2015 4月

 

ヨガとアーユルヴェーダは、ヴェーダの伝統から派生した姉妹で、一緒に正しい方法で用いれば、サフランとミルクのように互いに美しく補完し合います。アーユルヴェーダは生命と生活の科学であり、身体と精神を癒す、数えきれないほどの方法を与えてくれます。ヨガは自己認識の科学で、そのためには健康なこころと身体が必要です。それゆえ、ヨガでの学びがアーユルヴェーダがもたらす健康の原則を通して最終的に調整されるようになっており、同様に、アーユルヴェーダは正しいヨガの訓練を通して特有の精神的心理的な側面を得られるようになっています。
これらの共通の目的は、the Puruṣārthasの観察を通して、調和のとれた人生を導くことにあります。thePuruṣārthasとは、Dharma(正義、道徳的価値観)、Artha(繁栄、経済的価値)、Kama(喜び、愛、心理的な価値)、Moksha(解放、精神的価値)のことです。
この人生へのアプローチによって、役割を果たすための美徳、欲望を達成するための健康、社会的地位に達しそれを保つための富、精神の解放を達成するための心の平安を観察しなければならないと信じられています。
ヨガではこの過程を、Gunaまたは普遍的な属性であるTamas、Rajas、Sattva(慣性の原則、運動の原理、精神の原理)を統一された状態にすることで、そしてアーユルヴェーダでは、根本的にはヨガ行者のTamas(慣性の法則)から生じる、the Mahābhūtaまたは5つの要素 (空間+空気=Vāta、水+火=Pitta、水+地=Kapha)の組み合わせで成り立つドーシャ(Vāta、Pitta、Kapha)のバランスを整えることで実践します。
一般的な考え方でいうと、シヴァナンダヨガ(Sivananda Yoga)、クリパルヨガ(KripaluYoga)、インテグラルヨガ(Integral Yoga)は、ヴァータ気質の人に最も合い、アシュタンガヨガ(AshtangaYoga)、ビクラムヨガ(Bikram Yoga)、パワーヨガ(PowerYoga)はピッタ気質の人に良く、アイアンガーヨガ(IyengarYoga)はカファ気質に最良であり、そして、ヴィニヨガ(Viniyoga)と、クンダリニーヨガ(Kundalini
Yoga)は、3つのドーシャのバランスを整えるトリドーシック(tridoshic)とされています。
これはどちらかと言えば限定的な見解であり、講師、生徒、その他の要因にもよりますが、必ずしも正確だとは限りませんので、A.Dharmindraによるこの講義では、ヨガの流派ではなく、特定のヨガの実習によるドーシャへの効果に重点を置きます。
the Yoga Sūtras of Patañjaliとthe CharakaSamhitāに基づくアーユルヴェーダおよびヨガの基礎理論と、25年間のヨガとアーユルヴェーダの研究から得た実践的な情報についても討論します。この講義の最終的な目的は、参加者全員に、ヨガを通したドーシャの管理ができるツールを提供することにあります。この講義は、いつでも参加できるようにカリキュラムを組んでいますので、みなさまのご参加をお待ちしております。
参加ご希望の方は、前の日の晩までのご予約をお願い致します。 paul@sheshayoga.com

 

【日 時】4月17日(金)
19時半-21時
【受講料】 3,000円
(マンスリー会員は受講無料)
【場 所】The Healing Space
地図 http://sheshayoga.com/healing.html

 

教室の日程、講義、イベント情報に関しましては、ウェブサイトおよびブログにお越しください。
ブログ http://sheshayoga.ti-da.net
ウェブサイト http://www.sheshayoga.com
Facebook
https://www.facebook.com/sheshayoga?ref=hl
https://www.facebook.com/yogashesha

 

Atma Dharmindra/ Paul
श्री राम
Purify your body! Purify your mind! Purify your life!

