2012 12月


 
「あなたに逢えなくて空しく戻る途中ふり返ると、
 恩納岳には白い雲がかかっていた。
 その雲のようにあなたへの恋しさがどんどん増して、
 あなたに逢いたい気持ちはつのるばかり」
 
これは、伊野波節という琉球舞踊の古典女踊りを代表する曲の一場面 です。
 
人知れず思い悩み恋する女性の激しく揺れ動く心を表現しています。白い雲と愛する人への想いを重ねた美しいこの曲で、踊り手はどういう動きをするのでしょうか。
 
この授業では、「昔のもの」とか、「むずかしいもの」というイ
メージが強い琉球舞踊を、現代の女性の心に重ね合わせ、「心で感じる」最高のエンターテイメントとしてみなさんにお伝えします。
 
先生は、踊り手である金城絵実さん。
 
参加費はドリンク・軽食代(目安:一人1,200円)のみ。
 
参加のお申込みはニライ大学HPから。
http://niraidai.net/class_detail/id0071.html
 
開催日:2012年12月16日(日)
時間:14:00~16:00
場所:アルテ崎山
住所:那覇市首里崎山町3-34
 

2012 12月

 

ほうき
 
 
今年も残すところ1ヶ月をきり、
暖かい沖縄も日毎に寒さが増してきます。
年の瀬はクリスマスをはじめ、さまざまなイベントがありますが
その中でも忘れていけないのが(少し腰の重い)『大掃除』。
12月13日の「すす払い」を皮切りに新しい年を気持ちよく迎えるため、
ふだん手がまわらなかったり、
見てみぬふりをしてきたアレやコレを念入りに掃除する絶好のチャンスです。
 
雑貨屋[そ]では本日7日より大掃除に便利につかえる
いろいろな箒をあつめた「ほうき展『大掃除の箒』」がはじまります。
ほうきは電気を使わないので電気代の節約にもなり、
音を立てないので自分の好きな時間に掃除ができるのも魅力です。
また、素材の種類や長さなどによって使い勝手がことなり、
いろいろな種類を使いわけることでより活躍の場が広がります。
たとえば、ほうき草をつかってつくったほうきは畳にツヤを与え、
シュロでつくったほうきは床にツヤを与えます。
 
 
 
ほうき
〈ほうき草をつかった座敷箒〉
 
重心を先の方に集めたバランスで編み上げた「串型」と呼ばれる箒。
●お座敷・フローリング・絨毯・カーペットにご利用いただけます。

 
 
 
ほうき
〈シュロをつかった手箒〉
 
シュロの箒は当たりが柔らかく、フローリング(もしくは畳)を
なでるようにして、ごみを集める使い方をします。
力を入れて掃きだすことはしないので、
草の箒に比べ結果的にほこりが舞い上がりません。
●お座敷・フローリングにご利用いただけます。

 
 
 
ほうき
〈掛け無精ほうき、掛けトサカ〉
 
気がついたときにさっと掃けるよう、いつでも近くに掛けて
置いておける掛けほうき。
手に持って軽く、小回りがきくので、廊下のすみや
階段のお掃除など、細かいところのお掃除にも最適です。
●お座敷・フローリングにご利用いただけます。

 
 
 
ほうき
〈無精ほうき〉
 
穂幅を狭めて「コンパクト性」を追求したほうきです。
部屋を一通り掃くというよりは。階段・家具と家具のスキマ・テーブルの下、
トイレ(便器)の裏側等々、住まいの要所要所に効力を発揮する箒です。

 
 
 
ほうき
〈小ほうき。いろいろ〉
 
パンくず払いなど食卓まわりに便利なテーブル用小ほうきや、
ミンク・カシミヤなど生地を傷めず使えるはりみ用小箒・柔らかめ、
また篠柄箒は大きなテーブルやカーテン、広めのベッドのホコリ払いといった
幅の広い面上の場所を効率よく掃くことができます。

 
 
 
ほうき
〈羽二重正絹ハタキ〉
 
摩擦が強く、ホコリをぬぐう力が非常に強い絹でできたハタキは
静電気がほとんど発生しないので布がまとわりつくこともなく
きれいにほこりを落とします。
また摩擦がないので障子のサンのつや出し効果もあります。

