「コンパにたくさん行って理想が高すぎたってわかった」「運命の人はもう死んじゃってると思ってた(笑)」

対談メンバーと彼氏データ
三津子:30代半ば 3歳年下の彼氏とつき合って1年半
七絵:30代前半 7歳年下の彼氏とつき合って半年
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– – – 私たちの彼、両方彼女持ちでした・・・


三津子:私はずっと彼氏欲しいってすっごい思ってたけど、七絵は?


七絵:私はもうあきらめてた。運命の人は死んでると思ってたよ(笑)。


三津子:私も、「大好きな人とこれから出逢って結婚するのはもうムリかも」と思ってたけど、時間が経てば経つほど不利になっていくから1日も無駄にせずに行動してた。コンパめっちゃ行ったし、行ったら必ず誰かと仲良くなるようにして。その場では成果なくても、仲良くなった人とまた他の飲み会できたりするから、先が繋がるでしょ。数こなすっていうより、一回一回のコンパを大事にして、行ったら必ず可能性を探ってた。それに、友達も心配してコンパ設定してくれてたから、その好意を無駄にはできない!っていう気持ちもあったな。


七絵:そうだね。誘われたら私もとりあえずは行ってた。


三津子:あきらめたらもう、出逢いって全然ないじゃん? 素敵な人はすでに彼女がいたりするから。


七絵:そうそう。私の今の彼氏も、当時彼女がいたけど先輩からの誘いを断れずにコンパに来てたから、つまり「彼女持ち」だったんだよね。


三津子:え~!そうなんだ!


七絵:そう。で、コンパで私と出逢って、彼女と別れてから連絡してきてくれた。


三津子:じゃ、ちゃんとけじめつけてきてくれたんだね。


七絵:うん。だから、つき合ってる彼女がいても隙はあるんだよね(きっぱり)。


三津子:名言出た(笑)。そういえば私の彼氏も、出逢った当初は彼女がいたんだよね。でも、その後結局私の所にきてくれたんだもんな~。


– – – 無欲の勝利! ガツガツしてはいけない・・・


七絵:そうなんだ、一緒だ~。三津子はどうやって出逢ったの?


三津子:実はさ、コンパに行って、その隣のテーブルでやってる飲み会に彼がいたの。


七絵:へ~!おもしろい!じゃ、正確にはコンパで出逢ったわけではないんだね。


三津子:うん。だからやっぱり「外に出る」っていうのは大事だよね。コンパ自体に行かなきゃ彼氏とも出逢ってないわけだから。で、自分から声かけて、一緒にその場を出て・・・お持ち帰り(笑)でも、一夜限りだと思ってたんだよね、連絡もないだろうと思ってたし。そしたら「会おう」ってメールもらって、時々会うようになって。年下だから子どもっぽいところもあってあまり相手にしてなかったんだけど、そのうち遠距離になっちゃって、それでも連絡くれて。沖縄にまた戻って来てから「つき合おう」って言ってくれて。だから、つき合うまでに結構時間かかってる。


七絵:きっかけとしては、三津子から誘ったんだ?


三津子:そう、下心で(笑)。


七絵:下心ってことは、彼氏が欲しいっていうより性欲?(笑)。出逢いの場でガツガツ感出すのは良くない気がする。その場を楽しむ気持ちが大事っていうか。


三津子:そうそう、ガツガツ感があるとひかれちゃうんだよね。「彼氏にはならなさそうだけど、別にそれでもいいや」っていう態度くらいのほうが、男は狩猟本能で女に寄ってくるんだなって思った。「つき合おう」「結婚しよう」っていう気持ちが私に微塵もなかったのが良かったんだと思う。


七絵:無欲の勝利だよね。


三津子:そうそう!無欲っていうか・・・性欲の勝利?(笑)。「お給料のいい人が良い〜」って思ってた時期も前はあったわけ。例えば、公務員?素敵〜☆ みたいな感じでしおらしい顔して近づいていったら、きっとそれに感づいて・・・じゃないかもしれないけど、あんまり魅力を感じてくれなかったんじゃないかと思う。だから、同じ三十路でも近づき方次第で違って来ると思うよ。



七絵:でもさ、「30代になったら女からぐいぐい押していかないと彼氏はできないよ〜、男は自分から積極的には来ないから」って言う人もいるよね。


三津子:そうだね、聞いたことある。その「押し方」によるんじゃないかな?「結婚したい〜」「お付き合いしたい〜」みたいな気持ちが強すぎると男はひいちゃいそうだから、「気ままに恋愛楽しもう!」ぐらいの気持ちでいた方が、自分の本当の魅力が出る気がする。


– – – 人の魅力は、素の自分でいることで伝わる


七絵:確かに、私もな〜んにも飾らなかった。良く見せようとも思わなかったし。


三津子:私は普段は良く見せたいと思っちゃうほうだから、絶対本当の自分なんか見せないわけ。でも、自分のやりたいようにやっていれば、相手にも本当の自分をよく理解してもらえると思う。


七絵:じゃあ、三津子は今の彼との時は自分を見せたの?


