90回記念国展 工芸沖縄展―黎明から現代 匠の系譜―

無題

 

国画会工芸部は富本憲吉によって創部され、その後民芸運動を指導した柳宗悦や濱田庄司、バーナード・リーチ、河井寛次郎、芹沢銈介らが参加し、現在の工芸部の礎を築きました。これら国画会草創期の先人たちをはじめ、多くの作家がたびたび沖縄を訪れ、その美しい伝統工芸に深い感銘を受け、沖縄の作家と親交を深めてきました。
今年、国展が90回を迎えるにあたり、国展工芸の“ふるさと”ともいえるほど縁の深い沖縄で「90回記念国展工芸沖縄展」を開催します。本展では近代日本の工芸界で活躍し、多大な影響を与えた国画会草創期の作家の作品を特別に展示するとともに、先人たちの思いを受け継ぐ現在の会員、準会員らの作品(陶、ガラス、木工、漆、染、織)およそ140点を展示します。

 

期間:2016年9月13日~10月2日
場所:沖縄県立博物館・美術館