 

2015 4月

 

白砂糖、卵、乳製品を使わずにお菓子づくりをします。今回つくるのは、「レアチーズケーキ風 豆腐でゴメン!」と「さつまいもとリンゴのタルト」です。教えてくれるのは京都・伏見でおばんざい料理店を営む滋野悦子さん。食と健康の話も交えながら、楽しくお菓子の作り方を教えてくれますよ!アレルギーのお子さまをお持ちの方や、健康に興味・関心の高い方、美味しいお菓子が好き!という方も、お待ちしています。4月6日~15日までお申し込みを受付ます。先着順なので、お早めに!

 

開催日時:4月20日(月)19時~21時
場所:若狭公民館 2F実習室
参加費:600円(保険料・材料費)
問い合わせ・お申し込み:若狭公民館(担当:まきや 098-917-3446)

 

2015 4月

 

今年は、ふくら舎1階にて「木boca花」展を開催します!
これからの季節にぴったりな色合いをした木花さんの衣服はとても涼しげ。
衣服だけではなく、定番の布小物なども展開いたします。ぜひ、お立ち寄り下さい。
母の日への贈りものとしても、きっと喜ばれるはずです。

 

期間:4月3日(金)〜5月7日(木)
時間:10:00〜22:00(映画上映スケジュールにより変動あり)
場所:那覇市牧志3-6-10 ふくら舎1階(桜坂劇場内)

 

桜坂劇場HP http://www.sakura-zaka.com
ふくら舎Facebook https://www.facebook.com/Fukurasha
ふくら舎ブログ http://panafukura.ti-da.net

 

2015 4月

 

館から出る、期限切れのポスター・チラシ【Chiri(チリ)】を材料に、博物館の展示物に関連したイラストが描かれた台紙へ「ちぎり絵」をしよう!
作品はお持ち帰りできます。

 

開催日:5月3日(日・憲法記念日)、4日(月・みどりの日)10:00〜12:00
*最終受付11:45、定員に達し次第終了。
場所:沖縄県立博物館・美術館 正面玄関横
*雨天時、博物館実習室

 

http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1371

 

2015 4月

 

キム ホノを培かってきた花粉 と 花粉としての キム ホノ 。
「Le Pollen」(1982)フランスの歌手 Pierre Barouh(ピエール・バルー) のアルバムを聴いていて「なんか、いいなぁ。」と思ったのがコトの発端でした。このアルバムはバルーを愛する日本人ミュージシャンが多数参加して作られた1枚です。表題曲の「Le Pollen」は曲の冒頭「今日、僕は僕、僕達は僕達、そして全ては僕達を培ってきた花粉。」という語りに始まり、曲中に参加ミュージシャンの一人である高橋幸宏とバルーが、交互に好きな人の名を挙げて行くゲームをしています。曰く ♪ ジャン・コクトー ♪ グスタフ・マーラー ♪ ヘンリー・ミラー ♪ 中原中也 ♪ タマラ・ド・レンピッカ ♪ エリク・サティー ♪ 藤田嗣治 ♪ サンペ ♪ ブライアン・イーノ ♪ ジャン・コクトー ・・・・・・・・・( 実に楽しそうに続いて行くのです。)
 この曲を聴いていて 何気に、作家 キム ホノ宅で酒を酌み交わしながら互いの想いを語り合った幾晩かを思い出して、人と人が理解を深め関係性を強めて行く事や、色んなものに影響を受けて自分がここにいる事や、・・・。きっと展っていうのは、そう言う事の延長なのだろう と思え今回の展に「Le Pollen 〜花粉〜」のタイトルを拝借することになりました。
 4月17日(金)からの10日間に キム ホノのばらまく花粉が、皆さんを元気にしてくれますように。そしてキム ホノの作品が沖縄に沢山散らばって行きます様に。

 

2015年4月17日(金)〜26日(日) 
10:00〜19:00 会期中無休
*)但し、18(土)、19(日)は18時まで
@ 陶・よかりよ  壺屋1−4−4  
☎098−867−7576

 


この度、陶・よかりよ4月企画作家個展「 Le Pollen ~ 花粉 ~ 」キム・ホノ個展(4/17より)に併せてキム・ホノ発案で作られた大坊 勝次さん(大坊珈琲店)とキム・ホノ(陶芸家)の対談集「大坊珈琲の時間」(自由空間 刊 / 定価¥2700)を個展会場で発売しております。珈琲のコト、モノをつくるコト、好きな事をして生きるコトについて、自由について、様々を東京から名古屋、瀬戸と場所を移しながら語り尽くした愛に溢れた対話集です。どうぞ会場入口にて手にとって御覧下さい。

