「厨子(ジーシ)」として知られる沖縄の蔵骨器は、洗骨という風習を取り入れて以来、東アジアの中でも独特の発展を遂げました。死者を手厚く葬るため、仏教・道教・民間信仰から様々な図像が取り込まれ、丁寧に、華麗に、そして豪華に作られた厨子はイメージの宝庫です。
那覇市立壺屋焼物博物館は平成25年2月に東アジアの陶芸史に造詣が深かった東京経済大学名誉教授・門上秀叡氏とご令室・千恵子氏が収集した厨子190基、そして沖縄陶器関連資料、総計4000点余りを新たに収蔵しました。
特別展「沖縄宗教藝術の精華 厨子」では、門上秀叡・千恵子コレクションの中から選りすぐりの厨子を、1・2階常設展示室すべてを利用して一堂に展示公開いたします。
期間:11月1日(土)から12月21日(日)
会場:那覇市立壺屋焼物博物館
入館料:無料
http://www.edu.city.naha.okinawa.jp/tsuboya/