 
 
 
ほうき
〈ひも付きはりみ〉
 
厚紙を張り合わせ、柿渋を塗って作った紙製ちりとりのはりみは
チリトリの原型といわれています。
天然の塗料の柿渋は静電気がおきず、集めたゴミが
はりみの表面にまとわりつくこともなく
外枠に竹をはめ込んでいるので軽い割にはしっかりした強度があります。

 
 
 
ほうき
〈銅製ちりとり〉
 
先端を叩き形成しつくった銅のちりとりはゴミをすくやすいカタチに。
熱加工で赤い色味を出しています。

 
 
 
ほうき
〈よりどころタワシ〉
 
柔らかいシュロで作った「よりどころタワシ」は柔らかく
耐久性にもとても優れています。
ステンレス・ホーロー・テフロン加工のフライパン等々、
調理器具にまんべんなくご利用頂けます。
この「よりどころ」はツイスト・ドーナッツのようなカタチで
360度まんべんなく使うことが出来、また持ち方によっては
「幅広く」、「細長く」使うことができます。

 
 
 
ほうき
〈シュロ小ほうき〉
 
棕櫚でできた小ほうきはデスクまわりや、
トースター、電子レンジ、鳥かごのエサ箱などの掃除に。
頭の部分はたわし代わりにも使えます。

 
 
 
ほうき
〈グラス洗いブラシ〉
 
こちらも同じく棕櫚でできたグラス洗い用のブラシです。
やわらかいのにコシがある太く丸い繊維でできています。
シャンパングラスのような細型のグラスや
急須の注ぎ口、またグラスの底などの掃除に便利です。

 
 
 
 
簡単でシンプルに掃除ができるほうきは昔からある生活道具です。
長く使われ続けているのはやはりそれでけ便利で使い勝手がよいから。
掃除機では届かない棚の隙間やチェストの下、
また電気の傘やドアノブ、本棚の上など小箒をつかえば
はたきや雑巾のかわりにも使えますよ。
 
使いやすい掃除道具で大掃除をより楽しく、
この機会にぜひ自分に合う箒を探してみてくださいね。
 
 
 
 
 
ほうき展「大掃除の箒」
12/7(金)→16日(日)12:30-19:30
 
ほうき
 
今年の雑貨屋[そ]のほうき展は『大掃除』をテーマに開催。
ほうきは江戸箒の老舗「白木屋傳兵衛」のものを中心に
長く使うことで床や畳のツヤを出してくれるほうき草やシュロをつかった長柄や短柄の箒、
またテーブルやベッドまわりに便利な小箒など大掃除に便利な箒を集めて販売いたします。
今年一年の汚れをきれいに落として新しい年を気持ちよく迎えましょう。
(*12日と13日の水・木はお休みになります。)
 
 
 
 
写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)
 
雑貨屋[そ]sso

住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18

TEL:098-898-4689

OPEN: 12:30-19:30
(CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]

HP:http://sso-design.jp/zakka.html

ブログ:http://sso.ti-da.net

 

2012 12月


 
12月11日~16日
Lampにて
 
◎この温かい沖縄のクリスマスに、極寒のポーランドから、
ポーランドの伝統的な製法を用いた革を使い
全て手作業で作られている靴や鞄のブランド
TREK(トレック)の受注販売会をLampで行います
 
紹介して下さるのは TWO-FOUNDATION の森下さん
現地へ何度も足を運びデザイナーや職人さんたちとの
コミュニケーションをとても大事にされています
会期中はそんなお話も伺いながら
自分だけの一足を見つけに来て下さい。
今回は受注会になりますので、あなたの1足を選んでいただき、ポーランドで製作となります。
この時期のポーランドは雪が深く、製作しにくい環境となりますので、受け渡しは2月中旬予定になります。
 
http://chapi3hanaku.ti-da.net/
 

2012 12月

写真・文 田原あゆみ

 
 
Shoka:
 
