「海燕社の小さな映画会」 2020年4月/April

 

作  品
『彩なす首里の織物 -宮平初子-』(2003年/40分/カラー)
企画製作:ポーラ伝統文化振興財団/製作協力:桜映画社/監督:村山正美

 

『山田貢の友禅 -凪-』(1995年/34分/カラー)
企画製作:ポーラ伝統文化振興財団/製作協力:英映画社/監督:松川八州雄

 

日  時 2020/4/18(土)
場  所 沖縄県立博物館・美術館 講堂 (3F)
時  間 17:30受付、18:00開場、18:30開始
料  金 1,200円(完全予約制)
電  話 098-850-8485(海燕社/カイエンシャ)

 

【彩なす首里の織物 -宮平初子-】七種の技法により織られる「首里の織物」は琉球王府の時代に王家や士族が着用した格調高い織物である。宮平氏は第二次大戦後、絶滅の危機に陥った首里織の復興を果たした。本映画は代表的な「花織」と「手縞」(絣織)の制作工程を中心に技法を紹介するとともに、氏の卓越した技能と首里織にかける深い思いを記憶し、また、独自の染色文化を育んだ沖縄の風土と歴史などを盛り込んだ作品である。(優秀映像教材選奨最優秀作品賞)

 

【山田貢の友禅 -凪-】友禅の重要無形文化財保持者、山田貢。明治45年岐阜市に生れる。中村勝馬に師事、友禅の技法を習得、以後友禅の研究と制作を極める。現代感覚のなかに優雅な味わいを漂わせたその作風は、力強い線の構成による大胆にして簡明な意匠に特徴づけられる。自らスケッチを重ね、イメージした松文、麦穂文、網干文、波文、巴文を題材に伝統的な糯糊による糸目、せき出し、叩きの各糊を巧みに用いた表現は根気のいる作業の連続である。確かなわざに基づく美の世界を映し出す。(文部省選定、文化庁優秀映画作品賞、芸術祭優秀賞)

 

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