三津子:うん、見せまくり(笑)。だってほら、もともとお付き合いしようっていう気持ちもなかったわけだから。で、私、今までの彼に怒るってことがほとんどできなかったの、優しくておしとやかでお利口さんなイメージを持たれたかったから。でも今の彼には怒ることもできたんだよね。それに結構わがまま言ってた、も〜自由きまま!待ち合わせの時間を土壇場で「私忙しいから1時間遅れるね〜」とか言ってのばしちゃったり、「疲れてるから会えない」とか。今考えると超自分勝手!


七絵:私も好き放題やってたな、確かに。


三津子:だから、素敵な人を見つけたら、勝手に誘って勝手に好きな所に遊びに行ったら良いと思う。


七絵:それが「ガツガツ」と違うところは、断られても平気なところかな。ガツガツしちゃうと、ほら、断られちゃうともう「あ〜またコンパ失敗〜」って思っちゃいそうだけど、目的が結婚でも彼氏でもなくその場を楽しむことだったら「ま、いっか」て流せる気がする。


– – -コンパの数をこなしたら、 自分のことを過大評価してたってわかった


三津子:七絵はさ、今彼氏がいなかったら、やっぱりコンパ行く?


七絵:コンパで「見つけよう」とは思わないけど、行く。


三津子:うんうん、わかる。コンパって彼氏をゲットするためだけの場じゃなくて、色々学べる場でもあると思うんだよね。がっかりするコンパも多いし、自分のタイプがいるコンパなんてまずないし、やっぱり素敵な人はまずコンパには現れないしって思ってた。でも私はコンパに沢山行ったことで、自分の理想がどれだけ高すぎたかっていうのもわかったし、得たものが多かったから行って良かったって思う。


七絵:理想が高かったって、どうして思ったの?


三津子:あのね、これ説明するのが難しいんだけど、コンパにくる男性って、あんまりそんなに魅力的な人いないさ?でも、それって結局は自分に見合った人なわけよ。例えば「金持ちの弁護士と結婚したい!」と思ったって、それは自分と対等な相手じゃないわけ。もしそんな人と結婚したくて、ちゃんと自分も勉強したり、何かを達成したりしているのならそれを求めても良いけど、何も頑張ってないのにそれを求めてもしょうがないんだな、って。だから、「コンパに来る男性は魅力的じゃない」ってさっき言い放ったけど、結局自分もその男性と同じくらい魅力的じゃないんだなって、同じレベルなんだなって思うようになった。でも、そういう人もよく話してみると性格が良かったりするんだよね。


– – – つらいコンパの席も、臨むスタンス次第


七絵:私はただ飲み会みたいな感じで行ってたし、今彼氏がいないとしても、同じスタンスでコンパ行くかも。今の彼氏に出会う前も探していたわけじゃなかったから、ほんとラッキーだったと思う。


三津子:きっかけはでもコンパだったんだよね?彼に気に入られたんだよね?


七絵:そう。でもその時彼には彼女がいたから連絡ができなかったって。


三津子:だからやっぱりコンパはなんらかのきっかけにはなるよね。


七絵:うん、行くことは大事。家の中にこもってたら、まず無いよね、出逢い。でも、周りに「コンパ行き疲れた、もうやりたくない」って人いるけど、それはきっと、探そう探そうとしてたり、つき合いたい!って気持ちが強すぎるからだと思う。そういうスタンスで行くとガッカリが大きいけど、ただ「楽しみたい」って気持ちで行けば、色々な人との出逢いの場だと思えるし、がっかりすることは無いと思う。





– – – 告白してくれてありがとうございます


三津子:七絵の理想って30代に入ってから変化あった?


七絵:元々理想自体が無くて、つき合おうっていわれたらとりあえずつき合ってみる。告白してくれてありがとうございますって思うし。


三津子:じゃあ、今まで結構いっぱいつきあってきた?


七絵:どうだろう?でも、恋愛は沢山してきた方だと思う。もちろんフラれたことも・・・。辛いこともいっぱいあったよ。


– – – 男がロングラン彼女と別れを決める理由


三津子:そっか・・・七絵の今の幸せは、やっぱりただのラッキーじゃなくて、今までの努力の上に成り立ってるんだね。ところで、七絵の彼は元カノとどうして別れたの?


七絵:「頼りたい時に支えになってくれない」って、元カノに言われたらしいよ。


三津子:相手いくつ?