 

2015 4月

 

*花と緑に囲まれたフルールにおしゃれなカフェが出現!
テイクアウトできるお食事からパンにスイーツ、おいしいコーヒーをご用意*
その他アンティーク雑貨やブロカント家具、ハンドメイド小物からアート作品まで
キラキラのアクセサリー作りを楽しめるワークショップブースもございます!
当日はお庭にカフェスペースも用意してますので、ご飲食もできます
ご家族、カップル、お友達と楽しい日曜日をフルールで過ごしてみませんか?*

 

日 時:4月19日(日)
場所: フルール(新都心店)

 

H P :http://d-farbe.com/index.php
ブログ:http://shopfleur.ti-da.net/e7427712.html

 

2015 4月

 

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重松壮一郎 ~春の沖縄ツアー2015~
森のピアニスト、うりずんの風を、音に紡ぐ
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“僕たちはつながりあって、生きている――”
生きとし生けるものすべてと共鳴し、音に命を吹きこむ自然派ピアニスト・重松壮一郎。その音は、風となり、森となり、祈りとなる。
森のように包み込む唯一無二の音楽とその存在感で、人々を魅了し続ける重松壮一郎。うりずんの心地よい風を音に紡ぐ、春の沖縄ツアーを今年も開催します。ときに優しく包み込み、ときに激しく魂を揺さぶるその音に、ぜひ触れてください。

 

開催日:4/17(金) (開場)10:00(開演)10:30
大人2000円 中高生500円 小学生以下無料
※小さなお子さんも大歓迎です☆外で遊べるスペースもあります^^
場所:糸満市「海ん道-uminchi-」
沖縄県糸満市真栄里1931
http://www.uminchi.com/

 

重松壮一郎 オフィシャルサイト http://www.livingthings.org/
FBイベントページ https://www.facebook.com/events/1605904879654637/1605906476321144/

 

2015 4月

 

かわしまよう子の雑草料理と大城千春の雑穀料理のコラボ企画、『雑草と雑穀を味わう会』生命力あふれる雑草と雑穀を、季節にあったテーマで美味しくいただく知恵をお伝えしています。
沖縄では旧暦3月3日は「浜下り」の日。この日は海に出て、海水で身を清めて一年の健康祈願をすることから、『雑草と雑穀を味わう会』では、海水で身を清めたあと、浜辺に咲く草を摘み、海のめぐみとあわせて野外クッキング。おいしいごはんをいただきながら、健康で過ごせるように祈りたいと思います。
雑穀は、腸内環境を調える「大麦」。身体の中からも禊ぎます。
メニューは、浜辺の摘み草(つる菜、にが菜、浜大根など)を使って、おにぎり、白和え、みそ汁、ヒラヤーチを作ります。雑穀は、大麦のシュウマイ、大麦と野菜の炒め物などをご用意します。
季節の雑草と雑穀をいただき、海と大地のパワーで身体も心も健康になりましょう〜♪

 

◎4月のお食事会
日時・・・4月21日(火)旧暦3月3日 10:00〜14:30
内容・・・*浜辺の草摘みの散歩案内と料理・・・かわしまよう子
*雑穀のお話しと雑穀料理のレシピ紹介・・・大城千春
*雑草と雑穀のランチタイム♪
料金・・・4,000円
* 雑草と雑穀のランチ込み
* 草摘み散歩案内、雑穀のお話し&レシピ付き
定員・・・10名(先着順です)
申込・・・ugusukuchiharu@gmail.com 大城千春まで。前々日(4/19)まで受付♪
場所・・・沖縄県南城市玉城(詳しい場所はお申し込みの方に直接ご連絡します。)

 