 
人はどうしてジュエリーをつけたくなるのだろう。
近代的な暮らしをしている都会でも、大地に根ざして生きている人々の住む所にも、その土地に合った装身具がある。
 
考えてみたら、金や銀もプラチナも、人の価値観によって装身具の素材となっているのであって、地上に数多くある鉱物のひとつでしかない。
その価値観の根底にあるのは、美しいかどうか、人の心が動くかどうかだ。
 
美しく身を飾りたいというのは人の本能から来るのかもしれない。
 
太古の人もやはりうつくしいもので身を飾りたいと思っていたのは、遺跡から出土される貝や天然石を使った装身具からも分かることだ。
 
自然の中の造形の美しさや、現象、色への憧憬。
うつくしいものを取り入れたい、同化したいという想いがジュエリーや、服等の装身具を生み出しているのだ。
 
 
 
Shoka:
 
純銀で作られたヨーガンレールのブレスレットとリング。
光と陰を身につけるような不思議な魅力がある。
 
 
Shoka:
 
 
こうやって写真に収めると、スケールが分からなくなってしまうような造形の面白さ。
こんな形の大きなオブジェや建物があったら、ゆっくりと見て回りたいと思う。
 
光と陰を感じながら、ゆっくりと過ごしてみたい。
 
ブレスレットをつけた手首を眺めながら、想像の中で遊ぶのもいい。
私たちの想像の世界は、広くて大きくて、そして変幻自在なのだから。
 
入り口さえ見つけたらどこにだって行けるのだ。
 
 
 
Shoka:
 
夕焼けの色
青い碧い海や空の色
花々
実の熟した色
 
そんな様々な色のシルクで作ったネックレスやブレスレットも今回の企画展にやってくる。
軽いので、なかなか重い金属のジュエリーをつけられない人にもおすすめだ。
ニットやウールのカットソーにもよく合う素材。
 
 
 
Shoka:
 
懐かしいあめ玉の色を思い出す。
暖かなストールの上に、色を転がす。
 
 
 
Shoka:
 
 
 
お洋服を選んで着た後に、物足りなさを感じる時がある。
着地したいところは感覚的に分かっているけれど、まだ到達していない。
そんな時にアクセサリーをつけたくなる。
 
そんな感覚を受け入れる余裕があるとき、足りないピースを探して、それを見つけるという作業。
 
ピースを探り当ててその日の自分にすっと決まる、その瞬間が好きだ。
 
 
 
 

 
服にもアクセサリーにも、その時の自分の気持ちがぴたっと来るものがあるのだ。
 
 
「特別な日」というと、結婚式や祝い事の他に、とても私的なものもある。
 
心の上での特別な日。
 
大好きな友人と久しぶりに再会する日。
センスでも、話術でも何か一目置いている友人との再会。
楽しいグループでの集まりの時に、今の自分としっくりいく服で自己表現したい時だってある。
 
自分の今を表現する時に、服というのは一番身近なツールになりうる。
 
minä perhonenの 「go!」というテキスタイルのドレスは、一体どんな時に着たくなるのだろうか?
私らしい時間を過ごしている時?
さあ、これから楽しむぞ、という時?
 
 
 
Shoka:
 
minä perhonenの 「good news」 というテキスタイルのドレスとカトルバッグ。
この柄はいいお知らせがはじけている様子を表現したのだそう。
シャンペンの泡がはじけているようにも見える。
 
 
これは是非何かを祝う心持ちの時に着たい服だ。
 
共布のバッグもとてもかわいい。
 
 
Shoka:
 
 
水鳥のつがいが頬をすりあわせるとバッグが開くデザイン。
「good news」
 
何かを祝うのに、こんなに楽しい服はないだろう。
 
 
 
 
minä perhonenの服も雑貨も、ディテールが細やかで大事に作られている感じが伝わってくる。
そこに触れると、大事にされた分だけの喜びが広がって顔がほころんでくる。
 
 
Shoka:
 
 
minä perhonenの秋冬のテーマは「絵を着る」
空想の中の木と動物たち。
彼らを絵に描くことで空想が息づき始める。
 
空想のはずの木や動物のパワーを、着る人も見る人もいつの間にか受け取っている。
引き込まれた後に心が広がるような、そんな魅力に溢れている。
 
 
 
Shoka:
 
