うす焼きせんべいお土産の定番「塩せん」の薄いバージョン。トッピングプラスでさらに楽しい!


 
「アイスの甘みって塩せんにすごく合う!
ちょっとじゃなくて、これくらいたっぷり乗せたほうがおいしい。
子どもたちはディップする感じで食べるのも楽しいはずね」
 

 
「この薄いタイプの塩せんは最近見るようになった。
ほら、オーソドックな塩せんは厚みがあるでしょ?
あれの薄いバージョンなんだけど、
手軽に食べられるし何よりおいしい!
 
内地の友達が沖縄に遊びに来たら、
帰るときに県産品をお土産にあげるんだけど、
これもよくあげてる。
好評だよ、きっとみんな好きな味だと思う。
しかもいっぱい入ってるから、自宅用にもよく買うよ〜。
おいしいからすぐなくなるんだけどね」
 

 
「チョコもいいけど、バニラの方が合う気がする〜。
シンプルな味同士、合うのかも。
こうやって食べると本当に止まらなくなるよ、おいしくて」
 

 
「塩せんといったら、
うちなんちゅはチョコと合わせることが多いよね」
 

 
「このチョコ、『いっせんまちやー』で昔は10円で売ってたな〜。
今は20円なってる。
塩せんも1枚10円とかでバラ売りしててさ〜。
小学生とかってお金ないから、
いかに低価格でおいしいの食べられるかって考えて、
みんな塩せんとチョコをセット買いしてたよね。
なつかしいな〜」
 


 
「昔ながらの厚みのある塩せんは
上にチョコをのせてそのまま食べてたけど、
薄焼きバージョンは挟んでみようかな」
 

 
「う〜ん、おいしい!
でも・・・昔たべたあの味とはちょっと違うね。
うす焼きの方が少しだけ塩っけが強いかな?」
 

 
「うん、そうそうこの味。思い出す〜!
私たち世代が小学生の頃にはみんなやってたよね〜。
今食べてもおいしいね。そして懐かしい。
うす焼きでも普通の塩せんでも、
お土産に買うならぜひこのチョコとセット買いしてほしい!
塩せんはチョコがセットでついてるのもあるけどね。
 
あとさ、これは中部のひとしか知らないかもしれないけど・・・」
 

 
「乾燥梅干しと一緒に食べるとおいしいわけ〜。
梅干しを塩せんにこすりつけて味をうつす。
・・・いかにも子どもが考えそうなことでしょ?(笑)
スッパイマンはちょっと堅いから、
白っぽい乾燥梅干しの方が良いかも。
こんなの、最初に考えたの誰なんだろうね?
わからんけど、私が小学・中学生のころはみんなやってたよ(笑)」
 


 
「どんな?」
「・・・ほんとだ! おいしい!」
「でしょ〜? 梅干し味の塩せん、世代を超えたね(笑)
これ、本当においしいってば。
子どもながらよく考えたな〜と思うよ」
 

 
「チョコと言えば、沖縄はハーシーズのチョコもよく見るよね。
それでもおいしいはずね」
 

 
「ん〜・・・
ちょっと味が高級チックかな?
やっぱり20円チョコの方がいいかも(笑)
 
そういえばこの塩せんさ、
職場に差し入れで持って行ってもすぐなくなるよ。
どの世代にも人気なんだね。
 
何もつけないでそのまま食べてもおいしいけど、
こうやっていろんなのつけて食べると面白いよね。
しかも昔のこと思い出して、大人のうちなんちゅは懐かしいでもあるはず。
そういえば、ぜんざいのトッピングとしても出てくるよね。
 
・・・ん?あんたたち二人何やってるの?
塩せんのトッピング研究?(笑)」
 

 
「マーマーが梅干しこすりつけてたみたいに、
チーズをつけてるの。
ピザみたいな味になるんじゃないかと思って」
 
「それならスライスチーズ乗っけて食べた方がはやいと思うんだけど(笑)」
 
「違う〜、こするのが楽しいわけ!」
 

 
「ほら〜、やっぱりおいしいさ〜。
マーマーも食べてみる?」
 

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がっしりと厚みがあり、食べごたえ十分の塩せんもおいしいけれど、
パリパリと手軽に食べられるうす焼きバージョンもいい。
 
特別変わった味や形状ではないのに、
県外でその姿を見ることはほとんどなく、
オーソドックスなおいしさでありながらご当地ものという、
お土産には最適のお菓子。
県内どこのスーパーでも販売しているのは、
県民にも人気で値段も手頃である証拠。
 
お求めの際は是非、チョコや乾燥梅干しとご一緒に。
「沖縄の子ども達はこうして食べるんだって!」
と、沖縄フリークでもなかなか知らない情報も添えて。

 

写真・文 中井 雅代