PIZZICATO ONE / 11のとても悲しい歌こんなにも個性の異なるアーティストを 一枚のアルバムになんの違和感もなく集められるなんて

2001年に解散したPIZZICATO FIVEの小西康陽がキャリア初となる
ソロ・アルバムをリリース。


 

音楽好きなら彼の作るアルバムに間違いはない!と思う人も多いはず。
今作ももちろん予想を裏切らないお洒落でカッコいい
そして大人なアルバムになっています。


全編英語曲のカヴァーアルバムとなっていて
曲ごとに豪華アーティストが参加!
ジャズヴォーカリストのマリーナ・ショウの歌う
「imagine」は、今までにないアレンジで
なんていうか大人な「イマジン」?!
とても悲しく寂しい曲に聴こえてきます。


ロジャー・ニコルズ&スモールサークル・オブ・フレンズの歌う
「もしもあの世に行けたなら」は、
美しいコーラス・ワークとハーモニーがちょっと懐かしさを感じさせる一曲。
他にブラジルのマルコス・ヴァーリ、今話題のシンガー、マイア・ヒラサワまで、
世界各国から豪華アーティストが参加。


ヒットソングから隠れた名曲まで、
アコースティック、ジャズにボサノバと、アーティストもジャンルレスなら
サウンドもいろいろ。


アルバムの帯には
”とても悲しい歌が出来た。”と書かれていて
言われてみると確かに悲しい曲ばかり。
曲調が悲しいだけじゃなく、切ない歌詞が多い。
普段なかな歌詞なんて読みませんが、明るい曲調でこんなこと歌ってるのか!
と思ったり・・・。ぜひ歌詞も合わせて読んで欲しい。




こんなにも個性の異なるアーティストを
一枚のアルバムになんの違和感もなく集められるのは、
やはり小西さんのセンスの良さがあってのこと。
ぜひ聴いてみてください☆






桑江成美