2013 2月


 
卵、砂糖、小麦粉、乳製品を使わないローフード料理
新鮮野菜&果物で栄養、酵素たっぷりな
リッチな味わい。
ひなまつり特別メニューをお楽しみください。
 
日時 3月3日(日)12時
場所 EMコスタビスタホテル&スパ スパ棟3F 「グクルの森カフェ」 
住所 北中城村字喜舎場1478
 
会費 3500円 スムージー付き
予約制 先着20名様(定員制)
御予約☎ 090-1426-7529
(ローフード沖縄・南部校 校長 吉澤直美)
http://ameblo.jp/smoothie-rawfood-okinawa/
 

2013 2月

山の茶屋
 
「僕の写真撮るなら、この木と撮ってちょうだい。
いいでしょう? このガジュマル」
 
南城市玉城の人気カフェ「山の茶屋」「浜辺の茶屋」のオーナー・稲福さんの、広い庭にある、大きな大きなガジュマル。
 
「去年の台風で少し傾いてしまったんだけどね。
幹から下がっているのは『気根』。幹が傾いても、地面に向かって伸びていった気根が支えるんだよ。
不思議だよね。そして、強いんだよね」
 
この立派なガジュマルに代表されるように、稲福さんの「庭」には、自然の姿そのままの花や樹木があふれている。
 
「僕の自慢の庭、面白いと思ってもらえるかわからないんだけど、一緒に“ のぼって ”みる?」
 
山の茶屋
 
山の茶屋
 
庭へ向かう前に、「山の茶屋」の奥にある隠れ家を拝見。
 
山の茶屋
 
実はここ、知る人ぞ知る宿泊施設でもあり、スパでもある。
詳しいことは、山の茶屋にてお尋ねください。
テラスから一望できる玉城の海を、独り占めできるおうちです。
 
この、おうちへと続く板造りの道にご注目。
切り立った岩場を避けるように作られている。
 
「僕は、自然のものにできるだけ手を加えないように心がけてるんだ。
岩場そのものが、この空間の主役なんだよ」
 
山の茶屋
 
庭の入り口。
門はあれど、門のこちら側も向こう側も、風景はさして変わらない。
「かぎりなく自然のままに」という稲福さんの姿勢がここにもうかがえる。
 
門を入って間もなく、広大な庭の中でも特に稲福さんが愛着を感じている植物に会える。
 
「11年前に捨てられそうになっていたところを、『俺にくれ、大事にするから』ともらってきたガジュマルがあるんだ」
 
山の茶屋
 
手を広げたような形状の、若々しく葉の茂った木がそのガジュマルだ。
 
「大掃除するからと、ゴミのように捨てられかけていたんだよ。
それを引き止めて、花鉢に入れて連れて帰ってきた。
それから11年、こんなに大きくなったよ。
こいつがさ、前を通るたびに言うんだよな、『ありがとう、拾ってくれて。殺される身だったのに』って」
 
山の茶屋
 
木々に囲まれた広場には、大きな舞台がひっそりと。
 
「ここで、ライブをやったりワークショップを開いたりしてるんだよ」
 
山の茶屋
 
「ここはインフォメーションスタンド。
カフェスタンドにして、ドリンクを出してもいいかもしれないね」
 
土木設計事務所を経営していたこともある稲福さん。
モノづくりはお手の物、舞台も小屋も、道も階段も、何だって作れる。
 
山の茶屋
 
一体、何年間ここに立ち続けているのか。
大木となったガジュマルが見つめる先には…。
 
山の茶屋
 
玉城の海。
 
山の茶屋
 
手すりももちろん、自身で作りつけた。
 
稲福さんの庭はその昔、小さな集落が存在していた場所にある。
田畑として使われていたと思しき場所には、確かに開墾の跡が見られる。
当時の石積みも、そのままの状態で残されている。
 
山の茶屋
 
生き生きとした空間は、自然にまかせているだけでは実現しない。
自然な状態を維持するために、あえて人の手を加えている部分もある。
 
「例えば、限られた植物の蜜しか吸わない蝶がいるのですが、台風でその植物がやられた場合、苗を持ってきて新たに植えるんです。そうしないと、生態系が変わってしまう。
その際気をつけているのは、新たに植える植物を、できるだけ自然に生えているように植えること。あからさまな感じにならないよう、目立たぬように植えるんです」
 
勝手に生い茂っているのではなく、細心の注意を払って、守り育てているのだ。
しかし、その様子があまりに自然であるからか、思わず手を伸ばして摘みとろうとしている人を見かけることもあると言う。
 
