長年にわたる人類学研究の結果、琉球人はアイヌの人々と同じように縄文系の人々が主体となってできあがった集団であることが明らかになってきました。しかし、琉球人が琉球列島の各地にどのように広がっていったのか、そのプロセスについてはまだよく分かっていません。この疑問にゲノム科学の視点から迫りたいと思います。
ゲノムとは、私たち一人ひとりがもっている遺伝情報全体のことです。ゲノムには、私たち人類の進化・移動・混血の歴史が刻まれています。DNA解析技術の飛躍的な進歩に伴い、人類学の分野でもゲノム情報が盛んに活用されるようになりました。
本講座では、ゲノム情報を用いた人類学研究の事例を紹介しながら、ゲノム解析の結果から見えてきた琉球人の多様性とその成り立ちについて解説します(当館ホームページより)。
開催日:4月18日(土)14:00~16:00(開場13:30)
場所:沖縄県立博物館・美術館 3F 講堂
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1358