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文 金城由桂 写真 金城由桂 / Shoka:

 

shoka

 

 

梅雨が明けて、今度は台風の襲来に翻弄される沖縄。
夏本番がやってきた。

 

 

台風が続いて発生しているとの事なので、台風と台風の間の休みを利用して中村家住宅へ出かけた。
中村家住宅は、戦前の沖縄の屋敷構えが見れる北中城村にある国指定の重要文化財だ。

 

 

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天気に恵まれ、浮き足立って門をくぐる。
観光客の方の群れに混ざりながら一部屋ひとへや空間を味わいながら進んでいく。
建造物の状態の良さと厳かな雰囲気に、大切に手入れをされてきた人々の想いや歴史を感じずにはいられなかった。

 

 

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お気に入りの場所を見つけた。
端の棟の軒先、人は誰もいない。

 

軒先に腰を下ろし、柱にもたれ全体重を預ける。
やわらかい風が首をふっと通り抜けていくと、心はだんだん落ち着いてくる。

 

 

静寂の中に身を置いてみる。

 

 

静かな時間

 

 

光できらめく木々の緑より
足下を揺らぐ木蔭の方に目がいく。

 

影は不思議だ。
黒い影を見つめていると、深い静寂にひきこまれていく。

 

 

shoka

 

 

影は不思議だ。
光がうんと明るくなればなるほど、影は濃く深く漆黒の固まりに近づく。

 

黒には全ての色が入っているように思う。
黄、赤、青、緑、紫・・・色がどんどん重なると黒に近づいていく。
そうして黒に、全てを包み込んでいる 神秘を感じてしまう。

 

 

 

静寂と神秘の色 黒をご紹介したい。

 

夏の黒は、とてもうつくしい。
黒を身につけると、少し優雅な気分になる。
私もこの夏、とっておきの黒のドレスに出逢ったのだ。

 

 

夏の黒は、重苦しいイメージから解放される素材やデザインに工夫されたものが多い。
ARTS&SCIENCE より大人のドレスが入荷している。

 

 

ARTS&SCIENCE Round cuff dress
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このドレスのコットン生地は高密度に織り上げられているが、薄く軽い。
ログウッド(別名“血の木”と呼ばれるアカミノキの心材)を発酵させて、黒を出している。
天然の草木染めは、化学染料の生地と比べると肌触りが軽く、気持ちがよい。
そして、草木染め独特の深い色と風合いが楽しめる。

 

 

 

 

きちんとした席にもお召しになれる上質なドレス。
肩から少し落ちたデザインや、袖口の可愛さが乙女の心にしてくれる。

 

黒という色は印象が強いので、苦手な方も少なくないはず。
しかし黒の中でも様々な黒があり、墨黒という色がある。

 

 

ARTS&SCIENCE Front button big slip on dress

 

 

肩の力が抜けたお洒落を楽しんでいるような雰囲気のドレス。
清涼感のあるヘンプ素材。
秋の間着にもなり、沖縄では長い期間着る事の出来る素材だ。

 

こちらも天然の草木染めなので、滑らかな着心地が感じられる。
柔らかさのある黒の色が、涼やかな印象を与えてくれる。

 

 

 

ARTS&SCIENCEだけではなく、TOUJOURS からも黒のアイテムが届いている。

 

 

TOUJOURS ボートネックタンクトップ(black indigo)
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TOUJOURSふっくらとしたカットソーコットンは着心地が抜群に良い。
ワイドなサイズ感が格好良いタンクトップ。
ハーフパンツと合わせたり、ベストとして着たり、くったりと大人の雰囲気が出る。
TOUJOURSは染めが丁寧で、染めのムラ感を出し表情のある生地作りを行っている。
黒の中にインディゴの独特の存在感を感じる。

 

 

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ミナ ペルホネンからも黒のアイテムが届いている。
ミナ ペルホネンの黒の服は、チャーミングな雰囲気があり好きだ。

 

 

ミナ ペルホネン capsella ケープブラウス
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薄くて透け感のあるシルク素材ケープブラウス。
capsella=和名でペンペン草
裾には、まるで道端に並ぶペンペン草を刺繍で描いているよう。

 

 

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風に揺れる、軽い着心地。そしてとても柔らかくしっとりしている。
シンプルなワンピースに重ねてフォーマルな装いや、デニムでカジュアルに着て楽しい黒だ。

 

 

ミナ ペルホネン tambourine コットンシルクドレス
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程よくハリのあるコットンシルク生地は高級感がある。
代表的な刺繍のテキスタイル “tambourine”今回は黒の地に黒の刺繍がほどこされている。

 

 

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シンプルシルエットのノースリーブワンピースに、アシンメトリーなデザインで“tambourine”刺繍が斬新に入っている。
幾重にも重なる刺繍が、ふっくらしたドットをつくり、円を描いている。

 

 

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世の中にはたくさん、フォーマルな黒の服はあるけれども。

 

きちんとした場に着て恥ずかしくない、それでいて日常も楽しくしてくれる黒のアイテムは、いつもあなたの味方になってくれる。

 

 

 

きっと、久々の友人に会う機会も増える夏。

 

きっと、おでかけの増える夏の夜。

 

そう、日が伸びた分だけ、もっと長く一緒にいたいと思える。

 

「色」の誘惑にも誘われながら、時に静かな夏のひとときを。

 

 

silent summer

 

 

苦手と思っている方も、ぜひ黒に挑戦してほしい。
静寂の中に神秘があって、あなたをもっと美しくしてくれる。

 

 

 

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他にもたくさんの夏のお出かけ着、普段のお洒落着が、お店に届いています。
ぜひ、比屋根のShoka:へ遊びにいらして下さいね。

 

 

 

・おまけ・

 

 

shoka

 

 

台風が去った翌日に沖縄へ到着したという、お花のような笑顔の彼女。

 

ギャルリ百草(岐阜県多治見市)の併設しているカフェの方で働いているというのです。
沖縄の人たちと触れ合う事を一番の楽しみとして、初めての沖縄にして、一人旅を決断。
Shoka: は特に行きたいスポットのひとつだったと、嬉しそうにお話しして下さいました。
ギャルリ百草の主宰、安藤雅信さんや明子さんとのご縁で、まだお会いした事の無かったスタッフの方とこうしてお会い出来、
こういった繋がりが出来た事は、とても嬉しくて心の栄養になります。

 

 

 

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shoka

 

くらしを楽しむものとこと

 

 

 

 
Shoka:
http://shoka-wind.com

 

 

 

 
12:30~19:00
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791