七絵:1歳上って。だから私の6歳下。5年くらいつき合ってて「いつ結婚するの〜?」って周りからは言われてたみたい。


三津子:でもさ、大体の場合、「この人とはやっぱ結婚できない」って思って別れることが多いのかも。私の彼も5年くらいつき合った彼女がいて、そろそろ結婚してあげないといけないなって思ってたんだって。でも「だらしないから」って理由で彼女とは結婚しなかったんだって。だから私もだらしなくできないんだけど(笑)。その元カノ、仕事も割と簡単に休んじゃったりってところもあって、そういうのが嫌だったみたい。





– – – 30オーバーの女性の魅力って例えば


七絵:「30越えるとぐぐんと需要が減る」ともいうよね。30=結婚直結って思われちゃいそうだし。


三津子:でもさ、30になったら逆に、年下男子からしたら「大人の女性なんだ」って思われる魅力が出てくるんだよ。20代の頼って来る女の子とは違って、自立して、一歩先を歩いてる大人の女性の魅力が出てくるの。何もしなくてもちょっとそういう風に見えるし、30越えると自然と自分もそういうスタンスになれた。「男の人に頼ろうとしちゃダメだな」って。自分でなんでもできるし、30代の男って想像してたほど大人じゃないんだなってわかってきて、頼る気もしなくなるから、それが自然と魅力になって来るんだと思う。だから、年下男性が良い人はそこをうまく利用して(笑)、魅力にすることはできると思う。だから、総合ポイントはそれほど変わらない気がするよ。でもやっぱり、「結婚して欲しい!」「つき合ったら結婚前提必至よ!」って顔してたら急にポイントは下がると思う。


七絵:そっか、彼の元カノが「頼りたい時に支えになってくれない」って言ってたのは、やっぱり彼女が20代だからか(笑)。


三津子:そうそう。でも七絵はそういう考え方しないでしょ?


七絵:うん。別に頼りたい相手も彼氏も探してたわけじゃなかったから。そういえばさ、彼氏に転勤の話があって、「その時はついてきてほしいけど、でも、七絵は今の仕事が似合うからやめないで欲しい」って言われた。


三津子:え〜〜〜〜!!


七絵:嬉しかった☆


三津子:すごーい!仕事してる七絵のこともひっくるめて好きなんだね、おしゃれで可愛い七絵だけじゃなくて、責任のある仕事をまじめにこなす七絵のことも好きなんだね、きっと。


七絵:そうなのかも。


三津子:若い子ってさ、あるとき必ず年上の女性に興味をもつ時期がくるんだと思う。結局さ、男性も頼られるの苦しいんじゃない?(笑)。彼とつき合ってても思うけど、忙しそうだなって思ったら「会えないの?」ってメールするよりも「おつかれさま、電話しないで良いからゆっくり休んでね」って、そんな余裕を持ってメールすると本当に喜ぶんだおよね。でも、それは若い子にはなかなかできないさ?


七絵:うんうん。確かに、愛情を言葉で示せだとか会う頻度で示せだとかっていう考え方はなくなるね。
思いやる心や感謝で示して欲しいし、自分もそうしたいと思うね。


三津子:そうそう。だからそういう恋愛上の余裕みたいなところはすごい大きな魅力になると思うよ。


七絵:逆にその魅力をのばせずに、無駄に30代になっちゃうといけないってことか。


三津子:そうかも。


七絵:でも、彼が残業で帰りが遅くて、私が先に寝ちゃってる時、彼が帰って来た音を聞きつけて玄関まで走って迎えに行ったりすると、彼、すごく喜ぶ(笑)。


三津子:あはは!甘えられるのもそれはそれで嬉しいんだろうね! 七絵可愛い〜!でも、それって本当に寝てるの?


七絵:うん、寝てる。え?、 三津子、装うの?


三津子:うん、私はそういうの装っちゃうタイプ(笑)。本当に寝てる時は意識がないから玄関までお迎えなんて行けない(笑)。なんて言って彼は喜んでるの?


七絵:「こんなに大人なのに〜」って(笑)


三津子:大人の女性が俺に甘えて来る〜っていう嬉しさもきっとあるのかもね。


七絵:大人の女の余裕と、子どもみたいな一面との、ギャップ(笑)。



七絵:今彼氏いない状態でコンパに行って、素敵な人がいたら、三津子、どうする?戦法(笑)。


三津子:う〜ん、ガツガツしない方法で近づく。


七絵:というと?


三津子:2人でご飯行こう〜とかじゃなくて、「今回楽しかったから、また次回人数集めていこ〜」みたいな感じかな。


七絵:うんうん、同感。したたかに行くかも(笑)


三津子:ほんと、ガツガツ行ったら終わりだからね。


七絵:ガツガツ行ったら、ひかれるか、一夜限りで終わっちゃうか。


三津子:一夜限りって・・・ひかれるより悲しいでしょ、それ。