 
暖かみのある色。
同じ絵でも、色によってこんなにも印象が違う。
 
 
 
 
Shoka:
 
 
 
夜空を見上げて、その大きさに溜め息をついた思い出がよみがえるようなネイビー。
闇夜に浮かび上がった光が映し出す世界の摩訶不思議。
 
 
 
 
Shoka:
 
 
そんな印象が、わくわくと伝わって来て。
 
思わず「待ちに待ったこの日」への期待はふくらみます。
 
 
 
 
Shoka:
 
 
「go!」
 
と、ついたこのテキスタイルのツバメたちの向かう先へ、私の心はおともをします。
 
 
さあ、今年最後の企画展。
 
「特別の日のジュエリーと服」の続きは、Shoka:のHPにてどうぞ。
 
まだ開けていない箱の中にも色んなお宝が待っています。
 
ジュエリーの写真を撮っては、ブログにアップしてゆきますね。
 
 
明日も早起きして楽しい設営を心がけます。
寒くなってきましたが、風邪を笑顔と心意気でバリア。
みなさまとの再会を楽しみにしています。
 
 
 
暮らしを楽しむものとこと
Shoka:
http://shoka-wind.com
沖縄市比屋根6-13-6
098-932-0791
 
 
 
 
 
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Shoka:
 
 
ジュエリーを身につけて
 
今日の私が完成する瞬間が好きだ。
 
自分の一部のようにしっくりと来る形や素材。
 
ヨーガンレールの純銀や、ビーズ・石・様々な色のシルクの玉で出来た楽しいシリーズがShoka:に集まります。
 
またこの時期にぴったりの、ちょっとわくわくするようなワンピースやスーツも揃いました。
 
今日だからこそ着たい、身につけたい、そんなジュエリーや服に出会いにShoka:へどうぞ。
 
 
「特別の日のジュエリーと服」
 
2012年12月8日(土)~12月23日(日)
 
期間中 (月・火)曜日定休
 
open 12:30~ close 19:00

2012 12月

 tree note -木と記憶と時間-
 
実際に体験した「木」にまつわる不可思議な話。
木にまつわる シマの怪談話。
OMAR BOOKSに仕立て上げられた「冬の森」で開催する
トークイベント。
カジュマル、アカギ、桜の木が トークに登場します。
会の始めに 企画展【Common Woods 冬の森】 のきっかけとなった詩、
山之口貘の 「世はさまざま」の朗読から スタート。
 
会場:OMAR BOOKS
日時:12月8日(土)
時間:20時20分~22時(20時受付)
料金:¥1500(ワンドリンク付)※ソフトドリンク
定員 25名 (定員に達し次第 締め切ります)
トークゲスト:小原 猛さん(琉球怪談 著者)、
新城 圭吾さん(PLANTADOR)冬の森で植栽を担当。
進行:島袋ひろみ
 
予約は OMAR BOOKSに メールまたは電話で お申し込みください。
tel.098-933-2585
suikimama@ybb.ne.jp
 

2012 12月


 
ジュエリーを身につけて
 
今日の私が完成する瞬間が好きだ。
 
自分の一部のようにしっくりと来る形や素材。
 
ヨーガンレールの純銀や、ビーズ・石・様々な色のシルクの玉で出来た楽しいシリーズがShoka:に集まります。
 
またこの時期にぴったりの、ちょっとわくわくするようなワンピースやスーツも揃いました。
 
今日だからこそ着たい、身につけたい、そんなジュエリーや服に出会いにShoka:へどうぞ。
 
「特別の日のジュエリーと服」
 
2012年12月8日(土)~12月23日(日)
 
期間中 (月・火)曜日定休
 
open 12:30~ close 19:00
 
http://shoka-wind.com
 

2012 12月

soluna
 

 
2012年12月8日(土)
@ライブ喫茶とよむ
中城村奥間827-2
(サンエーなかぐすく店から、329号線むけに坂をおりる途中の左手)
 
