西村芳弘氏は1970年兵庫県の生まれ、1998年に東京藝術大学大学院陶芸専攻終了後、広島県にて作陶を開始しました。
西村氏の作品は作者が現実の世界で感じたイメージをオブジェなどの形で表現したものです。そこには登場人物がいて、ストーリーがあり、まるで物語の一場面を表現したような世界観が広がっています。また、それらの作品には詩が添えられて展示されます。それぞれの作品で表現された形とは、西村氏が陶芸家として語った言葉であり、まさにやきもで謡われた一片の詩なのです。
西村氏にとって作品とは伝えたいことを翻訳するかのように、イメージを形として表現したものです。西村氏が作る作品というツールを通して、作者と観覧者のコミュニケーションが広がり、皆様の中にも物語が広がれば幸いです。
※1月30日からリウボウ美術サロン(パレットくもじ7階)でも西村芳弘氏の個展が開催される予定です。
期間:1月30日(火)~2月12日(月)
場所:3階企画展示室
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