◎プロフィール
かわしまよう子・・・2000年より雑草の世界に突入し、沖縄暮らし6年目。草との関わりを深めながら、心身の健康づくりをめざして活動中。雑誌「おきなわいちば」「自然栽培」などで連載。『道ばたに咲く』(地球丸)『草かざり』(ポプラ社)など草や暮らしにまつわる著書多数。現在60名ほどの草部員の部長をつとめる。
大城千春・・・13年間のアウトドアインストラクター業を経て、沖縄の離島へ移住。そのご縁で雑穀と出会う。どんな環境でも生育する逞しさ、苦しい環境の時こそ人間を救ってくれる雑穀の魅力にはまり、沖縄のベジレストランやカフェで雑穀料理の経験を積む。現在は雑穀の伝道師を目指して、雑穀料理人&畑人として活動中〜♪

 

2015 4月

 

 

“「とと」は、古い日本語で「お父さん」、「べべ」は、フランス語で「赤ちゃん」。親が子を育てるように、愛を込めてハンバーガーを作る。そういう気合いを店名に込めました。”

 

インパクトある店名について、聞かれることがよほど多いのだろう。店の柱には小さく、ととらべべハンバーガーの由来を説明する掲示がある。

 

“とと”である店主、佐藤健太さんは、“べべ”であるハンバーガーを、その由来通り、手間暇かけて大切に育てる。

 

「ベーコンは、塩とスパイスに5日間以上浸けて、丸1日塩出しして、6時間かけて燻します。八重岳の緋寒桜のチップで燻してます。台風で倒れた桜の片付けを手伝ったりして、桜の木をもらってくるんですよ。最近、ベーコンと言っても、ちゃんと燻さず液に浸けるだけとか、塩漬けも注射で済ませるとかあるじゃないですか。そういう手抜きをせずに、ちゃんと作るってことにこだわっています」

 

手間暇をかけるのは、ベーコンだけでない。バンズは毎朝その日の分を手作りする。

 

「他へ委託して作ってもらうことも考えたんです。でも原価の関係で、バターがマーガリンになってしまったり、ランクの低いものにならざるをえない。そういうの嫌なんですよ。パン屋さんが毎日パンを焼くように、バーガー屋もバンズを自分で作らなかったら、何を作るんだってことにもなるし。だからバンズは自分で作って焼くって決めてしまったんです。すごく大変で、途中後悔した時期もありましたけど(笑)」

 

パティの味を引き立てるソースも手作りだ。

 

「もとぶ牛でだしをとって、国産の玉ねぎ、りんご、人参、大根、にんにくのすりおろしとブレンドしています。自家製マスタードも加えてます。化学調味料は一切使ってないですね」

 

佐藤さんは、まっとうにハンバーガーを作る。ごまかすようなことはしないのだ。

 

スペシャルバーガー

 

ととらべべハンバーガーの大本命、パティとベーコン、シャキシャキレタスに厚切りトマトが挟まったスペシャルバーガーは、圧倒されるド迫力。一番主張するのは、やはりベーコンとパティの肉の味。ベーコンからは、燻された肉の脂のスモーキーな香りが口いっぱいに広がる。粗挽き肉を使ったパティは、ステーキを噛んでいるような歯ごたえがしっかりあって、肉々しさがこの上ない。よくよく味わうと、パティからも、燻製のいい香りが漂う。

 

「パティにもベーコンを大きめにカットして入れてるんですよ。パティは9,6ミリ角の粗挽き肉を使っていて、そこに角切りベーコンと和牛の牛脂を入れてるんです。お肉は150グラムありますね」

 

スペシャルバーガーと人気の双璧をなす、もとぶ牛バーガーのパティは、和牛の美味しさを十分に味わえるよう、シンプルに。

 

もとぶ牛バーガー

 

「もとぶ牛バーガーのパティには、ベーコンは入れてません。味付けも塩だけで、肉自体の美味しさを存分に味わってほしいですね。もとぶ牛の霜降りの部分とスネの部分をブレンドして、やはり9,6ミリの粗いミンチにしています。一番美味しいのは、脂の乗ってる霜降り部分。でもそれだけだと歯ごたえがないので、すね肉を混ぜることで、肉々しさも出してます。見た目にインパクトがあるよう分厚く成形しているんですが、お客様を待たせないよう火を通しやすくもしています。成形の仕方に秘密があるんですよ。成形が大変なのと、もとぶ牛自体の供給がそんなに多くないのとで、毎日10食の限定メニューです」