開場 17:00
開演 18:00
 
チャージ 1.500円(子ども500円、小学生未満無料) ドリンク別
※別メニューで、ご飯もあります
 
出演/nina、Soluna 他(秘密❤)
 
soluna Xmas2012
 
Solunaがお届けするクリスマスパーティー。
楽しいライブはもちろん、クリスマス童話の読み聞かせや素敵なサプライズも・・・♪
サンタさんがやってくる?!
さらに、空から雪が・・・?!
大人からこどもまで楽しめるイベントです☆ 
    
※雨天時はプログラムを変更する可能性がございます。あらかじめご了承ください。
※残りわずかですので、お早めにご予約ください。
※当日は、雨の心配がなければ、お庭のステージです。
中からも見られますが、特にお子さんはあったかい恰好でご来場ください。
 
ご予約・お問い合わせ
solunaticket@yahoo.co.jp
098-863-4152(かりゆしエンターテイメント)
 

2012 12月


 
会場二階では、ある日、ある場所へと移動遊園地がやってきたとき沸き起こる好奇心と興奮が交差したような世界をテーマに
香月舎が造り出す陶のオブジェ(動物や架空の生き物、照明など)による、クリスマスの「贈り物」のような空間をお届けします。
一階では、金彩などをあしらった、日常よりも少し特別な食器の展示即売もありますので、合わせてお楽しみください。
 
<展示期間>
2012年12月15日(土) – 25日(火)
午前の部 10:00 – 13:00
午後の部 15:00 – 19:00
 
<展示作家名>
香月舎(陶芸&布小物作家)
 
< 作家プロフィール>
香月礼
福岡県生まれ。
1991武蔵野美術大学卒結婚を期に沖縄移住後、制作再開1999年『工房香月舎』設立。
2009年陶器以外,布小物での作品ブランド『カツキヤザッカ』も始動。
現在は県内外の個展やクラフトフェアに出展。仕事とオカン業務、忙しくもユルく楽しく、がモットー。
 
香月舎 www.facebook.com/pages/工房香月舎/250845114957681
 
<会場> GARB DOMINGO 沖縄県那覇市壺屋1-6-3 tel 098-988-0244 www.garbdomingo.com
 

 

 

2012 12月

送られ
 
12月6日(木)〜 12月25日(火)
11:00〜18:00
@chahatナハ
那覇市松尾2-21-1
098-861-3878

indiaの刺し子の布、KANTHAがchahatナハにやってきます!
すっごく細かかったり、荒かったり、丹念だったり、飽きっぽそうだったり。
刺す人によって違う表情をみせてくれるKANTHAをじっくり楽しく見にいらしてください!
 
送られ
クリックで拡大します。
 

 

2012 12月

GROWTH RING FACTORY
 
12月2日(日)〜12月9日(日)
@GROWTH RING FACTORY
那覇市与儀1-8-15 1F
 
グロースリングファクトリー&ブルックフィールドによる合同作品展を開催致します。
 
GROWTH RING FACTORY
クリックで拡大します。
 
開催中は展示品の受注、販売も行いますので是非お立ち寄り下さい。
 
GROWTH RINGの家具は、快適に生活するための一つの道具として考えています。
「暮らしやすさ」という機能性にこだわって、私たちは家具を作っています。
オリジナル家具・オーダーメイド・アメリカUSED家具・リメイク家具
店舗什器・雑貨・観葉植物などを製作、販売しています。
http://growthringf2008.ti-da.net
 
BROOKFIELD DESIGNはオリジナルTシャツ販売、Tシャツロゴ、看板ロゴ、イベントフライヤー、その他グラフィックデザイン全般をやっております。
http://bfd.ti-da.net
 

 

2012 12月

田仲洋服店
 
しわの出ないスーツを探すのは、想像以上に難しい。
万人の体型にぴったり合う型紙はないので、既製品だとどこかに不都合が生じることは避けられないからだ。
 
「スーツって他の服と違いフォーマルな場で着ることが多いから、しわが寄るか寄らないかで大きく印象が変わるんですよね。
自分の体型にピッタリ合ったものを、シュッと着こなしている人が好きなんです。
体型に合わせて作るオーダーメイドなら、それが可能になります」
 