「『すみませんが…』と声をかけたら、逆に怒られました。
『こんなに沢山生えているのに。いいじゃないか』と」
 
山の茶屋
 
「浜辺の茶屋」から「山の茶屋」に到るまでの広大な稲福さんの土地は、相続したのではなく、私財をはたいてこつこつと購入していったものだ。
 
「金が貯まったら土地を買い、また貯まったらまた買う…の繰り返し。だから貯蓄なんてろくにできたことがない。奥さんは大変だったんじゃないかな(笑)」
 
山の茶屋
 
山の茶屋
 
山の茶屋
 
24歳で土木関係の会社を立ち上げ、順調に経営を続けていた。
 
「従業員も雇い、羽振りもよかった。当時はちやほやされていたね」
 
34歳のときに玉城の土地に出逢って価値観が一変、36歳で人生の岐路に立った。
会社は順調だが、自分が本当にやりたいことは今の仕事なのだろうか? 大事なことを忘れていないだろうか?
稲福さんは奥さんにことわって、国外で2ヶ月を過ごした。
 
「これからの人生について、椰子の木の下でずっと考えてたんだ(笑)。
それで2ヶ月後、すっぱり会社をやめて、浜辺の茶屋を始めたんです」
 
今のように自然派カフェなどほとんど存在しない時代、周りはみな反対したと言う。
 
「すごくバカにされましたよ。『こんな場所に客なんて来るはずがないよ』と」
 
資金をかき集め、店が完成したのが12月。真冬の海に立ち寄る観光客などいなかった。
 
「調子のいいときで1日10~15名くらい。
普段は嫁さんと二人で寂しく店に立って…。
でも、『僕ら間違ってないよね? 海を見ながらコーヒーを飲むことの素晴らしさに、共感してくれるひとはいるはずよね?』と」
 
稲福さん夫妻の考えに間違いはなかった。
徐々に客は増え、店の評判は県外へも広まり、やがて人気店となった。
 
「僕らがやっているのは『空間の提供業』だと思っているんです。
お客さんがうちを訪れてくださる目的は、この空間の風を吸うことだと思うんです。ただコーヒーを飲むためだけに、わざわざ東京から沖縄まで来るひとはいないでしょう?
 
自然がつくり出した空間というのは、二つとして同じところはありませんから、人の真似というのができない。
都会の交差点ならどこでも簡単に真似することができるけれど、自然環境がまったく同じところなんてありませんから、唯一無二なんです」
 
山の茶屋
 
息を切らして(稲福さんは涼しい顔で)山沿いの庭をのぼりきったところには、瓦屋根の家が建っている。稲福さんの自邸だ。
 
「ここもカフェだと勘違いして、入っていらっしゃる方が多いんですよ(笑)」
 
山の茶屋
 
山の茶屋
 
庭の大木も、気持ちよさそうに海を見下ろしていた。
 
山の茶屋
 
「沖縄の自然そのものが、素晴らしい原石なんです。
それを、開発という名のもとに破壊してしまう人たちが多い。
実際、土木関係の会社を経営していたころは僕もそういうことをやっていました。
原石を破壊するのではなく、磨くスタイルの土地利用に、我々はもっと目を向けるべきだと思うんです。

庭の勉強のためにハワイに行くと、沖縄が観光立県を名乗っているのが恥ずかしくなるんですよ。
特に名所・名木というわけでもないのに、ヒンプンガジュマルの3~4倍はあろうかという大木が到るところにある。自然を守るということが、ごく当たり前になされている。
 
ハワイのビーチサイドはゴミ箱がしっかり設置され、ポイ捨てなどしないよう役所が管理しています。
一方、沖縄では保安林にもゴミが散乱し、路側帯の草もほとんど手入れされていません。
 
これでは、トランジットで沖縄に立ち寄った外国人は、誰もリピーターにはならない。
 
今ならば、まだ間に合うと思うんです。
自然が、人の手によってしっかりと守られて、のびのびとしている状態がいかに素晴らしいか、この庭にお越しになって、ぜひ肌で感じてみてください。
この庭を造ったのは、そのためでもあるんです」
 

写真・文 中井 雅代

 
山の茶屋
山の茶屋・楽水
南城市玉城玉城19-1

 

2013 2月

大川 和宏 展 ¡ QUE   APROVECHE!
 
