ホテル アンテルーム 那覇のギャラリースペース「Gallery 9.5 NAHA」にて、2022年4月15日(金)~2022年8月28日(日)に、県出身で世界的に活躍する照屋勇賢による個展「Unterritorial Territory」を開催します。
ANTEROOM(待合室)という空間を活かした、場所性の定まらない中で新たな情景が目に浮かぶ展覧会となります。
是非足をお運びください。
照屋勇賢個展「Unterritorial Territory 」概要
開催期間:2022年4月15日(金)~2022年8月28日(日)
時間:9:00~21:00
場所:ホテル アンテルーム 那覇 Gallery 9.5 NAHA 入場無料
https://okinawa-uds.co.jp/exhibition/exhibition-9501/?loc=cat_loc_anteroom
本展のみどころ
1)沖縄出身でベルリンに拠点をおく照屋勇賢による、新作、旧作を含めた壁掛け作品を中心に個展を行います。
2)沖縄では未発表の作品を中心にホテル アンテルーム 那覇の海に臨み、トラフィカルな空間ならではの展示を行います。
3) 展示期間中には、照屋勇賢による実際に宿泊することが出来る客室展示の制作を予定しております。
作家プロフィール
照屋勇賢 TERUYA Yuken
1973年沖縄県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツMFAプログラム修了。ファストフード店の紙袋や有名ブランドの紙袋に微細な切り込みを入れ、紙袋の中に街路樹などの実在の木をモデルとした木をつくり出す「告知―森」シリーズをはじめ、トイレットペーパーの芯などの日用品や身近なオブジェクトを用い、時にそれらの使用法を変え、意味をずらすことで、日々気づくことのない枠組みや問題を作品化する。
照屋勇賢ステイトメント
どのホテルの窓から見ても、同じオーシャンビューはない。ホテルの窓の数分だけ海がある。小さな内部空間が、巨大な外部空間を作り出し、内部空間(ホテル)から外部(沖縄)へ出ると、別の内部(沖縄)と外部(日本)が生まれるのです。
Unterritorial Territory展の作品のほとんどは、沖縄で発表されたことのない作品です。沖縄の中でも非沖縄的な空間であるアンテルームは、これまで沖縄の中で発表してきたテーマとは異なる側面を持つ作品を発表する機会を与えてくれたのです。
日本の中の沖縄は異なる場所、でもルールや法律は適用される、ユートピアでもディストピアでもない、ヘテロトピア、(異なる場所)として作られました。そして沖縄の日本復帰、50年経った今でも続いている。沖縄が日本を映す鏡であるのと同様に、私の作品は、誰もが負けてしまう圧倒的な力を映し出す鏡です。
「夜明け」では新しい機能が生まれ変わり、「モノポリー」ではでは重力が不在です。この「他者」性には希望があり、ビジョンがある。もうひとつのヘテロトピアへのビジョン。
本件お問合せ先
ホテル アンテルーム 那覇 Gallery9.5 NAHA
電話:098-860-5151(ホテル代表)
メールアドレス:gallery@anteroom-naha.com
感染予防対策を徹底した上で、皆様のお越しをお待ちしております。
【22.4.15~8.28】照屋勇賢個展「Unterritorial Territory 」
2022.04.25