気に入ったデザインで、大体のサイズが自分に合っていても、例えば肩幅が少し大きいとか、袖の長さが数mm足りないということは誰しも経験したことがあるのではないだろうか。
その時、既製品であれば選択肢は2つ。
不都合に目をつぶって買うか、買うのをあきらめるか。
 
オーダーメイドは妥協や我慢やあきらめとは無縁な上、自分好みのカスタマイズまでできてしまう。
 
田仲洋服店
 
例えば、スーツの裏地を変える。
襟の形を大きくする。
パンツのラインだって変更できる。
 
田仲洋服店
 
蝶ネクタイは、色も素材も変えられる。
シャツのボタンの位置や数も相談できる。
 
田仲洋服店が提案するのは、カジュアルベースに上品さも兼ね備えたスタイルだ。
 
田仲洋服店
 
ゆるめラインの服も、からだにフィットする服もあるが、全身ダボダボのスタイルは気分ではない。
かといって、完全なモードスタイルというわけでもない。
 
「ストリートが上品になった感じ」
 
と、デザイナーの田仲康人さんは言う。

 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲さんがデザインする服の共通点は、スマートに見えること。
 
「シャツのほとんどは『ドレスシャツ』。
くびれがあるのでほっそりとしたラインが出ます。
襟を小さくすると、スマートな印象になりますよ」
 
どれも、オーダーメイドだからこそ生まれる効果だ。
 
田仲洋服店
パンツ、ネクタイ、蝶ネクタイもオーダーメイド可能。蝶ネクタイは3,150円〜だが、シャツとセットでオーダーすると2,100円〜とさらに手頃に。
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
2012年11月に田仲洋服店をオープンさせたばかりの田仲さんは、以前は生活用品や雑貨のデザイナーとして活動していた。
 
「デザイン関係の仕事に就きたいと思っていたので、芸大卒業後、東京の会社に就職しました。
でも、昔から服に興味があって趣味で作ってもいたんです。
趣味が高じて、大学祭では自作の服でファッションショーを開催したことも。
それなのに服飾業界に就職しなかったのは、忙しすぎるというイメージが強かったから。
仕事ではなく、趣味のままにしておいたほうが良い気がしたんです」
 
生活用品のデザイナーとして東京で働き出してからも、洋服のことはずっと頭にあったと言う。
 
「東京の自宅周辺にはおしゃれなショップが沢山あったので、服屋を見て回るのが楽しかった。
でも、仕事もすごく面白かったんです。
キャドを使って掃除用具やフック、タオルバーのような身の回りのものをデザインしていたのですが、それはそれで楽しくて。
デザイン自体が好きだから、デザインできるなら何でもいいと思っていました」
 
田仲洋服店
 
しかし、服飾デザインについても学びたいと思うようになった田仲さんは、就職して2年後、働きながら夜間の服飾学校に通い始めた。
 
「仕事が終わってから学校に通う生活を1年ほど続けたころ、本腰を入れて勉強するために会社をやめようとも考えたのですが、先輩に『3年続けるまでは辞めるな』と諭されて。それで結局、学校の方を途中でやめることになったんです」
 
服飾デザインにより興味を持つようになっていた田仲さんは、入社4年半が過ぎた頃、会社を辞めて服作りに専念することにした。
 
「生活雑貨をデザインするときは、見た目以上に機能や便利さが重視されますが、服はどちらかとえばアート寄り。デザイン面でも自由度が高く、いろんなアイデアを試すことができるので、より面白いと感じるようになったんです」
 
オリジナルブランドを設立し、東京で展示会も行った。
発表した服はほとんどが売れ、順調な滑り出しだった。
 
以前から沖縄に戻ることを考えていたため、実店舗をオープンさせるなら沖縄でと、2012年に東京を後にした。
 
田仲洋服店
オーダーする際のデザイン用紙。実際に好みの色を塗ったり、デザインを書き込んでイメージをかためていく。
 
田仲洋服店
サンプル生地から素材を選ぶ。縫製の際は、縫い目が目立たぬよう心がけ、生地のふちに近いところを縫っている。
 
田仲さんの作る服はどれも縫製の美しさが印象的で、中でもシャツに施されたステッチの精緻さが目をひく。
 
「ものをスッキリ見せたいといつも考えてるので、縫い目もできるだけ目立たないように縫製しているんです。
ステッチがほとんど見えないよう、工夫したシャツもあります。
生地のキワや縁にかける『コバステッチ』と呼ばれる細いステッチを縫うときは、集中しますが楽しいですね。

