植物と人

 

会期:2019年12月19日(木)〜12月25日( 水)
時間:13:00〜18:00<会期中無休>
場所:RENEMIA

 

あらゆるものに名前をつけて細分化した現代、もう一度視点を大きく全体へと広げて見てみると元々はあれもこれも植物と人の関わりから生じたものなのだと気付く。食べ物も、紙も、絵の具も、染色も、香りも、器も自然から人が手と想像力を使ってその一部を抽出し受け取っているものなのだ。

 

植物は季節とともに循環を繰り返し地に降り積もり土となる。土から育つ植物は生命を育むだけでなく、私たちの吐く息を吸って私たちの吸う空気を与え続けてくれている。 私たちは彼ら無くしては生きて行けないという当たり前のことを一体どれだけの人が日常の中で 意識しているだろうか。

 

本展は植物との関わりから何かを生み出そうとする人と試みを様々な角度から紹介することで 人と自然、人と人の関係について感じ、考え、対話し、発見する場を生み出してゆきたいと考えている。

 

当たり前のことが決して当たり前ではないのだ、という気づきを大切なものを失ってからではなく今あるものを見つめることから得られれば、次の地層の中にも人の営みは重なり続けて行けるのではないかと想像している。

 

HP https://syokubututohito.tumblr.com/
Instagram @syokubutu_hito

 

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kitta(植物染色の衣服)
沖縄県北部にて植物染料の栽培や採取、薪の火や発酵などによる染色、デザイン、縫製まで物が生まれてから土に還るまでを分断のない一つの流れとして捉え、自然と人間を媒介するというコンセプトを軸に衣服や空間の制作を行なっている。
HP http://www.kitta-sawa.com
Instagram @nijiirokitta

 

山野 英之 (ドローイング展示)
グラフィックデザイナー。 奈良県生まれ。2009年TAKAIYAMA inc.(高い山株式会社)設立。 書籍、広告、ブランドデザイン、建築サインなど、平面から空間まで、グラフィックデザインを軸に活動。 個人の制作として「クソバッジ」「B.C.G」「ALL FREE」「YAMANOMAX90」「UHS-α」など。
HP takaiyama.jp

 

心に風 (Sacred herbs/ホワイトセージ・エッセンシャルオイル・芳香蒸留水など)
料理家のどいちなつが主宰するハーブブランド。人と植物との関係に着目し、淡路島で自ら育てた「心と体と魂のための植物」を届けている。
HP windformind.jp
Instagram @windformind

 

SUE(アダン葉の帽子と小物)
沖縄本島北部やんばるの森に暮らし、島の植物を素材に用いたものづくりを行う。手にした人が、植物を育むこの土地の鼓動を感じられたら…、そんな想いで手を動かしている。
Instagram @sue_islandinspiredhandiworks

 

木漆工とけし(漆器)
沖縄県北部にある木地師と塗師による漆器工房。輪島での修行後、地元沖縄で身近な自然に学びながら素材と人、生活の中から生まれるものづくりを行なっている。現在、木の道具を作る部門「中山木工」も準備中。
HP tokeshi.jp

 

宮里小書店
栄町市場にある小さな古本屋。専門書は特に取り扱っておらず、町の皆さん、旅行者の皆さんが気軽に立ち寄れる本屋です。店長が不定期に出している手書きの『栄町市場界隈瓦版』が密かに人気です。ちなみに、下書きはパソコン。

 

TSUTO(芭蕉紙うちわ)坂 奈津子
沖縄に古くから伝わる「琉球紙」に魅せられ、2018年に移住。南国ならではの風土から生まれるおおらかな素材を用い、紙アイテムやプロダクトを制作している。
instagram@tsu___to