2013年3月8日(金)〜17日(日) 10:00〜19:00
@ 陶・よかりよ 那覇市壺屋1−4−4 !F
☎ 098−867−6576
http://www1.ocn.ne.jp/~yokariyo/
 
 啓蟄も近付く頃、沖縄では「うりずん」の季節がやって参ります。
一年で一番過ごし易いこの季節に、長き冬眠から目覚めた?陶・よかりよがお届けするのは、作家の性格そのままの、おもいっきり明るい色調と自由自在な造形が特徴の大川 和宏(千葉在住)の個展です。タイトルの「 ¡ QUE APROVECHE !」は、ラテン語で「召し上がれ!」の意。初めての土地での初個展に際して、自分の うつわ を「いかがですか?」と差し出す積もりで付けたタイトルです。  
さぁ、楽しい うつわ で、季節の味覚を召し上がれ!!
 
《大川和宏》
1971 千葉県に生まれる
1994 玉川大学芸術学科陶芸コース卒業
1996 金沢美術工芸大学美術工芸研究科大学院修了
1997~千葉県成田市に築窯(アトリエ)
 
大川 和宏 展 ¡ QUE   APROVECHE!
クリックで拡大します
 
大川
*)新作:動物カラカラカップ。口台部分二重構造になっており、振ると土鈴のように軽やかな音がします。
 

 

 

2013 2月


 
沖縄県・沖縄県ダイビング安全対策協議会・沖縄県サンゴ礁保全推進協議会・日本サンゴ礁学会サンゴ礁保全委員会の共催で開催致します。パネル展・シンポジウムには無料でご参加頂けます(交流会の会費は300円です、事前にお申込みください)。
 
このイベントでは、県下のさんご礁保全活動と沖縄の海を紹介するパネル展を併催しながら、琉球大学法文学部准教授の渡久地健さんや海の種の金城浩二さんなどによる講演と保全活動実施団体の活動報告からなるシンポジウム、そしてシンポジウム後には交流会をmuseum caféにて催します。
 
さんご礁に関連する人と自然に興味を持たれる方をはじめ、どなたでもどうぞお誘い合わせのうえ自由にご参加ください。交流会はお席に限りがございますので、「3/8」までにお申し込みをお願いします。

開催年月日:2013年3月10日(日)
開催時間:10:00~14:30
場所:沖縄県立博物館美術館(パネル展・シンポジウム@講座室、交流会@museum café茶花)
 
http://www.okikanka.or.jp/
 
 

 

2013 2月

調べる論
木村俊介・著 NHK出版 ¥860 (税別)
 
春が近づくと、何だかざわざわとする。きっと大きなものから小さなものまで到るところで芽吹いている気配を感じるから。
 
またこの季節、いつも一度は経験してみたいと思いながら実現出来ずにいるホエールウォッチングのシーズン。せわしない生活を送っていても、遠くで優雅にクジラが潮を吹いていると思うとほっとしたりする。
 
遠い、自分とはかけ離れた違う世界のことを知る、ということはそういう効用みたいなものがあるのかもしれないと思う。ほっとするだけではなく、また同時にわくわくもする。
それで今回は様々な職種の人たちの「生の声」を集めたインタビュー集をご紹介します。
 
「調べる」と言っても、何か特別なことを指すわけではなくて、私たちが普段日常で無意識にやっていることだったりする。
 
新鮮な野菜が手に入ったのでそれを使ったレシピをクックパッドで探したり、耳慣れない言葉を辞書で引いたり、旅で見知らぬ場所を訪れることも「調べる」の中に括ってしまえる。でも仕事となるとこの「調べる」の意味合いがまた変わってくるのが面白い。
 
問いって大事。ふと疑問に思うことがその人のオリジナルを浮かび上がらせる。自分がこれを知りたい、というところから全ては始まるのだから。そんなことがこの本を読むと強く伝わってくる。
 
内容はインタビュアーとして注目されている著者が、記者や内科医、演劇プロデューサー、弁護士、ケアワーカーなど様々な職種の20人に「調べる」という視点から聞いた話をまとめたもの。
「ほんとうの話」がしたくて、という著者が、それぞれから印象的な言葉をいくつも引き出している。人の話を聞くってなんて刺激的なことなんだろう。それも生身の声、というのがポイント。以下はその中から。
 
「直につながった人のためにできることこそが社会に還元できること」
 
「前に人のいないはじめての場所に入り込むと、そのうちに問いも答えもない世界に自分はいるんだと気づく。そこに分かっている人間はいない。だから自分で決断して自分で自分の問いに答えるしかない」
 
「一生懸命に何かをやっていれば、どこかで同じように何かをしている誰かに会える」
 
「インタビューは密室と密室をつなぎ、共鳴させるもの」
 
今まで見えていた先にまだもっと先がある、という感覚は人を明るくする。
知らないことを知る、というのが学びの本質だとすればこの本は「学び方についての本」だとも言えるかもしれない。
 
多岐に渡る仕事のプロたちに聞いたそれぞれの学び方。新しい季節を前に参考にしてみてはどうでしょう?