 
学生の頃から、既製の服を解体したりしてつくりを学びました。
解体した服から型紙を起こし、他の生地を使って縫ってみたりして。
すると、既製品とそう変わらないクオリティーで作れるのが面白くて。
その頃から、Gジャンの襟だけ付け替えるなど、リメイクもよくやってました。
 
学生時代はダンスをやっていたのでダボダボスタイルが多かったのですが、東京に出たことでモードの魅力を知ったんです。
中でも気に入っていたのが、シャツをメインに展開していた某ブランド。
それも普通のシャツではなく、襟が2枚ついていたり折り目が複雑だったりと、遊び心のあるアイテムばかり。
 
今、シャツを多く作っているのは、そのブランドの影響が大きいと思います」
 
田仲洋服店
 
「シンプルだけど個性もしっかりあるデザインが好き」という田仲さん。
そのこだわりは、カットソーやTシャツにもしっかり表れている。
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
田仲さんによるブランド「RŪ-JI(ルージ)」オリジナルのアクセサリーも人気。
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店
 
田仲洋服店では、オーダーメイドだけでなく、お直しやリメイクの相談も受け付けている。
 
「丈を詰めたり、袖や襟などの細部をリメイクしたり、できる限りご協力させていただきます。
スマートに見える服が好きなので、例えばウエストを詰める場合も横幅を詰めるだけでなく、後ろ身ごろに縦のシームを入れるなどして、全体的なラインを整えるよう心がけています。
 
また、こちらがご提案するデザインだけでなく、お客様からのご希望があればゼロからデザインを起こすこともできますし、服に限らず縫製が必要であれば承ります。カーテンの裾上げのご依頼があったことも(笑)。
 
お直しの依頼というのは、服の作り手にとっては嬉しいものです。例えそれが自分が作ったものでなくても、服を大事にしているんだなーという想いが伝わってきますから。
ご遠慮なく、どんなことでもご相談ください」
 
田仲洋服店
 
「いつになるかわからないけれどオートクチュールのブランドもやりたいんです。
また、グッズや小物も作りたいし、帽子も…。
これからの展開が自分でも楽しみです」
と話す田仲さん。
 
ふちギリギリを縫うステッチが好き、お直しも喜んで引き受けるなど職人気質な面を持ちながら、表現がより自由だからと服飾デザインの道を選んだり、個性を忘れぬデザインを追求するなど、表現者としての気概もひしひしと感じる。
 
しかし、田仲さんご本人は至って穏やかな人。
服に対する熱い想いを内に秘めながらも、古き良き町の洋服店のご主人というような雰囲気。
 
住宅街の裏手にひっそりと佇むこの洋服店は、田仲さんのように服を大切にする人が足繁く通い、そして長く愛される店になっていくのだろう。
 

写真・文 中井 雅代

 
田仲洋服店
田仲洋服店
豊見城市字真玉橋131−4
(駐車場多数有り)
TEL,FAX 098-856-1032
open 13:00〜21:00
close 水
 
http://www.ru-ji.com
http://rujiseisakusyo.blog114.fc2.com
オンラインショップはコチラ→

 


 

2012 12月


 
「本気で生きる」をテーマにしたイベント「ふるさとおかん」。
これは映画「ふるさとがえり」の上映会とロックバンド「おかん」のライブのコラボ企画です。
 
開場は沖縄県内最大のライブハウスであるミュージックタウン音市場。
是非会場に足を運んでイベントを体感してください。
 
映画「ふるさとがえり」予告編:http://youtu.be/N8DpXkJbPBU
ロックバンド「おかん」紹介PV:http://youtu.be/4abSnvkuWCs
 
開催日:2013年2月24日(日) 
時間:【開場】14:00 【開演】14:30
場所 : ミュージックタウン音市場
F.B.:http://www.facebook.com/furusatookan
Blog:http://furusatookan0224.ti-da.net/