イノシシは琉球列島の先史時代の当初、ヒトにとって最も重要な動物資源であった。
その後、時代が進むと食糧獲得の主要な場は海へと移ることとなるが、一方で少数ながらも絶えること無く継続的に利用されてきたとも言えよう。更に時代が進みグスクの登場と時期を合わせるようにブタがヒトの生活の中に登場するようになり、次第にその数や家畜としての地位を増してゆくようになる。遺跡から出土する動物骨からは私達が沖縄の歴史の流れの中でイノシシあるいはブタといつ、どのように関わってきたかを窺い知ることができる。
本講では出土動物骨の様相を通史的に俯瞰しその変遷を辿るとともに、各時代における出土資料から読み解かれる利用実態について具体的に紹介する。(当館ホームページより)
日時:2月21日(土)14:00~16:00(開場13:30)
場所:沖縄県立博物館・美術館 3F講堂
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1326