来たる2月22日(木)は、旧暦で言うと2018年1月7日にあたります。この旧暦の七草の日に、「草時間」のかわしまよう子さんを迎えて、首里のCONTEにて「首里七草会」を開催することとなりました。
いまは沖縄県南部を拠点として全国各地で活動するかわしまさんですが、南部に暮らす前は、首里の住人でした。みなさんも知っての通り、首里は首里城のまわりをはじめ、とても緑が多い町ですが、しかし、かわしまさんから聞く首里の町は、私たちが感じている以上に、もっともっと自然の力に溢れていることに気づかされます。
それは、かわしまさんが、私たちが普段気に留めない、道ばたや空き地、公園などに生える雑草と呼ばれる草たちにまでも意識を向けて、その草たちの力を実感しているからに他なりません。
かわしまさんと道を歩けば、そこに生える雑草と呼ばれる草のひとつひとつに意味があり、身体や心に効く「いのちの薬」であることを知ることができるでしょう。そのひとつひとつに目を向け、心を向け、対話していくことは、私たち人間が“自然とつながる”という本来の意味を、大仰ではなく、もっとシンプルに日々の中で感じる大切なヒントになっていくと思います。
まだ寒さが残る沖縄ですが、この時期は、美味しい草もたくさんあるそうです。一緒に首里の町を歩き、草を摘み、その草でつくった七草粥を食べながら、一年の無病息災を願い、これからの生き方に思いを馳せる時間になればと思います。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ……、こちら七種の代わりの「沖縄版春の七草探し」。小さな草の味わいをお楽しみに。
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「首里七草会」〜かわしまよう子さんを迎えて〜
日時:2018年2月22日(水)10:30~14:00
場所:CONTE(那覇市首里赤田町1-17)
*CONTE集合(10:30)〜首里散歩(草摘み)〜食事づくり〜食事会(14:00終了予定)
参加費:¥3,300
メニュー(予定):キビ入り七草玄米餅粥、草入り豆腐白和え、草のかき揚げ天ぷら、雑草の醤油漬け、七草茶
*参加者のお客様は、摘んだ草を入れるための小さなカゴやザルなどをご持参ください。
お申し込みは、CONTE店頭か、電話098-943-6239、メールconteokinawa@gmail.comまでどうぞ。
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<かわしまよう子プロフィール>
2000年に「花だな」と思い、雑草にフォーカスした活動を開始。展覧会や雑誌などのメディアで、自然とひとの暮らしの接点を表現する。2011年の東北大震災を機に、環境を守る活動から、こころと体を調える活動に転換。アマゾンの森で過ごした経験をもとに、草を摘み、食べながら、自然療法の研究をすすめる。雑草リトリートでは、雑草と触れ合うなかで、命や潜在意識と向き合いながら、健康で幸せに過ごすきっかけをつくる。著書に『草と暮らす:こころと体を調える雑草レシピ』(誠文堂新光社)『草かざり』(ポプラ社)など。雑誌「ダ・ヴィンチ」「自然栽培」で雑草のエッセイを連載。自然療法案内人。ヒプノセラピスト。