 

 

 

スペシャルバーガーも、もとぶ牛バーガーも、バンズに肉の乗った部分と野菜の乗った部分、2つに分けて供される。お客自身が最後の仕上げをするためだ。

 

「うちはトッピングビュッフェをやってるんですよ。ゴーヤのピクルスと、茹で卵スライス、オニオンフライを、パティの上に、好きなだけトッピングしてほしくて。タバスコやワインビネガーなどの調味料も置いてますので、好きな味にしてください。ここで食べるのが2回め3回めの人も、楽しんでもらいたいんです。あ、でもパティにケチャップは禁止です。ケチャップをつけると、せっかくの肉の味がチープな感じになってしまうんで(笑)」

 

トッピングビュッフェは、実は、スタッフの作業効率化の過程で生まれたもの。

 

「スタッフが独立したり、突然いなくなったり(笑)、立て続けに減ってしまったんですよね。新たに雇うことも考えたんですけど、せっかくだから残ったスタッフだけでやっていける仕組みを考えようと。券売機を入れて、ドリンクもセルフにしたんです。ハンバーガーも、お客様に取りにきて頂くスタイルにして。その代わりに、トッピングビュッフェコーナーを作ったんです。取りにきたついでに、そばのテーブルでトッピングして頂いてます」

 

佐藤さんは、スタッフが減るというピンチを、お客に協力してもらう形で乗り越えた。ただ、協力してもらうだけでなく、新たな楽しみを付け加えることも忘れなかった。

 


 

佐藤さんは、変化を恐れない。むしろ楽しんでいる節さえある。それは、これまで歩んできた人生もしかりで、自ら変化の大波に飛び込んでいるように見えるのだ。

 

「僕、出身は北海道の興部町(おこっぺちょう)というところなんですよ。オホーツク海に面した、ものすごい寒いところです(笑)。そこで獣医師をやっていたんです。乳牛をメインにやってました。かみさんと、寒いところはもうやだね、暖かいところへ引っ越すかって、沖縄へ来たんです。名護の家畜保健衛生所で半年間臨時職員として働きました。引越し代を出してくれるって言うんで(笑)」

 

沖縄でもそのまま獣医として働くのかと思いきや…。

 

「今一番やりたいことが獣医じゃなかったら、獣医にこだわる必要ないのかなって。興部町っていう限られたところでは、それなりに活躍していたと思うんですけど、言い方悪いですけど、親に買ってもらった免許じゃないですか(笑)。勉強したのは僕なんですけど、大学6年間の学費は親が出してる。自分がどれくらい社会に通用するのか、自分に免許もなくてゼロになったとき、自分は何かできるのかなって。当時はそういう思いが強かったんです」

 

獣医という仕事に、少なからず虚しさも感じていた。

 

「獣医はなりたくてなった職業だし、仕事自体も楽しかったし、僕に合ってるのかなとも思ってました。乳牛って産業動物だから経済の効率を真っ先に考えるってわかってはいたんです。でも、牛を飼うっていうのはそうじゃないだろっていう思いがありましたね。何回も何回も子供を産ませては乳を絞るんですけど、おっぱいの出がよくなるように、濃い餌をあげるんです。牧草はあんまりエネルギーなくて、とうもろこしって人間も食べるくらいだから、エネルギーが高い。そういう穀類をいっぱいあげるんですよ。でも穀類をいっぱいあげるとすぐ病気になっちゃうんですよね。食べるもののバランスがすごく大事なんです。だけど、これだけの牛が病気になっても仕方がないってサバサバした感じで。規模が大きい酪農家だと500頭とか一気に買ってくる。そうすると牛1頭死ぬことの価値がとても小さいんですよね。一生懸命治療しても、どうせまたっていうのがありました。そういう不満がなかったわけではないです。そういうところから逃げてきたっていうのもありますね」

 

 

 

