平成24年度博物館企画展  「沖縄復帰40周年記念 紅型BINGATA 琉球王朝のいろとかたち」関連催事 シンポジウム「紅型からのメッセージを解く」

紅型シンポジウム
 
今、私たちが目にする紅型は、琉球の周辺にある様々な染織技法や模様を取り込みながら、現在の姿に完成したものです。本シンポジウムでは、紅型とは何なのか、紅型研究の立場から迫り、また新たな染織の動きを紹介しながら、紅型のこれからを探ります。
 
日時:5月19日(土)13:00~16:30(開場12:30)
会場:3階講堂
参加費:無料
定員:当日先着200名
※館内行事の都合上、当日は駐車場が満車になる可能性があります。
時間に余裕をもってご来館ください。
 
■日程
13:00~13:05 日程の確認
13:05~13:10 挨拶 
13:10~13:20 趣旨説明・講師紹介 企画展担当学芸員 與那嶺一子
13:20~14:20 基調講演 長崎巌氏(共立女子大学教授)「紅型と日本の染織」
 
琉球で生まれた紅型ですが、その意匠には日本の染織意匠の影響が濃厚に見られます。こうした現象が生じた背景には、日本の染織品の外見上の模倣だけでなく、琉球と日本の文化的交流による視界階層における価値観の共有があったと考えられます。また紅型の意匠に見られる特徴から、紅型の技法発生に関しても見解を述べます。
意匠(いしょう):美術・工芸・工業品などの形・模様・色またはその構成について、工夫をこらすこと。また、その装飾的考案。デザイン。(『広辞苑』より抜粋)
 
14:20~14:35 休憩(15分)
 
14:35~15:35 報告(各20分)
(14:35~14:55)伊差川洋子氏(染色家)「浦添型復元から見えてきたこと」
(14:55~15:15)平田美奈子氏(染色研究家)「紅型の色と模様-鎌倉資料の整理を通して-」
(15:15~15:35)名護朝和氏(沖縄県立芸術大学准教授)「沖縄県立芸術大学での取り組み」
 
15:35~16:15 ディスカッション(40分)
パネラー:長崎巌氏、伊差川洋子氏、平田美奈子氏、名護朝和氏、與那嶺一子(コーディネーター)
 
16:15~16:25 質疑応答 まとめ(10分)
16:25~16:30 お知らせ
 
掲載ホームページ
http://www.museums.pref.okinawa.jp/museum/topics/detail.jsp?id=827