果実の誘惑 Turtle Forestのジュエリーたち

 

今年は台風が去っては、また台風が近づいて、天候が慌ただしい夏でした。
スコールの大雨が降った後、涼しい静かな風が吹いてきてほんの少し夏の暑さが和らぎます。
庭の蝉たちは、もうすぐ終わってしまう夏を惜しむように今日も力強く鳴いています。
こうやって少しずつ秋に向かっていくのだな、と感じる今日この頃です。

 

だんだんと届き始めた秋の服が着たいのですが、あたたかそうな素材のものはまだまだ汗ばんでしまいますよね。
そこで秋の装いにひとつ、ネックレスやピアスなどのアクセサリーで、一足早く秋を楽しんでみるのはいかがでしょう。

 

 

Turtle Forest のアクセサリー・ジュエリーたち。
ペンダントへッドに天然石のガーネットがあしらわれたネックレスです。
おいしそうな色ですね。

 

 

ぺンダントへッドモチーフの部分も、ネックレスの部分もチェーンなので首や骨格、それぞれの人の体型に合わせて馴染んで綺麗です。

 

 

 

スターリングシルバーチェーンは、アンティーク加工をしています。
少し暗めの、燻した味わいに仕上がっています。
ピーチムーンストーンがたわわに実った甘い果実を連想させます。

 

 

ピーチムーンストーンのヌーディーなカラーがより女性らしさを引き出してくれます。シルバーの鈍い輝きと天然石の甘い輝きとのコントラストが絶妙です。

 

ゴールドカラーのネックレスもあります。

 

 

限りなく白に近いヴィンテージホワイトのチェコグラスビーズが可憐に首元で揺れるネックレス。
グラスビーズもとても古い物が使われています。
使用されているゴールドフィルドチェーン(アジャスター付き)は金メッキよりもはるかに金の層が厚く、表面の金が剥がれて来ることはなかなかありません。
使い込むほどに、味わい深く落ち着いた金の色合いになってくるのもまた楽しみです。

 

 

同じくヴィンテージグラスビーズを使って作られたネックレスとブレスレットを並べて見ました。
上の方は新品のネックレスで下の方が、私が普段身につけているブレスレットです。

 

使い込んでいくと、ビーズもゴールドチェーンもほんのり落ち着いた色に育ってきて、初めの輝きも好きでしたが今の落ち着いた感じもとても気に入っています。

 

こちらは天然石のカイヤナイトを使ったネックレス。

 

 

ベリーの実のようで弾けそうに詰まっていてかわいいですね。

 

どうも私には、Turtle Forest のジュエリーは熟れた果実を連想させるようです。
甘くてジューシーな果実に誘惑されてしまいます。

 

 

その他にもゴールドチェーンやスターリングシルバー、トルマリンやクリスタルなどが入ったピアスも。

 


 

思い思いに作られたピアスはとても独創的で、遊び心のあるものばかり。

 

 

片耳にアクセントとしてつけて、表情豊かにとても楽しいピアスです。

 

1900年代初頭のアンティークビーズだったり、ヴィンテージのビーズ、チェコグラスビーズなど、使うひとつひとつのビーズの粒たちが本当に個性的で味わいのあるものばかりなのです。

 

Turtle Forest の選ぶ素材と、作り出す独創的なシルエットがとても面白くてみなさんにご紹介したくなるのです。

 

 

今回ご紹介したのはいくつもあるTurtle Forest のつくるジュエリーの中でもjuliette apartment というシリーズ。
日常にスッと入って、寄り添っていてくれる感じがしてとても好きです。
私には “juliette apartment ” の中に、今はしまい込んでしまったほんのり甘酸っぱい懐かしい気持ちのようなものも込められている感じがしてしまうのです。

 

 

juliette apartment とは、N.Yアムステルダム街にあったレンガ造りの古びたアパートの名前から、そう名付けられました。
アパートそれぞれの部屋に個性があるように、気分次第で自由に作っているライン。
少し控えめで可憐な印象は、普段使いにぴったりでさりげなく取り入れたくなりますね。

 

さてさて、8月よりShoka: に新しくメンバーが加わりました。
今回モデルをしてもらった、がじゃ なつこちゃんです。どうぞよろしくお願いいたします。
朝から撮影をしたり、メールや電話、店頭でお客様との対応をしたりと毎日お仕事を覚えるのに一生懸命です。
とっても可愛い笑顔で迎えてくれますのでぜひ、お店で声をかけてあげてください。

 

 

Shoka: には服や靴、ジュエリー。器。暮らしを楽しむものたちが入荷してきて、少しずつ秋の足音が聞こえてきました。
ミナ ペルホネンからも、空気の精と名付けられたテキスタイルの”Ariel”というドレスなど。
水彩画のような柔らかいタッチで表現された図案は空気の精にも秋に実る甘い実のようにも感じられ、秋の訪れを感じさせます。
少しレトロな雰囲気がかわいくて、さやかちゃんもにんまり。

 

 

沖縄ではまで少し早い秋を感じに、どうぞ比屋根の丘に遊びにいらしてくださいね。

 

 

 

写真・文   金城 由桂

 

 

 


うるしのうつわ  赤木明登

 

九月十五日(土)〜二十四日(月)

 

一人の作家の作品を使い続けると言うことは感慨深いものだ。二十年ほど前のこと。赤木明登氏の作品に感じた垢抜けた感覚。漆器という範疇を越えて私の生活の中にやってきたのは黒い器たち。
平成二十六年。この仕事をして四半世紀を迎えた赤木さんの器には円熟した色気があった。血のように生き生きと艶のある漆器が新鮮で、赤に生命を感じた。私の毎日のお椀はこの力強い器たち。
そして去年久しぶりの再会で知った白漆の器たち。彼らは静かに赤と黒の中間にいて、まるであの世とこの世を繋ぐように存在しているように見えた。

 

工芸の道を歩いた人々。その人々の記憶が一人一人の工人の中に宿っている。その記憶が彼らの手を通して作品に宿るのだろう。赤木明登氏のうるしのうつわたち。今回はどんな世界をみることができるのか楽しみでならない。

 

店主 田原あゆみ

 

 

 

 

 

暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com

 

 

 

 

 

 
 

 

沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791(火曜定休)
営業時間 12:30~18:00
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