» 地元自慢・石垣島編/島の大自然が創作の源泉。お店は誠実なとこに限る!

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「俺、とっても二日酔いになるんだけど、そんなときとか何も体に入らなくなるの。でも石垣島冷菓のかき氷は食べたら、は〜って元気になるの」

 

石垣島育ちのデザイナー、池城さんが好きになるお店は誠実なお店。

 

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「俺が好きなのは、パイン味。丁寧に真面目に作っているのがわかる味だよ。石垣はね、パインがすっごい美味しいの。本島よりもここが2度ぐらい気温が高いから酸味と甘味のバランスが本島より良いんだってよ。ここのパインかき氷は、シロップとかじゃなくて、石垣のパインで作ってるの。このパインソースがちょっと酸っぱいわけ。で、その上に黒砂糖をかけるのが美味しいの。氷自体にもほのかに甘みが有るわけ。パインが氷の上じゃなくて下にあるのは、上にのせたら氷が沈むからってよ」

 

石垣島冷菓
沖縄県石垣市字大川305 玉城アパート1F
0980-88-6077
http://isigakijimareika.ti-da.net

 

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少し時間を空けておそば屋さんへ。もちろんここも誠実なお店。

 

「俺のね気になるポイントは、アチコーコーで出てくること。あと、基本のそばが500円超えるとそばじゃないと思う。もちろん軟骨ソーキとかは肉いっぱい入ってるから500円でとは思わないけど。そばは、フランス料理でもなくて高級料理でもないからさ、大衆料理だから。そばが高いと俺がTシャツをさ、15,000円で売ってるようなものだと思うわけ。俺はやらない。Tシャツは毎日毎日着るものだから2,000円とかで売りたいの。そばもそうだと思うから。500円でだしてると真面目なそば屋さんなんだなと思う」

 

池城安武

 

「俺のそばルートは、長一楼 、小松、五升庵の3つなんだけどさ。長一楼は王道なの。五升庵はヤギが美味しい。小松の汁はね、ちょっと甘いの。この甘さがいいわけ。二日酔いのときに欲しくなる。このちっこいサーターアンダギーは、おまけだよ! うれしいよね」

 

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八重山そば処島料理 小松
沖縄県石垣市新川2460-1
0980-87-0779

 

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ガッジョディーロ

 

二日酔い話が多く、お酒ばかり飲んでいると推測される池城さん、お酒の飲めるお店もひとつ。

 

「ここはね、外国に行ったような感じになるの。昔よく外国旅行してたの。特にヨーロッパを多く旅行してたんだけど、ガッジョディーロはね、そんな雰囲気があるんだよ。オーナーのゆうくんが友達なんだけど、ゆうくんは外国に留学してたりしてて、お店全部手作りで、そんなやってお店の雰囲気が出来てるんかなと思ってる」

 

ガッジョディーロ

 

「この大っきいヤギのパネルね、ゆうくんからロゴと壁の壁画作って欲しいって言われて作ったの。うれしかったなー」

 

ガッジョディーロ
ガッジョディーロ
ガッジョディーロ

 

「ゆうくんが腕を見込んで誘ってきたかっこいいにーにーが料理しているんだけど、料理もね、すごい美味しい。外国の味。俺もロンドンにいるときシェフしてたんだけど、丁寧に作ってるか作ってないかは食べたら分かるよね。とっても丁寧に作っているはず。美味しいって評判だからいつも人がいっぱいだよ」

 

ガッジョディーロ
沖縄県石垣市美崎町10-7
0980-87-8270

 

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「石垣島にはね、おっもしろいアーティストが結構いるんだよー。驚くやつ見せるからT&A(ティーアンダ)に行こう!」

 

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「このカニさ、チェーンソーで作ってるんだよ!すごいよね! 都築さんっていう人が作っているんだけど、島の木を使っているから、匂いも島の匂いだなーって思うの」

 

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「でね、こんなダイナミックなのを作るのに、木べらみたいなキッチンものも作るの」

 

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「都築さんの作品が大好きだし、ほかにもいいのがあるの。八重山をモチーフにしたジュエリーとか。オオゴマダラのピアスとか、石垣には孔雀がたくさんいるんだけど、その羽根を使ったアクセサリーとか。島在住のアーティストのものが集められてるんだよ」

 

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「で、俺のもおまけで置いてもらってるの(笑)」

 

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T&A ISHIGAKI(ティーアンダ石垣)
沖縄県石垣市大川205-5 桜川店舗1F西
0980-87-0498
FBページ

 

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池城安武

 

街なかを回った後に案内されたのは、なんと島の裏側の川平の端っこ。ずいぶんと遠くまで…と地図で見ると思いましたが、30分もかからずに到着。

 

「石垣に帰ってきたばっかりの頃はね、俺、バイクで徘徊してたのずっと。面白いとこないかなって。石垣はドライブするしかないから。バイクだから細い道とかあっても全部下りれるさ。だから、面白とこないかなってバイクでぐるぐる回っていた」

 

池城安武

 

