作 品 『南島残照 女たちの針突(ハジチ)』(1984年撮影・2014年制作/64分)
監督:北村皆雄 監修:名嘉真宜勝 琉歌:嘉手刈林昌
わらべ歌:糸満市西崎小学校合唱部 採譜・編曲:杉本信夫 制作:北村皆雄、三浦庸子
製作:ヴィジュアルフォークロア
日 時 2019/8/17(土)
場 所 沖縄県立博物館・美術館 講堂 (3F)
時 間 18:00開場、18:30開始 (19:45終了)
※途中入退場はできません。
料 金 1,000円(要予約)
※当日1,100円、上映4時間前まで受付け致します。
電 話 098-850-8485(海燕社/カイエンシャ)
この映像は一九八四年に
八十八歳から九十九歳までの
女性二十二人を撮影したものである。
南島に生きた女たちがハジチについて語った
おそらく最後の記録である。
南島にはかつて適齢期の娘たちの間に、両手の手甲から腕にかけて、ハジチ(針突)と称される入墨をする風習があった。現在では見ることが出来なくなったが、かつては沖縄女性の象徴でもあった。この風習が廃れた直接の原因は、明治政府の禁止令によるもので、沖縄では明治32年に出されている。
南島における針突の歴史は古い。伝説の一部に語られているように島津氏侵入後のものではないことは明らかで、陳侃の『陳侃使録』(1534年)や袋中和尚の『琉球神道記』(1605年)等に琉球婦人の入墨のことが述べられていることからも分かる。
また、南島的針突の分布を眺めた場合、南は与那国島から、北は奄美大島、喜界島まで分布し、それはノロ文化やグスク文化、あるいは洗骨改葬文化と共存していることが知られる。(解説書より)
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