OMAR BOOKS 川端明美




OMAR BOOKS(オマーブックス)
北中城村島袋309 1F tel.098-933-2585
open:14:00~20:00/close:月
駐車場有り
blog:http://omar.exblog.jp
 

2013 2月


 
泣いて!笑って!感動して! 親子で聞ける食育・子育て講演会
 
お弁当をこどもが自分で作るという小さな取組が、学校や家庭
 
地域までを「笑顔」にする 小学校の校長先生10年の軌跡
 
子育てまっただ中のお母さんにぜひ聞いてほしい講演会です。
 
 
平成25年3月17日(日)
 
午前の部:10時開場・10時半開演
場所:那覇市民会館大ホール
 
午後の部: 4時開場・ 4時半開演
場所:名桜大学 多目的ホール
 
ブログ:http://www.okinawa.coop/event/holding.php?eid=00001
 

2013 2月

ぷっとぅるー
 
この料理、うちなんちゅでも若い人はあまり知らないんじゃないかな?
「うむくじ」は芋の葛のこと、「ぷっとぅるー」は….何かね? 私もよく分からんさ。
ぷるぷるしている食べ物、という意味かもしれないね。
 
ぷっとぅるー
 
必要な材料は「いもくず」。
今日はだし汁代わりにシーチキンを入れようね。かつお節でもいいよ。
野菜はあるもので大丈夫。ニラのかわりにネギでも良いしね。
 
ぷっとぅるー
 
にんじんはシリシリーします。
私は少し細かくすりおろしてるよ。その方が炊きやすいからね。
 
水はあとから加えてもいいんだけど、私は最初からボウルに入れているさ。
 
ぷっとぅるー
ぷっとぅるー
 
ニラも刻んで、ボウルに入れます。
 
ぷっとぅるー
 
塩を加えるよ。
今日はシーチキンも入れるから、小さじ1/3〜1/2くらいで十分かもね。
調味料として入れるのは、この塩だけよ。
 
ぷっとぅるー
 
うむくじを加えます。
このとき、ヒラヤーチーとかお好み焼き感覚で沢山入れすぎないように気をつけてね。硬くなってしまい、ぷるぷるに仕上がらないよ。
おたまですくったときにサラサラーと流れる程度にしてね。
 
ぷっとぅるー
 
うーん、どんなかね。ちょっとゆるいかな。
あとすこーしだけうむくじを足そうね。
 
ぷっとぅるー
 
この料理の一番のポイントは、水とうむくじの加減かもしれないね。
最初は失敗してもいいのよ、作るうちにわかってくるさ。
 
ぷっとぅるー
 
シーチキンを入れます。
今日は一缶丸ごと使おうかね。
 
ぷっとぅるー
 
さ、焼いていくよ。
油は少し多めに入れてね。
私はオリーブオイル使っているけど、もちろんサラダ油でもいいんだよ。
 
ぷっとぅるー
 
最初は少なめに作って試し焼きしてみたらいいね。
硬さをみて、水かうむくじを足せばいいから。
 
気をつけてほしいのは、二つ目以降を焼くとき。
ボウルの中でうむくじが沈殿するから、フライパンに落とす前によくかき混ぜてね。
 
ぷっとぅるー
 
私たちが小さいころは、芋が主食だったんだよ。
人のお宅に行くと、「食べなさい」と言ってふかし芋が出てきたりね。
うむくじぷっとぅるーもよく作っていたけど、昔は袋売りのうむくじなんてなかったから、芋をすりおろして作っていたんだよ。
 
今は便利になったさ。
子どもたちが小さいときは、土曜のお昼ご飯として作ったりもしたね。
すぐできる簡単料理だし、子どもたちも好きでよく食べよったよ。
 
ぷっとぅるー
 
中火で炒めて、箸やしゃもじで切るように混ぜてね。
中までしっかり火が通るように。
 
これくらいになったら、味噌を少し加えてもいいし、溶き卵を入れてチャンプルーにしてもおいしいよ。
 
ぷっとぅるー
 
今日はシンプルなうむくじぷっとぅるーね。はい、できあがり。
ね、ぷるぷるしているでしょ? だからぷっとぅるーさ(笑)。
この食感がいいのよね。
 
ぷっとぅるー
 
小腹が空いたときには、ちょっとしたおやつ代わりにもなる。
小さい子どもさんがいるおうちにもおすすめよ。
 

写真 中井雅代