「つながるを、つくる。かかわると、かわる。」展

 

3人の現代アーティストを顧問に迎えた、ユニークな「部活動」が始まりました。 本展は、「ダンボール部」「ポストポスト部」「ユーチュー部」の、3つのアートな部活動に参加する部員の作品発表に、3人のアーティストの作品を加えた展覧会です。
ダンボール部顧問の儀間朝龍は、「流通」と「消費」をコンセプトに廃ダンボールを素材としたポップな作品を発表し、最近は香港の雑誌社とのコラボレーションを行うなど活動の幅を広げています。
ポストポスト部の平良亜弥は、光や影など日常の何気ない風景に小さな変化を生み出すインスタレーション作品やパフォーマンスなど沖縄を拠点に精力的に活動しています。そして、ユーチュー部の顧問を務める藤井光は、いま注目の映像作家として、日産アートアワード2017でグランプリを受賞したほか、Tokyo Contemporary Art Award 2020-2022に選出されるなど国内外の美術展で活躍しています。

 

本展は、新型コロナウィルス感染症の流行という事態において顕在化した不寛容さや差別といった地域社会の有りように対して、ワクワクする創造的な活動を通して問題提起するとともに、多様なつながりの形成を試みる「アーティストと開発する社会教育プログラム」の成果発表会です。現代美術家の藤浩志がしかける「地域に部活的活動をつくる」というコンセプトに共感し、その活動方法を取り入れることで、地域コミュニティの関係性をゆるやかにつなぎ、関わり方を多様にすることを目指しています。
3つのアートな部活動および本展覧会を通して、新たなつながりとちいさな変化を感じていただければ幸いです。

 

期間:2021年2月5日(金)〜7日(日) 11:00〜20:00(5日のみ14:00〜20:00)
場所:ホテル アンテルーム 那覇 〒900-0016 沖縄県那覇市前島3丁目27−11 

 

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