良質な真竹をつかって胴、蓋、手と別々に組みながら
火曲げという特別な技法を用いて作られる角物。
角物とは四角形から由来しており、
昔は豆腐籠や衣装籠として使われていたのだそう。
東北の篠竹は弾力がありやわらく撓りますが
こちらの真竹は厚みと堅さがあって
同じ竹でもずいぶんと印象が違います。
おじろさんの角物では買い物かごを使用していますが
ガッチリとした無骨なところが気に入っています。
買い物かごは容量があるのでいろいろ放り込んでも十分な大きさ。
僕の場合、けっこう出かけに「アレも必要、コレも必要」と
アレコレ荷物を持っていって安心するところがあるので
とても重宝しています。
(たいてい出先で使うものはその中の1割なんス、けど)
お弁当や水筒を入れて出かけるのに
ぴったりの蓋付きのピクニックかごは
左右が42cmの〈特大〉サイズと
左右が28cmの〈大〉サイズ。
どちらも蝶番の付いたものと蓋が脱着できる2タイプ。
また、
お弁当をいれるのに便利な手付き2段かごや
おにぎりかごも角物で。
手付きかごはそのまま持ち運びができるので
運動会や親族の行事などにも便利です。
昔ながらの角物ですが、今では作り手も減っていき
おじろ角物店さんは数少ない作り手の一人になっているのだそうです。
機能的で無駄のないうつくしい日本の生活道具は
大事につかえば長くつきあっていける上に
使えば使うほど味わいが増していくという
うれしい魅力もあります。
秋の行楽シーズンにもぴったりの角物。
日本の古き良き生活道具と一緒にごはんを食べたら
きっといつものお弁当もさらにおいしく感じますよ。
写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)
雑貨屋[そ]sso
住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18
TEL:098-898-4689
OPEN: 12:30-19:30 (CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]
HP:http://sso-design.jp/zakka.html
ブログ:http://sso.ti-da.net