 
 
 
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NO BORDER,GOOD SENSE 期間中の食事会のご案内
NO BORDER, GOOD SENSE
 
 
 
 
「手のひらで水をすくう」
名前のない料理店小島圭史氏による沖縄食材のフランス料理
 
 
NO BORDER,GOOD SENSEの展示にあわせ、2日間限定で食事会を開催します。
席数に限りがございますので、<完全予約制>とさせていただきます。
 
日時/5月12日(土)・13日(日) 
12:00~
13:40~ 
各1時間半の2回 各10名様ずつ
 
料金 3,000円
 
 
小島シェフは「NO BORDER,GOOD SENSE」という言葉を感じた時に、
すべてが水でつながっているという事を料理で表現したい、と思ったそうです。
三谷さんや安藤さんの器の上に、どんな世界が広がるのかとても楽しみです。
素材は、旬の野菜や山草を中心に、魚介類を織り交ぜて。
 
*小島シェフの通常のコース料理は一人5000円~のものになっていますが、今回は通常より少しだけラフなスタイルとなります事をご了承下さい*
 
 
 
 
予約方法
・ご希望の日にちと時間
・全員のお名前
・人数
・メールアドレス
・携帯番号
・車の台数
(何人かでお越しの際は乗り合わせのご協力をお願い申し上げます)
・住所(Shoka:の案内が欲しい方のみ記入でかまいません)
上記を明記のうえ、
shoka.asako@gmail.com 関根までメールでお申し込みください。
(必ず食事会の申し込みと明記くださいますようお願いいたします)
 
 
○先着順で定員に達ししだい、締め切りとさせていただきます。
○ご予約のメールをいただきましたらこちらから、返信をお送りいたします。
2日経っても返信が届かない場合は、080-3221-8135までご連絡ください。
 
 
 
Shoka:
住所:沖縄市比屋根6-13-6
電話:098-932-0791
http://shoka-wind.com
 
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