「牛を救う側から、食べる側になったってよく言われるんですけど(笑)、繋がってますよね。獣医師は食を確保するのが目的なんだし。沖縄に来たときは何も決めてなかったんです。名護で半年間働いてる間も、ハンバーガー屋をやろうって決まってなかったです。北海道にいたときから趣味で燻製をやってたので、ベーコンは作れる。これでパンも作れるようになって、この2つが美味しかったらバーガー屋でなんとかやっていけるんじゃないかって」

 

27歳で飛び込んだ飲食業界。それまで飲食店でアルバイトをした経験もなかったのだから、苦労がなかったはずはない。

 

「最初、パンは全然うまくできませんでしたね。パン職人のなんちゃらって本を買ってきて、本に書いてある通りやってもうまくいかなかったです。焼いてみたら、全然膨らんでなくて真っ黒焦げで、チョコレートみたいになってしまったり。でも趣味でパンを焼いてる人もいるくらいなんだから、練習すれば絶対できるようになるって信じてました。1ヶ月くらい練習してようやく納得できるものが作れましたね」

 

アボカドチーズバーガー

 

 

自分がどれだけできるのか、自分の挑戦のために始めたととらべべハンバーガーだが、始めてみて、1人の力の小ささに気がつく。

 

「自分1人じゃできない、結局、人に頼らないと何もやっていけないってことがわかったんですよ。人にいかに頼れるかってことが、その人の力なのかもしれないなって思いますね。仮に100人の人に頼れたら100倍の力になるけど、誰にも頼れなかったら、その人自身がどんなに優秀でも結局2倍3倍が関の山じゃないですか。かみさんやスタッフがいなかったら、ここまで店を続けてこれなかったですね」

 

この気づきがあって、お店で一番大事にしてるのは、味でもお客でもなく、スタッフと言い切る。

 

「お客さんが『美味しい』って笑顔になってくれるのが、もちろん一番励みになるのは間違いないです。でも自分の中で何が一番大事かって言ったら、スタッフですね。100人のお客様より、1人のスタッフのほうが、絶対大事です。僕達が気持よく働けているかってことを大切にしています。だって、辛くて影で必死になって作ってる料理なんて、食べたくないでしょう? 気持よく働けて初めて、心から笑顔で提供できますもんね」

 

 

佐藤さんの、変化を恐れずチャレンジする姿は、遊び心を伴って、“今月のバーガー”メニューに反映されている。“今月のバーガー”とは、月替りのお楽しみバーガーだ。

 

「去年の12月は、クリスマスジャークチキンバーガー。燻製が得意なんで、チキンをちょっと燻製にしたバーガーです。1月は、もちチーズ明太バーガーです。普通の切り餅をバーガーに挟みました(笑)。2月は、バレンタインチョコレートバーガーでした。パティをハート型にして、そんなに甘くないビターなチョコをソースに混ぜて。これ、全然出なかったんですけど(笑)、美味しかったんですよ。3月は、UFOバーガーです。ブロッコリーとミニトマトを側面に、温泉卵を真ん中に乗っけて、見た目をUFOっぽくしようと思っているんです」

 

誰も思いつかないような奇想天外のバーガー。佐藤さんは面白いことを常に考えている。3日に1度、女の子から電話がかかってきて、ニュースを聞けるサービスはどうだろう?とか、フマキラーのノズルに水鉄砲みたいなのを付けて、虫をポインターで捉えて銃みたいに殺虫剤が飛んだら面白いんじゃないかとか…。そんなことがしょっちゅう頭の中を駆け巡っているのだ。

 

「面白いことをしたいんですよね。なかなか形にならないんですけど、形になったら、それに吸い寄せられて、面白い人が集まってくるんじゃないかなって。そしたらもっと面白いことができるじゃないですか」

 

佐藤さんの名刺には、「すごいことになりそうだ」との文字。その文字には、自分への期待と励ましが滲む。ハンバーガーは、ごまかすことなく、丁寧にちゃんと作る。だけど、面白いことがしたくって、ユーモアたっぷりに楽しみながら、挑戦もしていく。

 

“ととらべべ”という、“父と子”という名のハンバーガー。幼い息子さんから“とと”と呼ばれている佐藤さんは、“べべ”である息子さんに、自分の生き様を見せているようにも思う。“ちゃんと作る。でも楽しく面白く”だ。

