私は好きです。この世界観。
全体を通して、色がとにかく美しく、おとぎ話の絵本を、映画で観ているようでした。
前半は、インドのシーン。
パイの子供時代なども、非常にユーモアにあふれていて、なかなか笑えます。
パイ役は無名のスラージ・シャルマ。この子は実際、空手が得意らしく、身体が鍛えられててなかなか良かった。
目がきれいだよね。かわいい。
たくましいパイ役にぴったり。
パイのお母さん役、タブー。きれいだよね~。
パイのガールフレンドのアナンディを演じた Shravanthi Sainath も相当かわいい。
私は、このヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を読んだことがないのですが、読んでみようと思いました。
あんな嵐の中を生き延びることも、トラと一緒に漂流することもとっても現実離れしているけど、これが物語や映画の醍醐味。
ファンタジーですね。
この映画は、宗教の話とか、動物との共存とかいろんなことを盛り込んでいます。
押しつけがましいのはとっても勘弁だけど、この映画は、そんなことはないです。
人間界、動物界、生きとし生けるもの、what’s the difference? (何の違いがある?)
3Dで観ましたが、これは3Dで正解。
ベンガルタイガーのリチャード・パーカー、この名前が笑える。
しかも、なぜわざわざフルネームで呼ぶのか?(笑)
エンディングで、この物語の真実はどこにあるのか? が観客にゆだねられます。
結構衝撃的でした。
私は、いまだに、どう受け止めていいかわかりません。
なんだか、教えがいっぱいある映画であり、センスがいい映画です。これは劇場で、是非。
KEE
<ストーリー>
1976年、インドで動物園を経営するパイ(スラージ・シャルマ)の一家はカナダへ移住するため太平洋上を航行中に、嵐に襲われ船が難破してしまう。家族の中で唯一生き残ったパイが命からがら乗り込んだ小さな救命ボートには、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、ベンガルトラが乗っていた。ほどなくシマウマたちが死んでいき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。残り少ない非常食、肉親を失った絶望的な状況に加え、空腹のトラがパイの命を狙っていて……。
<キャスト>
キャスト
スラージ・シャルマ
イルファン・カーン
ジェラール・ドパルデュー
他
<沖縄での上映劇場>
シネマQ
098-951-0011
那覇市おもろまち4-4-9 那覇メインプレイス2F
HP:http://www.startheaters.jp/cinemasq
サザンプレックス
098-835-6600
島尻郡南風原町字宮城371-1
HP:http://www.startheaters.jp/southernplex