「でねここが気に入ったの! ここに夕陽が沈むのがとても綺麗だわけ。あと、浜まで下りてって魚とるの。ちょっと前まで本当にビンボーでさ、食料はしょっちゅう海で調達していたわけ。あの岩の辺りまで行ってたよ。でもね海は怖いからね。皆にも気をつけてほしいね。その頃、一人でリーフまで行って、気付いたらリーフに取り残されたことがあるの。潮が満ちてきてさ、海にぽつんって取り残されて。陸の方を見たら、知らないおじぃがいて、俺のことみたの。それでちょっと安心して、頭に携帯もって泳いで帰れた。緊張してて気づかなかったけど、浜についたら血だらけでさ。だから、気をつけてほしいことは、一人で海に貝採りに行ったらちゃんと潮の満ち引きをよんで安全に気をつけましょう。これ絶対書いといてね!」

 

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なんの目印もない、道案内も出来ないような海は最高の自慢の場所。でも、どのガイドブックにも載っているバンナ公園もすごいという。

 

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「バンナ公園は島に帰ってきてからいいなって思うようになったの。高校のときとかは普通に思ったんだよね。バイクで走った時に、なんて面白いんだろうって思ったの。山と海が一緒に見れる所がいいよね。左に海、右に山。季節の花とか咲いてるのもいいしね。やっぱりアートの先生は、自然で宇宙なので」

 

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「あとね天然記念物とか、珍しい植物がいっぱいなの。ここに来て写真撮ってたら、テレビの取材に遭遇したこともあるよ。リュウキュウアセビっていう野生では絶滅してしまった花があるんだけど。昔は名護のどっかで、1輪だけ確認されたのが最後っていう珍しい植物でさ、石垣はそれがばぁ〜っと咲いてるよ〜っていう取材していた」

 

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「あとね、孔雀もいるよ。害鳥って言われてるけど。あ、孔雀なんて泣くか分かる? みやぁ〜みやぁ〜って鳴くんだよ。俺、ここにランニングにも来るんだけど、ランニングしているときに孔雀が俺の頭の上を飛んだわけ。それが幻想的だったー」

 

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「バイクでもランニングでも、走りながら自然を感じられるっていうが気持ちいい。あとね、バイクに乗って風を感じると勇気が生まれる、的な(笑)。石垣にいてバイクに乗ったら、頭が覚める気がするんだよね」

 

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「見せたいところがもう一箇所あるからついてきてね」

 

素直に付いていき、安武さんのバイクが止まったのは森の中。

 

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「俺の頭の上見てみて! すごい高い木でしょ!これ。俺も森林組合の人に聞いてうろ覚えなんだけど、樹齢200年くらいで沖縄でも最大級の琉球松だよ。しかも3本も並んでるからとってもかっこいいの。沖縄本島で10年ぐらい前にね、松が全部松くい虫にやられて、山が紅葉したみたいに全部赤くなってたのわかります? 全部松が枯れちゃった。石垣には被害が来なかったらしくて、三本のでっかい琉球松が残ってるの」

 

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「これも刺激になったよね。ゴツゴツした幹肌とかかっこいいしね。全部同じように見えてランダム作られた柄でしょ。それが上にわぁ〜と登っていって、自分をおおいかぶっているような感じがすごい。木に妖精っているのかなって思ったりしたら、きじむなーじゃないけど、別の妖精があの木にいるっていうのが分かる気がする」

 

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街に戻り、最後のおすすめスポットへ歩く途中、足を止める安武さん。

 

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「見て、このアンガマー。アンガマーなのに手足がついてるイレギュラーなタイプ。俺のおじいちゃんが作ったの。生きてたら100歳くらいかな。指物大工でさ、木工芸を作っていて、アンガマーとか西表山猫とかシーサーとか、シーサーの置物も俺んちにいっぱいあるんだけど、それも全部じぃちゃんが作ったものなの。でね、このアンガマー、毎年小浜島の祭りに出張するって(笑)。で、そのときは人に交ざって座っているらしい。なくなっちゃってるけど、前はキセルを持ってたんだって」

 

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「最後はね、ここ! 俺のお店(笑)。ICHIGUSUKU MODE っていうの」

 

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「Tシャツとか、ファブリックパネルとか、蝶ネクタイとか色々あるよ。住宅街でわかりにくいのに、探して来てくれるから嬉しいよね」

 

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「店の上で、こうやって作業していることも多いの。だから閉まってても声かけてね! ドアに電話番号を貼っているので(笑)」

 

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池城安武

 

今年(2017年)沖展賞を受賞した池城さんの評判は海外にも渡っていて、台湾からもラブコールが。

 

「この月モチーフはね、前に作ったものなんだけど、台湾のね舞台装飾で使ってもらえることになって、沢山刷ったとこなの」

 

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「これは石垣のカンムリワシと月。俺ね、島に帰ってきてよかったなーって思ってるの。こんなに楽しく創作活動ができるのって島だからだと思うの。島にいる方が、島の外に広がる可能性も大きい気がするし、石垣島ってのが俺には最高の場所だなって思うの。だから、これからもずーっと島から離れるつもりはないの」

 

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ICHIGUSUKU MODE
http://ichigusukumode.com
沖縄県石垣市字新川286番地
0980-87-5282
info@ichigusukumode.com