 

文/和氣えり(編集部)

写真/青木舞子(編集部)

 

 

ととらべべハンバーガー
国頭郡本部町崎本部16
0980-47-5400
11:00〜15:00
close 木・金
http://totolabebehamburger.com

 

2015 4月

 

中国貴州省に暮らす苗族は約430万人、独自の言語は有るが、長い流浪の間に文字を失ってしまった。苗族が日常生活上の農作業の合間に行う布づくりは、民族の存続に大きく関わり、伝統の民族衣装には民族の誕生や継承にまつわる伝説、先祖からのメッセージが込められている。また、負ぶい帯や帽子は民族の存続や幼子を包んで育てる際の護符としての役割も果たす。
苗族の女性たちは、根気と集中力、そして創造力をも要する民族衣装や負ぶい帯の制作における染織、刺繍などの一連の作業を経て、自然や先祖への敬意と感謝、そして、将来迎える母としての心構え、あらゆる困難に負けない忍耐力を育む。男性たちは衣装や負ぶい帯の出来具合をみて女性の力量を知り、結婚の判断材料にする。つまり布づくりという行為自体が、人間育成や社会形成という大きな役割を担っている。
本講座では、30年に渡る現地調査で見た・触れた、苗族の布づくりを写真と解説及び現地で収集した染織品を交えて紹介し、染織の原点である人と布との関係を再考する。(当館ホームページより抜粋)

 

開催日:5月16日(土)14:00〜16:00(開場13:30)
場所:沖縄県立博物館・美術館 3階講堂

 

http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1367

 

2015 4月

 

マーニー(クロツグ)やアダンの葉でつくった昔のてづくりおもちゃを画用紙やソフトテープでつくります。ものづくりの知恵が込められたおもちゃづくりに挑戦してみよう!

 

日時=【4・5・6月の毎週土曜日/所要時間30分】
1回目10時「馬グヮー」
2回目10時半「カタツムリ」
3回目11時「星コロ」
4回目11時半「ハブグヮー」
4.場所=沖縄県立博物館・美術館1Fふれあい体験室前
対象=5才から大人まで ※小3以下保護者同伴
受付=当日先着40人(各回10人)※9時から受付
参加費=100円

 

HP=http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=1363

 

2015 4月

 

えみおわす
エミオワスさんはオーガニックコットンやリネン インドのカディ タイの手織り木綿をつかって服作りをしています
昨年も人気だった ワンピース シャツ パンツ スカート ストールなどが並びます

 

House
ハウスの増満さんは革や金属 色々な素材と技法で生活道具の手仕事をしています
昨年も人気だった ヌメ革のサンダル スリッパ 革のかばん ポーチ 真鍮のアクセサリーなどが並びます

 

期間:2015年 4月10日 (金) – 19日 (日)
12:00〜18:00会期中15日(水)はお休みです
場所:ten
〒 901−2301
沖縄県北中城村島袋1497
TEL 098−894−2515
mail 10ten.jp@gmail.com
web http://ten-o.net/
blog http://d.hatena.ne.jp/ten-diary/
Facebook https://www.facebook.com/pages/Ten/1394144307526479

 

2015 4月

 

素

 

 

4月に入ってから沖縄は夏日が続いています。
ああ、暑い。
できることなら冬にもどってほしい。
一番寒い時の冬じゃなくて
ギリ暖房入れなくていい日の冬ね。
(↑こまかい)

 

でも仕方ないよね、
夏に突入してしまったのだから
僕も腹をくくって夏をいさぎよく迎えます。
不健康な発言で申し訳ありませんけど
クーラー命で夏をしのごうね!ぎゃふん。

 

 

 

素

 

 

暑い日を涼しげに演出する
かごバッグが[そ]に届いています。
編み方や素材、また合わせる衣服などによっても
いろいろな印象の変化をたのしめるかごは
夏にぴったりのマストアイテム。

 

今回[そ]に届いたのは
青森県のあけび蔓を使ってつくった
あけびかごのバッグと、
アフリカの水草やサイザル麻でつくった
かごバッグになります。

 

 

 

 

素

 

 

