むい自然農園 薬膳味噌 無農薬、無肥料、不耕起、自家採種。沖縄を代表する自然栽培農家、益田さんの力のある野菜や野草がギュギュッと40種以上も!

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蓋を開けた瞬間に、アフリカンバジルを先頭に、野草の香りがぶわっと広がる。想像以上の香りに思わず、これすごいなと思う。味噌の香りというよりも、野草の力強い香り。

 

すくってみると、ほとんど野菜や野草じゃないかというほど、原型を留めない野菜達がた〜っぷり。どれだけ入ってるんだと、ビンの記載を数えてみる。野菜は、アフリカンバジルをはじめ、島らっきょうや島ニンニク、ハンダマなど11種類。野草は、センダングサやカタバミ、ツボクサなど沖縄を代表する野草が、なんと31種類も(小さい文字でぎっしり記載されているので数え間違いの可能性あり(笑))。その他は、宮古島の天然醸造マルキヨ味噌とエクストラヴァージンオリーブオイルのみと、余分なものは全く使用しない潔さ。

 

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早速、口に運んで見る。期待が大きすぎたのか、一口目は正直「ふ〜〜ん」って感じ。味噌の塩気がちょっと鼻についたのかもしれない。

 

2口目。今度は、ご飯に乗せて食べてみる。「あれ、この方が美味しいな」と発見。そうか、ご飯のお供として食べると塩気がちょうどいいんだ、と納得。アフリカンバジルの爽やかな香りが、意外にもお米の味とばっちり合う。

 

ご飯は、白米よりも玄米のほうが合うんじゃないかな。なぜって、沖縄の太陽を燦燦と浴びた野草や野菜に、天然醸造の発酵のすすんだ味噌が合わさっているこれ、ものすごーく力が強い。この力強さには、力のある玄米が、ちょうどバランスを取ってくれる。

 

ビンに添えられたカードに、”おすすめの召し上がり方”が記載してあるのだけど、そこに、”チーズと一緒に”ともある。やっぱり、チーズのような発酵臭のするクセのあるものと引き立て合うくらいなんですね。

 

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他のおすすめの食べ方として、”パスタにからめて”とも。でもパスタなんかに使ったら、あっという間になくなっちゃう。パスタにからめるのは、2ビン目からにしようっと(笑)(パスタにからめたら、バジルソースにもっとコクと深みが加わった和風パスタに仕上がる気がします〜!)。

 

だってこれ、季節毎に違った旬の野菜や野草が入るから、リピートする楽しみがあるんです。例のカードには、”春夏秋冬、摘む日によって野菜や野草もさまざまです。季節のタイトルと番号により原材料が異なります”と、記載されている。ちなみに、今回の薬膳味噌は、”春の声⑤”です。

 

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パスタに使うのが勿体無いと思うほど、この味噌、あとからあとからじわじわときて、結構減りが早いんですね。冷蔵庫にあるとつい手が伸びてしまう。

 

最初、ふーんって思ったのは、「何、これっ?!」みたいな衝撃や、五感を刺すような刺激がなかったという理由も1つ(野草や野菜と味噌を火にかけただけのとってもシンプルな一品、衝撃や刺激がないのは当然といえば当然です)。

 

されどされど、あとからじわじわくる。きっと、具の野草や野菜が、ものすごくパワーのあるものだから。体が自然とそのパワーを求めているのかもしれません。つい手に取り、そしてビンを開けてしまう。その度にやってしまうのが、香りを嗅ぐこと(笑)。開封して数日たった後でも、まだ変わらぬいい香り。香り自体にも力が宿っているんだろうな。

 

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力のある薬膳味噌。

 

これがこの商品の最大の特徴。その理由である、野草や野菜が育った益田さんの畑を紹介させてください。

 

”自然栽培”って聞いたことがありますか? 農家さんによってそれぞれのやり方があるらしいのですが、益田さん曰く、自然栽培とは「自然をお手本にする農法」だそうです。人の手が入ってない森や林は、誰も耕したりしていないのに、木々が青々として元気。なのに、どうして畑を耕す必要があるのだろうと。 益田さんは「人間が余計なことをやり過ぎる。人間は野菜が育つのを手助けするだけ」と言います。

 

益田さんの自然農法について

むい自然農園 益田航 「僕が一番伝えたいのは、自然栽培ってこんなに楽しいんだよってこと」

 

緑深いやんばるにある益田さんの畑は、無農薬、無肥料は当然、不耕起。そのままの自然のバランスを崩さぬためです。そして、土作りもしない。自然の雨だけで、水やりもしない。真夏の猛暑が続くなか、1ヶ月くらい雨が降らないこともあるのですが、それでも水を撒きません。雨乞いをする、祈るだけなのです。

 

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徹底したそのやり方を学ぼうと、沢山の農家さんが、益田さんの畑を見学しに来ます。そう、益田さんは、沖縄における自然農法の第一人者。けれど益田さんのやり方を学んでも、失敗して慣行栽培に戻ってしまう人も少なくないそう。自然栽培は、やりたいという気持ちだけでは足りず、その場その場で、作物や自然と対話しながら進めなければ失敗してしまう。そんな難しさがあるのが自然栽培だそうです。

 

最近では、小中学校に自然栽培について講演しに行ったりと、農業以外にも引っ張りだこの益田さん。その他、自家採種だけでなくシードバンク設立など、沖縄の農業界を牽引していく存在です。

 

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そんな益田さんをインタビューして印象に残っているのは、「自然栽培は生き方」だということ。自然をお手本に、余計なモノ、コトを足さず、自然からエネルギーをもらい、自然と調和する。それが、益田さんの生き方。「完璧なバランスが取れている土壌のように、人間も何も足さなくてもすでに完璧な存在なんですよ」という益田さんの言葉が忘れられません。1点の曇りのない真っすぐな姿勢と眼差し。その益田さんの野菜と野草を使って、丁寧に手作りをした薬膳味噌。ビンの中に力が宿っていないはずがないと思いませんか。

 

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