組踊公演 「西南敵討」

 

「西南敵討」は名護市字宮里にのみ保存・伝承されている演目で、不意討ちにより親を殺された2人の若按司と元家臣たちによる仇討ちの物語です。亡き父の幽霊が出てきて若按司を助けるという珍しい物語展開や、若按司や元家臣によるそれぞれの武芸の手並みの披露、クライマックスの仇討ちの場面など見どころの多い作品です。平成18年以来の2回目の上演を是非お楽しみ下さい。

 

-演目-

 

【第一部】琉球舞踊 男性舞踊家の世界 ~ 舞ふくらしゃ ~
むんじゅる / 前田浩樹
浜千鳥 / 宮城喜朋
取納奉行 / 東江裕吉
汀間とぅ / 石川直也

 

【第二部】組踊「西南敵討」
統括・立方指導/親泊 興照  地謡指導/西江 喜春
[あらすじ]
西原城主の棚原の按司に仕えていた呉屋の大主は、一生を臣下のままで終えることを嫌い、棚原の按司を急襲し城を乗っ取り殺してしまう。また、棚原の按司の義兄弟・南風原の按司も、仇討ちを恐れた呉屋の大主に不意を襲われ命を落とす。
一方、難を逃れた南風原の若按司とその弟は、国頭の山中で亡き父の霊の導きで忠臣・本部大主との再会を果たす。南風原の若按司らの一行は、呉屋の大主討伐に向かう道中、同じ境遇をもつ棚原の若按司と偶然出会い、ともに力を合わせて呉屋の大主を討つことを誓う。南風原の若按司と棚原の若按司の両陣営は、かつての家臣達を集め、本部大主が考えた計略を携え、仇敵・呉屋の大主のいる西原城へと攻め込む。
[配役]
呉屋の大主 / 嘉手苅林一
古波津大主 / 親泊久玄
嘉手苅の比屋 / 池間隼人
小那覇の子 / 呉屋智
掛保久の子 / 伊野波盛人
南風原の按司 / 親泊興照
南風原の若按司 / 金城真次
亡父 / 儀保政彦
本部大主 / 名嘉山佑一
神里の比屋 / 岸本隼人
棚原の若按司 / 佐辺良和
石嶺の比屋 / 平田智之
安里の比屋 / 川満香多
供一 / 神谷清一
供二 / 山崎啓貴
供三 / 石川直也#1
[地謡]
(歌・三線)花城英樹・上原睦三・玉城和樹 (箏)安慶名久美子
(笛)宮城英夫  (胡弓)川平賀道  (太鼓)石嶺哲
※演目、出演者等は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
#1 出演者変更:「山入端實」から「石川直也」に変更(H25.9.13)

 

公演日:2013/10/19(土)
開演時間:14:00
場所:国立劇場おきなわ 大劇場 
入場料:一般3,000円 (全席指定)
お問い合わせ:国立劇場おきなわチケットカウンター 098-871-3350