あけび蔓のかごバッグからは
織編手提げかごと

 

 

 

 

素

 

 

一本手持ち手提げかご

 

 

 

 

素

 

 

小判ホラ編手提げかご

 

 

 

 

素

 

 

妻胴張ホラ編手提げかご

 

 

縄文時代から続くあけび蔓細工は豊かな自然の恵みを利用する
先人の知恵が受け継がれています。
とくに青森のあけびは色が濃く良質なことで有名。
あけび蔓のかごは少々値が張りますが
使うほどにツヤが増し、長く愛用できる一生モノです。

 

 

 

 

素

 

素

 

素

 

 

アフリカから届いたかごは色彩豊かな
ブルキナファソのブルキナバスケットに

 

 

 

 

素

 

素

 

素

 

 

ヤシの葉から編み上げた
マルシェかご

 

 

 

 

素

 

素

 

素

 

 

横長サイズのモロッコの水草をつかってつくった
かごは持ち手に革が巻かれているタイプも。
ピクニック用としても重宝します。

 

 

 

 

素

 

素

 

 

また、ナチュラルな風合いの
ケニアのサイザル麻のバッグや

 

 

 

 

素

 

 

ミニショルダーバッグも
届いています。

 

 

 

 

青森のかごにアフリカのかご、
どちらもそれぞれに魅力がありますが
かごは使うほどに味わいが増していき
大事に使えば長く愛用することができます。
色やツヤなど時間をかけて
ゆっくりじっくり、とその変化とともに
育てていくたのしみもあります。

 

 

素

 

 

暑く長い沖縄の夏も、かごバッグで涼しげに。
目隠しには風呂敷や手ぬぐいなどをつかいながら
季節やその日の気分に合わせたコーディネートを
楽しんでみるのもおすすめです。

 

以上のかご作品は4月4日(土)より
[そ]の店頭に並ぶ予定です。

 

 

 

 

 

* 4月、5月は臨時休業がある場合がございますので
ご来店前にブログのチェックをおすすめしております。

 

 

 

 

写真・文 タナベユウヘイ(雑貨屋[そ]店主)

 

雑貨屋[そ]sso
住所: 沖縄県宜野湾市大謝名1-24-18
TEL:098-898-4689
OPEN: 12:30-19:00 (CLOSE/Wed & Thu)[臨休あり]
HP:http://sso-design.jp/zakka.html
ブログ:http://sso.ti-da.net

 

2015 4月

 

桜坂市民大学よりお得なワンコイン講座のご紹介です◎
桜坂市民大学とは桜坂劇場が運営する体験型ワークショップです。うちなー芝居講座や脚本講座のような個性的な講座から、ヨガや生け花のようなカルチャースクール的な講座を毎期150以上ご準備しています。皆様の日々の生活に新たな彩りを添えていただけるはずです。
4/1(水)より、いつもの講座の1回分が500円で試せるワンコイン講座がスタートします。イタリア語やチョークアート、ベリーダンスに空手といった幅ひりラインナップでみなさんをおまちしています。
ワンコイン講座を受講後、本講座申込の方にはワンコイン割というお得な割引もあります。
みなさんのお申込みお待ちしています!

 

詳細はブログ、またはフェイスブックにて随時更新しています。
お気軽にお問合せください。
桜坂劇場 098-860-9555
市民大学担当まで

 

期間:4/1(水)〜 
場所:桜坂劇場(那覇市牧志3-6-10)

 

HP http://www.sakura-zaka.com/daigaku.html
ブログ http://simindaigaku.ti-da.net/e7314529.html
Facebook https://www.facebook.com/sakurazakadaigaku

 

2015 4月

 

県産のフルーツを使って、見た目にも綺麗でおいしい酵素液を作ります。
今回より白糖だけでなくブラウンシュガーも使う予定です。
酵素のお話やフルーツの選び方、砂糖の話などなどもします。
詳細はブログやFacebookをご覧ください。

 

開催日:4月13日(月) 10時〜
場所:ビン food cafe ‘eju’
南城市玉城當山124 COCOCOのおにわ

 

http://binfood.ti-da.net/e7408790.html
http://www.facebook.com/cafe.eju