2010年の春、岐阜県の多治見に「ギャルリ百草」を訪ねたとき、その全体のたたずまいの美しさにこころうたれました。
明治時代に建てられたという数寄屋づくりの
建物全体に漂う空気感、そしてそこに展示された暮らしの道具や布や服、
そのどれをとっても暮らす人や使い手との関係に「慈しむこころ」が浸透しているように感じられたのです。
その空間で呼吸を重ねるごとに心地の良い静けさに浸されて、
いつのまにか忘れてしまっていたものを
取り戻したような感覚になりました。
なるほど、あのへんぴな山間に
全国から人が集まる訳です。
今回沖縄で初めての百草展では、
引き算の美しさを感じる安藤雅信氏の陶器と、
機能と美しさを兼ね備えた日常着を提案する安藤明子の服と布を中心に、
展示販売いたします。
ギャルリ百草の提案する暮らしの中の美を、肌で感じていただけたらと思います。
会期 4月1日(金)〜10日(日)
12:00〜19:00
Shoka
沖縄市比屋根6−13−6
098-932-0791
HPとブログ:http://shoka-wind.com
ギャルリ百草展「うりずんをいただく 初夏を着る」
2011.04.02