この展覧会は、昨年度、当美術館へ多くの作品を寄贈してくださいました、宮良瑛子による新収蔵作品を紹介するものです。〈ニューコレクション・シリーズ〉の第1回展として、沖縄を創作活動の拠点とする女性アーティスト、宮良瑛子(1935~)の絵画と彫刻の作品を紹介します。
今回は「アートは常に社会を映し出す鏡である」という企画意図に立ち、宮良が、どのように社会と向き合い、表現してきたのかを振り返るものといたします。さらに女であり、他者であるという孤独感をバネにして、沖縄のアートシーンで沖縄女流美術家協会や沖縄平和美術展の立ち上げに奔走した記録史料などもあわせて、展示いたします。
また、特別展といたしまして、戦後沖縄女性アーティストのパイオニアである久場とよ、山元文子両氏の作品と、宮良と同じような社会の矛盾を批判する画家、儀間比呂志の作品もあわせて紹介します。
開催日:平成28年4月26日(火)~10月16日(日)
9時~18時(金・土は20時まで)※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜日祝日の場合は翌平日)
場所:沖縄県立博物館・美術館 コレクションギャラリー1、2
http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=1538