Artist: サユリニシヤマ
会期: 2019/ 7.13 Sat – 7.28 Sun
※火/水 定休日
時間: 13:00-20:00
会場: PIN-UP (沖縄県 宜野湾市 真栄原2-19-1)
入場無料
茨城を拠点に活躍する写真家、サユリニシヤマ による沖縄初個展『Icon』が開催。
『Icon』(イコン)は魚市場に置かれた(さばかれた)魚たちを撮影した作品群。
魚市場では日々繰り返される当たり前で普段なら通り過ぎてしまう光景を、サユリニシヤマが独自の視点で切り取っている作品となっています。
今勢いのある県外若手作家の展覧会に是非足をお運び下さい。
・作家ステートメント
近所の魚市場に、観光客の見える場所に捌いた魚のゴミが捨ててあった。
写真を撮っていたら自分の周りに人だかりができた。どうやら私が写真を撮り始めるまでゴミの存在に気づかなかったらしい。象徴的な出来事だった。
写真は見えないものを見えるようにする力がある。
イコン画というものがある。宗教画や聖像という意味だ。神は目に見えないから見えるようにする必要がある。私がやっていることも、見えないものを見えるようにする作業である。
魚にとってこの出来事は天災だ。海から得体の知れない存在(人間のこと)に誘拐されて殺されて、要不要に分けられて価値付けられる。ゴミ箱の魚とテレビで見る体育館で毛布にくるまる被災者の姿が重なった。きっと、努力ではどうにもならない理不尽な暴力を目の前にして、何もできない顔が似ている。
天災は神の裁きと言う。神が人を裁く。魚を選り分けることを捌くと言う。人が魚を捌く。皮肉めいたダジャレ。
この作品を制作していると、自分が神になったかのような気持ちになりながらも、神の与える理不尽を受容するしかない気持ちにもなる。
・Biography
Born in Ibaraki Prefecture, Japan, in 1996; based in Mito and Tokyo.
SOLO EXHIBITION
2019 September/Icon/Tap gallery,Tokyo.
2017 May-June/un-found-ation/c7c gallery and shop,Nagoya.
2017 November/All pics are images/,Vegetable Corporation,Tokyo.
2017 November/Icon/PARK GALLERY,Tokyo.
GROUP EXHIBITION
2019 March/Image was gone away/kyu-horie shika,Ibaraki,Japan.
2018 March/Icon/Tougenkyo art festival,Kitaibaraki city.
2017 March/WARAWARATO/Hitachi no Kuni Soujagu Shrines,Ibaraki,Japan.
2017 June/Icon/ Reijunkan, Ibaraki, Japan.
2017 September/Icon/ space BUFF, Ibaraki, Japan.
2017 September-October/Icon/PARK GALLERY, Tokyo, Japan.
2017 October/Icon,/(VECTOR_2017),cafe and space MONOKOTO~vacant land~,Nagoya.
PUBLICATIONS
2016 /in a bag/published by CREVASSE, JAPAN.
2016 /un-found-ation /published by CREVASSE, JAPAN.
2017 /Icon /published by CREVASSE, JAPAN.
サユリニシヤマ
http://otakiwataru.wixsite.com/crevasse/sayuri-nishiyama
http://syr-nsym.tumblr.com
PIN-UP Gallery
〒901-2215
沖縄県 宜野湾市 真栄原2-19-1
営業時間 13:00-20:00
定休日 火/水
http://www.pinup.website/