まつり、戦争、人、宇宙、音楽……。
文字や呪文のようにも見えるその絵は、なにを伝えようとしているのか?
宮古島出身で、東京で約40年間活躍するグラフィックデザイナー、宮川隆。
1993年のある日、彼は突然1枚の絵を描いてしまった。
今まで学んだどの技法とも違う、自分が描いた実感のない絵。
「自分はどうしてしまったのか?」それから20余年、彼は宮古島の神々から受け取る宇宙規模の情報を、紙に「うつしとる」ことを続けてきた。
そんな人智を超えた奇想の絵画群が、今春、初画集『みやこ』として刊行。
これを記念して、画集掲載作品のパネルや未発表作品を含む原画を展示(一部販売)する個展を8月に沖縄本島の<カフェユニゾン>で開催したが、その巡回展がついに宮古島で決定!
画家の故郷であり、また絵の故郷ともいえる宮古島では初めての里帰り展です。
この貴重な機会、宮古島ならではの「祈り」のアートにぜひ触れてみてください。
宮川 隆(みやがわたかし)
1955 年沖縄県宮古島生まれ。グラフィックデザイナー。沖縄が日本に返還された18 歳の年に上京。日本画を学ぶため、大学進学をめざすが失敗。
紆余曲折ののち「工作舎」へ入社し、グラフィックデザイナーに。93 年にフリーとなり、エディトリアルデザインの領域で仕事を行う。同じ頃、「絵」も描き始める。現在もデザイナーとして東京で活動中である。奈良美智氏、よしもとばなな氏ら、数多くの有名作家、アーティストの著書の装丁を担当している。
<会期>2016年9月26日(月)〜10月2日(火) ※会期中無休
<時間>11:30〜24:00(休憩時間17:00〜19:00)
<入場料>1ドリンク付き500円 ※高校生以下無料
<会場>カフェブレス
宮古島市平良字西里809-3
0980-79-5079
【お問い合わせ】「みやこ」宮古島展実行委員会
代表:与那覇淳 090-9471-7470
事務局:根間郁乃 equinox70@icloud.com 090-7384-5671